みんなのシネマレビュー

デストラップ/死の罠

Deathtrap
1982年【米】 上映時間:116分
サスペンスミステリー戯曲(舞台劇)の映画化
[デストラップシノワナ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-01-06)【レイン】さん


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督シドニー・ルメット
助監督バート・ハリス(第1助監督)
キャストマイケル・ケイン(男優)シドニー・ブリュール
クリストファー・リーブ(男優)クリフォード・アンダーソン
ダイアン・キャノン(女優)マイラ・ブリュール
ジョージ・ペック(男優)舞台俳優
ヘンリー・ジョーンズ[男優](男優)ポーター・ミリグリム
ジェニー・ルメット(女優)
原作アイラ・レヴィン(戯曲脚本)
脚本ジェイ・プレッソン・アレン
音楽ジョニー・マンデル
撮影アンジェイ・バートコウィアク
製作バート・ハリス
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジェイ・プレッソン・アレン
配給ワーナー・ブラザース
美術トニー・ウォルトン(プロダクション・デザイン)
ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr(小道具)
ジョージ・デ・ティッタ・Jr
衣装トニー・ウォルトン
編集アンドリュー・モンドシェイン(編集補)
字幕翻訳岡枝慎二
その他ジョセフ・M・カラッシオロ(ユニット・マネージャー)
リリス・ジェイコブス(シドニー・ルメットのアシスタント)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
12


34.《ネタバレ》 推理小説好きなら、観ておきたい価値のある映画「デストラップ 死の罠」。

原作はアイラ・レビンで、ニューヨークのブロードウェイで、延々ロングランした舞台劇の映画化作品だ。

この舞台劇は、ロンドンで大ヒットした、アガサ・クリスティの「ねずみとり」に刺激され、触発されて、製作された気配が多分にあるのだが、イギリス的な本格ミステリの構成とムードを持ちながら、裏側にいかにもアメリカ人好みの乾いた感覚が秘められているのだ。

この映画の演出は、ニューヨーク派の名匠シドニー・ルメット監督。
二幕仕立てという舞台構成を、そのまま映画に持ち込む事で、その構成自体をサスペンスに利用したところは、ミステリ好きを喜ばせる演出だと思う。

才能の枯れたスリラー舞台作家。
若者の持ち込んだ脚本が、あまりにも見事なので、それを自分のものにしようと計画を立てる。
そして、妻をも計画に誘い込み、自分の家で、この若者を殺そうとするのだ。

登場人物は、この三人と近所の奇妙な老婦人だけ。
そして、主な舞台は、この家だけ。
陪審員の控室のみで、あれ程の緊張感と迫力を創り上げた「十二人の怒れる男」の監督だけあって、この限られた場所、その大道具を逆に生かして、二重三重のドンデン返しを語って見せるのだ。

作家のマイケル・ケインも、妻のダイアン・キャノンも、ベストの演技を示している。
そして、青年はあの「スーパーマン」でブレイクしたクリストファー・リーヴだが、複雑な性格の役を陰影を込めて演じていて、実に素晴らしい。

こうしてみると、舞台で練られたミステリの面白さを、単に映像化しただけだと思われがちだが、ところが実はさにあらず。

プロローグに映画ならではのトリックが、はめ込まれているのだ。
実のところ、私はこの部分で完全に騙されてしまった。
憎い人だ、シドニー・ルメット監督。 dreamerさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-08-24 16:59:08)

33.《ネタバレ》 「世の中でもっとも殺人を犯す可能性が高いのはミステリー作家である」という警句(?)を昔なんかの本で読んだ記憶があるが、じっさいフィクションの中では殺人に手を染めるミステリー作家は後を絶たずという感じ。ミステリー作家が主人公でほぼ密室劇だしマイケル・ケインが主演となればどうしても『探偵[スルース]』が思い出されてしまいますが、本作の方がブラック風味は濃厚。ダイアン・キャノンの死からは何となく展開が予想された通りになるけど、お約束通りのどんでん返しの連続とマイケル・ケインの芸達者ぶりが光っていてさほど飽きさせられることはなかったです。そして監督が名匠シドニー・ルメットなのでそつなくまとまっているけど、こういう題材は凡庸な監督だと大惨事になってしまうので注意が必要。まあ監督が全盛期のビリー・ワイルダーだったら、そりゃ傑作と呼ばれる映画になっていたかもしれないけどね。あとケインが主役のせいだけでなく、全体の雰囲気が英国が舞台のようになっているのが面白い。最後に美味しいところを全部霊媒のおばさんが持っていっちゃうオチは、ブラックで個人的には好みです。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-26 23:06:17)

32.かなり好きな部類です。マイケル・ケインとクリストファー・リーヴの共演もたまりません。
「細部にこだわりすぎると駄作」になる。目から鱗。
日常にないハラハラ・ドキドキをくるくる回るカメラアングルで強調して、あれからすべてが始まるんですね HRM36さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-30 23:16:13)

31.元々は戯曲なんですよね。
舞台劇が好きな方なら楽しめるかもしれませんが、如何せん、セリフのやりとりが団長でつまらないです。
どんでん返しといっても使い古されたものばかりなので、リアルタイムで見たとしても点数はこのくらいかと思います。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-25 10:03:53)

30.《ネタバレ》 落ち目の劇作家が、教え子の傑作を盗むために殺す! と見せかけて・・・いい意味で騙された(笑)。だが全体的に長くて、退屈な映画の印象。もしテレビドラマの30分枠(実質20分)なら傑作かもしれない。

(初見では)机の鍵を開けようと奮闘するシーンが意味不明。
キャラにもセリフにも快感がなく、観ていて疲れた。
たぶん、最初にストーリーありきの作品で、キャラがコマ扱いで魅力なし! だから楽しめなかったのだろう。

DVDレンタルで観たが、中古の五百円、レンタル落ちで二百円でも買いたいと思わない。だから6点。 激辛カレーライスさん [DVD(字幕)] 6点(2018-03-05 03:38:49)

29.《ネタバレ》 奥さんが標的だったというのは意外で楽しかったのですが、そこからがまったりした雰囲気になってしまい、長く感じました。 次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 5点(2014-03-10 14:28:51)

28.《ネタバレ》 うまく使えば後世に残る「どんでん返し映画」になるようなどんでん返しトリックを、ホント下手くそに使ってしまったように思えて悔やまれます。
出演者の容姿、会話、セットなどが典型的なアメリカホームドラマ風で冒頭から違和感ありありでしたが、これをストレートにオチに持ってきたほうがまだ良かったような…。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 19:57:13)

27.《ネタバレ》 物語の中心はタイトル通り"デストラップ(死の罠)"。この劇中劇がこの映画の中で演じられているのを私達は観る、という虚実皮膜が何重かに張り巡らされた何とも凝った作りなのですが、オチに意外性が乏しく(単に魅せ方が悪いということもあるかと)、全編に渡って軽妙な雰囲気であるので、それほど面白くなかったというのが正直なところです。 民朗さん [DVD(字幕)] 5点(2013-12-20 13:25:43)

26.どんでん返しの瞬間ってのは、独特の爽やかさがある。いままでのストーリーが、新鮮に更新されるっていうか。映画の観客を引っ掛けるための偽の伏線ぽいシーンもあり、油断は出来ない。雷鳴の中で一瞬浮かぶ女性の姿にドキドキさせられたのも、それ? 実際の舞台だったらもっと面白かったろうというところもあるが(舞台の設定を朗読する)、電話をかけながらカメラの周りをグルグル回る映画ならではの迷宮感みたいなものもある。「世間は露出を好むんだ」なんてせりふ原作のものなんだろうが、『ネットワーク』の監督のものと思っても納得いくな。M・ケインがこそこそと室内を走り回る図が、おかしかったです。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-24 10:03:47)

25.《ネタバレ》 一般に、「“ドンデン返し”があります」と言うだけで一種のネタバレになりかねないので、一応「ネタバレ有」にしておきますが、本作はその方面での代表作みたいなもんなんで、今更、という気もしますが。まあ、一見すると、“ドンデン返し”のみに頼った凡作、という感じですけどね、しかしその凡作っぽい装いが、実は油断ならないのです。三流スリラー作家を演じる主人公のいかにもボンクラな表情。騒がしいばかりのボンクラな妻。そこにやってくるのはスーパーマンで皆さんお馴染みの大根役者。そこに展開されるのは、三流作家が企む二流の陰謀劇、入れ子構造になったこのボンクラぶり。「何やねんこの作品は」とか思いつつ観ているうちに、観ている私もボンクラであることを思い出し、作品との間に妙な共犯意識が生まれてくる。なんと、この私まで含めたボンクラの階層構造だったとは。そのピラミッドの頂点でルメットが笑ってます。この作品、もっとスマートに作ることも出来たとは思いますが、それをやってしまうと多分、最後に白けてしまう訳で、これぞ“ボンクラ”活用法の良い例でしょう。“ドンデン返し”というもののあるべき姿を、見事に示しています。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-30 11:29:22)(良:1票)

24.劇中のシーンがほとんど家の中という、舞台劇を観ているようなミステリーサスペンス。
ストーリーは練られていて中々面白い。特に中盤過ぎの展開は、思わず「あっ!」と唸ってしまった。
ただし後半からは流れが妙に落ち着いちゃって、徐々にパワーダウン。ラストのオチも、ちょっと無茶っぽいです。ここで「やられたぁ」という強烈なインパクトがあれば、名作になったんだろうけど・・・。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2012-11-21 02:11:26)

23.《ネタバレ》 「力を抜いてみる作品」というイメージを持っているので、そのイメージで考えると6点あたりなんですが、初めてみたときの年齢(20代でした)もあるのでしょうが、かなり面白く感じたので7点で。2転3転する話が楽しかったこと楽しかったこと。舞台劇の舞台にカメラマンが上がってきて撮影しているかのような、こじんまりしたムードと、奥さんの大げさな驚き演技で「あ、そういう軽めの映画ね」という構えがきちんと持てて作品に接することが出来たのも良かったのだと思います。マイケル・ケインとクリストファー・リーヴが実はゲイ関係なんていう展開もなかなか面白く印象に残ってます。そういう目で見ると「ああ」と納得できそうな二人の感じが良く出来てるなと思ったものです。マイケルはいろいろクセのある役をこなしてきているし『殺しのドレス』でのキャラもあって犯罪者+ゲイというイメージは付けやすくはありますが、『スーパーマン』ことリーヴのあのファッションとゲイ演技は「うひゃひゃ」な面白さでした。ラスト、まんま舞台劇にシーン展開するのも印象的でした。軽いタッチの作品にマッチしてるといえばマッチしているけど、ルービック・キューブをモチーフにしたポスターはこの映画の出来をうまく伝えられていないのが残念。あのポスターでは「観てみようかな」の気が起きにくい。 だみおさん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-17 06:01:26)(良:1票)

22.舞台劇の雰囲気を損なわずに映画化し、それがまた後半のどんでん返しにも繋がっている巧みな脚本。
霊媒師の胡散臭さなど多少の粗もあるけれど、役者の力量もあって気にならないほどひきこまれる。
オチも楽しく、二転三転系の娯楽映画としてはかなり完成されていると思う。 poppoさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-11-05 20:11:07)

21.《ネタバレ》 最後はヘルガの一人勝ち。
予測できませんでした。またからんでくるだろうとは思っていましたが。
もしかすると最初からヘルガはこうなることがわかっていて、ブリュール家に来たのでしょうか?最後は自分が原稿を手にして、皆死ぬことが霊能力でわかっていたとしたら、ヘルガが一番恐ろしい。霊能力最強じゃないですか。
というか、ミステリーで霊能力を持つ人が一番強いって身もふたもないのでは?
でも面白かったです。ホモ設定だけは気持ち悪いので、いらなかったかな。 たきたてさん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-05 11:01:47)


20.マイケル・ケインの目力を改めて実感します。何となく想像した通りであったラストにがっかりしましたが、二転三転する中での登場人物の絡みは見応えがありました。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-01 19:34:20)

19.《ネタバレ》 スリラーだと思ってたが最後の瞬間ホラーに変わった。「インガ(ヘルガ)は無事だったわ!」というセリフと共に最後の瞬間役者が入れ替わったからだ。現実の物語で生き残ったヘルガが脚本を手にしたということか…しかしその「現実の物語」も、あえて大げさな臭い芝居といかにもセットな家という舞台風の構成がなされており解釈を多様化している。中々に深いサスペンス。元は舞台作品とのことだが映画にしかできない表情を中心とした心理描写でスリラーとして進行させる演出が鋭い。佳作です Arufuさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-10 17:08:10)

18.公開当時どんな評価だったのか…人物描写は薄いが緊張感はそこそこに持続する佳作、なんともほめにくい作品 楊秀清さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 16:21:23)

17.《ネタバレ》 うーん、そういう事するのか。悩ませるねー。でも、中盤はちょっと退屈だし、やっぱルメットさんのテンポはあんまり好きじゃないかも。 すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-03 19:09:42)

16.《ネタバレ》 色々気になる部分もありつつ、結構好きです。 虎王さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 15:07:49)

15.《ネタバレ》 映画におけるサスペンス作品は、舞台設定と登場人物が限られる程、「上質」になると思っている。

そもそも“サスペンス”とは、ある状況における「不安」や「緊張」といった心理描写を描いたものであり、設定に制約がある程に、その緊迫感は高まることは必然だと思う。

ただし、もちろんそこには、限られた映画世界の中で、緻密な人物描写と研ぎ澄まされた台詞回しが絶対不可欠なわけだが。

この映画は、そういった「上質なサスペンス映画」に不可欠な要素を充分に備えた傑作と言える。

落ち目の舞台作家が、ある日届いた作家志望の青年の作品が引き金となり「殺人」を画策することから物語は転じ始める。

以降、ストーリーの舞台となるのは、作家の豪邸内のみ。後はほぼ作家と作家の妻と作家志望の青年ら限られた登場人物たちが織りなす会話劇で展開される。

二転三転……いや四転五転とするストーリー展開の中で、互いが見え隠れする心理を探り合い、あぶり出そうとする掛け合いこそが、この作品のハイライトだ。

観ている側は、まるで登場人物たちの滲み出ては覆される心理の裏側を、覗き観ているような感覚に陥り、思わず息を呑む。


中盤以降の心理戦は、同じくマイケル・ケインがジュード・ロウと共演した「スルース(2007)」を思い起こさせた。
(というよりも、原作は同じなのではないかと思わせる程だった。少なくとも今作に対するオマージュが含まれていたことは間違いない)

「スルース」は、マイケル・ケインとジュード・ロウの男同士の“妖しさ”が印象的な映画だったが、今作のクリストファー・リーブとの絡みにも独特の緊張感と妖しさが溢れていた。

今作は、クリストファー・リーブが「スーパーマン」になってからの作品であるから、彼がキャラクターに頼らない確かな演技力を持ち合わせた良い俳優であったことを改めて認識させられた。

もちろん、25年の月日を経ても変わらぬ魅力を放ち続ける、ナイトの称号を持つ英国俳優に対する尊敬は尽きないが。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-12 12:39:19)(良:3票)

別のページへ
12


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.24点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
425.88% line
5926.47% line
6823.53% line
71029.41% line
8411.76% line
912.94% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

1983年 3回
最低助演女優賞ダイアン・キャノン候補(ノミネート) 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS