みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.理詰めオンリーでは解釈不能です。あまり物事を深く考えたくない人、すべてにおいて合理的な説明を求める人には向かない映画のようです。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-02-15 19:53:38) 18.《ネタバレ》 映像はともかく、脚本に不満が残る。 後になって全体のあらすじを思い描いてみるとそれなりに面白い気がするのだが、なぜかいまいちだった。この笑わない主人公との距離を縮めることができなかったのと、台詞が味気ないのが要因だろうか? どうも表層的で実感の伴わない台詞が多かったような気がする。 しかし終盤での主人公の精神的な崩落の過程についてはすごく面白かった。とくに題名にもなっているあの容赦のない暗殺の場面は、恐慌状態の夫妻とはコントラストをなすファシストたちの冷静さが恐ろしい。不自然なほど垂直に伸びた木々が並ぶ騙し絵のような森の風景は独特の美しさで、そこで進行している行為の残虐さを浮き上がらせていた。 ラストのどんでん返しも秀逸。後半の筋書きがよかっただけに、それ以前の脚本をもう少し煮詰めてほしかった。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-13 22:18:01) 17.うーん…「結局、主人公は何がしたかったの?」って思いまして、ここを読むとどうやら主人公は何もしたくなかったようですね。そのあたりに僕の勝手な展開予想と差異がありまして上手く入り込めませんでした…。この映画が有名監督の作品ということもまったく知らずに観まして。「色彩、構図に狙いがあるのか、ただカッコよくみせたいのか。もっと緩急をつけてくれないと。」なんて思ってみてしまいました。「詩の出の人」って聞くと「なるほど、そうか」と思います。繊細な映画だったんだなあ、と。 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-18 17:22:15) ★16.徹底的に細部まで腐心した、名匠ベルナルド・ベルトルッチの究極の演出。あまりにも神経質に細部にまで執りすぎ、一部で崩壊さえ見受けられるが、それさえも、ある種の凄味に思える。脚本と役者の演技は凡庸で、台詞も単体では印象的ではあるものの、映画の流れで見ると浮いているように思える。しかし、ベルトリッチの演出は鬼気迫ると言っても過言でなく、息を呑むとは、まさにこのこと。弾けた瞬間に消えてしまうような、ベルトリッチの身を削るような小さな演出に心打たれる。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-20 06:12:39)(良:1票) 15.《ネタバレ》 初めて観る作品で三日続けて三回観ました。普通に生きたい、皆と一緒でありたいと願うマルチェロですが、体制に、権力の中に身を置き、傍観者として自分の意志を持たず、日々流されていくのが普通なんでしょうか。保身のために、友、恩人、愛する人を裏切り見殺しにする生き方を大なり小なり誰もがしていると監督は言いたいのでしょうか。生気の失せた妻の姿、トラウマの源が生きていた事に驚愕するマルチェロの姿は、こんな生き方は普通ではないが、この生き方しかできないというどうしようもないやりきれなさを感じました。そして、この作品のワンシーンの何処をとっても絵画として観賞できるハッとする美しさ、全編に漂う妖艶さ、役にピタリとはまるトランティニャン。一回目より二回目、二回目より三回目と観れば観るほど惹きこまれました。映画は芸術でもある事を実感させてもらいました。 【The Grey Heron】さん 10点(2004-08-21 00:02:37)(良:1票) 14.集団のダンスシーン、女性同士のダンスシーンが凄く気に入っています。ファシズム関連は私には少し難しい内容なのですが、クールで底冷えのする映像が印象的でした。 【ピンク】さん 6点(2003-12-19 15:34:34) 13.ジャン・ルイ・トランティニャンは地味ですが、なんともいい俳優だなと思います。ドミニク・サンダが森で逃げまどうシーンも強烈ですが、最初にチラリと出てきた時の存在感もすごいです。 「まじめすぎはまじめではない」というセリフがヤケに残ってしまいました。あとネタバレになりますが、ラストのマルチェロが男に言うセリフも考えさせられます。ほんの些細なことで人生は180度も変わってしまうものです。 【omut】さん 7点(2003-09-30 02:14:47) 12.全体に主人公の内面が伝わって来ず・・・好きな映画ではない。ただ、暗殺の場面、こんなコワイシーンは見たことが無い! 【Tomo】さん 9点(2003-04-27 18:27:58) 11.主人公マルチェロの孤独感を、青を基調とした完璧な映像美で表現されている。時代に流されることしかできない男、それに翻弄される者達、サスペンスに芸術性が伴った傑作。ラストの仲間をファシスト呼ばわりし、保全を第一に考えるマルチェロの姿に痛烈な社会批判を感じる。 【ゆたKING】さん 10点(2002-12-11 23:59:08) 10.完璧な映画!「完成し過ぎていて味気ない」と言う人もいるのではないかと思うほどの作品です。この頃から既に世界のベルトリッチだったんですね~ 【クロマス】さん 9点(2002-12-11 22:58:52) 9.《ネタバレ》 ベルトルッチ最高の作品!!少年時代の忌まわしい体験から、周りから切り離された疎外感を感じる主人公。だからこそ、大衆に支持されるファシストに足を突っ込み、自分の疎外感を振り払おうとするが、やはりファシストにも成り切れず、一人車の中で身じろぎも出来ない。体制崩壊後にファシストの先導者に詰め寄る場面でも、大衆の行列が過ぎ去ると、先導者は意図せず流れの一部になるのに対し、主人公は一人取り残される事になる。自分の拠り所を確保するため、組織の一員であろうとするが、誰とも分かり合えない孤独な映画だと思います。 【ヨシオ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2002-11-14 23:18:10) 8.ファシズム政権のさなか、幼年時代のトラウマを抱えながら、平凡に生きようとするマルチェロを、ジャン・ルイ・トランティニャンがポーカーフェイスで見事に演じきっています。そして、この映画に花を添える二人の女性達、“フランス女”ドミニク・サンダの退廃的な美貌と“イタリア女”ステファニア・サンドレッリの色香がえもいわれぬ妖しいムードを作り出していました。 映像の美しさも必見です。 【リリー】さん 9点(2002-10-28 01:53:43) 7.画がもうまさに芸術的ですね。特に森での暗殺シーンなんか、なんかわからんけどすごいね、、、。話は??デシタケド、、、。 【あろえりーな】さん 6点(2002-10-22 21:12:25) 6.原作に比べると物語は「?」ってトコもありましたが、スタイルの美観にクラッときました。足元に虚無の深淵が広がっているのに、すがりつく樹を見出せない・・・そんな苦しみ哀しみがヒンヤリ伝わって、ある意味怖かったです。 【毬】さん 9点(2002-06-06 21:09:39) 5.映画の官能美はもちろんだが、オリジナルの予告編もすばらしい。今見ても、全く色褪せない。ベルトルッチの野心ががんがん伝わってくるような気がする。 【美琴】さん 7点(2001-12-07 21:03:05) 4.映像と演出は素晴らしいと思う。主人公の回想がそのまま映画のストーリーになっているようだがそのことに何の説明も付けずただ演出だけであそこまで主人公の心の歪みのようなものを表現できる監督はなかなかいないと思う。 【みか】さん 7点(2001-07-25 21:50:26) 3.監督曰く、”青の色調に仕上げた”そうで、確かに全てが青色に表現されており、ファシスト時代のヒューマニズムを失った冷たさが伝わってくる。しかし一方で、映像のみに力を入れたみたいで、ストーリー性は殆ど無いと言っていい。イタリアのファシストを強烈に非難する訳でもなく、また反戦映画と言う印象も受けない。とにかく映像美を楽しむための映画であり、それ以上を期待しない方がいい。実験的映画を作るのもいいが、どこかのサッカー代表監督が、「今回の試合はテストだから負けてもいい」と言っているみたいで、こう言う台詞を聞くと、いつも馬鹿にされてるみたいな気にさせられる。 【☆】さん 7点(2001-02-05 06:17:22)(良:1票) 2.個人的に好きな監督の作品だし、この青色に統一された色彩は感動的だった。ストーリー性は全くないけど、それがまた何故か惹き込まれてしまった。 【イマジン】さん 8点(2001-01-26 12:44:49) 1.当時の冷酷さがよく伝わってくる。ベルトルッチはドラマがいい。 【プリン】さん 8点(2000-11-14 11:17:37)
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