みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.《ネタバレ》 歯形以外ぐちゃぐちゃな死骸の描写であったり、白っちゃけた小さな虫がたかり蠢いている描写であったり、主人公の片方の眼球が内出血で赤くなっている描写であったり、これでもかと精緻な映像でリアリティを追求すると、ある種芸術の域に達するとともに、どこか嘘くささが出てしまうものなのだなぁと感じてしまった作品。CG技術が未熟な時代ということもあるのですが、こだわりを持って追い込んだ映像の中で、肝心のエイリアンの映像が浮いてしまっていて残念な感じです。エイリアンの動きも軽快すぎて、質感の割に重量感がないので、文字通り浮いた感じなのですよね。凶悪犯罪者の島流し用惑星に宇宙船が不時着するという設定は、従来作と違いを出すために工夫したところだと思いますが、この特殊な設定が結果的には裏目に出ているような気がします。医者とリーダー以外はその他大勢として埋没してしまって、彼らがエイリアンに食われたとしても、犯罪者なら仕方ないかと、やはり心のどこかで思ってしまいますし。近未来SFという特殊性を持ち込んだ段階で、いかに視聴者が共感できるような一般性を得られるかが勘所だとおもいますが、さらに特殊性を持ち込んでしまうと、なかなか難しいのかなと。エイリアンとは関係なしに別作品ができてしまいそうな設定だけに、2つの作品を無駄にしたようなもったいない感があります。作者のこだわりが、作品の推進力となっていない空回り感があります。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-06-11 16:57:57) 16.《ネタバレ》 ほぼ別作品、という感じのする作品です。 劇場版の「そういえばアイツってどうしたん?」という状況や、「なんでリプリー襲われなかったん?」という疑問点がほぼ解消されているので、より納得のいく作りになっています。 が、個人的には劇場版はあれで好きなので正直「長くね?」と思ってしまいました。 あとまあ牛から生まれるエイリアンも設定上はあれで辻褄というか、そういうのが合うんですが、なにぶん何回も劇場版観てるとその改変すら「違和感」に感じられてしまうので、どうしてもスムーズに受け入れられなかった、というところがあります。それなので、劇場版から結構なマイナス点。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-05-31 22:01:02) 15.《ネタバレ》 三作目になると、他の映画と同様、まるで内容を覚えていない。シガニー・ウィーバーのスキンヘッド以外の記憶なし。 【festivaljapan】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2018-12-08 17:09:11) 14.《ネタバレ》 最後、溶鉱炉に落ちていくシーンはチープすぎる気がします。そこに至るまでのエイリアンとの鬼ごっこもよく分からない中、ただ一人ずつ犠牲になっていくだけで見どころがございません。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-08 16:44:41) 13.《ネタバレ》 なんか平均点高いですが、私には「劇場版」よりも長い上にさらにつまらなくなったとしか言いようがない。 ラストでリプリーの体からアレを出さなかったから完全版?そんな後からとって付けたように無理矢理「4」との整合性を取ろうなんてあざといし、ずるい。誰が編集したのか知らんけど、犬から牛に変えた意味も謎。全然牛っぽさがないんですけど。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 2点(2017-09-16 20:24:06) 12.《ネタバレ》 傑作エイリアン2の続編である しかし地味 宇宙船は無し 武器も無し もちろんロボも無い エイリアンはチビで犬型、しかも一匹のみ 前作の派手なガジェットとVFXは今回まったく無い 当時、史上最高の制作費らしいがどこに金をかけたのかまったくわからなかった リプリーが漂着してエイリアンが活動し始めるまでに約一時間もかかる ストーリーは以外に破綻無く、前作までの強すぎるヒロインも鳴りをひそめてかなりリアル スケールダウンした割には意外に見れる 冒頭から印象的に出て来るリプリーに優しいドクターもいかにも一癖ありそうな風情だが、これがまったくただのいい人 しかも途中で瞬殺される この人は絶対なんかやらかしてくれると期待していたので、この人が死んでからはかなり面白さがダウンした どこかで敵になりそうな囚人神父やその他大勢の囚人達も蓋を開ければやはりみんないい人 ここはまったく意外な展開だったが、ものたらなかったところでもある いままでのシリーズの仲間の中に敵がいる的なサスペンスがまったく無い この平坦な展開と人間関係がこの映画の弱点だと思う エイリアン相手の派手なバトルもなければ疑心暗鬼の敵味方の猜疑心も無い 傑作シリーズも3作目となるとパワーダウンはしかたがないのか? しかし2時間24分もある割には退屈はしなかった 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 16:03:29) 11.《ネタバレ》 エイリアンシリーズは4作で一つの作品として考えたいです。バックトゥザフューチャーやゴッドファーザーと同レベルの映画なのは間違いない!でしょ?(笑) また他の方からも指摘があるように続きモノ作品は連続で見たほうが正しく評価できると思います。結果論ですがエイリアン2の続編として考えた場合、劇場版は最低でした。あれはあまりよくない。1-4まで完全版で通して鑑賞した場合はパート3もかなりの完成度です。 パート3はパート2のようなエンタメに走らず、またパート1ともタッチが違う哲学的(宗教的?)&重厚感あるSFに仕上がっています。観客はもう十分にエイリアンの怖さを知っていますので、なかなか姿を表さない演出も正解だと思いました。そのおかげで荒涼とした無名の星での置いてけぼり感&たった一匹の最強生物と対峙することになるであろう終盤に向けての絶望感が素晴らしいです。今作は囚人の人数が多いのでワケワカメですが、パート1とは違う鬼ごっこになっているのも素晴らしいです。ラストのメッセージ性も含めて、なかなか奥深い仕上りになっています。フィンチャー監督は嫌いですが、意外とイイ映画に仕上がっていますよ完全版は。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-06 18:08:49) 10.何が許せないって、エイリアン2で助かった軍曹と少女とロボットが冒頭で死んだってことです。 2を完全否定して、3を作って、こんな駄作に仕上げた製作者たちに怒り心頭です。 私はデヴィッド・フィンチャーって、どうも苦手です。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-10-03 23:29:27)(良:1票) 9.《ネタバレ》 オリジナルから30分長い完全版。分かりやすい違いは犬じゃなくて牛から出てくること。序盤から中盤にかけての人物描写が厚くなり、リプリーを中心とした人間関係が分かりやすなって期待が高まったのですが、後半はあまり変わっていませんでした。エイリアンを溶鉱炉に追い詰めるラストミッションの不明瞭な描写に感じるストレスはそのままで、オリジナルに比べて大きく評価が変わることは無かったです。エイリアンとの対決に比重を置いていた前作までとは毛色が違う作品ですが、エイリアンの個性が強すぎる為に、ヒューマンドラマにも成りきれないのだと思いました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-18 23:06:25) 8.《ネタバレ》 逃げてエイリアンを罠にはめようとするってのを二回もやってちゃ飽きてくる。 その描写も何が起きてるのかよく分からない。 世界観は良かったので期待したが、展開は並くらい。 【たんたかたん】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-03-04 10:05:22) 7.《ネタバレ》 「クレオパトラ」や「地獄の黙示録」に並ぶ難産だったという本作。 劇場公開版を観た当時、事前に読んでいたノベライズ版と内容がかなり異なっていたので、現場の混乱は噂通りだったんっだなぁと思ったものだが、完全版を見るに、なるほど、ノベライズ版が本来の形だったのか。 劇場公開版はゴリックが突然劇中から消えたりとか物語的に破綻している部分があったが、これで一応ストーリーは筋が通ったと言える。 当時の某映画誌にデヴィッド・フィンチャーのボヤキが載っていたが、最初は映画を撮るだけの話だったのに気が付いたら「問題点をどうしよう」になり最期には「とにかく完成させよう」になったのだそうだ。ヒデェ・・・ 【J.J.フォーラム】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-08-18 23:27:04) 6.《ネタバレ》 まず私は通常版は退屈な印象があり苦手です。好奇心から見ましたが変更点として牛から生まれるのはいいとして、巨体を強調するシーンや牛から生まれた特徴が感じられなかったのは残念でした。通常版と違ったのはこちらでは見終わったときにまずまずの達成感を感じることができたことです。でもやはり30分追加されたとはいえ全体でみると間延びしていて、おもしろくなったり退屈になったりの繰り返しでした。それなりにポイントは押さえていると思います。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-25 01:13:15) 5.多くの監督・脚本家が関わりながらも一向に作品がまとまらず、ニュージーランド出身のヴィンセント・ウォードがようやく監督に就任するもあまりに突飛なアイデアの数々にスタジオや現場もついていけなくなって降板。巨大セットを組み、人材も集め、公開日も決定している中、監督・脚本がないという異常事態で呼ばれたのがフィンチャーだっただけに、完成した作品には製作時の混乱がよく表れています。ハゲ頭に同じような格好の囚人は誰が誰だか区別がつきませんが、あれは脚本未完成のまま撮影に突入したため、ひとりひとりの個性やエピソードが固まっていないことから必然的に生じた混乱でしょう(同一人物とは思えないほど性格がコロコロ変わるキャラクターも何人かいます)。また、見せ場の少ない本作において作品の要となるべきはクライマックスのアクションですが、薄暗い廊下を囚人が走り回っているだけという地味なもので、しかも作戦の概要や位置関係がよくわからないので、作戦が成功しているのか失敗しているのかすらよくわからないというグダグダぶり。挙句、作品の完成度に疑問を持ったスタジオによってズタズタにカットされ、さらにまとまりの悪くなった状態でエイリアン3は世に出されてしまいました。スタジオによる干渉を受ける前の形であるこの完全版は劇場版に比べて出来がかなり向上していますが、やはり前述した根本的な問題点を抱えたままなので、完成度の高い作品とは言えません。しかし、結果的に不完全な形になってしまったものの、この作品が目指した深遠なドラマは注目に値するものです。「2」を継承した娯楽大作にするのが観客受けを簡単かつ確実に狙える路線だったはずですが、そうした安直な方法に走らず、あくまでSFとしての斬新さやドラマ性を追及した製作陣の姿勢は評価に値します。また、天才監督デビッド・フィンチャーの才能が、「セブン」や「ファイト・クラブ」にはない面白い形で発揮されています。「地獄の黙示録」がそうであったように、作品が不完全であることの味が漂っているのです。寝てても面白い映画を撮れる天才監督が、極限まで追い込まれて作った作品に漂う狙っては出せない味。エイリアン3にはそれがあるので捨てがたい。なので「2」と同じ8点をつけました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-06-23 01:43:28) 4.《ネタバレ》 単に未公開シーンを加えた全長版ではなく、細かい箇所にもかなりの改変・再編集が加えられ、よりドラマ部分が強調されることとなった。劇場版も好きだったが、今回この完全版を観て、その完成度の高さに驚いた。「自己犠牲」という宗教臭いテーマを持ち込むことで、人間の強さと弱さを同時に描いている(中盤のエイリアン捕獲とその後の解放シーンが印象的)。これぞ『セブン』へと続くデヴィッド・フィンチャー監督の真骨頂。シリーズ中最も評価の低い『3』だが、完全版を観れば、これぞ完結篇に相応しい作品だと納得するはず。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-20 12:55:49) 3.《ネタバレ》 【おはようジングル】さんや【マイカルシネマ】さんがが言いたい事を殆ど書かれてる。故に作品的な評価は俺様ちゃんは省く。 が、やっぱり編集権の恐ろしさを知った。 例えるなら絵画のフィニッシュワークや、漫画の最後のペン入れを自分以外にやらせるようなもの。 あんなにグズグズで嫌いだったエイリアン3がこんなに素晴らしい作品になるとは。 今まではデビッド・フィンチャーは「この作品、無かった事にしてくれ」と思ってるんじゃねェかなーと思ってたけど、 コレだったら十分に彼の代表作と言える。 彼の作品独特の雰囲気が十二分に堪能できたし、最後のシーンはもの凄く泣けた。 後、蛇足だけど映画のシリーズ物って続編を間を空けずに観ると感想が変わる。 エイリアンを1から3まで一気に観たけど、ラストのシーンでのスクラップ置き場での通信レコーダーの記録… アレを聞いた時に、エイリアンに翻弄され続け、2で冬眠期間が長く自らよりも早く逝った子に出会えず、 更には死闘の末に護りたかった者…その全てが水泡に帰しても、「コイツだけは地球に行かせてはダメ」と 犠牲の精神を見せた彼女の一生が切なくなった。 宗教色が濃く、キリストを暗示するような最後も、アレだけの激動を生きた彼女に陳腐と言えるわけが無い。 【映画の奴隷】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-01-24 04:43:16) ★2.制作費5000万ドル。それに相応しい特殊効果が成されている。エイリアンが前作よりもよりリアルに描かれていて、カット割りやフラッシュを使わなくても済むぐらいの出来栄えである(透明フードの復活も嬉しい)。今回はパペットも使っていますが、CGよりも良いんじゃないですか?クオリティーが非常に高い。監獄惑星の居住区のセットの世界観も素晴らしいし、恐怖描写としての画創りが復活している。 今回の作品は宗教色が強く、人物描写の浅さから「訳が分からない」との批判が集中。シリーズ随一の問題作となった。原因は何人もの人間が脚本を手掛け(中途半端に)、フォックス社の余計な横やりでデビット・フィンチャー独特の個性が殺がれたのが原因である。しかし、今回の完全版では人物像が掘り下げられているので話の流れが非常にスムーズで分かり易くなった。天と地ほどの差があると感じる。公開版はチェストバスターは犬から生まれますが、今回のバージョンでは牛から生まれます。今回のビックチャップ(成体エイリアン)の設定は3mを越す巨漢なので、牛の方が説得力が有ります。 ラストシーンも秀逸で、リプリーの死にゆくシーンは美しく最高です。何故この後続編を作ってしまったのか・・・、その神経が分からない。リプリーを無理矢理復活させた4は最悪の作品です。残念でしょうがない。 【おはようジングル】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-10 11:15:46)(良:1票) 1.もともと2作目より好きな作品でしたが、完全版を見て評価が満点になりました。製作側の勝手もあってか、劇場版では不完全だったキャラの書き分けも深くなっているし、無駄に思われていたシーンも逆に減りました。この映画では2作目で薄れていた芸術性がよみがえっている事や、リプリーの苦悩、フィンチャー独特の世界観などがとても気に入っています。ラストの過去のリプリーの交信でおわるところもいいですね。だんだん類似作品が増え、ストーリーに新味がなくなっている2作目に比べ、この映画は1作目同様後世まで残る作品だと思います。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-09-21 23:33:51)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS