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薄桜記

1959年【日】 上映時間:110分
時代劇小説の映画化
[ハクオウキ]
新規登録(2004-08-15)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2020-01-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(1959-11-22)


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監督森一生
助監督井上昭
キャスト市川雷蔵(男優)丹下典膳
勝新太郎(男優)中山安兵衛
真城千都世(女優)千春
三田登喜子(女優)浪乃
北原義郎(男優)長尾竜之進
島田竜三(男優)大高源吾
千葉敏郎(男優)友成造酒之助
舟木洋一(男優)神崎与五郎
伊沢一郎(男優)戸谷兵馬
香川良介(男優)千坂兵部
大和七海路(女優)三重
加茂良子(女優)お志津
浜世津子(女優)田鶴
須賀不二男(男優)村上庄左衛門
清水元(男優)長尾権兵衛
東良之助(男優)吉良上野介酒宴の客
嵐三右衛門(男優)堀内源太左衛門
水原浩一(男優)
光岡龍三郎(男優)中津川祐見
南部彰三(男優)吉田忠左衛門
荒木忍(男優)堀部弥兵衛
葛木香一(男優)菅野六左衛門
志摩靖彦(男優)大迫源内
寺島雄作(男優)嘉次平
伊達三郎(男優)三田四郎五郎
原聖四郎(男優)
尾上栄五郎(男優)
浅野寿々子(女優)お幸
須藤恒子(女優)
金剛麗子(女優)
高倉一郎(男優)
五代千太郎(男優)
浜田雄史(男優)壱岐練太郎
横山文彦(男優)酒宴の客一
藤川準(男優)与力馬淵
玉置一恵(男優)梶川与惣兵衛
菊野昌代士(男優)酒宴の客二
沖時男(男優)武家の使者物部
遠山金四郎(男優)
安田祥郎(男優)
春日清(男優)
桜井勇(男優)
芝田総二(男優)
旗孝思(男優)役人田頭
大杉潤(男優)野母
小南明(男優)
三上哲[男優](男優)
木村玄(男優)
松岡良樹(男優)
原作五味康祐「薄桜記」
脚本伊藤大輔
音楽斎藤一郎
撮影本多省三
製作三浦信夫
企画財前定生
配給大映
美術太田誠一
編集谷口孝司
録音海原幸夫
照明中岡源権
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 うーん、市川雷蔵カッコ好いな~~ちょっと驚きのカラー作品だったのですが、時代的にも相当に古めかしい時代劇映画で、かつ(たぶん時代相応に)色々とコッテコテ!でもありますよね。雷蔵自身も、後に他の作品で観た時よりも、シンプルに遥かに「歌舞伎」寄りの演技をしてると思いました…がソレが何やら実にカッコ好い!凄みに溢れて居る!のですよね。重ね重ね、コテコテに武士の(古~い)価値観丸出しな感じなので、やはり少しダケ「ソコまでせんでも…」みたいなコトも随所で感じられはするのですが、私みたいな小物としては(だとしても)モ~黙るしかない…みたいな凄さが在りますね。殺陣も、オーラスなんか特にそー思いますが総じて好い出来でしたよね(⇒ココに関しては、古い作品過ぎてチャンバラにSEが全く入らないのが結構に違和感ではありましたケドね⇒そーいうのって何年ごろから入り出すんすかね?)

とは言え一点ダケ、また肝心な真城千都世さんに関してはやはり率直に今一つ…だったかも知れませんね(まあ多分、ほぼ新人みたいなコトなのかとは思うのですケド…)。ルックスはフツーにかなりの美形で、見たダケなら「綺麗で瀟洒なお姉さん」みたいな感じなのですが、特に序盤は十八九の女のコか!的なキャラの浅さマデが見え透いてしまうホドで。。終盤付近は、流石にちょっと好くなった気もするのですが、もっともっと好くなってくれないと元が取れない…みたいにも(やや)思われてはしまいましたですかね。 Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2024-02-13 23:38:25)

13.《ネタバレ》 歴史に名を残す日本映画だけあって、確かに凄みのある力作。
雪の舞う中、手を繋ぎ合いながら死にゆく二人の画は、間違いなく日本映画史に残るラストシーンに違いない。

古い言葉によるセリフが多く、会話をよく理解できないといった点や、赤穂浪士や忠臣蔵の話に詳しくないとストーリーを十分には理解できないといった点がネック。
あとは古臭い時代劇やチャンバラが苦手な人にも向いていない。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-10-30 20:40:03)

12.《ネタバレ》 雷蔵と勝新の共演作。期待して見に行ったが、両者の持ち味は不発。 にけさん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-28 22:57:34)

11.《ネタバレ》 五人組に卑劣な手段で凌辱された千春を「千春に非はないが、町人なら見過ごされることはあっても、武士の道ではそれが許されぬ。自分の頭では許していても肉体が許さぬのだ」と離縁し里に返す典膳。千春への愛情から義兄に真相を明かさず甘んじて太刀を浴びる。ボトリと落ちた右腕に武士の生き辛さを見る。ラストの立ち回りは端整な典膳とは真逆ののた打ち回りながらの一太刀一太刀の気迫が凄まじく侍の一分を見る。言う事なしの市川雷蔵に対して千春を演じた真城千都世の拙さが残念だった。 The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 7点(2016-06-04 01:16:01)


10.《ネタバレ》 雷蔵と勝新が共演する忠臣蔵の番外編的映画。大映オールスターキャストの「忠臣蔵」をひと月半ほど前に見ていたので勢いで本作も見た。あまり期待はしていなかったのだが、当時既に人気スターだった雷蔵とまだ売り出し中の頃だった勝新がほぼ同格の扱いで共演しているのが最大のみどころ。物語は赤穂浪士の討ち入りを背景に、丹下左膳がモチーフと思われる雷蔵演じる丹下典膳と、勝新演じる赤穂浪士の一人である中山(堀部)安兵衛を中心に展開していくが、重くシリアスでドラマとしてはまずまずといったところでそんなに悪くないし、思ったよりは楽しめた。中でもクライマックスの片手片足の丹下が寝たまま複数の敵と斬り合うというシーンは今まで見たことのないような立ち回りシーンで、インパクトはあるし、印象にも残る。しかし、美術セットが大映にしてはなんだかしょぼく、比べてはいけないが「忠臣蔵」とは差がありすぎるし、回想形式で主要人物三人のモノローグが多く、一部ダイジェスト的に感じる部分があるのは話の性質上、仕方ないが、ちょっと残念に感じた。森一生監督の作品で、その手堅い演出自体には不満はないのだが、脚本を書いた伊藤大輔監督の演出でも見てみたかった気がする。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2016-04-09 19:16:33)

9.《ネタバレ》 セリフが絶望的に聞き取りにくい。特にモノローグのところは、ぼそぼそ言っているだけでほとんど内容不明。テレビのボリュームを上げて対応しました。
お話の方はなんとも陰々滅々としていて、私の嫌いな「不幸の叩き売り」状態。しかしえてして日本人は、こういうのが好きなようですねぇ。「滅びの美学」(?)と言えば聞こえはいいんでしょうが、あまり高く評価できません。森監督の凝った映像はよかったです。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-25 22:23:49)

8.《ネタバレ》 もう涙なしでは見られない。元はといえば、高田馬場での決闘で、見るだけしか能のない侍3人のせいで、なんでこの夫婦がここまで悲劇になるのか・・。市川雷蔵はどうして、観る映画、観る映画、ここまで絶体絶命になるのか?そういう人なのかなぁ。それとも昔のアイドル(?)ってこんな役が似合っていたのか?最後の討ち入りまで、この夫婦の残酷な運命を辿るこの話。もう!勝新、もっと早く来なきゃ~!この映画に限っては、落とし前はキチンとつかないまま、終わってしまった。時代劇というのは、映画の落とし前の美学は当てはまらないのかなぁ・・。それとも夫婦の愛が昇華されたことで、観客は良かったねぇと思うことで取りあえず、この映画はエンドなのか?う~ん・・。時代劇ワールドの前に立って、少し思うこと。映画評論家の佐藤忠男さんが「意地の美学」という本を書かれたけど、男の意地を貫くことで、あ~良かったねぇと思うことが落着なのだろうか・・。まだまだ観なきゃいけない時代劇を前に、自分を試されてるような気がする。 トントさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-31 13:36:38)

7.「忠臣蔵外伝・丹下左膳ビギニング」みたいなお話で、その名前を少しもじった丹下典膳という人が主人公。高田馬場の決闘から吉良邸討ち入りまでの中山(堀部)安兵衛の姿と、そこにクロスする丹下典膳なる人物の運命が描かれ、物語運びの上手さ、巧みな演出に、さらに忘れ難きは雷蔵の美しくも悲壮な表情、これぞまさに出色の時代劇です。高田馬場の決闘をきっかけに、安兵衛と典膳とは互いに一目おく存在となり、武士道を通じた敬意による、信頼関係が生まれる。しかし同時にまた二人の運命の交錯は、それぞれにとっての波乱の始まりでもあり、道場からの破門、同じ女性への恋。そして典膳と妻に悲劇が襲いかかる……。安兵衛が見つめる川面に降り注ぐ涙雨。典膳夫妻の絆を象徴する紙人形。背景の暗転によって強烈に浮かび上がる肩口の血の深紅。決闘の場へとひた走る勝新の描写、あるいは俯瞰による殺陣の描写など、カメラの工夫にも溢れており、そして何と言っても、ラストの息も絶え絶えの(後の『大殺陣 雄呂血』でも見せたような)悲愴感溢れる雷蔵の死闘、そして表情。ああ、早く来てくれ勝新よ、と思わずにはいられないクライマックスが、もうたまりません。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-10-26 10:28:16)

6.市川雷蔵の映画をまともに観たのは、初めて..この手の時代劇も初めてかな..まず、59年製作なのに、モノクロでないところに 驚き!(気合いが入ってる..) 物語が、意外とちゃんとしていることに、また驚き..殺陣は、時代劇黄金期そのもの..リアリティーは無いものの、時代劇らしい魅せる殺陣..リアルタイムで観た世代には、たまらなく懐かしいのでは.. しかしながら、時代を感じさせる演出、そして編集、今時の若い人が観るには、ちょっと辛いかな..私的には、映画にリアリティーを求めているので、この点数.. (ちなみに、時代劇なら、黒澤作品と、「たそがれ清兵衛」が好き) コナンが一番さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-10-25 19:57:03)

5.《ネタバレ》 立ち回りってのは、立ってやるものだったが、これは寝てやるのがミソ。立って刀を構えて相手のスキを探して互いにグルグル回るから「立ち回り」なんだろうか。戸板に寝て、しかも右手がなく、片足も負傷している。素人の私にはスキだらけに見えるが、そこは雷蔵、強いのだ。刀を杖に体を起こそうとしているときなど、もう全身スキのようだが、敵は刀を構えてたじたじとするだけで、雷蔵が体を起こし終わってから斬られに突っ込んでくる。武士道である。倒れているときには、ワーッと叫んでただ雷蔵の上を跳び越したりしている。半分歌舞伎の立ち回りと思って見ればいいのか。ああいう様式とリアリズムの中間の不思議な世界であった。悲壮美ではある。敵方の一人が短筒で仕留めようとするのを止め、代わりに出ていった別の敵があっさり斬られちゃうのも武士道である。前半は、千春に襲い掛かる凶暴な「お犬さま」がやけに人懐こそうだったり、飛び掛かっているというより投げつけられてるようだったりなど、なかなかノレなかったが、右手を斬られるあたりから凄絶さを秘めた伝奇的な雰囲気が漂い出した。夕焼けの橋の上での立ち回りには、あとで五人の手負いの経過を思い出すところも含め、やはりリアリズムから遊離しかけた美しさがある。 なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-11 09:53:46)

4.二大スター共演作なのでちょっと期待してたけど期待はずれです…。丹下典膳の雷蔵、堀部安兵衛の勝新ともにキャラはいいが、ストーリーがつまらない。美術にしても大映でもこんなのあるのね…ってくらい差が激しい。
バカ王子さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-18 22:06:15)

3.♪んっふっふ~、黒猫おねいさま、密室で若い殿方をユーワクするなんて、いけませんことよ~(笑)。さてさて、市川雷蔵の代表作とも言われるこの作品ですが、ちょっと台詞やナレーションで説明し過ぎの気がしました(まあ入り組んだ話なので、多少はしょうがないのだけれど)。もう少し短くシャープにも出来たんじゃないでしょうか。それと【黒猫クロマティ】さんも仰られてますが真城千都世はどちらかというと悪女タイプ(別にけなしてるわけじゃないですよ、念のため)の女優さんだと思うので、も少し清純タイプの方が千春役には合ってたんじゃないかなーと思いました。とはいえ市川雷蔵は見事役にはまっていたと思います。欲を言えば、ブレイク前のカツシンの愛嬌、可愛らしさをもっと前面に出して欲しかったなー。 ぐるぐるさん 6点(2005-01-11 18:06:28)(良:1票)

2.高田馬場の決闘に偶然出くわした事から狂ってゆく、丹下典膳(雷蔵)とその妻千春の運命を描いた忠臣蔵外伝。内容は(特に前半)かなりのメロドラマ調なので見ていて赤面してしまいます。老け顔の千春のカマトトぶりはヤリ過ぎ?出張中の典膳を思いながら雛人形に話しかけてるシーンなどちょっとヤバイ位です。ただ雪の中での壮絶且つ美しいラストシーンは見応えあります。ハツラツ勝新とどんより雷蔵の対比もイイッスね。【ボビー】様先に書いちゃってスミマセン。【紅蓮天国】様また二人部屋ですね、フフフ。おや、そんなに照れずとも・・誰も見てませんて。1/12追記:しまった、見つかったか。ヤボねぇ、ぐるぐるの旦那ァ~(笑) 黒猫クロマティさん 6点(2004-09-01 15:28:08)

1.二人の男と一人の女。怨みと時代に翻弄される三角関係が、運命を赤い血に染めてゆく。いつの時代も複雑に絡み合った恋のもつれ、剣豪・中山安兵衛といえどそう簡単には断ち切れぬのだ。 紅蓮天国さん 5点(2004-08-21 23:24:28)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.07点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5535.71% line
6535.71% line
7321.43% line
800.00% line
917.14% line
1000.00% line

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