みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.すべてフィクション、と断ってますが、「すべて」はウソですね。モデルあり。 これもまあ、大きな組織(皆さんご存知の)がある一方で、その影響を逃れられないながらものし上がって行こうとする小さな組織を描くパターンですが、小林旭がチンピラ風情の活きのいいところから物語が始まって、実録ヤクザ映画ではなかなか見せることができなかった「マイトガイらしさ」みたいなものを、ここでようやく垣間見ることができます。 こういうアキラを見てると、もしかしてチョウ・ユンフアって小林旭を意識してたのか?などと思ったり。雰囲気似てます。 どうもヤクザ映画に出て来る梅宮辰夫って、何かヘンなんですけど(眉毛が無いのが裏目に出てるような・・・)、ヘンなりにこの作品では主人公の相棒役としてしっかり印象を残してます。中島ゆたかの役どころは踏み込みが浅く、ちょっと勿体なかったかな、とも。 在日の問題を取り上げてる点は注目に値しますが、もう少しそれに纏わるエピソードがあってもよかったかな、という気もします。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-18 20:41:22) ★3.《ネタバレ》 東映実録ヤクザ映画の一本で殺しの軍団と異名を取るヤクザ組織を描いた作品だが、ややドラマとしての盛り上がりに欠け、印象は「仁義なき戦い」などと比べるとかなり普通。小林旭扮する主人公が朝鮮人である設定はもっと生かすことができたのではないかという気がするし、組織に利用されるだけされて結局は使い捨てにされるという主人公を描いているのだが、あまり掘り下げられているとは言えず、深みは感じられない。山下耕作監督の実録ものは初めて見たが、深作欣二監督の演出と違ってやはり落ち着いているが、小林旭や梅宮辰夫、成田三樹夫、金子信雄など「仁義なき戦い」シリーズで印象に残っている俳優が多数出ているからか、(ナレーターも同じ人だし。)その延長線上で見てしまい、もう少し勢いがほしいところだった。しかし、同じ山下監督の晩年作「極道の妻たち 最後の戦い」でかたせ梨乃が殺されるシーンが印象に残っているのだが、この映画でも梅宮辰夫が殺されるシーンは同じように山下監督らしい演出でとても印象に残るものとなっている。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-17 11:28:02) 2.《ネタバレ》 テーマは物凄くいいところついてるのにあまり深く立ち入らず結局はフツーの東映実録モノに落ち着いているのが惜しい・・・。 深く突っ込んだら野暮かもしれへんけど消化しきったらかなりの傑作になったろうに。 普通の東映実録モノも好きやけどさぁ。 【CBパークビュー】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-30 21:20:22) 1.《ネタバレ》 「殺しの軍団」と呼ばれた柳川組(途中から地道行雄により山口組傘下となる)をモデルとした実録やくざ映画。この映画はかなりフィクション性も強いが主人公の花木勇(小林旭)が朝鮮人であるといった設定は実際にも柳川次郎は朝鮮人である。斬り込み部隊として巨大組織に利用され使い捨てにされていく朝鮮人やくざを描いているなんとも可哀そうな物語だ。なかでも辰ちゃんの殺害されるシーンは実録やくざ映画屈指の名場面!三樹夫も憎ったらしい、いい味出しています。 【THE HAUNTED MADE ME DO IT】さん 7点(2004-09-27 18:11:21)
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