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Kids Return キッズ・リターン

Kids Return
1996年【日】 上映時間:108分
ドラマシリーズものスポーツもの青春ものヤクザ・マフィア
[キッズリターン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-12-02)【イニシャルK】さん
公開開始日(1996-07-27)


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監督北野武
助監督清水浩
キャスト金子賢(男優)マサル
安藤政信(男優)シンジ
森本レオ(男優)担任教師
モロ師岡(男優)ハヤシ
山谷初男(男優)ジムの会長
大家由祐子(女優)サチコ
丘みつ子(女優)サチコの母親
石橋凌(男優)ヤクザの組長
寺島進(男優)ヤクザの若頭
下條正巳(男優)ヤクザの親分
大杉漣(男優)タクシーの客
平泉成(男優)秤販売会社の上司
津田寛治(男優)カズオ
芦川誠(男優)橋田先生
宮藤官九郎(男優)かつあげされる学生
やべきょうすけ(男優)不良三人組のリーダー(矢部享祐 名義で)
谷本一(男優)教師
森下能幸(男優)酒場の男
日野陽仁(男優)タクシー会社の事務
十貫寺梅軒(男優)相手側ヤクザ
荻野崇(男優)
脚本北野武
音楽久石譲(音楽監督)
撮影柳島克己
山本英夫〔撮影〕(応援撮影)
小林元(応援撮影)
製作オフィス北野
バンダイビジュアル
プロデューサー森昌行
柘植靖司
吉田多喜男
配給オフィス北野
ユーロスペース(配給協力)
特撮納富貴久男(ガン・アドバイザー)
美術磯田典宏
尾関龍生(装飾)
龍田哲児(装飾助手)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
編集北野武
太田義則
録音堀内戦治
白取貢(録音助手)
照明高屋齋
木村明生(照明助手)
松岡泰彦(照明助手)
その他吉川威史(キャスティング)
東京現像所(協力)
あらすじ
落ちこぼれの烙印を押された、半端な不良の二人、マサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)。日課のカツアゲで逆襲されたマサルは、リベンジを誓って 、ボクシングを始める。付き合いで一緒に入ったシンジだが、彼にはボクサーとしての資質があった。ある日のスパーリングで、マサルをノックダウンさせてしまう。そしてその日から、マサルは姿を消してしまうのだった。

CEOってなんだYO!】さん(2004-03-03)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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152.《ネタバレ》  ラストシーンのセリフを前向きと取るか後ろ向きと取るか、そういうことがよく書かれているけれど、それは観た人が自分の人生をこれからどうするのか、どうしたいのか、どうあるべきなのか、それによって決まるのであって、映画の中に答えがあるわけではないのだ。
 弱々しくて、脆くて、それでも、どうしようもなく気持ちが高揚する。傑作。 小塚さん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-21 18:40:33)(良:3票)

151.《ネタバレ》 見終わって心に印象深く残った映画。まず、終始流れていた音楽が印象的で良かった。内容的にはそれぞれの人生を見ている感じで、それらに妙にリアリティ感じてうまく出来ていると思った。終盤を見ていると切なさや悲しさ、怖さを感じた。金子賢はあーいう役がよくにあうなぁと思った。やりたい事や目標がぼんやりしている主役の2人やタクシーの運転手の切ない人生と漫才をやり続けていた2人との対比感みたいなものが良かった。シンジが先輩に誘惑されてビールを飲んだりして潰れていくのを見て、普通酒とかなんやらプロならそんなもんアカンってわかるやろと思った。眼鏡にひげとネクタイもどきで成人映画を見に行く彼らにありえねーと思いつつちょっと笑えた。映画全体としては前半が少し長く感じたがこんなもんかなと思った。あと自分は不良は嫌いなのでカツアゲしたり、車燃やしたり、暴力振るったり、そういう迷惑行為やヤクザには何の共感も感じないしイラつくだけ。 スワローマンさん [地上波(邦画)] 6点(2006-07-31 18:14:09)(良:1票)

150.もう…ヤクザはええやろ… くまさんさん [地上波(邦画)] 5点(2006-07-31 03:34:28)

149.好きな映画です。好きな映画なんだけど、自分は北野作品でこの一本というんなら、やっぱり「あの夏、いちばん静かな海。」を選びます。北野作品って、どうしてヤクザがやたらとハナシの中に絡んでくるんですかねえ?この作品だってマサルが横道に逸れてく過程を描くのに、別にヤクザ絡ませなくたっていいじゃん?ってついつい反撥してしまうんですよ。単に映像的に見せ場を作りやすい世界だから?一般人には興味がある世界だから?凄む兄貴的キャラクターが迫力あるから?う~ん、その辺が俺にはどうしても納得出来ない。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-04 18:01:40)

148.青春の終焉と挫折を描いた秀作です。なんか、身にしみますね・・・・・。

非常に切ない話なんですが、北野作品特有の乾いた雰囲気が上手く作用して変にドロドロせず、とても爽やかな作品に仕上がってます。

あとは、久石譲の音楽が本当に素晴らしいです。
TMさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-16 21:38:48)

147.《ネタバレ》 夢を追い、そして儚く散る現実。ラストの「まだ終わっちゃいねーよ」にどれだけ救われることだろう。とても勇気付けられる映画。

カイル・枕クランさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-26 04:46:22)

146.いわゆる青春映画は数あれど、ここまで暗く悲しいのはなかなか無いのでは?正直言って僕も将来まだなにをやっていいのかわからないモラトリアム真っ只中の大学生です。今後のことを考えるととても憂鬱な気分なわけです。そんな折にこの映画を見て、なんだかもっと混乱してきました。将来のことを考えると憂鬱な気分になってしまうので、現実逃避をしようと映画を見たのですが、、、。この映画に出てくる登場人物は一人ひとりが自分が主役の人生を歩んでいるのですが、この社会の大局的な視点から見たら単なる一人の人間にすぎません。たとえ大きな大志を持っていたとしても、ほとんどの人がそれを叶えることができない現実がこの映画を暗く悲しいものにし、そしてリアルな若者と社会の実情を描くことで娯楽的に面白いだけでなく、文化的、社会的に価値のある素晴しい作品に仕上がっていると思います。非常に敏感で繊細な若者の問題はどの社会であっても存在すると思うが、生きることだけで精一杯な社会よりも、とりわけ日本のような飽和してしまった社会に多く見られる傾向があると思います。最近ではニートなどとゆうレッテルを貼られている若者も多い様でこの映画のリアリティーがより身近に感じられる気がします。最後のセリフは果たしてどれ程今の若者に伝わるのでしょうか?一応僕はそれなりに頑張っていこうという気にさせられたのですが、漠然とこの社会の歯車になりたくないと思っていましたので、この映画に描かれた現実の辛さにちょっとしり込みしてしまい、現実の壁に突き当たった思いです。これから僕は何かを目標として頑張っていけるのか、、、、もうちょっと考える必要があると思いました。そんな考える機会を与えてくれたこの素晴しい映画に9点。 ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-17 19:30:21)

145.皆さん評価が高いですねぇ。僕はやっぱりあの主人公二人にどうしても共感できなかったので(「この悪ガキどもめ!」ってつい思ってしまう)、彼らが成功しようが挫折しようが特に何も感じなかったです。その一方で、最後の最後までひたすら不幸だったあのタクシードライバーの方がずっと印象的でした。 とかげ12号さん [ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:52:01)

144.いばってるけど繊細なマサルになんか共感できた。あれだけ挫折しても「まだはじまっちゃいねーよ」って言える若さって素晴らしい。 Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-05 21:56:57)

143.びっくりするぐらい面白かった。力関係の移り変わりとか、勢いと厳しさのバランスとか、うわーわかるわかるって凄い共感した。しかもわりと深い方の共感です。たけし流、静と動のバランスとか、笑いを交えたたけしさん独自の視点と表現が映像に深みと広がりを与えてる。一つ一つのカットのクオリティーの高さもこの映画の面白さを支えた。てか僕は何様だろう。本当は何も言いたいことはありません。面白いときは何も言いたいことがないんです。無言のリスペクト。自分のキャパから相手の表現力があふれかえってる状態ですわ。 アランチャさん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-07 04:18:59)(良:1票)

142.たけし作品でどれか一本だけ挙げろと言われたら迷わずこの作品を挙げます。北野武監督作品の最高傑作!ほとんどの方が既に書かれているように何と言ってもこの映画、ラストシーンが最高です。 あの最高のラストシーンのお陰で、多くの人達がまだまだやれる。どんなに傷つこうが、立ち向かう姿勢さえあればやれるんだということを教えてもらい勇気付けられた気がします。間違いなくたけし作品の最高傑作であって青春映画の傑作です。 青観さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-02 22:28:51)(良:3票)

141.シンジとマサルのメインストーリーにサイドストーリーを絡ませながらそれぞれのエンディングへと向かってゆくわけですが、作為的すぎるというか、展開に強引さを感じてしまいました。それでもいいなぁと思えるのは、この作品が成功の物語ではなく失敗の物語であるのに暗くないというところ。主人公の二人は大人の世界に踏み込んで、結局挫折して元の位置にリターンしてくるんですが、すごく冷めた視点で描いていてもけして否定的に捉えていない。まるで、1回くらい挫折したほうがいいんだよ!という冷たくも暖かい監督の声が聞こえてきそうなエンディングでした(勝手な思い込みですが..)。なにせ1回死にかけて蘇って作った作品ですしね。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-14 18:22:31)(良:1票)


140.《ネタバレ》 たけしがバイク事故後に初めて手掛けた映画で、それぞれ新しい世界に飛び込んだ落ちこぼれ高校生コンビのマサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)の二人を描いた青春映画。久しぶりに見たが、この頃のたけし映画らしい淡々とした雰囲気はあるものの、同時にこの頃のたけし映画にある陰湿さはあまり感じられず、逆に普遍性のある物語になっているが、とても力のある映画で、見ていてグイグイと引き込まれる。たけしならばヤクザの世界に入ったマサルのエピソードを中心にやりそうなところを、どちらかと言えばボクシングの世界に入ったシンジのエピソードのほうに比重が置かれているのが今見るとちょっと意外な感じがするのだが、たけし自身がボクシング映画をやってみたかったというのを知り、納得。(生死をさまよった直後にヤクザの話をあまり深くやりたくなかったというのもあるのかも。)シンジのボクシングのシーンも実際のトレーナー(南海しずちゃんを指導した人)が指導しているだけあって文句なしの迫力が出ている。そのボクシングが上手くなったシンジが対人関係には受け身の姿勢であるためにハヤシ(モロ師岡)の誘いに乗ってしまい、それがきっかけで落ちていくあたりは妙にリアリティを感じさせていて怖く、実際にもこういうことはあるんだろうなと感じずにはいられないし、このハヤシの存在も本作の中で大きなものになっている。でも、本作はやっぱり、屈折したマサルとシンジが校庭で自転車の二人乗りをするラストシーン、ここが本当に最高で、このシーンにたけしが本作で言いたかったことが全部詰まっている気がするし、たけしの事故からの再起にかける思いもじゅうぶん感じ取ることができる。しかし、それ以上に「俺たち、もう終わっちゃったのかなあ。」「バカヤロー、まだ始まってもいないよ。」という二人のこの会話には見ている側としてもどんなに失敗しても、傷ついてもまた立ち上がればいい、生きている限り何度でもやり直せるんだということを教えられた気がして、すごく勇気づけられるし、また頑張ろうという気持ちを奮い立たせてくれ、とても前向きになれる。このラストシーンだけで、本作はたけし映画のマイベストだと自信を持って言えるし、間違いなく青春映画の名作だと感じる。このラストシーンからのエンドロールへの入りもやっぱり最高だ。(2024年12月1日更新) イニシャルKさん [DVD(邦画)] 9点(2005-04-02 11:49:47)(良:1票)

139.チャールズ・ディードリッチという人が昔こんな名言を世に残しました。
『今日はあなたの残りの人生の最初の日』
人生とはやり直そうと強く思い、本気で考えれば何度でもやり直せるものなのかもしれなません。そう考えると、毎日に希望を持って生きる事が出来るような気がします。そう思えたのもこの映画に出会えたお蔭。この映画は観て良かったと心から思います。そして、久石嬢さん、あなたの音楽は最高です。 ボビーさん 9点(2005-02-13 20:15:02)(良:2票)

138.音楽が良かった。 ゆきむらさん 6点(2005-01-31 14:41:06)

137.《ネタバレ》 本当に久しぶりに見た。年齢を重ねたからか、高校からの思春期を描いた傑作だと思えた。学校ではさえなくて、勉強もできないけど自分の価値はこんなものじゃ計れなくて「何か」になれると誰もが信じているあの時期。もちろん教師達はほとんどの人間が特別な人生を送るわけではないということを当然知っていて、学校にすらまともに適応できず、継続性がない彼らに「ろくな未来はない」と断定する。実際そのとおりなのだが。一度負けたくらいでボクシングを投げ出し、自暴自棄になってやくざになるような奴は結局何をやっても成功しないし、目先の快楽におぼれてボクシングの練習に身を入らないような奴は決して成功できない。モロ師岡が演じるくたびれたボクサーも非常に印象的で、現実の工場の労働から逃げ、かつて手にした栄光にしがみつき、努力もせずに、夢という甘い言葉でごまかし、無駄に年を重ねピーターパンになっている姿は、だらだらと芸暦を重ねた多くの芸人崩れを見てきた監督ならではの登場人物だと思います。またこういう人たちはネガティブなオーラを持ってて足を引っ張るんですよね。とくに若くて才能があった場合に。そこで誘惑に負けないのが真の成功者なのでしょうが。バカにされ続けても愚直にアタックを続けた男が女を妻とできたことも夢というか、目標に向かって継続することの大切さみたいなものを言いたかったのだと思います。芸人として大成功した監督だって、昔芸人になるって言ったときには周りにはバカにされて、絶対に無理だと言われたはずなんですから。最後の台詞をどう思うかなんですが、もっと若ければ(まだ20代ですけど)「若いんだからまだまだこれからだよ」というポジティブな意味で捉えていたのですが、今の自分にはフランス人たちがこの映画を観た感想と同じように「ああ、こいつら終わってる。きっと何をやっても根気強く継続的に努力もできず、決して一角の人間になることはできないだろう」と思いました。(『カイジ』とか読んでるからこんな風に解釈するのかもしれません。笑)漫才ブームの時には図書館から部屋がいっぱいになるくらい大量の本を借り、必死に努力を重ねた結果、大成功を収めた監督からの「自分は特別」と思ってる具体的な努力もしない若者達への痛烈なメッセージ。時間は「リターン」することはできないんだから将来に向けて努力を積み重ねなくては、と強く感じました。 バチケンさん 10点(2005-01-28 22:53:59)(良:7票)

136.《ネタバレ》 ”マー君、俺たち終わっちゃったのかな?”
”バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ。” この道を行けばどうなるものかさん 9点(2005-01-15 16:55:30)

135.来春社会人である自分の心理状況にうまく重なりました。見て良かった。 明日も頑張ろう。まだ始まってもいないんだから。(涙目) キュウリと蜂蜜さん 9点(2005-01-01 23:49:05)(良:2票)

134.《ネタバレ》 ラストシーン~エンドロールまでを何回も繰り返し見たという人は私だけではあるまい。 ついにエンディングテーマを着メロにしてしまったという人も、…多分、私だけではあるまい。恐喝シーンで出てくるマクドナルドの袋に時代の流れを感じてしまった人も、絶対に私だけではあるまい。 kokayuさん 8点(2004-11-13 14:34:11)

133.人生なんて理不尽さ ポジティブさん 9点(2004-11-11 11:45:15)

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【点数情報】

Review人数 232人
平均点数 7.73点
000.00% line
100.00% line
210.43% line
310.43% line
493.88% line
5125.17% line
6198.19% line
74519.40% line
86929.74% line
94921.12% line
102711.64% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.92点 Review14人
2 ストーリー評価 7.94点 Review18人
3 鑑賞後の後味 8.10点 Review19人
4 音楽評価 8.64点 Review17人
5 感泣評価 7.90点 Review11人

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