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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.独立愚連隊という得体の知れない存在を探る従軍記者が一人で馬に乗ってやってくる。チクチクッと陸軍批判を入れながらサスペンスタッチに進んでゆく。戦争批判というよりも軍隊も含めた日本の官僚体制そのものが、戦前も戦後もさして変わることなく組織的に腐敗してと思わされる。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-17 09:55:27)
★3.《ネタバレ》 岡本喜八監督が初めて手掛けた戦争映画。かなり久しぶりに見たが、やはり明るい娯楽アクションコメディー映画としてじゅうぶんに面白いし、登場人物たちがどれも個性的で愛着を持って描かれているのも喜八監督らしいところ。昔に見た時は本筋であるミステリー的な部分にやや退屈感を覚えていたが、久しぶりに見たら目的も正体も分からない主人公・荒木(佐藤允)の謎という前半部分から引き込まれ、前に見た時よりも面白く見られた。冒頭の荒木が馬に乗って颯爽と荒野を駆けまわるオープニングから西部劇的なアクションが連続するのも喜八監督らしく、純粋に見ていて楽しいし、三船や鶴田浩二の使い方も贅沢な感じがして良い。(とくに喜八監督のための友情出演という感じがする三船は前に見た時も思ったが、ほかでは絶対にやらないような役、見せないような演技を見せていてかなりインパクトがあり、こういう三船を見られるのはけっこう貴重だと思う。)喜劇タッチで明るく進行していく映画だが、ラストで愚連隊が全滅してしまうというところは悲壮感を感じさせていて、ここに「肉弾」など後年の喜八作品に通ずる戦争で散っていった名もなき者たちに対する喜八監督の思いというものを感じることができるし、喜八監督のその思いは終生変わらないものなのだとも感じられる。とはいえ、やはり全体的には娯楽作品としての面白さが勝っており、戦後15年ほどの日本映画でよくここまで戦争を娯楽として描く映画が作られていたことは今見ても驚くし、逆に今の日本映画では絶対に作れない映画だろうと思う。同じ年に小林正樹監督の「人間の条件」が始まっているが、この2本が同時期に作られていたという事実もすごい。(当初、佐藤允の演じた主人公は仲代達矢も考えられていたというが、佐藤允で正解だったように思う。)事件の真相などちょっと弱いと感じる部分などはあるものの、やはり喜八監督の原点となる映画として外せない一本であることは間違いないだろう。(2024年9月1日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-03-25 18:14:59)
2.軍旗をふんどしにしてる凄みとか。。。。軍を経験した人じゃないと実感としてないだろうなあ。。。。俺にもない。知識だけで(苦笑)このギャグは独立愚連隊西へ!の方だっけ(苦笑)?戦場舞台に、西部劇という岡本監督の狙いは、戦争そのものへの痛烈な批判ともなり、生な反戦映画なんて足元にも及ばぬ傑作に。佐藤允が最高にかっこうよかった!中丸忠雄の悪党もいいね。とにかくしびれる(古)ポップな戦争映画。アメリカにもヨーロッパにも、こんなユニークな映画ありません。 【ちょうじ 】さん 9点(2003-03-28 11:10:37)
1.加藤泰の痛快ミュージカルSF時代劇『真田風雲録』のテーマソングである♪人生たかだか50年 てんでカッコよく死にてえなあ♪(できればジェリー藤尾の声で唄ってね)の、これは岡本喜八監督による戦争映画版。(って聞いたら、「メチャクチャ観てー」って思いません?) 【なるせたろう】さん 8点(2003-01-06 19:21:09)
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【点数情報】
Review人数 |
24人 |
平均点数 |
6.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 4.17% |
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4 | 6 | 25.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 6 | 25.00% |
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7 | 6 | 25.00% |
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8 | 3 | 12.50% |
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9 | 2 | 8.33% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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