みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.時代劇専門チャンネルでテレビドラマの第4~6シリーズを観て面白かったので、劇場版を借りてきました。 1本のチャンバラ映画としてすごく面白いです。三匹が出会う前の設定でテレビドラマより尺の長い94分ということで登場人物も展開もじっくり見せる描写です。 本線はありつつ三人それぞれに女性とのエピソードが混ぜられたり、三者三様の立ち回り、あまり拝んだ事のない丹波哲郎さんのヒドいやられ方など(笑)テレビとは違う面白さがありました。 ただテレビ版よりもだいぶ硬派な印象ですね。26話でエピソード毎に遊べるテレビと違って予算がある反面あまり遊べない規制もあったと思いますが、もうすこしユーモアのあるシーンが多くても嬉しかったかなと(特に長門勇さんファンは)。丹波哲郎さんカッコ良かったです! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 01:11:50) 14.農民側対役人側というように最初は敵味方に分かれていた3人が、最後は一緒に正義のために尽くすお決まりパターンのテレビの三匹の侍は、長門勇の泥臭さとユーモアもあり結構おもしろかったが、これはまったくおもしろくない。むやみやたらに人が斬り殺され残酷で血生臭い。茶の間と劇場公開でこうも違うものか。ちなみに映画の後のテレビシリーズでは、丹波哲郎に変わって加藤剛が出て人情味が増していた。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 3点(2012-01-25 22:12:35) 13.私は今まで五社英雄監督の映画を観て面白いと思ったことは一度もない。この監督の女性に対する画き方が嫌いであるのとカメラワークも最悪、監督自らが酔いしれているようで駄目。監督自ら酔うのではなく観る者を酔わせるぐらいでなければならない。今回、これが監督デビュー作品とのこと。なるほどこれはなかなか面白い。三匹の侍のそれぞれの個性、かっこ良さ、丹波哲郎、長門勇、平幹二郎の全く違う性格が力を合わせて悪い奴を倒す。モノクロの画面から伝わるエネルギー、役者の演技で見せるというよりは魅了する作品とでも言うべきか、本当にどの俳優もかっこ良い。対する女優陣に関しても魅力的、中でも桑野みゆきの素晴らしさ、彼女一人いるだけで作品に与える影響、男達に与える影響の強さを画面を通しても伝わってきます。本当は8点にしても良いと思ったけどやはりここでもこの監督の女性に対するいたぶり方、この監督は後の映画の多くに共通して見られる女性を痛めつける描写があるのが7点止まりにしてしまった。それでもこの映画に関しては脚本による力も大きく、他のどの五社英雄監督作品よりも面白い。監督デビュー作であって五社英雄監督のベスト作品だと思う。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-02 21:04:04) 12.《ネタバレ》 今ではもう観かけることのめったにない泥くさい時代劇の佳作。なんといっても浪人のキャラの個性が際立っているのが魅力。ヒューマニズム溢れる浪人、田舎者丸出しの槍の名人、ニヒリズムの剣客。なかなか揃わない三人が揃ってからの勇躍ぶりは期待を裏切らない。◆随所に映像美が光るのも魅力。百姓が倒れた後の花のアップ。裏切りの浪人が倒れた後の簪のアップ。障子の影で見せる闘争シーン。監督の美学が炸裂。◆プロットは単純だが、三人の侍に女性を絡ませて人間ドラマを深めている。浪人との触れ合いによって成長する代官の娘、夫殺しの浪人と逃避行を試みる百姓の未亡人、剣客と恋に落ちる女郎屋の女将。残念なのは女性の悲劇が映画の主題と必ずしも一致しないということ。代官の娘は百姓より侍の方に向いているし、未亡人は裏切って村を捨てようとするし、女将は百姓の遊女を打擲する。哀れさは出ているが、主題と一致しない。少なくとも剣客が恋仲になるのは女将ではなく、自害する百姓の遊女すればよかった。そうすれば剣客が百姓に味方する理由も明確になる。◆主題は百姓が藩主の籠に強訴を試みるも失敗するというもの。首謀の三人が殺されると誰も強訴しないのだ。誰も命がほしい。虚しさだけが残るラストだが、百姓の難儀ぶりは最低限にしか描かれていないので、心に残るものが少ない。尺を長くして、罪のない代官の娘を拉致した罪に見合うだけのもの、百姓の生活苦や犠牲などをもっと描くべきだったろう。侍に較べて百姓に魅力がない。三人の侍をいかに恰好よく描き、三人の女性をいかに悲劇的に描くかに腐心して、百姓の方にまで神経が行き渡らなかった印象がある。◆クライマックスだが、浪人達の相手は悪代官ではなく、藩の役人になっている。敵役が入れ替わってしまったのでは気が削がれる。藩の役人は悪代官の元締めであることを強調すべきだったろう。ラスボスがあっけなくやられるもの残念な点だ。剣の名人の設定にして、もっと三人を危機に陥らせるべきだろう。◆他に疑問点もある。いくらなんでも編み笠の簪には気づくだろうとか、代官はどうして剣客に刺客を放ったのかとか。◆いろいろと不満を述べたが、百姓が浅くしか描けていないことに目を瞑れば、まったく無駄のない見事な剣術活劇になっていることを強調したい。隠れた名作ともいえるべき、おすすめ作品である。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-31 09:02:11)(良:1票) 11.つまらなくは無いんだけど、男3人に華が無いんだよねえ。だからイマイチ粋じゃないんだよなあ。逆に女優陣は中々。ここでは桑野みゆきが人気あるみたいですが、私は香山美子かな。「男はつらいよ」でも感じたんだが、柴崎コウそっくり。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-04-21 03:17:32) 10. かっこいい丹波哲郎を見ることができました。楽しめる作品です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-14 20:49:44) 9.キャラクターやテンポのバランスが恐ろしいほどキッチリとしていて、エンタティメント性も損なっていない。佳作中の佳作。どこから切っても真っ当な時代劇。年寄り向けのノンカロリーな時代劇ばっかり作ってないで、こういう滋味や滋養のある作品を製作してくれりゃあなぁ!と、切にボヤく私だ。実に腹八分目といった感想と評価。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-06-14 01:57:36) 8.時折セリフが臭かったり、三匹の結ばれぬ恋など、ややエピソードを詰め込みすぎた感も否めないが、そんな違和感を補って余りある桁外れに面白い娯楽時代劇。今まで観た五社作品の中でも、ダントツのベストであり、現在でも通用する迫力ある映像に最後まで酔いしれた。 役者陣も最高。剛胆な丹波、ニヒルな平、愛嬌ある長門。いずれの個性が凄味となって炸裂する。そして何と言っても桑野みゆきの魅力! 囚われの時の眼差しにはゾクッとした。結局、見終わった後、最も残像が鮮明に浮かぶのは、桑野の瞳に尽きると言って良い。紛れもなく傑作。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-13 20:39:11)(良:1票) ★7.テレビ出身の五社英雄監督の劇場映画デビュー作で、自身が手がけたテレビ時代劇の映画版らしい。この監督の映画は晩年に発表した作品群の印象からか、興味範囲外で今までちゃんと見た事なかったけど、非常に男臭い時代劇でなかなか楽しめた。とにかく主役三人がカッコよくて渋く、中でも丹波哲郎と平幹二朗のカッコよさは抜群で思わず惚れてしまいそう。長門勇のいかにも田舎侍って感じの演技も味があって良い。桑野みゆきが「青春残酷物語」の時と役の雰囲気がまるで違うのでちょっとビックリした。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-12 03:01:50) 6.古き良き時代の活動写真。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-05 21:35:01) 5.七人の侍よりこっちのほうが短くまとまっていていい。 最初はただの傍観者だったのに、いつの間にか当事者になってるって、 どっかでそんな話なかったですか? 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 02:15:37) 4.昔の俳優さんは色っぽいですね。モノクロ映像のためでもあるのでしょうが。楽しめました。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 11:26:28) 3.この映画での収穫は桑野みゆき。たぶん「彼岸花」でしか見たこと無かったと思うけど、結構印象に残ってる。冒頭のシーンや粟粥を食べさせたれるシーンとか微妙にエロい。他の女優はみんな同じに見えたのもあってかわいさが目に付いた。モノクロなのがよりリアリティな雰囲気を感じさせてがなかなか新鮮。 【バカ王子】さん 7点(2004-07-28 01:32:58) 2.いや~コレめちゃくちゃオモロイですねえ。娯楽の鏡と呼びたくなる程、よくできたストーリー。悪代官の娘を農民が人質にとっている所に偶然出くわしたGメン丹波哲郎。ひとまずは高見の見物を決め込むのだが、演じている丹波自身は、おそらく農民の味方をする気マンマンなのである。顔に出ている。ただ、脚本の都合上、いきなり農民の味方をするのもヘンなので、一応ここは態度を保留する。しかし勿論、映画観ている側にすれば、丹波がいずれ農民側に立つのは明らか、そればかり待っているのだから、少し焦らせば充分である。そして丹波さえ農民側に立てば、二匹目の長門勇が農民につくまでの描写など、時間を割く必要もない(見たまんま)。こうなりゃあとは三匹目の平幹二朗が態度を決めるのをゆっくり見守ればよい(気のせいか、少しSHINJOに似てるなあ)。何しろその間、丹波哲郎が大サービスで映画を盛り上げてくれるし。そしていよいよクライマックスの一大チャンバラへ。見ごたえあります。でも最後の1対1の決闘はなんか中途ハンパでしたね。いっそ『スパルタンX』みたいに3人で戦った方が・・・なんてことはナイけど。というわけで、ストーリーの方はオモシロすぎるくらいオモシロいのですが、その一方で五社監督の演出、1シーンごとに入念に練り、工夫を凝らして撮っている、そのハリキリ具合もよく感じられて、なんだかゴーセイな一本を観たなあ、という充実感があるのでした。 【鱗歌】さん 8点(2004-05-30 02:26:45) 1.丹波哲郎さんの侍がカッコ良かったです。古い日本映画を観ると、普段テレビで見ている人の若かりし頃を観ることが出来るから、面白い。 【紅蓮天国】さん 5点(2003-12-04 21:51:08)
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