みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
43.《ネタバレ》 これは貴重な時代劇ミュージカル! 本作観ずして、日本の時代劇は語れない! 違和感なく観れました。 昔の人は凄いなぁ・・ ストーリーも手に汗握る恋愛もの。 最後まで、どうなるのか、ハラハラドキドキ♪ 貧しさは負けるのかぁ~~ ラストの二転三転が何とも微笑ましく楽しい。 何度も観たい作品だが、本作をレンタルしてる店が閉店になっちゃうよ~~ 時代の移り変わりに、こんな素敵な作品がまた遠くに行ってしまうかと思うと、 悲しいや、チェッ! ※youtubeで観られちゃうんですね・・ https://www.youtube.com/watch?v=32d3mCTh6Ao&list=LL&index=1&t=23s 時代は変わるのかなぁ・・(溜息) 【トント】さん [DVD(邦画)] 9点(2022-10-23 01:07:30) 42.時代劇ミュージカルとでも言えば良いのでしょうか?ユニークな作品ですね。 作られた時代まで加味してこの評価。純粋に一本の映画として見ると流石に厳しいです。 【alian】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-07-22 20:54:41) 41.《ネタバレ》 あくまで軽~いオペレッタですが、中々どーして見所も多いし完成度も諸々高いしで、よくこんなのを1週間で撮っちゃえたモンだな!と率直に思ったのですね。オーラスの殺陣的な立ち回りについてはちょっと雑にも見えましたケド、コレすら全体の軽いコメディのノリには見事に適合している…とも思えて、ココまで来ると多分コレは「偶然」の範疇なのではないかな…とも思いました(コレを狙ってやれたとしたら、もう確実に天才だなと)。 女の子3人が皆お淑やか過ぎずお転婆過ぎず、また実に愛嬌があって(+お歌も達者で)出色の出来でしたね。中でもやはり、お春を演じる市川春代の愛くるしさが実に素晴らしかったと思います。片岡千恵蔵の演技の方はややお手軽感が強くて少~し好みからは外れるのですケド、まあコレも全体の雰囲気にはごくマッチしていた…とも思います。80年越しの今なお、実に手堅い優良娯楽作と言えるでしょう。是非。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-12-30 18:05:15) 40.昭和14年に作られた約一時間程度の時代劇オペレッタです。ストーリーは簡単な恋愛もので、最初から最後まで、チャンバラシーン以外は全編がほぼ歌です。 軽くて緩い楽しい映画でした。ディック・ミネの陽性のキャラクターが作品の雰囲気とよく合ってます。和楽器でジャズっぽい演奏をするなど遊び心があり、発想が自由で、開放的な印象を受けました。 歌も古臭くありません。どう表現すればいいのか分かりませんが、当時の流行歌よりも、明るさとテンポの良さをワンランクアップさせた感じというか。心地よく耳に入ってきました。 日本にもこんな映画があったんですね。完成度がかなり高いと思いました。背伸びして海外ミュージカルを真似ている感じでは無くて、そこも良かったと思います。 【wayfarer】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-06-14 02:41:13) 39.《ネタバレ》 80年近く前のモノクロ作品でタイトルが『鴛鴦歌合戦』…。 本サイトの平均点が高くなかったら完全にスルーしていた作品でした。(仮にそうしていたら、どれだけ損をしていたか) みんなのシネマレビューのみんなに感謝です。 時代劇をベースにして台詞は現代語。童謡のメロディーをスウィングジャズでアレンジして歌いまくっています。 まさに設定はやりたい放題で、登場人物たちも丁稚小僧がお店のお嬢様を貶してみたり、その町民のお嬢様が侍にインチキ大名と罵ってみたりと言いたい放題です。 特にお春は壷や日傘を叩き壊したり終始プリプリと怒っていますし、演じている市川春代さんは滑舌も良くなく、演技も歌も上手とは言えません(台詞回しも歌も声が張りすぎてしまって抑揚が感じられず一本調子になっています)が、彼女自身の愛らしいキャラクターを前面に出す事によってそれらを相殺する以上に粗略とも言える態度や仕草も魅力として映っています。 そんな彼女自身の魅力が作品自体の魅力に昇華されている面は、演出の妙とも言えると思います。 また、ディック・ミネさんの歌唱力の高さがミュージカルである本作を安定させていると共に彼が演じる峰沢丹波守の役所をヒールにしていない為に、いい意味で気を緩めて鑑賞できましたし、後味の良いコメディー作品になっていたと思います。 彼は歌手という事なので演技については触れない事にしておきます…。 他作品では中々見られない志村喬さんの超軽い演技の意外性を含めて、3人のヒロインや丹波守御一同など役者さん達を上手に使い切っている印象の作品でした。 オペレッタと言われている様に文字どおり小さな喜歌劇である本作は現代の造り込まれた映画に比べるとボリュームや内容で物足りなさを感じるかも知れませんが、ここまで気持ちの高揚を伴った満足感と幸福感を見終わった時に与えてくれる作品は最近のそれは疎か、時代を超えてみてもそれ程あるとは言えないと思います。 価値の有無は分かりませんが本作自体が私にとっての掘り出し物です。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-06-14 01:12:01)(良:2票) 38.「戦前」=「陰鬱なる時代」とする暗黒史観の嘘を払拭する傑作である。その明るさとバカバカしさに、大団円では爆笑しながらも落涙してしまった。 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-11-03 11:56:49)(良:2票) 37.古い映画の評価は難しい。「すべての歴史は現代史である」という観点に立てば、そんなに面白いモノではないし、「全ての時代は神に直接する」という観点に立てば、ノモンハン事件が起こった時代にこのような作品が製作されていた事には驚く。マキノ正博は高倉健の任侠映画しか知らないのだが、粋とユーモアの融合はこの作品からも垣間見えるし、突き抜けてる感はある。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-10-27 22:07:44) 36.とかく浮世はままならぬ、日傘さす人、作る人。って、なんのこっちゃですけれども、片や日傘をさしたおとみさん、片や日傘を作るお春さん、千恵蔵演じる浪人を巡って、確かに何かとままならぬ訳です。しかし、作った傘を干しているとそこに通り雨、傘が濡れては大変と、これをキッカケに男女がうまく引き寄せられたりもする。はたまた、お春さんが父親の骨董道楽を嘆いている場面、千恵蔵が「そのうち掘り出しモノでもするかもよ」と言うのに対してお春さんは「そういう夢みたいなこと大っ嫌い」と言い放つんですけど、これがラストの伏線になってる。なってるけど、でもこのラストは、衝撃的です(笑)。いやホント、みんな笑ってていいのか~と思うんですけど、いいいんでしょう、きっと。もはや一種の躁状態。時代劇ミュージカルなんていうハチャメチャな作品ですから、オチもハチャメチャでいいんです。で、音楽はというと、一曲一曲は他愛ないものですが、会話の中に歌がピタッとはまってくるのが気持ちよく、とにかく楽しさ満点です。中でも、ディック・ミネのあまりに気持ちよさそうな歌いっぷりが、何やら悟りに近いものすら感じられて(笑)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-09-29 22:47:17) 35.《ネタバレ》 いきなり歌いまくりで本当にオペラのようになるのかと思いましたが、適宜セリフも入っています。この作品が楽しい最大の理由はオペレッタ形式だからではなく、純粋にお話が面白いからでしょう。モテモテ浪人礼三郎をめぐる恋のさや当てに、骨董マニアの困った親父と娘の情愛。それにご無体な殿様がからんで、ある種パターンながら愉快な物語を紡いでいます。それも各人物のキャラクターがしっかりしているからでしょう。中盤礼三郎がかっさらわれて姿を消すのも、なかなか効果的。志村・香川・お春・藤尾・お富と、演じる役者さんの名前から役名を拝借しているのも、とぼけた感じてけっこうです。歌は市川春代さんがちょっと苦しいですが、それ以外はかなり聞きものでした。文句なしの逸品。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-09-07 20:14:21) 34.何が一番驚いたかって、それぞれの歌が、場面や心情の表現にきちんとなっていること(曲調や歌詞も含めて)。そして、役者陣が、きちんと「歌いながら演技をしている」こと。つまり、ミュージカル映画としてはすでに完成しているのだ。それにしても、戦前からこれほどの作品を作っておいて、どうしてその後の日本にはミュージカル映画が存在しないのだろう? 【Olias】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-08-30 21:43:19)(良:1票) 33.退屈なストーリーも最後の壺を壊すあたりまで進んでくるとあまりのくだらなさに思わず笑ってしまう。画質は古くて見づらいが、中身云々よりも戦前の時代劇コメディミュージカルそのものが新鮮だった。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-27 22:08:25) 32.こんな楽しい古き良き時代を映す、映画もありですね。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-17 23:26:29) 31.はじめは、楽しい雰囲気に好感が持てました。 でも、歌ばかりの構成に呆然。 タイトル通りの歌合戦ですね、ミュージカルではありません。 時代背景を考えたら斬新で見事な作品かもしれませんが、1本の映画として考えたら、これは映画と言えるのか。。。 過去の作品を悪く書くと、映画通の人に叩かれそうですが。。。 純粋に映画を楽しみたい人にはハズレ作品、だけど、映画通には満足な作品。。。 たぶん、そういう作品なのかな〜。いい勉強になりました。 【ぽぽ☆ぽんた (^-^)v】さん [DVD(邦画)] 1点(2015-04-24 01:49:02) 30.《ネタバレ》 撮影期間たった10日という、世にも珍しいマキノ正博監督の時代劇ミュージカル映画。昭和14年にこんなにも楽しい娯楽映画が存在していたことに驚きました。片岡千恵蔵や志村喬の歌声が聴けただけでも観た甲斐がありました。傘屋をストーリーに絡めたのがよかった。色々な模様の傘が綺麗で映像に栄えるんですよ。特にラストの傘が一斉に花開くシーンは圧巻。この作品、シェルブールの雨傘より25年も前の公開なんですよね。すごいなー。それとお春さん!可愛いー!何ですか、あの男心を擽る仕草、言葉。完全にノックアウトされました。あの黒澤明監督でさえ「一番美しく」のような表現方法をせざるを得なかった戦時中に、よくこの映画が公開できましたよね。日本の映画界は、この映画を後世にしっかり伝えていかないといけないですね。 【スノーモンキー】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-07 19:46:10)(良:1票) 29.予備知識ゼロ。いきなり歌い出したのに面喰い、そういう映画である事に「変なの借りちゃった」と後悔。そのいじらしさに胸がキクンと痛んだお春ちゃんの存在がなければ鑑賞リタイアでした。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-24 17:29:53) 28.《ネタバレ》 何もかもがデタラメで非常に楽しい映画です。時代劇なのにジャズにヒステリーに…。突っ込みどころ満載ですが、そんなのはどうでも良くなります。ディック・ミネの朗らかな顔を見れば。最高のシーンはディック・ミネが香川に骨董品の良さを伝えるシーンです。あれ最高。この映画を象徴するかのような超デタラメ!そして楽しい。曲は至って単調なのがちょっと残念。そして、楽しいけど、ここまで評価されるほど面白いどうかは…。7点付けちゃうんですけどね。ラストの展開はいくらなんでもなあ、と思います。理解が無いですかね? 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-21 16:17:37) 27.これはもうアイデアの勝利ですね。歌や演技が上手・下手なんてどうでも良くなるようなパワーがありました。意外とストーリーも良かったです。 【川本知佳】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-08 07:35:17) 26.見終わって2日経っても茶碗の歌がずっと頭から離れません(笑) 日本でもこんな昔にここまでおもしろいミュージカル映画があるとは驚きです 【pillows】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-04-18 03:14:02) ★25.《ネタバレ》 1939年というとあと2年ほどで太平洋戦争に突入しようかという暗く混沌とした時代にもかかわらず、マキノ正博監督のこの「オペレッタ時代劇」と言われる映画はそんなことを微塵も感じさせない非常に能天気で明るい喜劇であることにまず驚いたし、それを今見てもこんな楽しい映画はほかにあるだろうかというほど楽しく、見終わって思わず「ああ楽しかった!」と声に出して言ってしまった。登場人物たちに悪人がひとりもおらず、なおかつ、どの人物に対しても愛らしさを感じることができ、だから見ていて(DVDパッケージの謳い文句どおり)とてもハッピーな気持ちになれるのがいい。タイトル・クレジット部分に流れる主題歌からもうひきこまれるし、いざ、映画が始まっても登場人物たちが歌う、唄う、うたう。中でも生活を顧みずに怪しげな骨董品の収集に没頭するおやじを演じる志村喬は後年の「生きる」での悲しげな歌声とは対照的に明るく楽しそうな歌声を披露しているのは印象的で、演技も戦後の東宝映画などで見せる重厚で渋いものではなく、コミカルな役を軽妙にイキイキと演じていて、その上歌も歌うのだから新鮮というほかはなく、はっきり言ってこんな志村喬は初めて見るような気がする。彼と娘・お春(市川春代)のかけあい、やりとりが面白いのもこの映画の魅力だろう。(本作の主演は千恵蔵だが、志村喬のほうが目立っているような気もする。)市川春代といえば「ウルトラセブン」の中の「北へ還れ!」というエピソードでフルハシ隊員の母親役で出演しているのを見ただけなのだが、本作ではなんとも可愛らしく、とくに「ちぇっ!」と舌打ちをする仕草がなんとも言えないのだ。そんなお春を父の借金のかたに妾にしようとする殿様(ディック・ミネ)も本来は憎まれ役のはずだが、コミカルなどこか憎めないキャラクターで好きだ。クライマックスはお春の父が持っていた小汚い壺が実はかなりの値打ちがあるという展開で、山中貞雄監督の「丹下左膳余話 百万両の壺」を思わせているが、ひょっとしたらこれは意図的なものかも知れない。その壺をお春が壊すことによって何もかも丸くおさまるラストも心地よく、また湿っぽくなりそうな展開があってもけっして湿っぽくならないところも良かった。撮影の宮川一夫によるエピローグのクレーンショットも素晴らしいの一言。「ほーれほれほれ、この茶碗♪」、「ぼーくはわーかい殿様あ♪家来ども喜べー♪」 登場する歌の歌詞もいつまでも耳に残る。日本ではミュージカル映画というのは少ないが、本作はそんな中でも間違いなく最高の映画と言ってもいいほどの素晴らしい映画で、まさに見終わった後に何回でも見たくなるような名作だと思う。迷わず10点だ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-02-20 23:49:06)(良:5票) 24.花のように明るくて楽しくてかわいい。志ん朝の落語のような話だ。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-16 00:03:53)(良:1票)
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