みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
54.まず最初にナベケンに拍手を送りたい。これは皆さん言われているとおり、ナベケンでなければこの映画は面白くなかったと思う。彼の存在感に10点つけたいですな。そしてこの超一流スタッフの技術の粋を集めた芸術大作の本格さに大拍手。ズウィックの細部まで練りこんだ作りこみ、ナイラのあまりにも美しすぎる衣装、ローゼンの息を呑むほど美しいカット、そして何と言ってもミスター・フィルムコンポーザー・ジマーの音楽。これを見た後では日本の時代劇は見れない。戦闘シーンも大迫力、効果音も秀逸、少しジマーの音楽がくどすぎるキラいはあったが、劇中のこの構成力と本物志向は、日本では永遠に作れない。無理。不可能。 ただ惜しむらくは、あまりにも美術の方が様式美すぎたところか。もっと泥臭いものにしても良かったと思う。-1点というよりは-0.5点なんだけど、トム・クルーズという大嫌いな俳優も含めて-1点。だがそれでもオススメできる。本年度最高傑作。内容やアラ探しだけで見る人は勿体無いと思う。隅々まで堪能すべし。 【DeVante】さん 9点(2003-12-10 23:48:23) 53.色々意見があるかと思いますが、映画って全世界へ発するエンターテイメントなんですから、私は脚色があるのは当然だと思っています。ですから楽しまなくちゃ損ですよ!それにしても、この映画は音楽が格別に良いですね。静と動が絶妙に表現されていて、体が動きそうになります^-^; 【ぶるぅす・りぃ。2】さん 9点(2003-12-10 23:22:53) 52.《ネタバレ》 アメリカが作ったとは思えないほど日本の描写がいろんな面ですばらしかったです。 侍を通して日本の美しさと欲深さが巧妙に書かれています。 映画を見ながら、自分の中に眠っていた感情と武士道の精神が共鳴した感覚です。とても感動しました。 当時勝元のように英語を話せる侍がいたかは疑問ですが、 日本文化が西洋文化と混じりあう時代の中ならそれも有り得なくはないと思ったので、書や学問に励む勝元を見ていると外国語の勉強もしていたと考えてもおかしくありません。 評価はいろいろかもしれませんが、何かしら考えさせられるものがある作品ですので、特に日本人には一度見てほしい映画だと思いました。 【えこ】さん 9点(2003-12-10 20:38:09) 51.映画を観ている間、どーにもしっくりしなかった。理由はだいたいここで挙げられているものです。戦闘シーンは文句なしにすばらしい。 【ガッツ】さん 6点(2003-12-10 20:32:53) 50.《ネタバレ》 いい作品です!トム・クルーズやエドワード・ズウィックは日本を本当に愛しているんだろうなぁと感心しました。戦闘シーンの迫力やトム・クルーズの鎧姿、渡辺謙の演技力、そして、子役の涙・・・。すべてに拍手を送りたいほどの作品でした。しかし、ニュージーランドで撮影したためかヤシの木があったり、トムがいきなり剣豪と呼べるほど強くなったり、渡辺謙扮する侍が英語ペラペラだったりと、突っ込むところがあったのが残念です。しかし、この映画に関しては全て許せてしまう魅力がありました!ラスト・シーンは少し演出過剰かな?と思いましたが、歴史に残る傑作であることは確かです。 【ソダちゃん】さん 8点(2003-12-10 19:07:40) ★49.すごく期待し過ぎて見に行ったためか、違和感ばかり感じられえて 最後まで映画に入り込めなかった。でも、その違和感の理由をずっと 考えつづけていたら、自分の中に眠っている日本人としての感覚を再発見 する事ができたような気がします。そんなきっかけを作ってくれたこの映画に 感謝。 【olgas024】さん 6点(2003-12-10 17:59:07) 48.公開前はなんでトム・クルーズがよろい着るの!?と全然期待していなかったけど、おもしろかった。渡辺謙の鎧姿は絵巻に出てくるようにかっこよかったし、ものすごい存在感。真田広之の演技も素晴らしいと思ったが、出番とセリフが少なくて完全に脇役になってしまった、もったいない。 トム・クルーズが出る映画で最後でがっかりさせられたのは、これで3回目です。 【いざ、ベガス】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-12-10 16:53:57) 47.トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之の演技に8点、素晴らしいですね。ネイサンの視点からサムライとは何かを2時間近くかけて、ゆっくりと魅せていきましたが、渡辺謙演じた勝元の死を迎える数秒間の姿だけでサムライの心を感じられました。渡辺謙かっこよすぎる。もう渡辺、真田両俳優以外この役を演じられなかったとまで思ってしまいました。映画の途中、微妙に違和感を感じた2つのシーンがありました。一つは桜のシーン。作り物とはいえ何か美しさを感じられないなと思っていて気付きました。画面の大半がそこに生えている緑の木々を入れてしまったから。日本映画の桜はそれの美しさを最大限に映す為にピンク色以外写さないものが多いのでは。2つ目は富士山のシーン。富士山は立派でそのものでしたが、やはり手前に映っている山野原は外国の景色でした。富士山にはそれに似合った日本の木々があるのだと改めて思いました。(富士山の周りにしか生えない桜があり、それは富士山を引き立たせる為かの様にわずかな花しか咲かないそうです)独りよがりなレビューですが、日本人として富士山と桜は自分が思っていた以上にそれらの一番美しい情景が脳裏に深く刻み込まれているのだと思いました。 【tomomi】さん 8点(2003-12-10 16:02:59) 46.正直、これがアメリカ人が作った映画とは思えなかった。 変な日本の固定観念もないし、途中からは舞台設定がリアルで合戦シーンがリアルな ちょっと主人公が英語をしゃべったりする日本の時代劇、みたいな感じで見入ってしまった。 何か、武士道とかにアメリカ人は憧れるところがあるのだろうが、やや美化しすぎのきらいも ないではないけど。外国映画に日本人の心を思い出させられては形無しですなぁ。 でもいい映画ではあった。ただあまりに日本的すぎて向こうでは人気なさそう。 【あきんど】さん 8点(2003-12-10 12:16:29) 45.鳥肌がたった。今までに無い感動にとまどいすら覚えた。 日本ってすごい。昔の日本に顔向けができない。 【40円】さん 9点(2003-12-09 21:06:43) 44.いい評判を聞いたので見に行ったら期待以上の出来でした。というより人生の映画TOP10に入れてもいいぐらいです。ハリウッド映画でここまで日本をきちんと描いている映画はないと思う。ラスト30分間はずっと泣いてました。 【まつけん】さん 10点(2003-12-09 11:58:24) 43.アメリカ人に判り易く、日本人には少し引っ掛かる程度の日本描写。私は、フジヤマ、キモノ、お辞儀、ハラキリ、神社、カミカゼアタック!などの映像はアメリカ人のため。一方で武士道等の精神描写は日本人のために描かれたと思いたい。日本とアメリカの観客両方への最大公約数的映画。 【クルイベル】さん 7点(2003-12-09 10:20:11) 42.《ネタバレ》 渡辺謙という下敷きで真田広之を文鎮にしてアメリカ人が初めて筆で書いてくれた「武士道」と言う大文字。 漆塗りの立派な重箱にきちんと納まっている。 敬意を込めて盛大な拍手を送りたい。 しかし、ストーリーと言う紐がとてつもなく緩く、「おいおい何でここでこう縛るかなー、そこにそんな結びめいれないだろ普通。ハートマークまではいってるし。」という大雑把な縛りで、繰り返し持ち歩くと、紐がはずれて中の武士道までどこかへ消えてしまいそうだ。 大事に蔵にしまっておくのがいいかもしれない。 床の間に飾る「武士道」の文字は、作者に敬意を表してしばらくの間飾ることにしよう。 でも長く飾るにはやはり日本人の書いたものの方がしっくりくるような気がした。 殺陣の立ち回りのスピードと迫力はほかに類を見ない。ここだけ見ても価値はある。 いずれにせよこの作品、トム・クルーズという西洋きっての浮世絵の風呂敷に包まれている以上世界中の多くの人に見られるだろう。 「下敷き」と「文鎮」から一歩も二歩も踏み込んだ渡辺氏、真田氏の今後の活躍に期待する。 (追記)今の日本で果たしてこのテーマで撮れるだろうか。 もはや粉々になって空気の中に消えてしまい日常気付く事も無い「武士道」なる精神も、海の向こうから見るとキラキラ輝く大きなダイヤモンドに見えたのだろう。 両手に持って高く掲げ見せるような大きなダイヤモンドは、今の「日本人」には到底描けないような気がする。 皮肉だ。 (追々)やっぱりたかとオールグレンの関係はありえない。 吐き気がする。 たとえ仇であっても客人として迎えた以上凛としてもてなすのは百歩譲って道理としても、何で恋に落ちるんだよドァホ。 減点だ。 【Beretta】さん 5点(2003-12-09 02:38:21)(良:3票) (笑:3票) 41.いゃぁ、それにしても皆さんのこの文章の量はどういうことでしょう?それだけこういう映画はコメントが書きやすい、てことなんでしょうかねぇ?そうだなぁ、勝元の息子さんがまげを切られるシーンあるじゃないすか。泣きっ面をこっちに向けて「うわぁー!!!」て。切ってる人の方がいかにも悪者の態度すぎてあざといと感じながらも、ああいうシーンでうるっときちゃうんだなぁー、、、、。なんていうか、言葉は悪いけど、アメリカさんに愛国オナニー映画をプレゼントされた感じですね、はい。 【あろえりーな】さん 8点(2003-12-08 22:54:25)(良:1票) 40.簡単に、世界の情報を見てとれる今日、他国の仕来たりや分化を理解し共鳴できるようになったとはいえ・・・、正直、外国人の手によって、「サムライ・スピリッツ」が描かれる事には、多少の拒絶感を感じていた・・・。そう感じられるのは、私自身が「日本人特有の仕来たり」を少なからず重んじているからだろう。「お辞儀」もその一つだ。今作で語られる「サムライ・スピリッツ」は、善悪の判断ができ、日本特有の「心(文化)」を守ろうとする強い意思を持った、まさに、「理想的な侍(日本人)」である。元に、そういった「侍」もいたのだろうが、これほど「強くて美しい魂」を兼ね備えた「侍」は聞いた事がない。そして、「静」と「動」。私は、日本人を表すときに、これほど当てはまる言葉は無いと思っている。この言葉も、欠かす事は出来ない。何故なら「礼節」と「戦」を抜きに日本の歴史は語れないからだ。劇中には、それらの「日本人特有の心」が余す事無く描かれおり(そこに、素晴らしき日本の俳優人の力が重なっている事は実に喜ばしい)、幾多のシーンで胸が熱くなり、涙があふれた・・・。日本が今現在作る事の出来ない「サムライ・スピリッツ」をハリウッドにて描かれたことは、正直寂しい想いだが、この映画を見れて本当に良かったと感じた・・・。今作の映画制作関係者、全ての方々に、心からの敬意を表したい。美意識として片付けられても構わないのですが・・・私は、こらからも「日本人の魂」と「誇り」を絶対に無駄にせず、歩んで行きたい・・・。 【sirou92】さん 9点(2003-12-08 20:41:07) 39.最初の侍の登場シーンカッコ良かったなー!日本人には大和魂があるね。アメリカに留学してもうかれこれ2年近くになる。日本人だからって差別的に見られる事もあるけど、俺は日本人である事、侍の子孫である事、大和魂を持ってる事等をずっと誇りに思って生きてきた。この映画を見た後も日本人である事を大変嬉しく思った。日本人が敗戦後忘れてしまっていた「何か」が見えた。多くの人に見てもらいたい一品。日本人の手によって作られていない事が残念。外国人の手によって日本人がこんなにもカッコ良く描けるのになんで日本人ができないんだろ? 黒澤、深作が逝った今、もう世界の北野しか残されていないのかな? 追記:渡辺謙さん、オスカー像は本当に残念ながら次回という結果に。自分の事のように悔しいです。素晴しい演技をありがとう! 【和魂洋才】さん 10点(2003-12-08 19:51:11) 38.もう1年以上前からこれだけを楽しみにして生きてきました!!ただ、他の人も指摘しているように、勝元が命を捨ててまで戦う動機がいまひとつ伝わりきらなかったような気がします。きっとズウィックは全てわかった上で取捨選択して行ったのだと思うが、これだけの物語だったら3時間以上ないと表現しきれないんじゃないかな。いろいろな掲示板で散々言われていますが、勝元達が鉄砲を使わない理由、鉄道を襲った理由、バグリーとの過去の因縁などを、単にセリフの説明ですませていたりするため、ちょっとわかりづらい。また、オルグレンが次第に勝元、武士道に傾倒していく過程も、日記のナレーションで端折ってしまったので、唐突な感じをどうしても受ける。もっと丹念に描いていれば、重みが増したと思います。自分としては合戦シーンよりも村でのエピソードをもっと丹念に積み重ねてオルグレンの心が少しずつ解けていく過程を見たかった。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-08 19:27:18) 37.和をもって尊しとなす、テロリストなのかレジスタンスなのか、異国の文化を認め会話を楽しむ勝元。無益な殺しを好まぬ漢が、急進的な西欧化改革に異を唱え、私利私欲のためでなく国益のために、あえて無謀とされる”戦”に臨み、日本人としての”アイデンティティー”を貫き通す。現代日本人のハートにも響くとは、武士道の遺伝子は日本人の中にまだ眠っているということでしょうか。潔く華々しく散る死に際に目が行きがちであるが、いつ如何なる時に死が訪れようとも、恥じること、悔いることのない生き方、そのために日々精進する生き様こそが武士道ということでしょうか。ただ客側がかなり読み取ってあげないとツライ映画。イラクに散った2名の外交官にこの映画を捧げたい。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-12-08 16:56:40)(良:1票) 36.よかったなー。映画館で観たから迫力も満点だったし、笑えるところもあったり、長い映画だったけど時間がたつのも忘れてみました。日本人の役者さんがよかった 【paruru】さん 9点(2003-12-08 15:41:49) 35. 参った。圧倒された。154分を全然感じさせない。涙がとまらなくてどうしようもなかった。終わったあと正気に戻るまで、かなりの時間とギネスをハーフパイント必要とした。死にゆく者と、残される者の別離のシーンを最小限にとどめたのが光る。(以下追記)時代劇がまだ人気があるため日本の役者のほとんどが馬を乗りこなせるのは重要な無形文化。この騎馬隊の数々の迫力あるシーンはあまたの西部劇の名場面を超えハリウッドがつくった最高峰だと思う。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2003-12-08 14:32:24)(良:2票)
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