みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 書かれている方もけっこういらっしゃいますが、隕石(のようなもの)が地球にやってくる!地球滅亡の危機!というときに、そのものを破壊するのではなく、避けちゃおう!という発想がスキ。♪おいらは陽気な宇宙飛行士♪(だったっけ?)みたいな、底抜けにおバカな歌がなごむ。妖星が出てくるまでの展開の早さもいい。変なタメがないから、ドラマが進む進む。意外に面白かった。PS.あれはセイウチです。 【元みかん】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-12 12:40:47) 14.SFであっても科学考証とかを考えるリアル指向な方には絶対不向きな映画。「アルマゲドン」での非現実的な描写に対する細かい突っ込みなんて軽く吹き飛ばす驚愕の隕石対策、地球移動。しかも、それだけじゃ物足りないと思ったのか、怪獣を登場させたり、記憶喪失を盛り込んだり、なんだかわからん宇宙パイロットの歌を劇中、二番までしっかり聴かせてくれたり、一番なんて二回も聴かせてくれたり、ほんとサービス精神満点。地球が移動する大イベントをタタミの部屋でちゃぶ台囲んで迎える。これぞ日本人だと思う。そして後半のスペクタル災害シーンはさすがやわ。あの水の動き、うまいことやってるわ~。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-24 23:30:43) 13.《ネタバレ》 「恐怖の大王」が降ってきた!!。■ そんな時、ハリウッドでは「大王」をコッパ微塵とすることに終始し、 我が東宝映画陣は巨大な噴射口をおったてて、地球を避難させてしまった!。 なんて東洋的な発想と西洋的な発想の衝突なんだろうか。 このギャップを東洋医学と西洋医学の違いに投影して考察するとおもしろいと思った。 「恐怖の大王」という病巣が体内に巣食った時、西洋医学は摘出手術や薬物療法という 形で治癒を目指す。その行為は病巣への攻撃となる。 一方、東宝陣が施こした東洋医学的処置は鍼灸や漢方など患者の自己免疫力を高めて 病巣というマイナス要素からの悪影響を減少することにある。それは自己変革による解決を意味する。 「自己」と「敵」という存在がある場合、西洋は「敵への一方的な攻撃」をしかけ、東洋は「自己変革による敵との共存」をめざしているように思える。この問題解決コンセプトの違いこそが「アルマゲドン」「ディープインパクト」のハリウッド的思考と我が「妖星ゴラス」による東宝・東洋的思考の違いであるのだ。 そこには敗戦を経験し、東京裁判を経験し、アメリカからの日本国憲法を遵守し、民主 主義、資本主義の洗礼の中、自己変革をなしてナンバー2までのし上がった日本の歴史 があり、一方、目の上のたんこぶをことごとく攻撃し、自国の権力を増大させていった 国の歴史感がでーんと横たわっているのです。ハリウッドは敵から逃げることをけっし て良しとしない。共産主義からも、テロ国家からも、勿論、異星人からの攻撃にも、大 統領が戦闘機に乗って攻撃を仕掛けるぐらいなのですから。 自分らが内的変貌を遂げて局面をヤリ過ごすという屈辱的な危機管理は到底受け入れられないのです。でも僕ら日本人という歴史を持った者(少なくともワタクシ)は、南極に巨大な噴火口を作って「大王」をヤリ過ごす地道で途方もない努力に、どうしょうもなくロマンを感じてしまうのです。神道を基本とし、大陸からの仏教を受け入れ、キリスト的文化も受け入れ、民主主義・資本主義を取り入れ、その折々での自己の最適化を柔軟になしえてきた血がどうしようもなく騒ぐのです。 ストレートな差障り要因への攻撃という陽なエネルギーよりも、南極に大規模土木工事をやり遂げる忍耐力をワタクシは断固支持致します! 【マーク・レスター】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-09 22:38:35)(良:3票) (笑:1票) 12.今の洗練されたCGではけして出せないプリミティブな迫力と、理屈を無視した地球をどけちゃえ計画。 このチープさがわがSF! じいちゃんの「地球も動いたしいい正月だな」を、壮大なる名せりふとして残したい。 【あにさきすR】さん 8点(2005-01-18 01:32:11) 11.《ネタバレ》 皆様に可成り不評を買っている(終盤になって何の前フリも無く唐突に出現する)あの怪獣は果たして”アザラシ”なのでありましょうか??コレは飽くまで私見ですが、ひょっとしてアレは”セイウチ”なのではありますまいか。よく見ると何やら立派な牙が二本生えているような気がするのは私だけでしょうか。今後の検証が待たれるトコロです。 【へちょちょ】さん 7点(2004-10-08 20:15:07)(笑:1票) 10.物語の舞台は1980年代初頭の日本(製作が62年だから20年後の設定)。宇宙港なる物まで整備されるほど科学の発達した未来(現在からすれば20年前)、空撮された東京タワーの周辺に高い建物が1棟も建ってないのには笑ってしまった。例えば「メトロポリス」や「禁断の惑星」を観て「古い」とは感じませんし、本作のミニチュアの崩壊映像やゴラスの様々なイメージにも古臭さはありません。しかし、60年代そのままの風俗や風景と同居するSF的科学技術、そして高度経済成長に裏打ちされた無邪気とも言える未来への超ポジティヴなイメージからは、どうしても頓珍漢な印象を受けてしまいます。政府の予算獲得の様子等、一部の設定は凝ってるのに他はおざなり。物語の背景って結構重要だと思うんですけど…、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-07-22 17:34:21)(良:1票) 9.「地球最後の日」より、巨大彗星などが地球に激突するというSF映画は今までに何作かあります。この映画の良いところは、安易に核の威力で恒星そのものを爆破しようというのではなく、地球そのものを移動して激突を避けるというところです。これはムチャというより逆転の発想と受け取りたい。しかも米ソの緊張が高まる時代背景の中、国連を通じ世界がその持てる科学力を結集し、人類の危機を回避するという斬新かつ希望に満ちたテーマ性。このように強く訴えるものがあるならば、時代を感じさせなくはない演出も特撮もおおめに見てしまいます。しかし残念なのは、突如現われ基地を破壊する怪獣マグマの登場シーン。これはイタダケナイ(-2)。怪獣ブームということもあり、きっと会社のトップから出せの命令が下ったのでしょう。円谷英二氏にしてみれば心底悔しかったに違いなく、大人向けSF映画の名作となりえただけに残念な作品です。 【光りやまねこ】さん 7点(2004-06-17 11:10:03)(良:2票) 8.コレが7点で、私が考証無茶苦茶だと思っている「ザ・コア」が3点なのは、やっぱり時代。もしこの21世紀にハリウッドがリメイクしても、評論家からも観客からもブーイングだろう。そういう意味では私も「現代(韓国の財閥ではない、念のため)」という怪物に食われてしまった訳だけど、つくづくあの頃はイマジネーションが自由な時代だったんやねえ・・・ 今のパニック映画を笑い飛ばすようなあの有名なアイディアはさることながら、それが中学生のたわ言を科学者が大マジになってやってしまったものだからとんでもない。でもそれこそが面白かった、古きよき時代に思いを馳せて。宇宙飛行士訓練生たちがいきなり大空で歌いだしたり、意味もなく楽しいシーンも多いしね(笑) ただしアザラシ怪獣はいなくてもいいよね。 【合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん 7点(2004-06-05 01:52:18) 7.《ネタバレ》 なんて勇敢なのだろう!と、思う。接近する巨大妖星を前にして、「地球ごと避けてしまえ!」っていう劇中の人類もそうだが、それ以上に、1962年という時代にこれほど大規模で大胆なSF大作を作ってしまう当時の日本映画界の心意気に対して、心の底から勇敢だと思う。そして尚、その映画世界の秀逸さに驚く。特撮は明らかにミニチュアであるが、その精巧さと芸術性にはCG全盛の現在であっても舌を巻くしかない。突如として南極に現れる怪獣、結局のところ意図が不可解な主人公の記憶喪失、ジェット噴射で地球の軌道を変えるという設定自体、本来なら突っ込みたくなる破天荒なアイデアのすべてが、ひとつの完成された映画の中で違和感なく息づいている。「今度は北極の海にジェット噴射を作って軌道を戻さなきゃ!」ああ、素晴らしい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 9点(2004-05-19 01:48:56) 6.《ネタバレ》 やっぱりね、なんかとってつけたようなアザラシはどうなんでしょう? ゴラスが地球にぶつかるかどうかの瀬戸際に、アザラシはダメでしょ。でてきたらでてきたで、もっと混乱を起こさないと! 軽くやられてましたよ。あの記憶喪失もいらないです。簡単に思い出しちゃうんだから。絶対に避けるんだから、あとは中身勝負なのに。それがアザラシと記憶喪失では、どうもパンチ不足ですなあ 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 4点(2004-05-16 23:16:24) 5.南極のジェット噴射は子供心にも「そりゃねーだろw」と突っ込みをいれてました。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2004-03-12 21:14:44) 4.《ネタバレ》 「もし、地球に小惑星がぶつかりそうになったどうしますかあ?」 「はーい、核爆弾仕掛けて木っ端微塵にしまあす」がアメリカくん。「僕はぁ、地球にでっかいロケット付けて小惑星から逃げちゃいます」が日本くん。ともに、性格がよく表れたお答えですね~。 南極の大氷原を埋め尽くす無数のロケットエンジン。そこからいっせいにそそり立つ炎の柱・・・おいおいそんなことしちゃ南極の氷が溶けてエラいことに、などと突っ込んではいけません。これは、科学の進歩がそのまま人類の幸福な未来につながることを信じることができた時代を物語る、貴重な映像モニュメントなのです。科学技術を平和のために使うことで、人類は一つになれる・・・当時、多くの人々が胸に抱いたであろう「希望」を、澄み切った南極の青空のように、ここまで一点の曇りもなく映像化できた円谷英二は、やはり黒澤・小津らと並び立つ、日本映画が世界に誇る「宝」だったとしか言いようがありません。 それと、惑星攻略に向かう宇宙飛行士が、出発前夜に乱痴気騒ぎをするのは、ディープでもアルマゲでもお約束でしたが、そのルーツもこの映画にあります(と、思う)。あの、音頭だかドドンパだかよくわからんあの歌。いいな~あれ。氷川きよしあたりがリメイクで歌ってくれんかしらん。 【東京サンダ】さん 8点(2004-01-22 17:00:52) ★3.子供の頃に何度かテレビで観ました。発想がすごくてね、感心ししました。細部は忘れたなぁ 【nizam】さん 7点(2003-12-20 13:06:14) 2.円谷特撮の集大成的作品として永遠に記憶に留めておきたい逸品。今、仮にこの作品をリメイクしたとして、果たしてオリジナルを超えるほどのテイストが残せるだろうか。40年も前に創られた映画ということもあって、特撮がチャチという意見もあるようだが、それは古典を読んで“古い!”と言っているようなもので、映画芸術の基本が解かっていない証拠。確かにテクノロジーは進歩したが、しかし現状ではそれを生かせていないばかりか、むしろ後退しているのではないかとさえ思えるだけに、かつてないほどの大胆な発想とアイデアで、これだけのスケール感を伴った作品を創造するのは、今の技術力をもってしても到底不可能だと信じて疑わない。新しい技術をどれだけ膨らませて、それ以上のものを生み出せるかがポイントで、誰でもが達成できるものではない。要はテクノロジーと言うよりも工夫とセンスが問題となってくる訳で、やはりある特殊な能力が必要不可欠となってくる。そういう意味でも円谷特撮の“画作り・見せ場作り”の巧さは、やはり天性のものだと言え、他の追随を許さない。本篇では、日々接近してくる暗赤色のゴラスの姿を、世界各地から遠景で捉えたショットの不気味さや、美しい紋様で弧を描く土星の輪が徐々に歪んで、ゴラスに吸い寄せられるシーンなどは実にリアルであり、息を呑むような美しさを感じてしまうほど。探査ロケットや周囲の星々が一瞬にして消滅していく視覚効果や、津波や地割れといった天変地異のスペクタクルなど、全編が見せ場と言ってもいい程のサービスぶりで、円谷英二は当時の技術をフルに生かして見事なエンターティンメント仕上げた訳だが、単なるマニア向けだけの作品でない事はご覧いただければ解かると思う。 【ドラえもん】さん 10点(2003-11-06 11:29:45)(良:4票) 1.《ネタバレ》 凄過ぎます! “ジェット噴射で地球の軌道を外して、彗星をよける”って発想の時点であっぱれです。勿論、SFXは幼稚ですが、これが子供の頃に夢中になった作品なんだと思うと感慨深いです。円谷作品らしく、南極に怪獣を登場させるところは凄い。しかしどう見ても首が上向いて折れてる気が・・・・・?「くびが!くびがちゃんと頭まで入ってへんでぇ!」でも凄いです。あとびっくりしたのは、無重力の中で急ぎ足で歩く宇宙服の乗組員たち。当時としては、無重力を表現するのに苦労したんでしょう。そのぎこちなさに感動。でも最後はあっさりよけて博士の一言。「元の軌道上に戻さなくちゃ大変なことになる。ははは!」だって。何でも北極に同じジェット噴射を付けてまたやるんだとか。凄過ぎ! 【イマジン】さん 8点(2003-08-11 12:11:24)
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