みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 「ムーランルージュ」大好きなのでバズ・ラーマン監督作品だと大喜び。 オープニングからマグワイヤさんの演技力に引き込まれました。 こんなシチュエーションのは現実には無い感じだけど・・と思う気持ちをマグワイヤさんの演技によって、ああ、そうか、どこかには有るかもと信じられるようになりました。 そしてディカプリオさんの演じるギャツビーの登場です。 二人の真剣なやり取りが良かったなぁ。 エドガートンさん演じるトムとの衝突も面白かった。 もちろん、ラーマン監督ならではの映像美も堪能しました。 パーティシーンの豪華でこってりして派手で一見の価値あり。 女性たちの曲線美のドレスも見所です。 でもちょっと残念だったのは、助演女優さんたちが物足りない気持ちがして。 ジャツビーの心の葛藤に感情移入するには、ため息がでるほどの女性だったら良かったのになぁと感じました。 アメリカやヨーロッパでは評価されている方なのでしょうけれど。 サントラは是非欲しいです。 美しく素晴らしい音楽に感動。 それだけでも魅力的な作品です。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-06-30 21:08:12) 7.《ネタバレ》 いかにもバズラーマン監督らしいこってりとした演出ですが、個人的には若干マンネリ気味でした。過去を舞台にしつつも現代の音楽をメインとするやり方はムーラン・ルージュで既にやっていて、その時のインパクトには及びませんでした。小説を書くシーンから始まるというのも前述の作品とかぶってましたし。 配役についてはディカプリオはやっぱりこういう役が似合いますね。トビーマグワイヤとの友情がよかったです。 原作を知らずに見たのですが、鑑賞後人間不信になりそうでした。ギャツビーに理解者ができたのが唯一の救いでした。 【やっぴーK】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 02:53:20) ★6.これほどきらびやかな映画は、バズ・ラーマン作品以外にはありません。また、時代設定が1920年代なのに、現代の音楽を組み合わせるところも、とても魅力的です。ディカプリオとマリガンがいわゆる運命の恋人を演じるのですが、私には運命的な2人には見えませんでした。マグワイアも物語の案内人になってしまっていて、スパイダーマンがこんなトコで何してるの?と言いたくなってしまいました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 00:07:01) 5.野望、欲望、羨望……言い方は様々だけれど、人間は誰しも大なり小なりの「望み」を抱えて生きている。 この映画は、世界中の誰よりも、自分が抱いた「望み」を追い求め、そのすべてを実現しかけ、つい果てた男の物語だ。 絢爛豪華に見える人生の中にひた隠されたこの男の本質は、あまりに哀れで、哀しく、だけれどもほんの少し羨ましくも思う。 虚栄と退廃に塗れた“クソ”のような世界において、ギャツビーという男の生き様にこそ唯一無二の「価値」があった。 その生き様は、時に笑ってしまうくらいに無様だけれど、そこにはたった一つの「目的」のために生きた人間の、人間らしい純粋さが満ちていた。 だから、世の中のすべてに馬鹿にされようとも、最後の最後まで「望み」を信じ続けた彼に羨ましさを感じるのだと思う。 ただその一方で、彼以外の、クソのような世界で生きるクソのような人間たちのことを無下に否定することもできない。 ギャツビーにとって最大にして唯一の「望み」であり「夢」であった“麗しの君”も、結局は卑怯で醜い人間の一人であったわけだけれど、誰が彼女の“選択”を否定出来ようかと僕は思う。 自らの娘の将来を案じて「女の子は美しくて馬鹿なほうがいい」と、彼女は言う。 それは彼女自身が、虚栄の極みの中で生き、それに頼らざるを得ない人間であるということを自覚していることに他ならない。 ある意味では、彼女もまた己の「望み」を貫き通した人間の一人だったのだと思う。 結局、彼女は孤独に果てたギャツビーに一瞥もくれずに去っていく。 非常に冷淡で愚かしく見えるけれど、あの時代、あの環境において、そのスタンスこそが彼女にとっての生き抜く術だったのだとも思える。 愚かな程に美しいこの映画のすべてのシーンがオーバーラップしてくる。 「夢」に対してすべての手筈を整えたギャツビーの満面の笑み、ニックが抱いた尊敬と羨望の眼差し、愛する人のキスを待つデイジーの麗しさ……。 誰もがただただ「望み」に対して懸命に生き、結果として大きな大きな“悲哀”が残ったということ。その人間ならではの、儚くも果てしない無情さに感極まった。 最高の演技、最高の音楽、最高の映画世界。もう他に何も要らない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-06-27 12:33:02) 4.原作は未読です。ここ最近のデカプリオに少なからずの期待を抱く者として、今回は物足りなかったと言えましょう。癖のある役と演技が定着してきた彼が、満を持して演じるにはぴったりな謎の男グレイトなギャツビーなんだろうが、ギャツビー自信は虚像のような存在で、本人は案外普通の男だったという印象。前半なかなかその姿を現さず、もったいぶって登場したときのグレイトな笑顔が、打ち上げ花火を背負っての一点の曇りもないあの笑顔の瞬間だけが、実は見どころかなぁ。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-25 15:03:48) 3.《ネタバレ》 この期に折角なんで原作も読んで挑んだのですが、大変原作に忠実な作品だったと思います。名台詞や名場面に数えられる場面は大体押さえられていたので、原作ファンからは結構好評なのではないでしょうか。 原作者のフィッツジェラルドは所謂「失われた世代」の作家として知られていて、第一次世界大戦を経てキリスト教圏がモラルを喪失していった様を作品に込めた作家の一人です。『グレート・ギャツビー』も正にそこがテーマで、欲望の街ニューヨークでの貴族的階級への憧れを主人公のニックが、侮蔑と嫉妬をギャツビーが表しています。しかしニックは最終的に訪れるデイジーのギャツビーへの裏切り、特権階級の人々の醜悪さを嫌というほど味わい、そういう生活から離れていくという、一種のイニシエーションを主人公が経る話であるというのが、まあ一般的なこの物語の読み解き方です。 そう考えると『ムーラン・ルージュ!』でデカダンな社交界の人々を描いたバズ・ラーマンがこの原作を映画化したのも納得です。ギャツビー邸で開かれる乱痴気騒ぎや、キャサリンやマートルらとアパートの一室で踊り狂うシーンは、成程実に虚飾に塗れたシーンとして結構衝撃的です。 しかし個人的にはこういうパーティーのシーンで余りにもニューヨークの人々が白痴の様に描かれ過ぎている為か、デイジーがあれ程彼女に尽くしたギャツビーを身の保身の為に易易と裏切ることで、普段華やかに映る上流階級の裏に見える卑しさ・虚栄が浮かび上がるラストのインパクトがやや薄れてしまったように感じました。 それからコレは完全に私の問題ですが、とにかく1カットの間隔が短く、しかも色彩が強い為か目が疲れました。測ってみると1カットの長さは長短はあれ、大体0.5~1.5秒/カットくらいで、そんなにチャカチャカした映像にして意味はあるのかと少々辟易しました。まあ、そういう映像編集のスピード感がこの監督の売りだということは分かりますが。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-06-23 17:28:34) 2.《ネタバレ》 2D版観賞。結論から言ってしまうとこれが大失敗だった。 私はロバート・レッドフォード主演の旧作未見、フィツジェラルドの原作も未読。つまり何も作品に対する予備知識を持っていない。 観賞の動機は監督がバズ・ラーマンだったから。彼がムーラン・ルージュで観せた絢爛豪華な映像や凝った衣装デザインをどうせ観るなら劇場の大画面で・・・ と思った為。つまり、この点を堪能したいなら絶対に3D版にすべきだったと言う事。 お話自体は一言で言うと寓話・おとぎ噺の類。 レオナルド・ディカプリオ主演の映画らしく顔のアップが多くファンの皆様にはお奨め。 実際、観客の殆どは女性の皆様でした。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-06-17 09:30:00) 1.原作の一部を強調した新しい解釈や演出で、「分かりやすい」ギャツビーになった。しかし、同時に底が浅く、ギャツビーの内面の一部を強調しただけの、軽佻浮薄で、魅力のない人物像ができあがったと言わざるをえない。 (3D:原作・1974年版ともに鑑賞済) 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-06-16 08:46:05)
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