みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 「日常を描いた映画」と聞けば、淡々としている内容を想像してしまいますが、「LAの警官にとっての日常」を映画化するとこうなるのか、と思うと、なかなかゲッソリします。なんか「トレーニングデイ」っぽいなと思ったら、この監督が脚本を書いていたんですね。なるほど納得。みんな無駄話したり、終始ニヤついてたり、ケンカ越しだったり、自分の乗るパトカーが分からないヤツまでいたりと、最初は感情移入出来ませんでした。「えーっ、警官ってこんな感じなの?そのうち不正も働きそうだな。きっとそうに違いない」とまで思っていました。それこそ「トレーニングデイ」のように。けれど、最後まで見ているといつのまにか感情移入しまくっていましたね。主人公たちの危なっかしさにもハラハラするし、突然現れる暴力・残虐シーンに思わずのけぞります。普通の映画だったらじっくり盛り上げそうな場面でも、「当然ですがなにか?」ってな感じでショックがきて、逆に笑っちゃう場面までありました。最初は主人公たちを軽薄だと思っていましたが、彼らも、そういうスタンスでなければ耐えられない環境なんでしょうね。よくあるハリウッドのアクション映画なら、端役の制服警官が一人二人死んだところでサッサと流されてしまいます。だからこそ、運命のいたずらのように生死が決まってしまう日常を見せられると、より切なさ倍増でした。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-09-17 19:16:00)(良:1票) 3.「リダクテッド」のような作品。 テーマ性はあちらの方が上だが、こちらの方が主人公達に感情移入しやすいので、後半に緊迫感があった。 また、それぞれの人種に善悪をバランスよく配置している。リアルな話だけに細かい配慮が感じられた。 それにしても、これを観たら、絶対に警官にはなりたくない。 【三流】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-09-08 23:28:13) 2.《ネタバレ》 「この物語は真実である」という現実味を劇映画以上に感じさせようとするモキュメンタリーも、ハリウッドでは一般的になりつつあるように思う。「クローバーフィールド」や古くを挙げると「ブレアウィッチ~」などもあって、昨年度には「クロニクル」でモキュメンタリーが全米一位にもなっているのだから多分、ハリウッドでは珍しくなくなっているのかもしれない。その一方で本作が抜きん出て優れているのは、モキュメンタリーが多く用いる題材が「大嘘」に対し、本作が「現実味」のある題材を主題にしている点にあるように思う。たまたま撮ってしまった(モキュメンタリー)ものが現実味があることによって信憑性が増して、緊張感も膨れたのだと思う。上手く転がり過ぎな物語を中和もしているし、手法と主題は見事に合致している。考えているなーっと心底感銘を受けた。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-08-25 07:09:27) ★1.登場人物にカメラを持たせ、その映像をつないで物語を構成する、珍しい方法で本作はできあがっていました。この映像が素晴らしくて、捜査の現場では緊張感を醸し出したり、パーティーでは家族や友人との温かみを感じられます。画質が粗く、かなりぶれるシーンもあるので、見やすいとは言えませんが、これほど臨場感が感じられると、映像に説得力が生まれます。万人受けする映画ではないと思いますが、世の中にはこんな映画もあるんだよ、と人に教えたくなるような出来映えでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-23 22:55:26)(良:1票)
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