みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 四季の舞台も盛りではなく初演とか再演もあわせれば10回以上見てます。 エルファバに寄せられがちですが、個人的にはグリンダの物語だとずっと思っています。 Wicked というタイトルですが Wicked は 「邪悪なもの」「悪意」という意味で魔女を指すものではないです。 映画の中でも、マダム・モリブルは 「Wicked Witch」 つまり邪悪な魔女が現れたと民衆に訴えます。 では、邪悪って何だろう。 これがこの物語の大きなテーマだと思いながら舞台から見てきました。 私が思うのは 「敵意を持つこと」「悪意を持つこと」「憎むこと」 害を与えることを前提に考え行動することです。 エルファバにはそのひとつも当てはまらない。決してWickedではないはずです。 ではグリンダはどうなのか?自信家で図々しくていやな女です。 でも誰かを傷つけるわけではなく、ただただ世間知らずで私中心なおバカな女の子。 よく言えば天真爛漫。 でも自分が中心なのは当たり前のことで、そりゃそうよね、と生きてきた。 でも、エルファバが私よりもマダムモリブルに大事にされてると気付いて 初めて抱いた敗北感。なんで、なんで私じゃなくてあいつなのっ! そこからちょっとずつグリンダの気持ちが揺らいでいきます。 そして、おそらく順風満帆、なんの不安もなく自信満々に生きてきたグリンダに芽生えていくエルファバへの気持ち。 妬みとか怒りみたいなものが積み重なっていく中、 とうとうエルファバに、醜い帽子をかぶせてみんなの前で恥をさらさせてやろうって思います。 初めて生まれた嫉妬のような感情だったんだと思います。 ボールルームに現れてひとりで踊るエルファバを見てグリンダは後悔する。 エルファバは醜い私の気持ちさえも信じてくれていたんだ。 私は彼女を妬んでいた、ざまあみろと思っていた。 そう Wicked になりかけていたんだと。 でも、彼女はそうじゃない。そんな私も信じてくれてたんだ。 ごめんなさい。醜いのは私だよ。って そう思ったんだと思います。 ポピュラーはとってもキュートでグリンダの魅力爆発の人気曲ですが、 負けず嫌いで自信家のグリンダが、 くっそー、くやしいけど、それでもこっちは負けないからね~、って 微笑みながら強がってる可愛らしい曲なんだと捉えてます。 理由もなく、エルファバに敵意や悪意を抱く大衆のWicked(悪意)に取り囲まれて そっちに巻き込まれそうになりかけてたグリンダは、エルファバの誠意や気持ちに気付いた。 グリンダはWickedにはならなかった。 そして、エルファバみたいに強い自分になりたい。あなたみたいになりたい。 その思いが強くなっていく。あなたは強くて優しくて、揺るがない。 エルフィと心を通わせながら。 でも、お別れを選ぶ。 最後の勇気が生まれなかったから。怖かったから。 続きはPart2で 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2025-04-16 02:45:55)★《新規》★ ★5.面白かったです。主役の2人がとても良かったと思います。特にアリアナ・グランデが頑張ってMした。見る前は見くびってましたけど、大したものです。もし、あの役をアリアナ・グランデ以外が演じていたら、違う映画になっていたでしょう。主人公2人が打ち解けるシーンは最高の出来でした。それと、「オズの魔法使」は予習した方が絶対にいいです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-04-06 18:12:30) 4.良くできたミュージカル映画だと思いますが、私にはちょっと長すぎました。。アリアナがバカっぽくて良いですね。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-03-20 20:45:37) 3.《ネタバレ》 オズの魔法使いの前日譚を表現したミュージカル・ファンタジー大作、シリーズ第1弾。生まれた時からグリーンで孤独な魔女と、歌手のアリアナ・グランデが演じる人気者でちょっと誇り高い魔女が、ハリポタみてえな魔法学校で出会う。対照的な二人が、チャラいイケメンの男を間にして友情を育んでいく。歌と踊りで華やかだけど、前半のこの辺は冗長。オズの魔法使いが司るエメラルドシティに二人が行ってから急展開。思想の相違から二人は決別、「悪い魔女」誕生の時。女校長的存在をミシェル・ヨーが好演。次作で二人は戦うんかな。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-03-20 00:47:39) 2.《ネタバレ》 USJのウィキッド(当時はウィケッド)を鑑賞してからそのエンタメ性の高さに驚いてファンになり、劇団四季も鑑賞済みです。本作、期待していたのですが、第一幕のみで上映時間なんと、2時間40分!いや、流石に引き伸ばしすぎじゃないかなぁ?とかなり不安をもって、昨日、【Dolby Atmos】環境で鑑賞してきました。 結論から言いますと、完璧な映画化だったと思います。大大満足。 冒頭の<グッド・ニューズ>から、もうグッと引き込まれました。歌の終わりは自然と拍手(音が出ない様に)してましたよ…。 エルファバもグリンダも一長一短あり、善悪はっきり分けてない感じが好きなんですよね。歪み合った二人が、たまたまひょんなことから偶然に歯車が合って意気投合する感じなんか、人にとって何が善意で何が悪意か、取り方によるんですよね。 <魔法使いと私>も<人生を踊り明かせ>も<ポピュラー>も…全て完璧に映像化してくれたと思います。<エメラルドシティー>は緑のメガネ付けて欲しかったなぁという、ほんと小さい思いはありましたけどね。 ラスト、シンシア&アリアナの<Defying Gravity>は鳥肌ものでした。配役抜群にマッチしてましたね。今作はPart.1ですが、個人的にはこれで1本の映画として十分に満足です。 不安点だった、いらない補足や不要な映画用の追加曲などもなく、とにかく舞台版のウィキッドをリスペクトしていることが伝わってきましたね。 来週中にもう一度は劇場で見ておこうと思っています。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 10点(2025-03-09 00:03:42) 1.《ネタバレ》 すいません5点です。鑑賞する前は正直、7、8点くらい付けちゃうんじゃないかってめっちゃこの映画に期待していたんです。予告編を観た時にお気に入りの映画「ヘルプ 心がつなぐストーリー」にどことなく似ているような気がしたからなんです。それは魔女の一人である金髪の彼女グリンダが、差別や偏見という概念を持たない天真爛漫な性格で、緑の魔女さんエルファバと魔法の勉強をしながら友情を築き上げていき、最後に何かしらの事情によって良い魔女と悪い魔女にわかれて仕方なくお互い戦う事になる...そんな映画なのかなって思っていました。すごく感動できるんじゃないかって思っていたんです。ところが実際に観てみたらグリンダ、普通にエルファバのことを毛嫌いし始めるじゃないですか。あれれ?思ってたのと違った、でした。まあでも差別といっても可愛げのあるほうで、差別というよりはなんとなく嫌い、みたいなフラットな感じですね。でそのグリンダ、何よりもまず自分のことを優先するという、最初に思い描いていた人物像とは真逆のタイプなのでビックリ。ただここでもその自分優先の仕方が何ていうかそこまで悪意を感じない絶妙なラインなんですよね。例えば好みじゃない男子生徒にダンスへ誘われてそれをどう断るかでエルファバの妹に押し付けるシーン、あれなんか小賢しさはあるんですが悪意を感じにくいんですよね。底抜けの明るさから来る憎めなさがそうさせているんですよね。なんていうかこのグリンダ、ちょ~とジャイアンを柔らかくした感じとでも言いましょうか、まあ自分勝手ではあるんですが憎めないんですよ。そんなグレンダがエルファバとの距離を縮め始め一緒に踊るあのシーンは、この映画のハイライトといってもいいくらいめっちゃ感動できました。あそこが一番の盛り上がりでしたね。そうなんです、この映画なんか今一つ盛り上がるシーンが少ないんです。ミュージカルなのに。そのミュージカルも図書室のシーンくらいかな。他はどれもみな同じようだったし、あまり印象に残るようなシーンもなかったな~。あと肝心なエルファバとグリンダの友情そのものも、そこまで親密ていうほどに描ききれていなかったんですよね。ちょっと中途半端な印象。話の他に期待していた圧倒的な映像美もそれほどじゃなかった。それととにかく話が進まない進まない。そのせいか時間を長く感じちゃいました。まいったまいった。 とにかく魔法を習うというシーンがほんのちょっとだけで、その習うという行為自体もなんかあやふやだったし、ん?どういうことよ?て思いを巡らせてみたらあ!そういえば!オープニングのタイトル出た時にパート1て書いてあったっけ!てなって、この映画が2部作だって後で知りましたよ(汗)まいったまいった。 人々を団結させるには共通の敵が必要、ていう台詞は手垢が付きすぎた感はあるものの不変的であって、今が旬なあの大統領を彷彿とさせてグッドタイミングでした(笑) 一応パート2も映画館で観る予定です。個人的にあの妹がどうなるのかが気になってます。闇落ちとかあるのか? 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-03-07 17:38:23)
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