みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
52.現実感のない毎日を送る不安感と、救済の物語。シンプルなストーリーなのに、静謐で、力強い慈愛に満ちていた。名作。 鑑賞後の清々しさと切なさに、何ともいえない気分でした。 そして蛇足だが、劇場の大スクリーンでこの映像美を堪能できなかったという悔しさと、しかしながら自室で煙草を喫りながら鑑賞出来るという贅沢を、同時に噛みしめられた。鑑賞中に、煙草一箱(推定)消費。喫い過ぎに注意しましょう。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-04-23 10:01:50) 51.この時代に、この映画を観れたことを感謝します。そんな映画なんでしょうね。さぁ、この映画、100年後まで残るのでしょうか。わたしゃ、あと30年くらいしか、確認できないでしょうが、もしかしたら、この映画、願わくば、このカキコ、100年残って欲しい。 【オドリー南の島】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-07 22:39:10) 50.いっさい食べているシーンはないが、無性にミートパイを食べたくなった。 【馬】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-02 16:35:46) 49.《ネタバレ》 大人になれない病気(?)「キルドレ」の子供たちが主人公なのだが、まず絵柄の問題かそのキャラクター達が子供なのかどうかが視覚的にわからないので、自己申告されないとわからないのは問題かと。言われても何歳くらいの外見なのかわからないし…。 また、それぞれがその病気のせいで、どれだけ長い間生きていて、どういうことにどれだけ苦悩してきて絶望してるかが描かれてないし、伝わってもこない。 また意図的にしても誰と闘っているかわからなく、戦う理由もないならば観ている方としても盛り上がれない。中盤過ぎにそういう設定だとキャラクターに口頭で説明させてしまうのも雑に感じたし、特殊な設定・舞台の物語は序盤でその紹介をしてくれなければ、いつまでたってもその世界に入りこめないので、説明されたころには映画への興味を失ってしまっていました。 以上のことから物語としては完全に観客置いてきぼり感が強い。かと言って、美麗に書きこまれた絵柄を楽しむようなものでもなく、空中戦のシーンだけCGというのも多大に違和感があって嫌だ。そのせいで余計に人物がペラペラに見える。すかしたセリフ回しも好きじゃないし。うーむ、惹きこまれない。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-03-28 19:03:25) 48.確かに戦闘機とかリアルなのですが、ここまでくるともう実写とそう変わらないので、むしろこの画を実写で撮ったら、もっと凄いだろうなという結論です。あとストーリーがわかりづらい。全く入り込めないまま、何か主人公達は納得してたみたいですが、観てる方は全然納得できませんでした。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-03-16 19:19:03) 47.《ネタバレ》 最後まで盛り上がることもなく主人公が還らずに終わってしまった…正直(-"-);ウームって感じでした。この作品が訴えたかったテーマだとかメッセージだとか、なんとなく分かるんですが… でも空が綺麗なのがすごく印象に残ってます。画像にしめる空の割合が多いんですよね。だからかな~(^^;) あと、タバコ経験者なら間違いなくタバコを吸いたくなります(笑) 【鉄仮面】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-16 11:21:37) 46.《ネタバレ》 鑑賞後、空虚感が襲ってきた。 死と言うものの何と軽い事か…。あるSNSで死にたがっていた私に、本作の主人公の様に「貴方は生きて」と言い、先だった知人を思い出した。 死は身近で手招きするもの。望むと望まざるに関わらず、命を掻っ攫っていく死神だ。 あなたは、その命を以て、人を生かせますか? 【MAZE】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-15 20:52:46) 45.う~ん..5点かな.. 予備知識を少しだけ入れていたので、なんとか付いて行けた..が、世界観や物語、登場人物に共感出来なかった分、楽しめなかった.. 戦闘シーンもリアルなのは良いが、画面ブレすぎ、ちゃんと画を観たいと思っている者にとっては余計な視覚効果だ... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-09 12:56:24) ★44.《ネタバレ》 SFながらも現代の若者を描写した名作だと思う。無気力で生命力が感じられない。 惰性感。 ところが、それでも生きていかなければならないという。 なにかがおかしい、どうにかしなくてはならない。人によっては「ソレ」 に気付くものもいる。いるがどうしようもできない。待ってるのはまた同じ日常の 繰り返し。表面はのんびりしてるが彼らは相当ストレスを受けもがき苦しんでる。 それすら気付かない、いや、気付いても気付かないふりをしてるのだ。 意識してしまえば、おかしくなってしまうから。 通り魔事件やらなにやら、あの種の犯人たちは気付いてしまった人たちなのかもしれない。 しかし、気付かなくても、気付かないふりをしても、 その反動は必ずひとそれぞれなにか形を持ってあらわれる。 この作品、日本禁煙学会から抗議されてるようだが(笑) なぜあんなに煙草を吸うのか。輪廻転生の伏線だけではない。 それがわからない人はこの作品のせつなさなんか理解できないかもしれない。 自分はもう若者とはいえないが、彼らの思いが痛いほどわかる。ものすごくせつない映画だ。 「キルドレには戦死によってしか死ぬことができない。」それはある意味残酷なウソだった。 戦死でも「自分という存在は」転生していく。 最後主人公はなにかを買えようと、いわば特攻していくが・・・ 帰らぬ主人公にちょっとはみんな悲しむが・・・・ やはりなにも変わらない。世の中も。そして「自分も」なにもかも! これは地獄のようなもんです。 ところが。押井監督の手法は・・・肝心の若者には伝わらないんじゃないだろうかと危惧しています。ストレートな手法じゃないゆえに。 むしろ中年以降の人がみるとぐっとくるかもしれないです。 【うさぎ】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2009-03-06 10:14:39)(良:1票) 43.《ネタバレ》 人は記憶と意識によって定義される。身体がなくなっても、記憶と意識が残れば、その人は生きているのだし、逆に、身体は全く健全でも、記憶と意識が別のものになってしまえば、それは別の人だ。そして、その記憶と意識が数十年という限界を持っていると意識するとき、それを愛おしく思う強い気持ちが生じる。「ブレードランナー」のレプリカントは、その有限性をさらに圧縮された存在であった。その生き様からは、短縮された生の輝きが強烈に伝わる。・・・・・「キルドレ」は逆に、その生の有限性から解放された存在だ。永遠の生を与えられた彼らの日々の生活は、当然、惰性となり、輝きを失う。だから、彼らは戦闘での死を敢えて選ぶ勇気を持とうとする。その時、日々の生活は輝きを取り戻すのだ。空でティーチャーに遭遇したとき、彼らが必ずそれに挑むのは、生の充実を求める衝動に突き動かされてのことに違いない。・・・・と解釈できるかなと思うけど、この映画を見て、死を選んだ函南から、生の輝きは伝わるだろうか。むしろ僕には、押井は、この作品を通じてを死を弄んだだけのように思われた。・・・・それにしても、「こども」「大人になる」「kill father」とか、後半は、ヱヴァンゲリヲンを見ているようだった。・・・・子どもは煙草を吸ってはいけない。(こんなに煙草を美味しそうに吸うシーンが何度も、何度も出てくる映像は、反社会的である。10年前に苦労してやめた煙草をまた吸いたくなってしまったではないか。) 【王の七つの森】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-03-01 16:10:32) 42.芸能人声優は本当にいい加減にして欲しい。 話自体はそこそこ面白いのに…。 声優はプロにさせて下さい。 素人レベルです…榊原良子さんは流石ベテランと思いました。 個人的にはもう少し戦闘シーンがもうちょっと欲しかったな。 【ふくちゃん】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-27 22:39:21)(良:1票) 41.正直、退屈してしまいました。好き嫌いが分かれる映画ですね。細かい所までこだわった映像であることはわかりました。戦闘シーンは素晴らしかったですが・・・ 【じょーー】さん [映画館(邦画)] 3点(2008-12-10 16:38:58) 40.《ネタバレ》 映画館を後にする時、こんなにも切なくなったのは本当に久しぶりである。「切ない」という感想はまるで語彙力の弱い女子高生が連呼してそうな空疎な感想ではあるんだが、これはもう切ないという言葉が的確であろう。そんな切なさに押されて、今夏最大の話題作『崖の上のポニョ』に愛想がつきてしまった自分を肌で感じた。ポニョだっていい映画でしたよ。腐っても鯛ならぬ腐ってもジブリですよ。だがしかし『スカイ・クロラ』のその圧倒的なクオリティと強烈なヘタレっぷりには到底かなわなかった。ジブリはその地位と名声を押井に譲らざるをえないところまできちまったんだろうか。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-30 19:24:17) 39.《ネタバレ》 「アニメーションには表情が欠けている。」とは小栗康平監督の卓抜な指摘である。実写映画にある「人間の表情の深み・多義性」が、アニメ映画においては決定的に欠けている。通常は欠点とされるべきこのアニメ映画の特性を、逆に利点とする方法があるとすれば、それは「表情のない人間」を描くことだろう。押井監督は、このアクロバットな手段を使いこなし、物語を紡ごうとする。繰り返される日常の退屈を紛らわせるために行われる娯楽としての戦争、成長しないキルドレ、すべてのモチーフが「表情の欠如」とリンクしている。もちろんそれぞれのキャラクターには声色があり、物語における役割も与えられている。しかし、そこにやはり表情はない。もしも、現代がだんだんと表情を失っていく時代であるとすれば、この映画は、表情を失うというある種の絶望のあとに開ける、わずかな希望を表明しているとも言えるかもしれない。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-17 18:01:47) 38.《ネタバレ》 空の表現と音がきれいなぁ、というのが第1印象でした。さすがスカイウォーカー! 戦闘シーンの描写もよくできているとは思いますが、機体が何となく浮いてしまっている感じに見えたのですが、私だけかな・・。 声についてはいろんな見方があると思いますが、こども・無機質という表現を考えるならあれでもいいかな、と思いました。(よくいわれる「侮辱するな!」の部分はあれ?と思いましたけど。) 映像・音響のことを考えれば、この映画はやはり映画館で見るべき作品でしょうね。あとは・・・やはり、エンドロールが終わって上映が完全に終わるまでは席を立たないこと、ですかね。最後のあのシーンを見ると見ないとでは、作品に対する印象が変わってしまいます。 【雷電為五郎】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-29 00:56:06) 37.《ネタバレ》 それほどいつもみたいなマニアックなつくりになってなかったので、押井信者としてはちょっと物足りない感じがするが、これはこれで良し。 ただパト1とかのような、万人にお勧めできるほどのバランスのよさってほどでもなかったが。 映像は相変わらずすばらしい。特にOPの空港への着陸シーンなどは、鳥肌物である。戦闘シーンも最高。文句のつけようが無い。ただ、CGと2Dの融合した場面では、やや不満。もうちょっとがんばってほしいかな。 音楽は相変わらず良い。今回のメインテーマは押井作品の中でのメインテーマ曲の中では一番好きかも。 声優は・・・まああれもあり、なのかなぁ。 過去に似たような話があった、戦争論を語るシーンで思わずニヤけたのは俺だけやないはずw。 話は微妙に退屈なところもあり。全体的にゆる~いテンポで進むから。 なので、今回も万人にはお勧めできません。 ちなみに原作既読ですが、覚えてない。雰囲気はこんな感じだったような気がする。 【みーちゃん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-13 13:34:04) 36.《ネタバレ》 戦闘シーンは素晴らしかったが平和を謳歌しているのんびり市民をもっと見せてほしかった 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-09-09 00:50:01) 35.《ネタバレ》 ヴェネチアで記者から何故実写で撮らないのかという批判めいた質問があったようだが、それは全てのアニメ作家に投げかけるべき質問であり、私は押井アニメこそ比較的アニメであることに価値があるアニメだと思う。本作の映画全体で描かれる青空や雲は登場人物の心情などという単純な言葉では表せない静かで陰鬱な精神世界をストーリーと一体になって表現している。私の美的センスを批判されても知ったこっちゃないが、あれは本当に美しいと思う。/監督は根本的には人間ドラマを描くのが苦手なのかもしれない。しかし、人間的になれない人間を描き、せいいっぱいの人間性の表出をすくい取ろうとしているような姿勢には誠実さがある。本作ではあがくように空を這うキルドレたちの姿を冷酷に描きながら優しい視線で見つめている。殺したい、殺されたいと相手に自らの生死を委ねる程の愛は観念的だが、いつも同じ道を通るだけの生に耐えられない者ならそんな愛を望むかもしれない。そういう思考実験的シチュエーションの中、幼くて危うい2人によるラブシーンは痛いくらいの狂おしさがあった。いつも通る同じ道も景色は同じじゃないという主人公だが、彼は愛する人のため新しい道を切り開こうとする。立ちはだかる障害は社会全体で仕組まれたシステムにより倒せないことになっている敵だ。その不条理に無自覚に挑んでいく主人公は残念ながら愚かとしかいえないのが切なくてたまらない。/平和を実感するためのショーとしての戦争という設定自体個人的に変だと思うし、他に不満もあるし、別に押井監督が好きなわけでもないが、本作には好感が持てる。ポニョよりこちらが上だと思う。ただ、空(3D)と地上の描き分けに対する視覚的な違和感はやはりどうしてもぬぐえず、そこはどうにかならないものか?と思った。 【しったか偽善者】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-04 21:51:48) 34.《ネタバレ》 ビジュアルは文句なく、ストーリーも良く、しかも何かを考えさせるようになっており、非常に満足できる作品に仕上がっている。 世界や海外を意識したためか、自分の追求するスタイルを少々捨ててはいるが、自分のコアな部分はきちんと投影されている点は素晴らしい。 自分の世界観を分かりやすく伝えるのもプロの監督の仕事だ。 あまり彼の作品は観たことはないが、やはり押井監督はプロフェッショナルな監督だと感じさせる。 チカラを相当に注いだと思われるビジュアル面では他の追随を許さない圧倒的な美しさには驚かされる。 単に美しいだけではなく、空や雲の空気感・飛んでいるような感覚までをも描きこもうとしている。 ある意味では“芸術”ともいえる領域だ。 キルドレについては、現代の若者をイメージしているのだろうか。 空の多彩な表情とは変わって、能面のような表情が実にいいコントラストになっている。 感情的にならないドライな若者たちを非難しているようには感じない。 現代の若者を上手く捉えており、彼らに非常に分かりやすくメッセージを伝えたと思う。 本作ではキルドレの代わりがいくらでもいるという設定になっているが、現代の若者たちに対して「それでいいのか?」と問うているのではないか。 「オマエらは人形じゃない」「代わりなんていない」「この世界はゲームじゃない」ということを監督は伝えたがっているように感じた。 また、描くことが難解な微妙な部分を上手く演出している点を評価したい。 冷めているようで、ほんの少し熱い部分もある。 感情を表に出さないが、内面には秘めたる部分もある。 諦めているようで、何かを変えようともがいている部分もある。 逃げているようで、立ち向かおうとしている部分もある。 このような微妙な感覚を上手く演出しているのはプロの仕事だ。 菊地凛子の起用の成否の判断は難しいが、恐らく押井監督はギャンブルに出たのではないか。 彼女よりも上手い声優はいくらでもいたと思うが、彼女の下手くそさ(しっくりこない違和感)が良い意味で個性的な味わいが出たような気がした。 栗山千明のように悪くなくても印象の残らないよりも、冒険を犯して印象に残すということに主眼を置いて勝負したと思われる。 菊地凛子は好きではないが、そういう意味においては彼女の起用は当たった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-04 00:32:56) 33.《ネタバレ》 空中戦の映像や、スカイウォーカー・サウンドの効果音は素晴しかったと思う。狙いなのでしょうが、それに対してのっぺりとした人物のトーンにちょっと違和感があった。声優陣も良かったと思います。ただ、空中戦以外のシーンでの長廻し多用はちょっときつい。セリフの間も。。監督の創りたい世界は分かるんだけど、アニメーションでは画がもたないと感じた。予備知識なしで観賞したが、計算され整理された内容でした。殺し合いなしで成立しない人類の戦争ショーという皮肉な世界を真剣に描いた映画。 【ポテサラ頂戴】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-03 12:23:49)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS