みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 なんかアニメ映画を見ているような錯覚に陥った。よく考えてみると、滅亡しつつある祖国と若き主人公と厳しいが理解ある艦長と可憐な少女(紅一点)といい奴だけどそれぞれなんか背負ったその他乗組員(特に酔いどれ機関長と人の良さそうな軍医はキャラクター入れ替えてるだけ)不可能と思われるが滅亡から祖国を救うための決死の任務とそれに向かってカウントダウン。そう宇宙戦艦ヤマトのフォーマットだった。まあ、黒澤のフォーマットもいろんなところでパクられているから良いとしても、全体としては潜水艦内部の描写は良かっただけに、CGはもう少し少なめにして、質を上げても良かったのでは?特に浮上のシーンはイマイチ。ストーリーは、秘密兵器が神通力かいやーーって感じでがっくりしたが、エンターテイメントとしては中の上だと思った。でも、あらたな日本のエンターテインメント戦争映画としては素直に評価したいのと、あの少女は良かった。もうすこし、乗組員とのふれあいがあっても良かった。演技はなんかみんな上滑りしている感じ、妻夫木は頑張っていたとは思うが現代っ子の面構えで、おまえそれで、自分も死んで、人殺せるか?って顔で役に入りきれてなかったと思う。 【きつま】さん 7点(2005-03-07 00:43:22)(良:1票) 5.《ネタバレ》 期待して行ったんだが…。見終わった印象は「宇宙戦艦ヤマト」+「機動戦士ガンダム」+「天空の城ラピュタ」というか…。CGのチープさとか何とかの以前にバツでした。まず、「原爆が明日(だっけ?)東京に落ちる」と知っていたら、どうして住民の避難などを優先しないで、潜水艦の主砲で飛んでいる爆撃機を撃墜する(まあ、海上から主砲で滑走路を撃つのも同じくらい不可能だと思うけど)のかさっぱり…。米軍の駆逐艦は味方が主砲の射線上にいようが、至近距離で十何隻もがわらわら航行していようが、あんなに主砲を撃って爆雷をばらまくんでしょうか。制空権をなくしてるのに真っ昼間に浮上してひなたぼっこ…。ディーゼル艦って水中では足が遅く、夜間に浮上して昼間は水中を航行するのでは…。潜水艦にとって、駆逐艦(それも大戦末期)は闘ったらほぼ勝ち目のない恐ろしい敵。米軍の駆逐艦はまるでボウリングのピンのようです。それに、いくら特攻隊員とはいえ、「雲の上の人」の艦長とあんなに気軽に接する場面が多いのもどうかと。せめて俳優は全員髪を切らせ(「U571」では世界的スターのボン・ジョヴィですら坊主頭にしていた)、減量ぐらいさせられないものか。真剣で骨太な映画作りは期待してはいけないのでしょうか。むしろ敵役の米艦の乗組員の方が兵士らしく見えた。一緒に見に行った女性は「戦争末期なのに兵隊がみんな顔色が良かったし、あの女の子、狭い潜水艦の中に長い時間閉じこめられていたのに、毎日お風呂に入っていたみたいにきれいでヘンだった」とのこと。確かにそうだ。鍛えられた水兵でも何カ月にも及ぶ潜水艦の生活は過酷なもの。あの女の子、潜水艦の生活にどれだけ耐えられるのか。福井晴敏氏の作品は「亡国のイージス」は読んだけど、スクランブルしたF15が空対空ミサイルでイージス艦を攻撃する場面があった。この人、ホントは軍事オンチなんじゃないかな。くどくど書きましたけど、感動した人には申し訳ないが、普通の戦争映画ファンの立場で見ても、あらゆる場面にリアリティが感じられない。薄っぺらで漫画チックな闘いが描くファンタジーな戦争の姿が訴えるのは「日本人は負けない」なんでしょうか。私は逆に過去の大戦で人生を失い、死んでいった大勢の兵士に失礼な気がしてならない。政治性だの思想だの何だの以前の感想です。 【しまうま】さん 2点(2005-03-07 00:42:57)(良:1票) 4.キャスティングを見た時点で(フジテレビ製作ということも含め)、ある種テレビ的な“薄さ”が反映されてしまうのではないかという危惧が鑑賞前にあった。そしてそういうことが全く無い映画であるとは言えないとは思う。しかし同時に、思った以上にひとつの映画として堂々と完成している映画だとも思う。ローレライというアイデア、終戦間近という時代設定、日本人という国民性、日本人だからこそ描ける要素を巧みに絡み合わせた物語に魅力が溢れている。大国の同ジャンルの映画に対して、製作費の規模の違いはどうやったって伺える。しかしそれは“=製作不可能”ということではない。その事実を今作のスタッフ&役者は力強く表現して見せたと思う。 【鉄腕麗人】さん 8点(2005-03-06 02:35:23)(良:1票) 3.《ネタバレ》 「青島~!」ってしゃべりそうなギバちゃん。小野さんまで。 映画の前の予告で、「交渉人 間下なんとか」とかやってたし、なんか大捜査線を彷彿とさせた・・・。 特撮やCGの方は、がんばってたと思うけど、ちょっと違和感ありやったね。イルカとかも(笑)。CGじゃなくて、本気でイルカ撮りに行ってきて欲しかったよ、僕は。 海とかどこまで本物なんでしょうかね。何でもCGにはして欲しくないなぁ。 ストーリーもどこと無く薄い。浅倉、お前、なんだったんだ、って感じ。人間描写が足りない、ってことかな。少なくとも涙する類の映画じゃなくて、ドンパチとか艦砲射撃の応酬とかにわくわくする映画なんだね。そういう意味では映画館で見るべき映画です。 【こじ老】さん 6点(2005-03-06 01:52:39) 2.《ネタバレ》 原作ファンとしては色々不満もありますが、まずまずの出来でしょうか。 少なくとも最近の日本映画としてみれば、十分といえます。 特に最後の突入シーンは迫力満点でよかったですね。 ただ、予算の都合上仕方ないとはいえ、素人目にもわかるCGのヒドさと 中盤~終盤間際までアクションシーンがなくて、退屈な感じがしました。 あとあのラストも…もっと伊507が壮絶に撃沈する様を描写して欲しかったです。 あれじゃあまるで伊507がそのまま逃げ切ったみたいだ… 【あおむし】さん 6点(2005-03-05 17:41:28) ★1.公開前にして運良く見れる機会があって見たのだが、この作品は色んな視点から見ることができると思う。単純にスペクタクル作品として見るも良し、映像を楽しむも良し、日本人の「ナショナリズム」を考えるも良し。個人的には最後者の「ナショナリズム」論に重きを置いて見た。戦後60年を迎えた日本国のあり方から、今現在日本が置かれている外交の立場(北朝鮮の拉致問題や核保有問題、日米間の安全保障問題、中国とのエネルギー問題や靖国問題etc)などについて日本国が、あるいは日本国民1人1人がどう向き合っていくべきなのか、この映画の中の人物の描写・設定にヒントが隠されていたと思う。福井晴敏氏が描く作品、映画に今後も大いに期待したい。 【ワトソン君】さん 8点(2005-02-22 03:12:03)
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