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乙女の祈り

HEAVENLY CREATURES
1994年【ニュージーランド・米】 上映時間:100分
ドラマサスペンス青春もの実話もの
[オトメノイノリ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-08)【Olias】さん
公開開始日(1995-09-09)


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監督ピーター・ジャクソン
キャストメラニー・リンスキー(女優)ポウリーン
ケイト・ウィンスレット(女優)ジュリエット
脚本フラン・ウォルシュ
ピーター・ジャクソン
製作ピーター・ジャクソン(共同製作)
製作総指揮ハンノ・ヒュース
配給松竹富士
特撮リチャード・テイラー〔特撮〕(特殊効果・視覚効果)
ウェタ・デジタル社(特殊効果)
美術グラント・メイジャー(プロダクション・デザイナー)
衣装ナイラ・ディクソン
編集ジェイミー・セルカーク
録音ジェイミー・セルカーク(サウンド編集)
マイク・ホプキンス[録音]
あらすじ
女子高校生のジュリエット(ケイト・ウィンスレット)とポウリーンは想像力が豊かで、いつも2人で空想の世界を作り上げ楽しんでいたが、ある日母親が、娘にカウンセリングを受けさせると、同性愛と診断され2人は引き離される。娘たちは自分たちの空想の世界が奪われてしまう焦燥感から狂気に走る。ニュージーランドで起きた実話を映画化。ロード・オブ・ザ・リングのP・ジャクソン監督が、少女たちの作り出した「空想世界」をファンタジックな映像で魅せる。

花守湖】さん(2007-07-15)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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53.思春期の頃って彼女たちに近い感情が多かれ少なかれ誰にでもあると思うけど
親を殺す正当な理由なんて心底狂わないと見付からないし。
心神喪失だったのでは。
kurupisさん 5点(2004-09-26 21:06:59)

52.この映画の少女達が犯した過ちには、共感はできないけれど、なんとなくわかるような気もしないでもないです。なんたって私と歳が近いから・・・ シェリー・ジェリーさん 9点(2004-09-05 11:06:58)(良:1票)

51.実話を基にしてるそうですが。お母さん、可哀想すぎ。後味悪すぎ。邦題、ミスマッチすぎ。でも、思春期の女の子ってああいうとこあるのかな。 マックロウさん 4点(2004-06-09 09:06:23)

50.「現実は幻想の泉を汚し、一方幻想は、現実世界に噴きだすと、その覚醒とともに破壊をもたらす。」ある犯罪ノンフィクションにこんな文章があります。この映画はその言葉のまんまのお話。現実逃避のための幻想にのめりこみすぎて、しまいには現実も妄想と同じように支配できると勘ちがいしてしまう、ちょっとオタクな少女たち。美しくも滑稽で残酷な映画でした。 no oneさん 8点(2004-05-01 15:44:30)


49.ピータージャクソンはファンタジー大好き。
かつ、客観的。開き直ってもいる。自分の作り上げたファンタジーに「MAD」と掲げてしまう。笑った。

粘土の騎士がイヤなヤツをばっさばっさと斬るシーンは、そうそうそう!そうだった!と爽快。

ケイト・ウィンスレット、マドンナに似てる。私も1票。
nekopoさん 8点(2004-03-20 23:45:11)

48.思春期の過ちが痛々しい。完全にいっちゃってた。ウチの学校にもこの2人みたいなのいた。ちょっとヤバかった、反面、かわいそうだった。 クロエさん 8点(2004-03-03 08:00:55)

47.《ネタバレ》 少女が殺人者になる過程を2時間かけて見せられる訳で、これは見ていて本当にツラい。ボウリーン、ジュリエット、母親、父親、不倫相手、下宿人、教師。一体誰が、何が二人の未来を闇へ導いてしまったのだろうか。二人だけをどうして責めることができようか。あの残虐な殺人を見てしても、二度と会う事の叶わなかった二人への哀れみを否定できない。人は生まれながらに罪人である。この殺伐とし、欺瞞に満ちた日常の中、二人にとっての現実は第四世界だけだったのだろう。 ・・・、けど現実世界も意外と悪くないぞ。 紅蓮天国さん 7点(2004-02-15 22:25:54)

46.映像が素晴らしい!ついつい見入ってしまいました。
その美しい映像と反面、内容はちょっとブラックですわねぇぇ
それにちょっと切ない。。ポウリーンのブスッとした表情は上手かったな。ジュリエットのちょっと大袈裟な演技は観てるこっちが疲れてくるほど濃かったな!これが現実に合った事件なんて恐いですね。。あのラストのお母さんのシーンはもう2度と観れません。。あの少女達、本当に狂ってるよ。。 アイコ十六歳さん 8点(2004-01-30 16:11:44)

45.いや~ピータージャクソン恐るべし。なるほどこれを観れば「ロードオブザリング」撮らせてあげたくなりますね。この年代の情緒不安定な部分やメルヘンチックな世界、親への反抗、思春期の多感な少女の現実と空想の世界を見事に映像化されてます。邦画でこういうテーマの作品を撮ろうとするとジメジメとした陰湿な、ダーク映画になるんでしょうが、この映画は夢や希望に満ち溢れ、そこから叩き落された故の犯罪なのに何故か爽やかさを感じてしまう。古今東西問わず、こういった事件は起こりうる事件なんでしょう、昨年あった大阪・河内長野市家族殺傷事件の犯人の少年少女などはこういった傾向の犯人なんでしょうか。 亜流派 十五郎さん 9点(2004-01-23 22:39:26)

44.《ネタバレ》 すごい。こういうオタッキーな女の子って、いるものなんだなぁと思った。実話なのが怖いが、彼女らの異常にハイテンションでマニアックな現実逃避感情をうまくとらえて映像化している。主人公二人の少女は、思い詰め、思い込み、客観的になることが出来なくなっていくが、ピーター・ジャクソンは、彼女たちの心理に一定の理解を示しつつ、過度にグロテスクにせず、落ち着いたテンポで映画を完成させている。それに対して「同性愛」という言葉でくくって、彼女たちを卑しめ、分かったような気になってる医学博士への批判が感じられて良かった。ピーター・ジャクソンは、良い意味で「おたく」なのだ。ポウリーンのまったくロマンチックじゃない処女消失の描写が、非常に秀逸で、女性監督じゃないのになぁと感心。それに、現実逃避な彼女たちの、少しずつ確実に現実世界からはずれていく描写に、上手いなぁと思う。特にポウリーンの家族への嫌悪からくるブスーッとした表情が印象深い。思春期的な「周りの人が皆自分を分かってくれない」という思い込みの一時期、多感で閉鎖的で攻撃的な一時期、ああいう表情をする子供は多いが、それがクラス写真に残ってしまうようなとき、現実としてその子の明るくない未来を示す。それにしても、彼女たちの妄想の映像化は素晴らしい。ただの実写でなく、粘土人形のまま動かして、妄想世界を表現している。良い映像だなぁと思うんだけど、むなしい。そのバランス感覚が素晴らしい。架空の王国の、5世紀にわたる家系図を作り上げてしまう彼女たちを、笑えない人間は沢山いるはずである。これが良い方向に完成すれば、トールキンのように紫式部のように、なれるわけだ。「ロード・オブ・ザ・リング」が、マニアックな人々を非常に満足させる作品になった理由が、なんとなくわかった。 ルクレツィアの娘さん 6点(2004-01-17 20:32:28)

43.これって実話なんですか…それを知ってたら、もっとこけてたかもしれないなぁ。ただのレズ映画だと思って見てたんだけど、それ以上に2人の絡みが濃すぎて、当時高校生の自分が一人で見てるには、なかなか恐い世界に引き込まれていった感がありました。そこまで心を引き込ませるような友達がいたら感情移入できたのでしょうか…。  ラストまでの運びが長い長い…。親をぼこっ!としちゃうまで随分長かった…。前置きが長いんで、下手したら途中で見るのやめちゃった人もいるんじゃないかなぁ…。タイタニックで有名になったからこの映画を観ようとしただけで、タイタニックがなかったら絶対観てなかった。 SAsa5539さん 4点(2004-01-17 00:27:47)

42.神戸で起きた、日本を震撼させた事件の犯人が、14歳の少年だったと告げるテレビニュースを見ながら、私はとっさにこの映画のことを思い出した。自分の心のなかにある世界でしか翼を広げられない、子どもでも大人でもないあやふやな「生」のかたちを映したこの映画は、とても怖くて切ない。二人しか解からない世界に浸る少女たちは、見ているものをゆっくりと物語の中に引っ張る。ケイト・ウィンスレットが怪演。映画の雰囲気も相まって、すごい女の子だと感心した。 のはらさん [映画館(字幕)] 8点(2004-01-16 20:04:03)(良:1票)

41.実話なのがすごい。ケイトウィンスレットの笑顔が怖い。ただ殺そうと思ってから実行するまでが長い。さっさと殺れ!と思ってしまった。オープニングシーンは怖すぎる。ラストシーンは切ない。 YUさん 8点(2004-01-07 02:51:18)

40.《ネタバレ》 彼女たちが想像する幻想の世界は、美しく独善的でグロテスク。まさにHeavenly Creature。自分たちの世界を壊されまいと母親(この映画の中で一番普通に見える)を殺してしまう彼女らは責められるべきですが、同時に同情してしまう。監督の視線も同情的だし。 トマトマートさん 9点(2003-12-30 16:31:12)

39.《ネタバレ》 女性というものはもともと暴力性を内に向けがちな生き物で、その内向する暴力が最大級まで増幅され、そのベクトルがいきなり外に向いた時の恐ろしさは言わずもがな。耐え続けた挙句に切れた女性は本当に怖い。この映画の2人はしかも未成年で、ある部分においては非常に幼稚。未成年の、まだ未発達で未分化な精神性が暴力性と結び付き、狂気として発露していく様子を、この映画は大変に巧みに表現している。キワモノ映画というなかれ、この映画は思春期の少女の破綻していく精神性を丹念に描いた秀作です。それにしてもラストシーンには、「ああ、母親っていうのは、本当に救われない生き物なのだな…」と相当ブルーになってはしまいますね。 ひのとさん 9点(2003-12-23 21:47:00)

38.夢を見るのは狂気と区別しにくいことだと痛感させられる。人が映画の中で死ぬのには慣れきってる自分だが、こんなに殺人がおぞましく感じた作品も珍しい。映画自体は気持ち悪いが、驚きの後日談に感動。こういうのは好みなもんで9点。(追記、10点インフレ化調整のため減点) しったか偽善者さん 9点(2003-12-18 00:49:09)

37.ピータさんと思って借りたらマジな話でした。あのくらいの年のころ、おんなじよーな気持ちあったよーな。子供の頃が天才だってよく言うし。大人になって大分コンプレックス減ったけど、あの頃のひらめきはもうないんだろうなぁ~。しみじみ・・・
いつオーソンウェルズの逆襲が始まるのかとワクワクしてなかったら、もっともっとよかったろうなぁ おでんの卵さん 8点(2003-12-07 02:53:21)

36.悪趣味マニアにはものすごくうけそうです、これ。私はこの作品、すごくよかったと思うんだけど2度と見れません。こんな気持の悪い映画、初めてかも。でも頭の片隅にすごく残っててたまに思い出す。ケイトウィンスレット、この映画で初めて見たけど、すごい可愛い子だって思いました。タイタニックでスターになったけど、この映画のこと、あんまみんな知らないのがとても不思議です。一見の価値はあると思うのだけど。 cock succer blues leeさん 7点(2003-11-10 23:57:56)

35.この邦題はハズしたのか狙ったのか知らないけど、乙女の祈りなんて邦題につられると絶対に裏切られる。これがノンフィクションだったとは・・・思春期特有の危うさ、自己中心的な世界観を見事に表現している。とても生々しく、限りなく乙女チックで、そして絶対に踏み込めない少女達だけの領域がここにある。 ブルー・ベアさん 9点(2003-11-02 23:35:20)

34.わかる。少女時代ってよくこういう妄想遊びにハマリますよね。
(まぁ全員じゃないでしょうけど)
あの客観的には異常なほどの、二人のハイテンションぶりが微笑ましいというか面白いなと思いました。
MADの垂れ幕が下がったりする辺りの映像表現も秀逸です。
あのレズシーンとかも何となく理解できてしまうんですね。
(まだ一部の女の子は男なんてフケツ!って思ってる時期だし)
ケイトはブスとか批判も多いけど、綺麗なだけの女優に興味のない私にはクイーンです。ひどい顔をしても魅せる人こそが本物!

ひろほりともさん 7点(2003-10-25 18:04:12)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 73人
平均点数 7.15点
000.00% line
100.00% line
211.37% line
322.74% line
445.48% line
579.59% line
679.59% line
71419.18% line
82331.51% line
91115.07% line
1045.48% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review5人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 2.33点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1994年 67回
脚本賞ピーター・ジャクソン候補(ノミネート) 

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