みんなのシネマレビュー

美しき運命の傷痕

L' ENFER
2005年【仏・伊・ベルギー・日】 上映時間:102分
ドラマラブストーリーミステリーロマンス
[ウツクシキウンメイノキズアト]
新規登録(2006-04-05)【もっつぁれら】さん
タイトル情報更新(2022-07-20)【Olias】さん
公開開始日(2006-04-08)


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監督ダニス・タノヴィッチ
キャストエマニュエル・ベアール(女優)ソフィー
カリン・ヴィアール(女優)セリーヌ
マリー・ジラン(女優)アンヌ
キャロル・ブーケ(女優)
ジャック・ペラン(男優)フレデリック
ジャック・ガンブラン(男優)ピエール
ジャン・ロシュフォール(男優)ルイ
ミキ・マノイロヴィッチ(男優)
ギョーム・カネ(男優)セバスチャン
ドミニク・レイモン(女優)ミシェル
原作クシシュトフ・キエシロフスキー(原案)
クシシュトフ・ピェシェヴィッチ(原案)
脚本クシシュトフ・ピェシェヴィッチ
撮影ローラン・ダイヤン
製作マリオン・ヘンセル
配給ビターズ・エンド
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【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 せっかく3つの素材を用意していながら、それがクロスしたり関連したりする要素が薄いのが残念。ただし、その中でも、よくあるような夫の不倫話を一本の筋の通った独自の世界にしているエマニュエル・ベアールの存在感は素晴らしい。仰々しい邦題はかえって損をしていると思う。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-04 04:19:35)

12.《ネタバレ》 冒頭で、ある鳥の巣に別の種類の鳥が卵を産みつけ、その別の鳥のほうのヒナが元々あった鳥の卵を全て巣の外へ落としてしまう(托卵というらしい)シーンがすごく印象的で、ここから始まるドラマもさぞそういった"住み処の奪い合い"みたいな要素が盛り込まれた内容を期待したのですが、私にはあまり両者の接点は見えてきませんでした。とても思わせぶりな冒頭のシーンだっただけにもったいない。

内容は3人の女性(どうも姉妹らしい)のそれぞれの恋愛模様を描いていくもの。DVだとか不倫だとか、それぞれがそこそこに"ドラマ"やってるんですが、ただでさえ短い映画に3人分の話を詰め込んだもんで、言わんとすることを理解できるほど丁寧ではない。ていうか私には理解できなかった。托卵-不倫-妊娠-DV-父の真実-母の達観-で何が起こったの??話に出てくる全ての要素が観ている側にはちぐはぐで、最後に一つの絵にはならない。理解したかったらもう一度観る必要があるのかもしれないが、そこまでする気も起こらない。文化観の違いかもしれませんが、全体的に冗長な感じがします。特に次女役の電車でよく寝るお姉さんの話は私には退屈でした。一番私が興味を引かれたのは三女の大学教授と不倫してた女の子の話でしたね。あれはもう少し引っ張って欲しかった。てかあの教授は本当に事故死なのか?

まあ個人的にはサスペンスとかホラーとか抑揚のハッキリした映画ばかり観る人間なので、そのせいで退屈と思ったのかもしれません。私には3点くらいの映画でした。 TANTOさん [DVD(字幕)] 3点(2011-03-03 09:47:46)

11.《ネタバレ》 決して楽しい映画ではないですが、子供の頃に父親を失い、その心の傷が癒えないまま大人に成長した三姉妹の三者三様の現在の人物像とその描写に無理が無くとても説得力もありました。そしてもう一人、その過去の悲劇の登場人物である姉妹の母親の目と表情だけでの演技は見事でした。特にラストで次女の「告発は間違いだった」という言葉に対し「それでも私は何も後悔していない」と返した時の目とその表情には凄みすら感じました。後半になって過去が明らかになり、ラストで母の元を訪れた三姉妹ですが、まだ母親には姉妹が知る事の出来ない心の闇があるのでしょうか。 とらやさん [DVD(字幕)] 4点(2009-01-08 20:40:03)

10.理解できず。なんとも面白味の感じない作品。 ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-15 23:32:10)

9.《ネタバレ》 本編に入る前の「鳥の巣」の映像だけで、十分に怖いです。追い出す者がいて追い出される者がいる、追い出されて傷つく者がいて、追い出される不安から追い出す者がいる、追いかけても追い出される者もいる・・。「鳥の巣」が重要な理解の鍵になるんでしょうね。でも観る人の考え・過去・現在なども絡めて出される結論はそれぞれ違っていそうです。この映画を観て感想を語り合うのは、「自分の内面」を覗かれそうで怖いですね。 グレースさん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-12 00:56:25)

8.《ネタバレ》 全編を通して暗いですね。いかにもフランス映画な感じ。フランス語ってなんであんなに眠気を誘発するのでしょうか?全くといって良いほど私は楽しめませんでした。それどころか苦痛ですらありました。このタイプの映画が好きでない人は見るべきではないんでしょうね。 いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 1点(2007-09-08 22:20:42)

7.映像はすごくきれいで迫力がありました。反面、ストーリーの流れや人間関係はわかりにくかったです。終了間際にわかるのでいいようなものなのですが、観ている最中は不安で仕方ありませんでした。お母さん役の女優さんは、美しさの中に凄みがあって恐いぐらいの迫力でした。そして最後のシーンはやっぱりドキッですねえ。最後の言葉がお母さんの筆談から出てくるからには、父母の間で作品に描かれている事件以前に何かあったはずなのですが、そこには一切触れられていませんでした。映像と女優さんたちの演技を楽しむには十分に優れた作品です。 ひよりんさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 22:44:03)

6.《ネタバレ》 とても仏らしい映画で、やっぱり私には理解が難しい。父親は悪いことしてないのに誤解されてあんなことになっちゃったのかと思ったが、母親は真実を知っても「何も後悔していない」のだから、なるべくしてそうなったのか。難しいデスネ。 にゃ~さん [映画館(字幕)] 4点(2006-10-04 23:05:44)

5.《ネタバレ》 違う環境で見たら、もっと映画に入り込めたのかもしれません。
アングルとか映像が何気に凝っていたし、小道具とかおしゃれだった。ストーリー自体は目新しくないが、所々セリフが良かった。次女と男の会話「誤解させてごめん」「いいの。気にしないで、空想好きだから…貴方が私を好きだと思ったの」こういった後の次女のサバサバした顔と男の苦痛を抑えている表情が切なかった。
あと、長女と夫の会話「出て行って欲しいのか]「いて欲しい。でも、出て行って」ココと夫が帰ってきたときの長女の行動も切なくて堪らなかった。それにしても、お母さん怖いほど美しい人でしたね。
さらさん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-22 13:16:42)

4.《ネタバレ》 最後に3人揃って母の元へ行きます。そして過去の真実が証されるのですが、このラストシーンこそ、この映画の主題である"地獄"を物語っています。母の台詞にある、「それでも私は後悔していない」という言葉は、背筋が寒くなるくらい恐ろしく感じました。母は真実を知っていたにもかかわらず、父を告発したのではないでしょうか。この映画は、実はホラーだったんではないかと思ってしまいます。 shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-05 21:39:14)

3.《ネタバレ》 なんて見事な映画なんだろう。終映後まずそう思いました。
托卵のシーンからやられました。初めは「狡賢に生きる」ことの象徴かと思いましたが、「家族の崩壊と破壊者」の象徴の気がします。
夫の浮気が切っ掛けで崩壊する3つの家族。それに関わる女性描写がものすごく見事でした。特に長女と次女の心情に共感できたので、この映画すごく楽しめました。
母親と長女が夫の裏切りを知った時にとった行動の違い、長じて破壊者となる三女、おそらく父を死に追いやった罪悪感を抱えているために自己評価の低い次女、全てを拒絶する母親。どの人物にもリアリティがあり、最後の母親のセリフにも説得力がある。
その中でも長女は立派でした。私もああいう行動が取れるようになりたいです。
運命と偶然、王女メディアの例えなどイマイチ理解できない部分もありましたが、ずっと心に残る映画になりそうです。
ただ女性に比べて、男性描写がないのは残念でした。またキェシロフスキの映画が好きな私には、演出過多でした。サスペンス調な演出や音楽はこの脚本を損なっていると思います。なので-1点。プレイスネルの厳しくも透明感のある音楽とキェシロフスキの淡々とした映像で見たかった~と心から叫びます。
トマトマートさん [映画館(字幕)] 9点(2006-05-17 12:41:12)

2.《ネタバレ》 てっきり、映画を観ている最中は自分も、母の車椅子を引く女性が長女なのだろうとばっかり思っていたので、家に帰ってきて見てみてちょっとビックリしました。
自分はまだ結婚もしていないので結婚生活とか不倫とかって、イメージでしかわからないのですが、いずれのパターンにせよ、辛い思いをするのって女の方なんですよね。
男って、女よりもトラウマにつきまとわれにくかったりと精神的に強い分、女よりも人の痛みに鈍感なところがあって、それが浮気の根本的な原因なのかなぁなどと考えてしまいました。この映画以外の世界でも、そう言えば男って鈍くて身勝手だよなぁ・・・と、何かを悟ったような気になってしまいました(笑)。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-05 15:59:34)


1.《ネタバレ》 三姉妹ものというから、てっきりアメリカの「電話で抱きしめて」や「ロンリーハート」日本だと「阿修羅のごとく」みたいな、かしまし女たちの大騒動的お話かと思ったら全然違いました。だって彼女たちが合流して初めて話し合うシーンなんて、ラストのたった10分だけなんですよ、これには意表を衝かれました。ストーリーの鍵となる、オープニングシーンの少女はこの三姉妹のうちの一体誰だったのか?っていう興味を終盤まで引っ張ってくれますが、彼女たちが抱えてる事情そのものはごくありきたり。その単純さをさも意味ありげな重々しい描き方でまとめた、いかにもフランス映画らしい作品。あとひとつ言わせて頂けば、日本語タイトルも大袈裟過ぎやしませんか?長女役エマニュエル・ベアールは相変わらずの童顔なので、大人顔の次女役女優とどっちが長女でどっちが次女なのか、最後まで自分には解かりずらかったです。でもこの手の映画は、女性の方に評価をお任せしたいのが本音W。 放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-09 10:45:19)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.15点
000.00% line
117.69% line
200.00% line
317.69% line
4215.38% line
5323.08% line
6430.77% line
717.69% line
800.00% line
917.69% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review4人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review4人
4 音楽評価 4.50点 Review4人
5 感泣評価 4.00点 Review3人

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