みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6. 数年前に観たのだが、とにかく他の方がおっしゃるようにヒロインの魅力のなさが目立つ映画。 大林作品の生命線ともいえる、要素において、なぜ、こんな作品が生まれてしまったか? 世の中には 当たってほしくない推測もあるもんですねえ。 今回 大林宣彦 全作品を語る という本を読んで、謎がズバリ解けました。 ただ、解けたからと言って、全然嬉しくない。逆に失望感ばっかり。 「(前略)鈴木(政徳)さんというプロデューサーの方と出会うんですが、この人に鈴木聖奈というお嬢ちゃんがいて、なかなか意欲に満ちた子なので、娘のために映画を撮ってやりたいとお父さんが思っていて、他で何度かそういうことがあったんだけど、なかなか娘さんを映してもらえないと(笑)まあ普通のアイドルの感覚からいうと違いますからね。それで娘のために主演映画ができませんかというので会ってみたら(後略)」 大林宣彦、全自作を語る P603より。 少し、補足すると鈴木政徳さん、プロデューサーとなっていますが、他に全く作品が見当たりません。これ、一本だけです。なにかIT関連では成功された方のようで。 要は、金が余ってしょうがない父親が、全く身の程知らずの娘のために、道楽で金を出して作ったと。 いや、別にそれはそれで、人の金の使い方は自由だし、どんな娘でも父親の眼には可愛く見えるのはよくあることなので、非難するつもりは全くありません。 ただ、そんなんに大林監督を使って、大林映画にするなよと。 そして、大林監督も、映画さえ作れればなんでもありだったのかなと、ものすごい失望感が。 おそらく、こんなこったろうと思ってた自分のゲスな推測がもろに当たってしまってがっかりです。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 0点(2022-04-21 11:24:39) 5.《ネタバレ》 予備知識無しで観ました。サラリーマンの男が偶然出会ったコンビニ女子店員が実は死んだ元カノの娘だった、という非現実的なストーリーでした。2人のヒロインの女優も全く魅力的には思えませんでしたし、主人公の男もボソボソ喋る上声が低すぎて聞き辛かったです。画角やカット割り、編集も少しわかりづらい部分がありました。また「22才の別れ」というのは実在する曲なのでしょうか?全編2時間ほとんどこの曲かこのメロディーがかかっていて、まるでこの曲のプロモビデオのような感じでしつこい印象を受けました。また、エンデングロールでこの曲を歌っている方がいきなり登場しますが、これはどなたでしょうか。 【みるちゃん】さん [インターネット(邦画)] 3点(2020-04-27 15:04:35) 4.「この世代の人たちはこういう人たち」という決め付けが気に入らない。そのうえそのことを登場人物の口から言わせる不自然なセリフ群が気持ち悪い。おそらくは確信犯なんだろうけど、いったいこの朗読会のような演出になんの意味があるのか。どうもこの監督とは合わない。セメントの元となる白い山がでーんと表れる画はなかなか壮観。これが撮りたかっただけなんじゃないかってくらい。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-12-19 15:16:45) 3.すべての登場人物がいとおしい。なぜならすべての登場人物が不完全だからだ。そしてロケ地ありきで始まったこの映画が、見事にロケ地を活かしている(絵葉書的観光地的扱いではなく)ことに、賛辞を送りたい。 【とと】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-28 03:43:54) 2.《ネタバレ》 ラスト、涙があふれてとまらず。 この主人公と自分が1歳違いということもあるのかもしれない。 人生とは、ちょっと歯車がかみ合わなかっただけで人を「幸せ」にも「不幸せ」にもする。 だけど、そのどちらがいいとか悪いとかではないのだ。どちらも紛れもない「人生」なのだから。 胸の奥をぎゅっと押されるようなせつなさにあふれていると同時に、どこか暖かさを感じる作品だった。 やっぱり大林監督の映画は皆永久保存版だ。WOWOWで見たが、DVD買っておかなきゃ。 【Twitter: U1_Japan】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-09-26 23:16:21) ★1.《ネタバレ》 大林監督のようなもはやベテランの域になってもまだなお、「映画製作において何事か為さざらん」という意欲が一向に衰えず、新作に漲っているのはすごい事だと思う。ただその意欲が時たまとんでもない方向に傾いてしまうのが、昔っからのこの監督のご愛敬。私は昔、この伊勢正三の名曲が効果的に使われた、北海道が舞台のドラマの秀作、『昨日、悲別で』(倉本聰脚本)を観ていたので、映画化されると聞き曲調に合わせよりノスタルジー溢れる作品になるとばかり思ってました。ところが開けてびっくり、なんとホラー調とは!!恐れ入りました・・・。まだまだ僕は大林監督という人を真に理解してないのかもしれません。暗~い画調と内容はともかく、自分がこの作品を観て一番気になったのは、現在と過去それぞれの、ダブルヒロインの魅力の乏しさ。過去ヒロインは鈍重、現在ヒロインはヘンな髪型のおかげでまともにお顔さえ拝めない始末。新人発掘ヒロインを輝かす事については右に出る者がいないはずのこの監督としては、初歩的不手際としか思えない。たとえば「さびしんぼう」にあった名場面自転車チェーン外れとほぼ同趣向のシーン、このヒロインに当時の富田靖子ほどの魅力があったら!!と暗闇で地団駄を踏んでしまったほど。残念ながら失敗作というより、これは「大怪作」という評価にさせて頂きます。無機質無感情な芝居にひたすら徹した主役の筧利夫は好演。<結論>ヒロインが輝かない大林映画は映画自体も輝かず、これ鉄則なり! 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 4点(2007-11-12 14:06:09)(良:1票)
【点数情報】
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