みんなのシネマレビュー

西遊記 はじまりのはじまり

Journey to the West: Conquering the Demons
(西遊 降魔篇)
2013年【中】 上映時間:110分
アクションコメディアドベンチャーファンタジーシリーズもの
[サイユウキハジマリノハジマリ]
新規登録(2014-10-18)【+】さん
タイトル情報更新(2024-05-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(2014-11-21)


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監督チャウ・シンチー
デレク・クォック(共同監督)
キャストスー・チー(女優)
ウェン・ジャン(男優)玄奘/三蔵法師
シン・ユー(男優)虎筋蟷螂アニキ
チウ・チーリン(男優)妖怪ハンター
ホー・マンファイ(男優)
斎藤工玄奘/三蔵法師(日本語吹き替え版)
貫地谷しほり段(日本語吹き替え版)
山寺宏一孫悟空/孫悟空(魔)(日本語吹き替え版)
神谷浩史空虚王子(日本語吹き替え版)
羽佐間道夫足じい/ナレーション(日本語吹き替え版)
田中真弓チビ助(日本語吹き替え版)
野沢雅子花おばさん1(日本語吹き替え版)
茶風林師匠(日本語吹き替え版)
立木文彦虎筋蟷螂アニキ(日本語吹き替え版)
チョー兄弟子(日本語吹き替え版)
LiLiCo(日本語吹き替え版)
河西健吾(日本語吹き替え版)
脚本チャウ・シンチー
デレク・クォック
ローラ・フオ
音楽レイモンド・ウォン[音楽]
作曲菊池俊輔「Gメン'75のテーマ」(日本コロムビア)
製作チャウ・シンチー
ワン・チョンレイ(共同製作)
製作総指揮ビル・コン
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給日活
東宝東和
東京テアトル(配給協力)
字幕翻訳税田春介
その他サンディ・ショウ(スペシャルサンクス)
チャン・ヒンカイ(スペシャルサンクス)
近藤春菜猪八戒(日本語吹き替え版イメージキャスト)
箕輪はるか沙悟浄(日本語吹き替え版イメージキャスト)
日活(提供)
あらすじ
妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン/斎藤工)はある日、川辺の村を襲う半獣半魚の妖怪を村人たちと協力して陸に打ち上げる。玄奘は「わらべ唄 三百首」を唱えて妖怪の善の心を呼び起こそうとするが効果がなく、逆に襲われる。そこを妖怪ハンター・段(スー・チー/貫地谷しほり)が救う。

DAIMETAL】さん(2014-11-22)
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【クチコミ・感想】

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12


21.《ネタバレ》 こういうノリの映画は途中で飽きてくることが多いのですが、これは意外と最後まで楽しめました。段のキャラや容姿も自分好みだったし、特にラストのGメン75は大笑い! 玄奘は、NHKドラマで見た池松壮亮の金田一耕助に見えてしまい、自分が抱いている三蔵法師のイメージともかけ離れていましたが、これはこれでアリかなと思います。
でもまあ、この映画のテイストは、一度味わえば充分といった感じで、たぶんもう見ることはないだろうし、この映画の後に放送していた続編の“西遊記2”も、「いや、もう結構・・・」でした。 ramoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-21 17:10:33)

20.《ネタバレ》 西遊記の前日譚でしょうか。個人的にはこの作品のノリには付いて行けずにエンドロールを迎えてしまいました。次回作に期待!できるかな?? いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-24 21:25:28)

19.《ネタバレ》 西遊記を題材にした「カンフーハッスル」という感じ。
妖怪と戦う凄腕のハンター達が次々と登場するが、皆ひと癖もふた癖もある変テコなキャラのオンパレード。
チャウ・シンチー作品にしてはギャグがちょっと物足りないのと、彼が出ていないのもマイナスポイント。

スー・チーの存在感が際立っていて良かった。人を粉にしてしまう能力がやたら強い。けど、途中からただのラブコメ要因になっていたのが勿体無い。
最後、時間が押していたんでしょうね。三蔵法師一行が無理矢理結成された感がハンパないのと、まったくやる気の感じられない旅立ちで笑った。まあ、たしかにはじまりのはじまりではあったんだけど。 ヴレアさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-28 19:12:06)

18.《ネタバレ》 耳を疑うGメン75 
丹波哲郎の姿も無いのにGメン75、
不意打ちされてしまって胸騒ぎ。
結果、途轍もなく残ってしまったGメン75の余韻と、そして頭に浮かんで消えてくれない丹波哲郎の勇姿とその両端の手下どもが約5~6名。小学生時の記憶。 3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-10 22:00:22)

17.《ネタバレ》 終盤まで面白いんだけど、オチがちょっとなぁ・・・
コメディなんだからもうちょっとハッピーに仕立ててくれよ
映画とはいえ、やっぱり子供は死なせちゃダメだよ。 Keytusさん [DVD(吹替)] 5点(2016-09-28 00:15:57)

16.《ネタバレ》 予備知識ゼロで鑑賞した後にチャウシンチーであると知る。なるほど。結構ハードな展開にサラッとコメディを織り交ぜ、ふと気付くと恋愛要素も絡めてあるという非常に彼らしい映画。まず題材となった西遊記についてですが、自分的には今まで見たどの西遊記よりも妖怪共が逞しくて大変気に入りました。おそらく我々日本人が見てきた西遊記は多分に子供の視聴に耐えうるソフトなアレンジが為されており、沙悟浄が人を食い殺す水の化け物であるとか、孫悟空が天界の仏様も手を焼く最恐の暴猿であるといったハードな設定を、この映画はきちんと表現してくれている。この荒くれ者達をどのようにして配下に従えるかがまず序盤の最大の見せ場であると主張したい一西遊記ファンとして拍手を送りたい。幽閉中の孫悟空の役者さんはあまりに我々が抱くイメージの石猿と掛け離れていて、いざ暴れ出した時にどうなるのかと思ったらなるほど着ぐるみですか。期待を裏切らぬ暴れっぷり負けっぷりに納得。猪八戒はイケメン好きの女性を憎んでいるという設定らしいが、本人が作中屈指のイケメンというのがまた面白い。ヒロイン・段の配下の女の子(クリッシー・チャウ)が可愛くて気になって仕方なかった。あの子がヒロインでも…いやスーチーごめんなさい。撮影中既に三十代後半だと思うが、アクションも外見も若々しいスーチーに感動。吹き替えに野沢雅子が混じってたりと日本のスタッフも中々にして心憎いサービスを用意。最後はまさかのGメン横並びですか。我々世代的には香港カラテシリーズを連想してニヤリとしちゃうね。香港台湾日本色が面白い具合に混ざり合って良い感じに楽しめました。脇役であるはずのクリッシー・チャウがあまりに印象に残ったんでそれも含めて高得点。 にしきのさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-05-30 01:33:15)

15.《ネタバレ》 この監督は好きです。主人公にしろ、脇役にしろ、エエカッコさせずに遠慮なく悲惨な目に遭わせ、その悲惨さをコメディとして昇華する姿勢が徹底しています。そのためにかなり残酷な表現も厭わない。小気味よいです。悟空に髪の毛をむしり取られて三蔵法師になりましたよw
本作で最もオオっと思ったのはGメン75のテーマでした。これは分かりやすいけど、もうひとつ懐かしい聞き覚えがあるBGMがあって、思い出せない気持ち悪さがエンドロールで解消しました。「柔道一直線」でした。(反応した自分の歳を感じましたとさ) アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-31 01:04:40)

14.《ネタバレ》 昔の香港映画ののりで全体的には楽しかった。女妖怪ハンターが一途でよかった。ただ、オチがちょっと…。玄奘さん、慈悲深いのはいいけどいくら何でも、自分の好きだった人を殺した粉々にした妖怪と旅には出れないな-。 木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-07 22:57:59)

13.《ネタバレ》 好き嫌いかは分かれるかもしれませんが、自分はこれメチャクチャ好きですね。個人的には15点ぐらいつけたいぐらいの気持ち。普段寝る前に寝ながらスマホで映画を見てると15分ぐらいで眠ってしまうのですが、これはすごい面白くて2時間一気に見てしまいました。自分の知ってる西遊記とは大分筋が違い脱線しまくる(その脱線も面白い)ので全く先が読めずに何が起きるのかワクワクしながら最後まで見れました。ゲームのゴッド・オブ・ウォーのような感じで最初にかなり見せてくる構成なので最初っから目が釘付けになり、子供は助かると思いきゃそのまま食べられてしまうシーンがかなりインパクトが強くこれはちょっと普通の映画とは違うぞという期待感が持てました。偽者の妖怪ハンター→善良な妖怪ハンター→凄腕の妖怪ハンターと見る側の予想を裏切っていく展開も面白いです。
その他の凄腕妖怪ハンターもいい味出してます。孫悟空の変貌と外道っぷりもかなりぶちぎれててイカしますね。孫悟空のデザインもかなり好き。主人公と女妖怪ハンターとの恋模様もコミカルな感じでありながらもしっかり感動させてくれるのもいいですね。チャウ・シンチーはドラゴンボールの製作にも関わっていたようで、出来に全く納得がいかなかったのでこの映画を作ったのではないでしょうかね? 追記:ラストシーンはこれから罪を償っていくための旅が始まるわけなので孫悟空たちはまだ許されたわけではないと思います。 映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-01-31 15:20:03)

12.西遊記がテーマと称しながら、これほどまでに「何がどうなるのやらサッパリ予想がつかない」というのも、なかなかスゴイものがあります。冒頭からやりたい放題で、要所要所は例によって「デブ・ハゲ・ブサイク」がシメるという、何とも奔放な作品ですが、ただ、前半のこの勢いを思うと、後半、洞窟内の孫悟空との絡みの場面のグダグダ感、どうしちゃったんだろうか、と(要するに「悟空がただの小汚いオッサンだった」という、いわゆる「出オチ」なんですよね)。何でこんなに引っ張っちゃったんだろうか。いずれにしても、その後はまた、先が予想できないハチャメチャに戻り、何が一番予想できないって、この後の続編(が作られるとして)、期待していいものやらどうなのやら。 鱗歌さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-10-18 08:28:21)

11.チャウ・シンチー大好き、「少林サッカー」を30回は見てる私からすると、キャラもストーリーも面白かったんだけど、もうひとつスッキリしないというか、鑑賞後に「あー、見てよかったなー、面白かったなー」と素直な気持ちになれないのが残念。三蔵に感情移入があんまりできない作りになってしまってるのが原因かもしれない。あと悟空の下衆っぷりとか。 ブラック武藤さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-22 00:18:27)

10.思ったよりギャグは少なめ。
ただその少ないギャグがコテコテの香港映画ギャグなんでもうちょっと畳みかけるようにテンポよく見せてほしかった。
香港映画のギャクって畳みかけてみせてナンボな気がします。
単発だと結構寒い。
はじまりのはじまりなんで完全に序章ですが続編が日本では公開しない気がします。 CBパークビューさん [映画館(字幕)] 6点(2015-09-12 06:20:49)

9.バカバカしいものを生真面目に作る!←これ超好き!なのでもちろんこの作品にはただそれだけを求めて鑑賞しました。結果的には生真面目加減がやや中途半端に感じられました。この手のモノにあれこれ言ったも仕方がないし、ご愛嬌で大概済ませるもの。分かっていますよ、もちろん。ただね、ここまでやったんならもう一段上にいけたんじゃないかって思えたんです。別にハリウッドと肩を並べる云々ではなく、予算の範囲内でまだ出来ること、やれることがある気がするんです。編集の仕方やカメラアングル、表情や仕草、台詞などいくらでもブラッシュアップ出来そうですよね。どうも中国映画特有の、ある種の悪ノリがこの映画を平均値止まりにしているようです。あとGメンは、いかがなものかな~・・・。(^_^;) Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 4点(2015-08-23 07:44:26)

8.《ネタバレ》 アクションシーンもCGも見ごたえあって、最初の方はチャウ・シンチーらしいユーモアもあって面白かったです。
ちょっとグロいし、ハリウッドではあり得ない小さい子があんなことに、のシーンもあるけど、ヘタレな妖怪ハンターと凄腕女ハンターの絡みも良かったんです。
でも、後半どんどん話が救われなくなって、あんなに健気な女ハンターは報われず、それで悟りを開くなんて酷いでしょう。
もっと酷いのは、あれだけ極悪非道の妖怪どもが、結局三蔵法師のお供として何事も無かったかのように旅立つところ。
そこにお釈迦様からの言葉や贖罪のシーンやら入れてくれないと、人間を殺しまくって大暴れした罪はどうなってるの?と疑問符がいっぱいでした。
そして謎のGメン75のテーマソング。
曲はいいんですけど、特に孫悟空、しれっとそこに立ってるんじゃない!と腹立たしく思いました。 nanapinoさん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-16 22:36:56)

7.「西遊記」と言われてイメージするのは、子どもの頃にTVで毎週楽しみにしていた、
夏目雅子さんの三蔵法師とマチャアキ孫悟空をはじめ3人の弟子たちと天竺を目指して旅をするのあの西遊記です。
一方本作は濃いキャラを揃えた愉快な妖怪ハンターたちと妖怪と、
最後に孫悟空が登場する、天竺への旅に出るまでのお話。

チャウ・シンチーらしいギャグを随所に挿入しながらもロマンスも盛り込み、
本作のMVPはパワフルな妖怪ハンター姉ちゃんを演じたスー・チーさんじゃないでしょうか。
「ジョーズ」を思わせるハラハラドキドキの冒頭。特にこの冒頭は結構残酷なシーンも多く、
チャウ・シンチーの西遊記は子供が見るにはちょっときついかな。
しかし冒頭からラストまでテンポ良く一気に見せてしまうチャウ・シンチーの剛腕ぶりは健在です。
3人の弟子たちと天竺への旅に出るところでエンディングとなりますが、
当然、天竺への旅を描く続編もあるんですよね?期待していますよ、チャウ・シンチーさん!

Gメン75のテーマもいいですけど、「ガンダーラ」でもよかったかも・・・? とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-08 23:25:45)


6.チャウ・シンチーの西遊記。
実は、昔、「チャイニーズ・オデッセイ」とゆうチャウ・シンチーが悟空の映画を見ましたが、そっちもブッ飛んでいて、かなり面白く、今回は、監督ということで、西遊記を今度はどう料理してくれるのか、楽しみで観ました。
どっちも制作がチャウ・シンチーなので、やっぱ好きなんでしょうね西遊記。
今回も、ブッ飛んだキャラ設定、残酷さとお下劣、しつこくくだらないギャグなどチャウ・シンチー節がほどよく効いていて、非常に楽しめました。
日本語吹き替えで観ましたが、吹替も映画の雰囲気に非常にあっていて、よかったです。
三蔵「僕も妖怪ハンターです」
段「何系?」
三蔵「調教系」
ここのセリフのやり取りが超好きです。
Gメン75のテーマの正しい使い方もお見事。
チャウ・シンチーの映画は残酷さとくだらないギャグが同居していて非常に癖があるので、苦手な人も多いと思います。
でも僕は好きですねー。続編もあるみたいなので、今から楽しみにしています。
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2015-05-12 14:20:34)

5.《ネタバレ》 ここでの評判が良かったので、見に行ったのですが…うーん、私はどうも楽しめませんでした。元々の小説の『西遊記』の方を以前から好きで関連論文なども読み漁っていた時期があったりして、思い入れがありすぎるせいかもしれません。少なくとも私には「西遊記」ものには見えませんでした…(例えると忠臣蔵に対する47Roninのような感覚でしょうか) 普段のチャウ・シンチーなら笑えそうなセリフやアクションも、ちょっとどぎつい演出や、ややグロめな表現で、あまり入り込めず…ストーリーも、あっち行ったりこっち行ったり。ヒロインはじめ、なまじ個性的な脇役をいろいろそろえたせいで、孫悟空たち本来の玄奘の仲間たちが、かえって邪魔な存在に感じました。新解釈でぶっ飛んだ作品を見たいという人には向いてるかもしれません。吹き替えは、斎藤工・貫地谷しほり、ともに経験済みなのもあり、無難な出来でした。 蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(吹替)] 4点(2015-01-25 00:52:48)

4.《ネタバレ》 チャウ・シンチー監督流に解釈された西遊記ビフォアストーリー、ドタバタ妖怪コメディ。遠目からだと小栗旬に見えてしまう三蔵法師、天然女戦士、貧相な優男が実はヤンチャクチャモンキーの孫悟空、肌ツヤな猪八戒、遠目からだと松田翔太っぽい沙悟浄、おっきくて臭いあんよを持つジジイ…個性的なキャラが続々登場。ぶっ飛んだお話だが、中華風の独特の笑いと間合いが印象的。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2015-01-02 03:17:42)

3.《ネタバレ》  エンドクレジットに「IMAX3D」とあるのに日本じゃIMAXはおろか3Dですら上映してませんね。なんか最近の日本の上映環境って設備と反比例するように貧乏臭い。

 さて、チャウ・シンチー久々の作品、出演はせず監督・脚本のみですが、彼らしい映画に仕上がってます。多少のアラやツッコミどころをものともせずパワフルでエネルギッシュに映画を進めていって飽きさせません。
 個性的な登場人物、大がかりなセットとCGを駆使したアクション、アイディアに溢れたエピソードやアイテムの数々、ひとときも目を離す隙のない具沢山な娯楽大作。
 冒頭のエピソードが『ジョーズ』まんまな展開をするあたりで今回もスピルバーグの影響大って感じますけど。

 でも、見終わって「痛快!」というわけにはいきませんでした。
 冒頭のエピソードで幼い少女まで犠牲になる惨劇を描いて生まれる重さ、それが全編にのしかかっていて、そしてそれは最後に至って解消されるのではなく、更なるエピソードの積み重ねでしこりとなって残る感じ。
 『西遊記』であればこそ誰にも有無を言わさない必然であるデウス・エクス・マキナによって物語は解決へと導かれる訳ですが、いくらなんでも映画はそこにべったりし過ぎた気がします。
 悟りの境地がそこに至るまでにさして説得力を持っておらず、絶対的な存在の作用による到達点のように思えて、パーソナルな愛と総体的な愛とは同義であると語られるとは言え、極悪非道な悟空やその他の存在(その悲劇は口で語られるばかりで具体的な心理描写は無し)を許容し内包するだけの高まりに到達し得ていないように見えるのです。つまり平たく言っちゃえば「悟空クズ過ぎて観客的には納得できねえ」って事ですが。

 そのデウス・エクス・マキナを作劇上、確信的に登場させたのでしょうけれど、絶対視するあまりに魂が見えず、なんだか賑やかな宗教映画の如き印象を抱いてしまったのでした。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-02 21:24:04)

2.《ネタバレ》 TCXで鑑賞しました。チャウ・シンチーは人を楽しませたいという気持ちが強いですね。彼に応えるように日本語吹き替えも最高(特に貫地谷しほり!)で、次はどうなるのとグイグイ引き込まれ、存分に楽しめました。序盤の水上ロケーションはUSJの「ウォーターワールド」や「ワンピース・プレミアショー」みたいで良かったです。豚肉も美味そうでした。段(スー・チー)のアクションがもっと観たかったですが、すぐ恋愛モードに入ってしまい少し残念です。段とホリ似の悟空(ホアン・ボー)のやり取りも面白く、空虚王子(ショウ・ルオ)等の脇役も個性的で良かったです。斉天大聖の造形も禍々しくて良かったです。楽しい時間の終わりはシリアスな音楽(「Gメン'75のテーマ」)のせいもあり初回はしんみりしましたが、2回目の鑑賞も安定した面白さでした。 DAIMETALさん [映画館(吹替)] 9点(2014-11-22 01:54:12)

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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.43点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4314.29% line
5419.05% line
6523.81% line
7419.05% line
829.52% line
914.76% line
1029.52% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

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