みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.確かにジョージ・A・ロメロのナイト・オブ・ザ・リビング・デッドの焼き直しでしかないんですが、あくまで放射線をただゾンビ発生の原因として採用したに過ぎなかった元ネタよりも超音波による公害を明確にテーマに据えた点は評価できます。ラストの展開も死者が蘇るという設定をより生かしていると思います。それにゾンビ映画に似つかわしくなく結構おしゃれな雰囲気があっていいんですよねー。主演のレイ・ラブロックをはじめ、登場人物がみんなファッショナブルです。滝の前で点滅し続けるフラッシュと警察のカメラのフラッシュを繋げる、ホテルの看板と本物のフクロウを繋げる、編集と場面転換もセンスがあります。冒頭の有害な煙が漂う都会と緑豊かな田舎の自然のコントラスト、環境問題テーマを視覚イメージとしても昇華できています。なんだかゾンビの出てくる場面が一番ダサくてがっかりしちゃうぐらいです(笑)。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-19 23:36:09) 16.《ネタバレ》 これはなかなか面白い映画でした。ゾンビ系映画は80年代を中心にかなり観てきましたが、上位に位置する映画だと思います。年代からして「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」と「ゾンビ」の間なので安易な便乗作ではなく、伝統的な恐怖映画(ドラキュラ、フランケン)の延長戦上にあり、そこに「ゾンビ」というジャンルを合わせたようなイメージです。片田舎の話なので小さいスケールですが、怪現象のメカニズムが、人を凶暴にさせる害虫駆除用の電波や血を媒体に死体がゾンビに変身するなど独特で面白いです。ゾンビは写真には写らないというのも興味深く、この映画以外では見た事ありません。ゾンビがモンスターではなく「幽霊」のようなイメージです。 【金田一耕助】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-04-27 17:09:33) 15.《ネタバレ》 ストーリーが割りとしっかりしているゾンビ映画だと思います。 これぐらいのテンポで出てくるゾンビもまた乙な感じで良いですね。 ただ道具使うのだけはやめて。 あと変な儀式もやめて。 それ以外はまぁ良いでしょう。 特に病院で出てくる頭に包帯巻いたゾンビはなかなか良いビジュアルでした。 お笑い芸人の誰かに似ている・・・ (1箇所だけつっこみ) →「こっちに来い。警官、君もだ!早くこっちに避難するんだ!」 「・・・・逃げ道がない。・・」 っておいおい! あまりホラーにつっこみはいれないほうなんですが、 そこだけはつっこみまっせ! 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-20 15:24:50) 14.《ネタバレ》 B級ながらに格式の高い感じがします。 結構 重厚な感じで、重い雰囲気が漂います。 ちょっと調べてみたら、日本で始めてゾンビを知らしめた伝説的な名盤のようで、 こりゃB級なんて安易に行ったらゾンビたちに呪われそうです。 最近のゾンビホラーなんて表現方法が定着したのか、みんながやっている事をまねしてやっている感じですが、 やはり初期のゾンビ映画にはその表現方法をまだ探っている状態なので、 オリジナリティがあり、メッセージ性のようなものがあり、(いろんな意味で)重みがあり、リアリティ(本気度)のようなものがあります。 未知な存在を扱う責任、根底にはそれに対する恐怖心と敬いが確かにあります。 ゾンビとは何ぞや?ということを真面目に問うているのです。 そんなゾンビだから不気味さがあり説得力もあります。 写真に写らないなんてドラキュラみたいですが、幽霊とゾンビの中間のようなところも面白いです。 古い映画なのでレトロでいて、本場のオカルト映画のような雰囲気も感じられ、 ヨーロッパの大自然がまるでタルコフスキー映画のように映えます(違ったらすんません)。 フクロウ(ミミズク?)のいるホテルが素敵でした。 そこはまるで神秘主義的な人の喜びそうな雰囲気が満点です。 ドゥーム・メタルバンドのエレクトリックウィザードの語りが まさかこの作品から使われていたとは驚きでした。 道路を横断するストリーキングを見る限り、アートもこめられているようです。 安易な捉え方ですが、、、ま、自然破壊への警鐘のようなものも感じます。 また音で恐怖を伝えようとしているところも素晴らしく、死臭が漂ってきそうな音像です。 話はあくびが出るほどにスローテンポだけど、込められたものが面白いです。 本当に悪いものを誰も知らない、、、それは恐ろしいことだと思います。 (あ~復刻されたのですね、、、ちょっと高いお金を出してレンタル落ちを買っておいたのに、、、) 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-10 23:37:31) 13.邦題が『悪魔の墓場』なんていうベタなタイトルで、ちょっと「恐怖の味噌汁」とか「悪の十字架」とかに通じるものがありますが(悪魔の人形。あ、クマの人形。ってのもありましたね)。だいたい、悪魔の“墓場”ってんだから、すでに悪魔が退治された後のような。それはともかく、ロメロのあの名作(タイトル略。笑)をパクッて、青い顔のゾンビに人間を襲わせて食べさせてみました、ってな趣向の作品ですが。ロメロ作品の、ただただゾンビが人間を襲うという身も蓋もない感じ(だからこそ画期的なんだけれど)と比べれば、本作はそこにオカルト色を加えていて(ゾンビが変な儀式してたりするし)、いかにも「恐怖映画らしい映画」というか、まあ折衷的な作品になっております。要するに日和ってるんじゃないか、と言われそうですが、そういう中途半端なところがまた面白かったりするわけです(ロメロならこういうのは作らない、作れない)。しかもそこに「害虫駆除の超音波が、死人の蘇る原因なのだ」みたいな無意味な合理性を持ち込んでみようとする、思い切りの悪さ。つまり、オカルト映画とパニック映画を両方やってみました、という訳ですね。スバラシイ。主演の男優のヒゲ面がまた、私にとってはいかにも“これぞ70年代映画のヒーロー”ってな感じで(ごく一部の映画のような気がするけど)、ものすごーくカッチョよい。不自然なほど警察と対立するのも良いし、とりあえず「立て篭もり」をやってみせてくれるのもサービス満点。ただ終わりの方は、何もそこまでロメロ作品(タイトル略)を踏襲せんでもいいでしょうに、とは思いますけど・・・。亜流作品だ、こういうのこそ映画の墓場みたいな作品だ、という批判も当然あるでしょうが(まあ当然ですよね)、わたしゃ結構好きです。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-04 07:51:14) 12.《ネタバレ》 日本ではじめて公開されたゾンビ映画は本作である(ロメロの『ナイト~』は日本未公開、『ゾンビ』は79年公開)。今では『ナイト~』のイタリア版カラーリメイクという評価で落ち着いているようだが、当時の観客には相当なショックを与えたことだろう。ジャネット・デ・ロッシの特殊メイクは本家『ゾンビ』をも凌駕するリアリティで、生々しい手術跡のゾンビや、人間のハラワタを引き裂いて貪り食うショック描写は吐き気をもよおすほど。ストーリーはいかにも70年代らしい陳腐なものだが、イギリスの寒村を舞台にすることで醸し出される怪奇ムードは絶品(ヒロインが可愛いのも好ポイント)。ここのレビューでは評価が低いようだが、『ナイト~』にも匹敵するゾンビ映画の傑作だと思う。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 20:53:14) 11.惜しいことに、主人公たちの行動範囲が農場や墓場や病院など、あちこち移動するため、いつでも逃げれる気がしてやや恐怖感を損なっています。ゾンビそのものについては、音楽も相まってなかなか不気味で恐くて、人間も食べてくれます。エレベーターの撮り方が上手くて、ビビりました。(期待度:5) 【明日ネコになる】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-16 01:43:14) 10.《ネタバレ》 まあ今見ればどおってことないですが「旧ドーン」以前にこのクオリティのゾンビを創りあげたのは素晴らしい。ロメロも何気に影響されたのではないでしょうか?惜しまれるのは主人公と警察との確執に時間を割きすぎたせいでホラーとしての印象が若干薄くなってしまったこと。せっかくの怖いゾンビをもっと生かして欲しかった。そして、これが非常に重要な事なのですがクリスティーヌ・ガルボがとても可愛かっ(ry 【Robbie】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-11 11:26:03) 9.《ネタバレ》 ロメロのナイト・オブ…って、面倒なので端折ります(笑)。テンポが非常にのろいです。出てくる人間みんな馬鹿ばっかです。ゾンビたちはそれなりにゾンビしてます(笑)。なぜか写真には写りません。何気にグロいシーンも頑張ってます。一応、“悪魔シリーズ”第三弾ってことになってます。でもそんなこと知らなくて良いです(笑)一応シリーズ第一弾の「悪魔のいけにえ」だけ見れば充分だと思います。勿論、本作とは一切関連ありません。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-08 23:53:36) 8.設定からして寂しいくらいにショボイです。でも子供の頃に観たときは恐かったんです。何せオカルトブームの頃の、「悪魔の~」3部作の中の1本ですもんね。久しぶりに観て懐かしく、妙に嬉しかったんですね。だから思わず2点も献上です。 【じふぶき】さん 2点(2005-01-20 22:28:54) 7.今更言うまでもなく・・・いや、やっぱり言いますけど「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のパクリです、コレ。しかし、コレがくらべものにならないくらい カッタルいと言いますか、イライラもん。主人公の男がいくらゾンビの存在を警察に訴えるもまったく信じてもらえなくってねェ。”「死体が襲ってきた!」だの、そのまま言ったって誰もまともに聞いてくれねーって!もっと嘘でもいいから違う言い方あるだろ!”って話ですよ!まったく。案の定、イヤ~な結末が待ち構えているって話ですよ。もう。 【カズゥー柔術】さん 4点(2004-11-10 02:38:53)(良:1票) 6.NIGHT OF THE LIVING DEADのパクリなんでしょうが、意外に真面目なゾンビ映画です。ノローっとした動きなんだけど馬鹿力という、ロメロのゾンビよりもパワーアップした単体での強さが何とも恐ろしいゾンビ達が多数出てきます。グロさにかけてはフルチ監督のサンゲリアに匹敵するレベルで、血や内臓が惜しみなく飛び散ります(笑)。ただ、他の皆さんが挙げられている通り、テンポの悪さが大きな減点要因。緊迫感があまり伝わってこないので、殺され行く人をただぼーっと観ている自分がいました。 【(^o^)y-~~~】さん 5点(2004-09-20 16:46:20) ★5.しょうこりもなくゾンビの映画観ました。これはどーなんやろ。ゾンビ映画やけど、サバイバルなパニック映画というより、どっちかゆーたらサスペンスホラーっぽい作りになってて、ゾンビも数は少なめ。その辺がは期待はずれやったかな~。しかもストーリーはわりとチンタラしてるし(ゾンビ出るまでが長くて)ただ、ゾンビはチンタラしてない。素早いし、隠れるし、頭使ってるし、武器も使うし、仲間も作るし。モンスター的な要素が多い感じ。数が少ない分、異様に強い。そんなゾンビはあんまり好きじゃないけど。出だしの異様なノリ(裸の女性はなんなんだ?)とラスト以外はイマヒトツな映画やったかな 【なにわ君】さん 3点(2004-09-15 14:31:33) 4.ゾンビというものを初めて日本に伝えたのはロメロの「ゾンビ」ではなく、実はこれだったらしいですね。当時としてはかなり斬新な映画だったのではないでしょうか。ただ今見てみるとなんてことのない凡作。 【腸炎】さん 6点(2004-04-04 21:04:17) 3.子供の頃、叔父に連れてかれた映画館で見ました。初ゾンビ映画でしたので、子供心にも激しく衝撃的。おかげさまで、すっかりゾンビ好きになってしまいました。その後、ロメロに出会い、彼の一連のゾンビ作品に入れ込んだわたしですが、この道に歩ませてくれたこの作品は、わたしの中でもとっておきに記念碑的なものでもあります。なので点数は甘め。イタリアらしいパクリとサービス魂にあふれている一本と言っておきましょうか。ちなみに同時上映は「吸血の群れ」。叔父がなぜに子供連れでこの映画を見たのか、未だ不明です。 【パママのタルト】さん 6点(2004-03-09 19:56:32) 2.イタリアお得意のパクリ映画。ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』をパクりました。が、テンポがすっげーかったるい。映像的には、ロメロのゾンビ・シリーズよりもえげつないです。 【伊達邦彦】さん 3点(2004-02-24 01:28:41) 1.《ネタバレ》 ロメロの「ゾンビ」は実に多くの”ぱちもん”を生み出したが、コイツもそんな一作。主演のレイモンド・ラブロックは当時人気の(イヤ落ち目の?)イケメン男優だったが、本作ではヒゲもじゃなので折角のイケメンも殆ど意味ナシ。ゾンビの出現理由は害虫駆除の音波発生装置によるらしいが、ハッキリ言って全然説明になっていないぞ、オイ。甦った死体の中には病院の解剖死体なんかもあるため開いた傷口も生々しく、禿げしくキモいのが特徴。最大の難点はゾンビの動きに合わせたようにむっちゃテンポが悪いつーか遅過ぎること。この辺がロメロとの著しい相違点だ。しかも典型的な70年代テイストに満ちたバッドエンドと来た日にゃもう最悪。所詮は”ぱちもん”、フルチとかアルジェントが好きなグロスプラッタ愛好者御用達として4点進呈。 【へちょちょ】さん 4点(2003-12-13 23:44:04)
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