みんなのシネマレビュー

華氏911

Fahrenheit 9/11
2004年【米】 上映時間:122分
戦争ものドキュメンタリー政治もの
[カシキュウイチイチ]
新規登録(2004-06-12)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2019-01-08)【たろさ】さん
公開開始日(2004-08-14)
公開終了日(2004-11-12)


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監督マイケル・ムーア
江原正士マイケル・ムーア(日本語吹き替え版)
田原アルノジョージ・W・ブッシュ(日本語吹き替え版)
出演マイケル・ムーア
ジョージ・W・ブッシュ
ビル・クリントン
アル・ゴア〔1948年生〕
脚本マイケル・ムーア
主題歌ニール・ヤング“Rockin' In The Free World”
製作マイケル・ムーア
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
字幕翻訳石田泰子
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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9.《ネタバレ》 初日朝一の上映で見てきました、が首都圏より60KMの我が町の映画館では、半分程度の入りでした。
「ボーリングフォーコロンバイン」と「華氏911」を定食に例え比較すると、「ボーリング.」の方は、炭水化物のご飯以外にもバリエーションに富んだ内容で食べやすく食べた後も息苦しいような満腹感までない定食、一方、「華氏.」の方は、ご飯山盛りで、おかずはちょっとだけ、みたいな食べるのに大変な定食だった、観終わったあとおなか一杯で動けなくなる様な。

確かに、2時間、ブッシュ批判で終始します。
でも、「世の中の殆どの人々は無知で何も知らず、票を入れて、その1票が、例えば、イラクの子供達を打ち抜く弾丸に変わる。」
これだけは、ブッシュどうの、を越えての事実であることは間違いない。
子供をイラクでなくした、母親が、ホワイトハウスの前で、言ったせりふ。
「私も以前は、ああいう何も知らない人間の一人だった、今、息子をなくして解った。」でも、それからじゃ遅いんだと、この作品の内容、手法、方針等いろいろ批判も有るだろうが。
この作品が、きっかけで、何人かが、「一票」「民主主義」「国民全員が常に目を光らせ、何らかの意見を持つことの重要性。」に気が付いてくれたらそれはそれで悪いことではないと思った。

N列23番さん 9点(2004-08-21 15:20:27)(良:2票)

8.スーパーヘビー級の映画。「ボウリング・フォー・コロンバイン」みたいなブラックユーモアたっぷりの映画と思いきや、とにかく最後まで直球勝負。戦争で息子を亡くした家族の悲しみの描写は圧巻としかいいようがない。小泉さんにも、是非観てもらいたいです。 シェリー・ジェリーさん 9点(2004-08-21 13:28:17)(良:2票)

7.ブッシュ嫌いで途中まで面白かったけど、こんな告げ口みたいなことして評判を落とそうとする奴はもっと嫌いですね。お前は監督辞めて芸能リポーターでもやっとけ!って言ってやりたい。 モチキチさん 1点(2004-08-21 03:39:33)(良:2票)

6.嫌な映画でした。相手がどんな人物だろうと、人の悪口をひたすら2時間2分聞かされ続けるのって、正直胸がムカムカします。ここまで徹底的かつ一方的に、1人の大統領だけを攻撃し続けるというのはモラルとしてどうなのかと思います。エモーショナルと言えば聞こえはいいですが、いったい何がここまでムーア監督の「私怨」をたぎらせるのだろう?と不思議に思いました。「ボーリング・フォー・コロンバイン」では自虐的な笑いである種の「愛」を見せてくれた監督だけに、この変貌ぶりには落胆させられます。わたしはジャン・リュック・ゴダールの映画を面白いと思ったことは一度もないのですが、この映画に対する「この攻撃は敵を利するだけ」というコメントには心の底から共感しました。ムーア監督自身「自分が金曜の晩に見に行きたいと思うような映画を作りたい」と述べているのを見て、頭がどうかしているのじゃないかと思いました。映画ではあたかもブッシュが全米の猛反対を押し切って就任したかのように描かれていますが、フロリダ以外の州でゴア対ブッシュが伯仲していたのは事実であり、そういった反証を一切省いて自論に都合の良い情報だけをこれでもかとばかり詰め込んだこの作品は、もはやジャーナリズムとは言えないと思います。もちろん「アメリカは呪われろ」と絶叫するイラク女性の姿や、WTCテロのシーンでは泣かされてしまうのですが、結局のところ憎しみは憎しみしか生まないと説いている作品に憎しみしか込められていないのではどうしようもないでしょう。だいたい満員御礼でハクをつけるためだけに単館先行ってえげつないでしょう。ミラノ座なら半日でさばけてますよ。アメリカでも同じ手口で話題性盛り上げたようですが。二度と見たくない映画です。 anemoneさん 0点(2004-08-16 00:46:56)(良:10票)

5.《ネタバレ》 ボウリングの頃は、マジな感じとユーモアな感じが半々くらいに保たれていた気がしたが、今回は9:1くらいでユーモアを捨ててほとんどガチンコの勝負をしている。
相手が相手だから逃げもかわしもしない直球勝負に出たなあという感じがする。
ブッシュ本人のことや石油の利権や軍需産業の癒着、サウジとブッシュとの関係やイラクとブッシュとの関係、9.11が起こった背景等ははっきり言ってほとんど知識ないんで論じることは出来ないけど、
罪のないイラクの人々が死んでいく姿と「助けに来たのに何で攻撃されるんだ」と嘆く兵士の姿、息子を失った家族の深い悲しみと息子が書いた手紙には、全てブッシュのやっていることは間違っているということと彼の嘘を痛烈に感じずにはいられない。
権力者の下に踊らされ、恐怖を植え付けられ知らぬまに自分の自由や思想を失っていく人々にはテロ以上の脅威を感じる。
真に恐ろしいのはテロリストではなく紛れもなくブッシュだろう。
映画としての面白さは本作からは感じないが、人に訴える熱情がこもった素晴らしい映画だとは思う。
自分の利やカッコのために苦しむ人がいるということを知ってもらうために特に政治家や政治を志す人には見てもらいたい。
次の大統領選は本当に楽しみだな。ブッシュが勝つのかムーアが勝つのかというようなもんだな。
ケリーが勝ったら勝ったで、ムーアのおかげで勝ったと言われるのかな。
メディアやマスコミを使って世の中を動かすというのはあまり好きではないがな。 六本木ソルジャーさん 8点(2004-08-15 00:29:47)(良:2票)


4.《ネタバレ》 前半、たっぷりで笑わせますねぇ。ブッシュの商業主義があらわにされ、それが軽快な音楽と相まって笑いを誘う。中盤、軍内部の様子に移るあたりから、ややつまらなく、映画が長く感じてしまうし、軽快さもなくなり、普通のドキュメンタリーになってしまっているのが、残念。結局、彼の主張を素直に受け取るよりも、それをエンターテイメントにしたところにおもしろさがあるのだろうな。 ちひろさん 7点(2004-07-01 12:46:05)

3.米国の大学のラウンジで、当時つきあっていた彼女が「ちょっと実験をしてみよう」と言って、近くにいた学生の1人に声をかけました。「何の用?」と尋ねられると、「ちょっと待ってて」と引き止め、次の学生に声をかけました。数十人が立ち止まると、それを見たほかの学生たちが続々と集まり、「なにかここではじまるらしい」と声が聞こえてきます。30分程度で、そのラウンジには、2000人以上が集まりました。それを見届けたところで、私と彼女はこっそりとラウンジから出ました。米国人は、「ストリームの気配を感じるとそれにとりあえず飛びつく」国民性があります。そして、アカデミー、カンヌをモノにしてしまったムーアには、人を呼び止め、席につかせる力があります。ムーアの手法は、暴力的で、狡猾。論理的に欠点が多いのですが、勢いがそれを補っています。私は、たまたまラウンジに入ってしまった米国人が、自分で考えることを放棄し、本作に拍手を送っているのではないかと不安を覚えました。イラク問題の是非は、話し合う、またそれぞれが持論を主張する価値があります。ムーアの主張は、個人的には賛同しています。しかし、ときとして「メディアの暴力」とも思えるそのやり方は、「私の好みではありません」。また、今後、ムーアの粗悪コピーが出てくることも、(その可能性は低いとは思いますが)懸念しています。 DONGYAOSさん 5点(2004-06-30 02:42:42)(良:2票)

2.これはおったまげた!カンヌ国際映画祭は芸術の香り高い映画を選定・評価するところだと思っていたのに、カンヌ国際映画祭でパルム・ド・オル(最高賞)を受賞したこの作品は完全に反体制宣伝(というよりも喧伝)映画です。ヨーロッパ映画界の危機意識がそれだけ高いというわけでしょう。どちらかと言えばブッシュには反対している私でさえも何だかボクシング・リングの上で両手を後ろ手に縛られたボクサーを、もう一人のボクサーがめった打ちにパンチを食らわしている様を見ているような感じが否めませんでしたが、この感じが快の部類に属するのか不快の部類に属するのかはよくわかりません。ムーア監督はすでに去年のアカデミー賞受賞式でブッシュ大統領に挑戦状をつきつけていたので体制側の監督(陰の声:そんな監督いるのかどうか・・・)もイラク戦争を擁護する作品を作ればよかったと思います。(陰の声:軍艦マーチをバックに「大本営発表」???)でも体制擁護映画と二本立てにしてもこちらしか見ない人がほとんどだったりやなんかして・・・。長くアメリカに住んでこんなに熱い映画上映は初めての経験でした。私が見たのは月曜日の夜10時からの上映でしたが、会場は大入り満員で時間を気にする人もないようで、上映中の爆笑や拍手、特にエンド・ロール開始の時の大喝采と「ワンダフル!」の掛け声は初めてでした。(この映画を見に行くのはブッシュに反対する人だけだということを念頭においてください。)バグダッドの街角に集う人々の平和な談笑や子供たちが遊ぶ光景が阿鼻叫喚に変わったシーンで流れた涙には人道上の涙と「私が納めた税金がこんなことに使われるなんて・・・。」というくやし涙が混ざっていました。この映画を本当に見てほしいのはイラクの人です。映画のスクリーンだけではなくそれに反応するアメリカの人たちを見てほしいと思います。アラブ圏の人は民主主義や自由とはミニスカートをはいて街を歩いたり酒や麻薬をたしなむことだと思っているようですが、真の民主主義や自由とは反体制映画が堂々と上映され、人々が臆することなくそれを見に行くことができ、上映会場の内にも外にも警官や憲兵が立っていないことなんです。 かわまりさん 6点(2004-06-30 01:12:56)(良:3票)

1.《ネタバレ》 非常にタイムリーなドキュメンタリー映画としてとてもimpressiveだった。11月の大統領選前だからこそ意味がある。愛国心たっぷりだった軍隊一家のおばちゃんが、最後息子をイラクで亡くして、泣き崩れているところが印象的でした(とくに死んだ息子からの手紙が印象的だった)。しかし本当、これって、なんのための戦争なの?現アメリカ・ブッシュ政権の真実と欺瞞を暴こうというマイケル・ムーアの度胸と根性が感じられる。最後、映画館のアメリカ人たちも、この映画におしみない拍手を送っていた。そういえば、映画会場で、前の席にお父さんと小さな子供の3人できている家族がいて、お父さんが必死に解説をしていたのが面白かった。ウォルフォビッツとかが出てきてときに、「こいつがねー、また悪者なんだよー」とか必死に言ってたけど、子供は途中で知らん振りしてダレてた。ウォルフォビッツ、、、しかし、櫛舐めるのはやめようよ。。。そういう意味でR指定。
追記:イラク戦争の意義うんぬんを語るコメントが多いですが、しかし、実は、この映画は、Fahrenheit 9/11という題が示すように、政府による言論統制、焚書を扱いたかった実験的な作品であると言える。つまり、この映画をつくることによって、政府や、その他の企業(ディズニーなど)、FOXニュースのような保守的な報道機関が、この作品にどう反応するのかを、世の中のひとに、マイケル・ムーアは見せたかったのではないだろうか。案の定、ディズニーはこの作品に対してアレルギー反応を示し配給を拒否。しかし、言論統制までにはいたらず、最終的にはライオン・ゲートが配給することになる。また、しかし、理由も不明確なまま、R指定という扱いをうけることになった。こうした世の中の反応とゴタゴタが、この映画でマイケルムーアが見せたかったもう一つの側面であるのだと思う。この映画が公開されることになったことで、この作品のひとつの目的は達成されたといえる。 あまねさん 7点(2004-06-28 07:33:50)(笑:2票)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 169人
平均点数 6.15点
042.37% line
121.18% line
221.18% line
342.37% line
4158.88% line
53218.93% line
63118.34% line
74124.26% line
81911.24% line
9148.28% line
1052.96% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.30点 Review13人
2 ストーリー評価 5.81点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review18人
4 音楽評価 6.05点 Review18人
5 感泣評価 5.40点 Review15人

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