みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
140.《ネタバレ》 ルワンダ紛争の悲惨さをただただ伝えていました。 人間の怖さと残忍さがあり、 また逆に人間を救おうと必死になる人の姿があります。 そして怯えながらも必死に生き延びようする人々の姿があります。 家族愛と子供たちの笑顔がありますが、 外では無数の死体が転がります。 大虐殺の被害者の膨大過ぎる数の上で、 子供たちの歌う民族音楽には生命の力が漲ります。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-22 23:14:31) 139.THE・人間 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-14 19:24:20) 138.《ネタバレ》 虐殺の直接的な描写はあまりないのですが、終始狂気と恐怖が混沌としていて、見ていて怖くなったし辛くもなりました。ポールが「この虐殺の映像を見れば世界の人が助けに来てくれる」と言ったのに対し「この映像を見ても世界の人は『怖いね』と言ってまたディナーを続けるだけです。」とジャーナリストが答えたシーンが印象に残りました。そして結局自分も傍観者の一人でしかないと思い知らされました。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-25 19:21:51) 137.《ネタバレ》 ルワンダで何が起こったのか、ドキュメンタリーで知ってはいたけれどもやはり異様な迫力だった。何度でも衝撃を受ける。繰り広げられる理不尽な暴力に、「やめろぉー!」と画面に叫びたくなる。人間に対して絶望しそうになるけれども、一方で一個人の良心のみを信条に大量の難民を匿ったホテル支配人や、蛮勇を奮って戦い続けた国連大佐、身を危険にさらして孤児を助けた赤十字の職員のような人間もいたわけで、手を合わせたくなる気持ちにもなる。舞台は違うけれども以前TVでコソボでの民族浄化の実態を国際的に知らしめようとしていたかの国の代表が、アメリカ人記者に「なぜ我々の税金を使ってあなたたちを助けなければならないのか」と問われていたのを思い出した。彼の返答は「なぜならそれが人間として正しいことだからだ」だったと思う。D・チードルも言っていた。「外の友人に知らせよう。彼らが恥じて手を差し伸べてくれるよう。」“正しいこと”をせずに見て見ぬふりをするのは恥ずかしいことなのだ。渾身のメッセージというのはどすん、と重みをもって伝わるもので、剛速球で飛び込んできたこの映画を私もぎりぎり踏ん張ってなんとか正面から受け止めた。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-09 18:35:50) 136.《ネタバレ》 これは素晴らしい作品です。10年に1本ぐらいの傑作と言ってもいいぐらい。ツチ族とフツ族というのは、見た目の違いなど無い同じ民族だったのに、ベルギー人によって明確に区分けされ、それによって両者が対立してしまうわけですね。支配人が「白人を信じて全てを模倣してきたのに裏切られた。私はバカだ」と吐き捨てる様に言う台詞がありますけど、それは彼個人の心情を吐露していると同時に、白人によって長らく植民地支配を受けてきた黒人全体の気持ちを代弁してもいるのだと思います。日頃、世界の平和を訴えるはずの政治家は「ルワンダは票にならない」といって助けない。人間の本質とは何かを考える上で、性善説と性悪説の二つがあるけど、人間は基本的に利己的で、その本質を隠すために偽善の皮をかぶっているのかな。この作品を観ていると、人間とは本質的に性悪なのかなと考えてしまう。圧倒的な数の悪人に対し、善い人達のなんと少ないことか!!見終わった観客が、なにかしらの後ろめたさを感じたとき、それこそが、この作品の意図するものなのでしょう。記者が語った「たとえこの映像が世界中に流れても、ほとんどの人が、怖いねぇ、と言ってディナーを続けるだろう」という印象深い言葉があります。そう、結局は傍観者なのです。そしてこの言葉は、この作品をエンターテイメントとして消化し、「怖いねぇ」と言って終わらせる観客たちにむけて語られているのでしょう。 自分の無力さ、ある種のやるせなさをひしひしと感じてしまう。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-24 23:13:41) 135.《ネタバレ》 これは弱き者の為の映画です。古今東西の虐殺を描いた映画は山ほどありますが、この映画は被害者と加害者の狭間の人間の心理を抉り出している。「虐殺はいけないこと」です。そんなことは考えれば誰でも分かる。問題は虐殺が起こってしまった時、そこで人間として正しい選択、この映画の主人公と同じ行動を取れるかということ。こういう状況で隣人に手を差し伸べる事の重要さ。同じテーマを扱った映画としては「シンドラーのリスト」以来の傑作だと感じます。キング牧師の『最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。』という言葉がこの映画の全てでしょう。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-18 20:30:40) 134.ルワンダでこんなことが起こっていたなんて…。ドキュメンタリーとしては素晴らしい。映画としては? 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 19:32:40) 133.赤とか青とか大地とかカラフルな遠い国の民族抗争ドラマ、しかし訴求力は確実にある。地味・したたかなホテルマンの判断力に好感。金、物、名誉でのくすぐり方。やりますな。 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-17 07:46:40) 132.《ネタバレ》 実際に起きた悲惨な出来事を題材とし、いかにも〝これが現実です〟と訴えている場合、どこまで真実を語っているか検証したくなるところですが、これはドキュメンタリーではなく映画であり(おそらく映画というメディアを使い、娯楽に寄ることが世界中で大勢の人々に見てもらう最善の策なのだが)、ドン・チードルが否応無しに巻き込まれるサスペンスの要素が多分に強いため、ここではその問題は度外視します。 そしてサスペンスの面で言えば巧くいっているとは言い難いです。例えば、砦となるホテルの見せ方は外からも内からも不明瞭ですし、チードルは賄賂を武器に闘うわけですが、お金や物資や水が段々と底を尽きてゆく様を見せてくれないと切羽詰ってゆく感じが乏しくなります。また、赤十字の車が無惨に引っくり返っている光景を映し出しておきながら、そのあと車の主である女性が何事も無かったかのように普通にフレームインしてくるのもいかがなものでしょうか。 ・・・と、文句ばかり書いてしまいましたが、すっごく集中して見ました。しかし、それはおそらく〝映画〟の強さではなく現実に起きた題材の強さによるものです。そして私は結局、ホアキン・フェニックスが言ったように「世界は大変だね」と思うだけの普通の平和ボケ人間なのですが、それは棚に上げておいて、行動に移らないのは残念ながら映画の力が及ばないからだとも思ったり。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-06 18:41:41) ★131.事実だと認めたくないほど重く、怖い。そして悲しい。ジャーナリストやカメラマンを含む外国人が去っていく時の絶望感は異常なほどで、これから始まるであろう悲劇を想像すると胸が締め付けられるようだった。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-09 20:09:06) 130.《ネタバレ》 ワタシだったら、自分の家族の安全しか考えられません。ですから、作品前半のタチアナの「隣人…」には、かなりうっとうしいモノを感じていました。でも、彼ら家族が生き残ったのは、自分たちの家族だけのことを考えなかったからだ、と今は思っています。ネクタイの結び間違いなど細かいところまで演出の行き届いた佳作。もし「シンドラーのリスト」と対決させるなら、こっちを選びます。なんだ、その対決は? 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-14 20:50:24) 129.《ネタバレ》 私自身ルワンダの内戦についてほとんど知らず、当時「怖いね」とすら言っていない平和ボケの人間だ。本作は民族の内紛から始まる大虐殺から逃れようとする人々、そして助けようとする人々を描いているが、残虐な殺戮シーンは控えめにしつつ、その悲劇性や緊迫感は十分に伝わってくる佳作。主人公が四つ星ホテルの支配人であったがゆえに、絶望的な内戦の渦中にあって家族を守ることができ、多くのツチ族を救い、脱出するまで経過が「劇」になりえたといえる。事実が元とはいえ、その題材性は秀逸。それにしても。作品内にあったようにその民族の「違い」は元からあるものではなく、「よその国」の人間が作った違いとするならば、怒りを通りこえ悲しすぎる。違いは恐れを生む。「恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛につながる」とのヨーダの名言を思い出す。それが人間の本性なのだろうか。この作品が世界に知らしめた事実はあまりに重い。話はそれるが、我が国では8割の国民が死刑制度存続を支持している。「目には目を、歯には歯を」が普遍の正義であれば、この悲劇に終わりはあるのだろうかと、暗い気分になった。鑑賞後、自分と生まれた場所が少し違っただけの100万人の人々が、昨日までの隣人から殺されてしまった事実を考えると、面白かったなどとは毛筋ほども思えなかったし、そのこと知った人間の使命について考えさせられた。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-05 17:03:48) 128.うーん。あの状況下であれだけのことができるっていうのは単純に凄いと思います。もう理性とかぶっ飛んでしまうでしょうから。 【noji】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-27 16:13:20) 127.ニュースで見るのと実際の視点とでは大きく違うことを認識できる すごい映画だ あんまりな現実だ しかし 平和なボケたアタマな僕にはこの実際にあった話が作り物のように感じられてしまった 痛々しさが伝わりにくかった 映画として完成度が高すぎたのかな 同じような描写が同じような撮影法でフィクションとして大量に存在しているせいだと思う 平和ボケしたアタマでこれは本当にあった話なんだって自分に思いこませるのが面倒になってしまった ノンフィクションがフィクションより掴みにくいこともあるのだと知った 事実は小説よりも奇なんだろーか 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-21 01:29:52) 126.今更ながらようやく観ることにしたが確かに凄い作品、物凄い力強さ、メッセージ性のある作品であることは解るし、それでもこれ以上の点数を私には付けられない。こういう悲劇が実際に行なわれていたことの許せなさがひしひしと伝わってきて、許せない気持ちになる。実際に起きた悲しい出来事に眼を背けてはならない。私達、日本人は色んな意味で恵まれている。幸せである。けして、他人事では済まされないこの事実を心から受け止めたい。ただこの作品、そういうった出来事を何だか娯楽映画ぽく、アクション映画ぽく撮っているのが私には何とも評価しずらく、映画は確かに娯楽である。この悲しい出来事は間違っても娯楽なんかでは済まされない。それなら尚更、娯楽的な作りをせずに撮って欲しい。欲しかった。映画は娯楽映画だけでないという考え方も勿論、解るし、色んな映画が存在して良い。だから映画は素晴らしいのであるということを考えながら見終わった後に残る怒り、やるせなさにとても疲れる作品であったというのが私の感想です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-30 18:19:58) 125.《ネタバレ》 心が痛くなる重い映画でした。まるでドキュメントを見ているような感覚でした。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-01 22:38:55) 124.《ネタバレ》 テーマが凄まじく重く、心に残る作品。 これだけ重い作品を久しぶりにあっさり見られた。 だけど2度目見ることは無いだろう 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-28 23:34:11) 123.《ネタバレ》 ■ルワンダの大虐殺は教科書では知っていても、いざ自分が現場に立ち会ったらホントに何もできないだろう。怖い。そういった状況をリアルに描いている。外国人が現地の人を見捨てて雨の中逃げていくシーンが印象的。 ■四つ星ホテルだということに最後まで義務と責任を持ち続ける支配人はすごい。しいていえばホテルが守られているのが物理的要因というよりコネによるところが大きいのでイマイチ障壁の度合いと敵の迫ってる度合いが見えづらい点がマイナスか。 ■「怖いね」と言ってそのままディナーを続ける、多分実際に自分がニュースで見てもそうするだろう。だが、では自衛隊をあのような危険地帯に送り込んで虐殺を食い止めろ、といえるだけの日本人がそうはいると思えない。この映画を高く評価する人も、そういう行動を日本政府が打ち出して賛成するとは思えない。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-03 00:36:37) 122.《ネタバレ》 主人公の体を張った行動も、虐殺事件の収束に何ら影響を与えていないところにリアリティを感じる。家族を連れての国外脱出がやっとですからね・・・。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-01-09 22:14:09) 121.ルワンダの現実を突きつける渾身の作。そのテーマはあまりに重い。その重さを商業ベースで受け入れられるようにドンチードルが好演。報道や記事よりこういった映画の方が実情を広く深く人々の心に訴えるとすれば社会派映画はその存在の価値を増す。この映画は点数などといった尺度を超越する価値を持つ。 【タッチッチ】さん [地上波(字幕)] 9点(2010-01-04 21:21:24)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS