みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 全体として何が表現したいかは理解可能であり、雰囲気も大体伝わるので悪い話ではないとは思うが、残念ながら見る方の気持ちがついて行かない。特に初見時に問題と思ったのは、当初は控え目に見えたヒロインが途中で豹変してツンデレ化することであり、これはいかにも美少女アニメ的な悪ふざけとしか思われない。またクライマックスもほとんど気分が高揚せず不完全燃焼に終わった感があり、ここに至るまでの盛り上げに何らかの問題があったのだろうという気がした。 その後に一応原作を読むと、基本的な構造を損なわずに短縮しているのはわかったが、やはり細かい人物描写や台詞に出ない言葉を省略したことに無理があったと思われる。特にヒロインの人物像に関しては、原作の少し複雑な設定は完全放棄して単純化し、例えば当初のおとなしい人物のまま次第に思いを募らせていき、ラストに至って初めて感情を爆発させるとかの方が、短い映画の枠内に素直に収まった気がする。 また終盤で、主人公が愛機の心を思いやる(または、自分の思いを愛機に仮託する)箇所が省略されていたのは残念だった。アニメで表現するのは難しいだろうが、これがあってこそ主人公が最後にわざわざ飛んで来て「踊ってる」理由も明らかになるというものである。ついでに軍艦の機銃員が思わず撃墜したくなりそうな危ない動きも避けてもらいたかった。 ところで声の出演に関しては、特に最初の方で主人公の声が生硬に思われるところがあったが、後半はまあ慣れた。ヒロイン役に関しても、そもそも人格設定に一貫性のないキャラクターの役をそれなりにこなしていた印象がある。 そのほか、ヒロインの姿は原作の挿絵よりは抵抗感がないので結構である。また海空の映像もそれなりに印象的だが、まあこれがなければこの原作を映画化する意味そのものがなかっただろうとは思う。全体として佳作ともいえないが駄作という感じのものでもなく、暖かい目で見ればそれなりの感慨を残す映画ではあったので、原作に免じてここは少し甘い点を付けておく。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-02-16 23:23:15) 5.皆様おっしゃる通りなーんのひねりもないチープなお話し。でも飽きずには観れました。ラストの砂金は綺麗でしたよ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 13:37:24) ★4.《ネタバレ》 <原作未読>主人公の二人を見ていて、シロー・アマダとアイナ・サハリンが浮かんできたってことは、やはりキャラクターデザインが90年代っぽくて、少し古いんだと思う。興行の面では大コケだったようだが、このキャラクターデザインが一つの要因かもしれないな。ストーリーは貧民街育ちの飛空士シャルルが次期皇妃となるファナを目的地まで送り届ける、というものだが、もう少しこの世界のことを理解した上で、二人を見守りたかった。Wikipediaの記事を読むだけで随分理解度が違ってくるほどだから、原作ファンは怒り心頭かな?。空での戦いもあまり盛り上がらずで、敵の敬礼なんて茶番にしか見えなかった。それからファナの声ね…。設定18歳。見てる最中は何歳か分からなかったけど、結婚を控えているのだから、子供ではない訳で、この「千と千尋の神隠し」の千尋のような幼い声は完全にミスキャスト。シャルル(神木隆之介)の声は次第に慣れたけど、ファナは最後まで違和感があった。アイドルを使うにしても、もっと大人の声の持ち主じゃなきゃ。3.5点。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-07-26 17:10:30) 3.いや~ これはアカンやろ..今時、こんな中学生でも書けるような脚本で、映画を創るなんて、どうかしてる..センスのカケラも無い..どこを取っても幼稚で、観るに耐えない演出..レベルが低すぎるにも程がある..日本の劇場アニメはどこへ行くんだー! アニメファンとして悲しい... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 1点(2012-04-26 13:05:10) 2.《ネタバレ》 オヒメサマとカソウショミンとのミブンチガイなコイバナ、という変換不要で手垢のつきまくった題材を、全く真新しさのない技で出来上がった普通すぎるアニメ。 例えるなら「鯖と味噌を使って出来た料理は、なんと…………………鯖味噌ッ!」みたいな作品。利点は「ご飯によく合う味」ということ。難点は「誰もが食い飽きている味」であること。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-03-13 04:53:45) 1.《ネタバレ》 原作は未読です。 致命傷的な欠点は無く全体的に良くまとまっているが、それ以上に面白みの無さが目立つ。 『お姫様を飛行機に乗せ単機で敵領地を突っ切り婚約者の王子に届ける』そして巻き起こる『アクシデント』『ロマンス』『アクション』『別れ』・・・その全てが予想通りでしかなかった。 そもそも原作は『ラピュタ+ローマの休日』をイメージしてるらしく、それを媒体の違う小説で表現するならまだわかるが、同じ媒体の映画(しかも尺が短い)でやればラピュタよりもしょぼく、休日より恋愛描写がスカスカになるのは当然の帰結。 王道と言うとピクサーだが、あちらは『ユニークな世界観や設定』『シリアスとギャグの絶妙なあんばい』『圧倒的映像美』そしてそれらをまとめる高い構成能力を活かし、視聴者に先読みさせる余裕すら与えずに画面に釘付けにさせているからこそ面白いのであって、その余裕を与えてしまえば凡作になる・・・・まぁALL『60点』と『90点』の差が如実に出ただけ。もっと言えば同社作品でも10点、20点の部分はあれど120点級の一転突破的魅力のあった『REDLINE』の方が遥かに面白かった。 せめて機体と主人公が傷付き不時着した際、敵パイロットと遭遇し、主人公の境遇(敵味方それぞれのハーフ)を考え、姫の命の保障込みで投降を促すみたいなシーンを入れれば、敵の魅力UP、主人公のその後の可能性が広がる、敵も人間であると知ったため姫のその後の行動にも説得力が増す等かなり質が増したと思うのだが、てかそれいれても2時間切れるでしょ。 あとジブリぶって大根俳優起用するの止めて、チョイで出た浪川さん使ってよ。 内容的には5点くらいだが、『置きに来た』製作体制にマイナス1点。 【ムラン】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-11-02 12:32:42)
【点数情報】
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