みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★9.《ネタバレ》 実話ものとは言ってもドキュメンタリーではないので脚色はなされる。この映画は良い脚色と悪い脚色、両方あった。前者は主人公のキャラクター設定。映画前半の面白さは主人公の軽さやお調子者感があってこそ。後半では彼に責任感や使命感が芽生え、危険な光州に戻る決意をする。この変化が感動を呼ぶ。一方、悪い脚色とえいば最後のカーチェイスだ。完全なフィクション作品でやるなら何も問題はないけど、このような映画だと「盛ってるな~」って却って興醒めしちゃうもの。軍人の中にもこれはおかしいと思う人がいて、通行させてくれた。これだけで十分なのに、さらに欲張って失敗した感じ。ここで1点だけ減点しておくが、その他は素晴らしくよく出来ていたと思う。デモ鎮圧シーンはかなりリアルに感じて、とても怖かった。歴史の勉強にもなる。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-14 18:37:14) 8.デモの市民に対して武力で制圧するということは韓国に言論の自由はないのだろうか。勇敢なジャーナリストには頭が下がる。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-06-07 03:31:05) 7.《ネタバレ》 池上彰のテレビ解説でこの映画が取り上げられてた。 それほど、この光州事件は有名らしい。 ほんの隣の国でこんな事件があったのが恐ろしい。 軍部が暴走し、暴動起こした市をまるごと弾圧。 しかも市民に平気で銃を撃ちまくるし・・ 民主化には血の代償がどの国にも必要なのだろうか・・ 怖い映画でした。 韓国の人はエンタメのすぐ近くに血なまぐさい史実があるから、彼らの笑顔が深い。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-04-20 21:54:19) 6.ソン・ガンホがタクシー運転手ってだけで常に安定して面白いね。 金にがめつくて喧嘩っ早いんだけど、どこか憎めない人情味溢れるキャラクターで、いつも娘の事を一番に考えているいいお父さんでもある。 そんな彼がドイツ人の記者を乗せて光州へ向かった事から巻き込まれる政治的なゴタゴタ。軍人と民衆が衝突する危険過ぎる紛争地帯であった。 実際にあった事件を凄惨かつリアルに描き出す事で、前半の人情モノ的展開とのギャップがよりその怖さをえぐり出していて巧いなぁと思った。社会派な作品でありながらしっかりエンタメしているというそのバランスも良い。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-02 19:56:59) 5.ソン・ガンホ 主演に釣られ 鑑賞..実話だということに、驚いてしまうが..クライマックスの カー〇〇〇 は余計だったかな..(なぜあんな脚色をした!リアルさが台無し..) 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-12-31 13:11:25) 4.昨今のドラマの延長線のような邦画に比べて、重厚なこれぞ映画という作品でした。 ソン・ガンホの緩急自在な演技はさすが。善良な市民と冷酷な軍とのコントラストがハッキリ描かれています。 韓国の歴史を知る上でも多くの人に見て欲しい作品ですね。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-12 22:26:54) 3.《ネタバレ》 開始から1/3くらいまでのコメディタッチから、光州市へ向かうあたりでどんどんシリアスな内容へ転換して行く緩急の付け方が巧い。しかも陰惨なシーンの合間にも庶民の笑いを描くことで、登場人物へ感情移入させる方法は韓国映画の十八番だ。終盤のカーチェイスがややエンターテインメントに振りすぎてる様に感じたのでマイナス2点としましたが、この映画を観ると彼の国民が今でも政府の不正に対して敢然と立ち向かうと言うことが良く理解できる。 【leo】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-22 17:52:33) 2.2017年末に海外(香港)で観ました。 全くストーリーも知らずに観たのですが、一気に引き込まれました。 光州事件に関しては、少し知っていた程度だったので、この作品を通して詳しく知った形です。 わずかに数十年前までは韓国と言う国は、こんな軍事独裁国家だったと言うことを改めて知りました。 また、この暗い歴史を正直に映画化する韓国映画界の懐の広さを知ったように思います。 どんな事件でも、活躍する名も知られない主人公は小市民たちなんだとわかりました。 光州のタクシー運転手たちこそ、本当のヒーローですよ。 たくさんの人に観てもらいたい作品だと思います。 【ミスプロ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2018-06-05 17:43:30) 1.《ネタバレ》 2018.4.27金正恩が軍事境界線を超え南に、金正恩と文在寅が手をつないで北に行った日。 その翌日に1980年の光州事件を題材にした力作を見ました。 韓国映画の底力がすごい!自分の国の負の歴史、軍隊が自国民に銃口を向けたこと、しかも真実が隠されたこと、それをエンタメ映画にしてしまう。そこが韓国映画とソンガンホのすごさであり、受け入れる大衆の強さなのでしょう。セクハラで右往左往している国との違いでしょうか。 ソンガンホが演じる役は、いつもリキミがなくてちゃっかりした普通の庶民。 今回も滞納家賃を稼ぐ為、外国人レポーターを、そうとは知らずにタクシーに乗せ危険区域まで走らせてしまう。真実を何も知らないタクシー運転手は、歴史を何も知らない視聴者と共に、歴史の不条理を目の当たりにします。ちゃっかり者だったはずの運転手が、観て、震えて、感じて、泣いた、その気持ちを私たちも共に味わう。すごい映画です。それでてエンターテイメントです。 この映画の面白さと醍醐味を楽しむファンがたくさんいるんですね。立ち見までいました。今時立ち見席のある映画館があるんですね~。驚きました。 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-04-29 13:45:22)(良:1票)
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