みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.《ネタバレ》 人それぞれの、外見と内面の不一致、それを面白おかしく、切なく、時には人情的に描いた、大阪ハムレット。 テーマはズバリ、「人は見かけによらぬもの」と書いて、その心は、人と違って何が悪い!? (逆ギレぎみに) 三男の彼は性同一性障害で、これは最もわかりやすい。しかし、本作はLGBTの問題を議論する映画ではないので、あくまでテーマの一貫として。 二男くん。見た目はDQNだけど、愛読書はちょっと知的にシェイクスピアの「ハムレット」。 長男くん。パッとしないし、人一倍おとなしそうだけど、やる時はやるゼ、恋には情熱的なラテン系男子、でした。 次、大人たち。おじさん (岸部一徳) は何考えているのかわからんし、不気味。だけど、絶対にいい人だ。(と思う) 反対に要注意人物はお母さん (松坂慶子) かも。美人で人当たりよさそうだけど、突然妊娠したりして、男関係は絶対にハデだと思う (笑) あなたは、外見の印象だけで人を判断していませんか? 目の前にいる人のこと、本当に理解していますか? そういう映画なんだと思えます。 ん、肝心のハムレットのコメントがないな。ごめん、読んだことないからさ~。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-05-12 23:12:06) 16.《ネタバレ》 オトン死ぬ、良くわからんおじさんが転がり込んでくる、おばさんが死ぬ、結構しんどい状況なのに、笑いが散りばめられていて面白く、笑いの間が良かった。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-10-04 08:11:59) 15.《ネタバレ》 松坂慶子と岸部一徳の安定した演技力によって、このかなりヘヴィな要素を内在した物語が、まるでNHKの朝ドラのようにさわやかに仕上がっているのが非常に面白かったですね。 映画の要所要所に謎や疑問点が散りばめられていて、その解答を考えながらストーリーを追わせていくような作りにもなっているのも良かったと思います。何せ、「ハムレット」はいわば疑心暗鬼の物語ともいえますからね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-13 14:29:53)(良:1票) ★14.いい映画ですね。「ここで泣かすぞ!」みたいなあざといシーンはまったくないのに、ボロ泣きでした。登場人物の一人ひとりがとっても魅力的。染みるなあ。みんなよかったけど、特に母親役の松坂慶子と次男役の森田直幸の芝居にはグッと来ました。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-25 00:29:14) 13.三人の兄弟のエピソードを中心に、働き者だけどしょーもない母ちゃん、 変わり者の叔父さんの五人家族の姿を描いた、いわゆる「一つ屋根の下」物語。 ホームドラマは好きじゃないんだけど、この作品は少し変わった設定ということもあり、 あまりベタな流れにならなかったのが良かった。 タイトルのハムレットはあまり関係ないし、やっぱりご都合主義の部分はあるけどね。 ストーリー云々よりも、前向きな内容がすべてといった印象の作品。 生きるためのがんばりを与えてくれるという点で、若い人にはお薦め。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-06 08:14:01) 12.《ネタバレ》 「じゃりン子チエ」ってアニメ、子供の頃キライだった。大阪下町のガサツな雰囲気、汚い言葉遣い、そのかわり寛容で人情があるなんていわれても、絶対住みたくないでしょと。この映画もまったく同じ臭いがして嫌なのであるが、ハムレットというよく分からないが上品そうなものが、思考を停止させるため、すべての問題を放り投げて、あー良い家族やなあと勘違いしてしまう。困った。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-04 22:23:07) 11.《ネタバレ》 公開時見に行こうか迷ったけど結局見に行かなかった作品。こんなにいい映画だったんですね。なんてことの無いシーンに何故か涙が出てくる。本作の原作も、「ハムレット」自体も読んだことは無いし、「ハムレット」の映画も実は見たことは無いけれど、「生きるべきか死ぬべきか」だったかな、ハムレットの有名な一節だけは知っている。この一節だけでは何も分からないですが、難しい事を考えたくない映画です。ただ、「頑張って生きていくんやで!」と素直にこの家族に感情移入できる映画でした。明るくて大らかなお母ちゃんを演じた松坂慶子、見るからに人の良さそうなおっちゃんを演じた岸部一徳の二人の演技が素晴らしく、それぞれに悩みを抱え、映画の中でそれぞれの存在感がしっかりと出ている3人の個性的な息子達も良かったです。この家族の関係がハッキリと描かれていない部分も多いのですが、互いに支え合って生きている姿にいい家族だな、と素直に思える映画でした。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-10-16 11:38:56)(良:1票) 10.《ネタバレ》 こういう映画を「良作」と言うんだな・・。「傑作」とは言わないけど、観終わってからもジワジワと元気を湧き上がらせてくれる。娘の遺骨を故郷の海と風に蒔きながら、孫につぶやくおばあちゃんの「男だの、女だの関係ない。生かしてもろうてるんだから、がんばって生きにゃ・・。」がこの映画のテーマでしょうね。精神主義的・道徳的には、それぞれの息子たちも「修正の余地のありすぎる少年たち」だし、「大人も修正の余地、タップリ」だけど、それぞれをお互いに受け入れながら頑張っている姿が温かい。いい作品だ・・。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-11 20:55:09)(良:1票) 9.これは名作だと思います。やはり主演の二人がきっちり演技しているからだと思います。久しぶりに泣ける良い映画です。おすすめです。でも、教育実習の学校で再会なんて絶対ないやろ。 【たかちゃん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-22 10:31:06) 8.あまり小難しいことを言いたくなくなる映画ですね。悩みながらもまっすぐ生きている子供たちと、それを暖かく包んであげるおかん。不器用で遠慮がちながらナイスなフォローをするおっちゃん。それぞれ持ち味を発揮していたと思います。派手さはないけど、じわじわ効いてきて、見終わるとなんとなしに暖かい気持ちになれました。ただ、学芸会の場面はわざとらしくてちょっと辛かったです……。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-12 21:18:28) 7.《ネタバレ》 自分に与えられた輪郭に収まりきらない人たちのドラマ。大学生に見える中学生、女の子になりたい男の子、うじうじ悩むのが苦手なトサカ頭のハムレット、彼らのそれぞれの「戦い」の物語、ってことになるのか。彼らの芯になるのが、松坂・岸部の『死の棘』コンビで、あれとは全く違ったキャラクターながら、「どっしり」と「ヒョウヒョウ」を楽しそうに演じている。ただそれらの「戦い」のラストが、どうにも冴えなく、かなりガックリくる。学芸会の場の観衆の反応など言葉で説明しているだけで、たしかに言葉で言ってもらわなければこっちには伝わってこない演出で、「感動のシーン」だったんだな、ということを理屈で納得するだけ。町の描きかたなど高低差を生かしてかなり良かっただけに惜しい。遠くの橋の上、歩道橋、駅の階段、あるいは崖下の老夫婦との会話。しばしば人が高低差を越えて会話をしたり、移動したりするとき、画面が活気づく。川の堤防の上を走りながら、大阪弁のハムレットを語っていく。ただ言葉が変わるだけでなく、ハムレットの性格も大阪人になっているのだ。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-24 12:01:29) 6.結構、じわじわ効いてくるいい映画ですよ。鑑賞後、テレビをニュース番組に切替えたんですが、難しいことをいってるようなコメンテーターがアホみたいに見えました。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-03 07:13:00) 5.あかん、これ観たら、また大阪行きたくなってもーた・・・(←エセ関西弁)大阪下町という舞台設定、全編にわたる小気味良い大阪弁のおかげで、確実に作品の質自体も底上げされてますね。実際あの辺り「南海電鉄岸里玉出駅」周辺って、賑やかなエリアも有るけど、もっと殺伐とした雰囲気も漂っていたような。まるでユートピアみたいなディープ大阪下町の市井風景。教員実習生役加藤夏希が東京に戻る時、なんでかわざわざ「南海汐見橋線」ホームから出発するなんて・・・。なんで?なんで?なんでなん?(笑)原作漫画も読んでないし、はっきりとさせてないけど、なんとなくあの三人の息子たちは、父親がそれぞれ違うような気がしたんですが。でもいいじゃないですか!血のつながりよりも、彼らはちゃんと気持ちの奥で繋がっている、これも「擬似家族」の一形態だと思います。特にドラマチックな盛り上がりもない映画だけど、なんか自分は好きですね、この作品。特に大阪好きな方にお勧め! 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-30 10:57:04)(笑:1票) 4.なんだかよくわからない物語だったけど、少し泣けました。 シンデレラの配役を決めるシーンが特に良かったですね。 もちろん本番もそれなりに感動的でしたけど。 あと、加藤夏希が妙にエロくて印象に残りました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-18 16:02:23) 3.《ネタバレ》 いやぁいい映画でしたねぇ。こういう映画がヒットせずに宣伝ばかり大きくて中身のない邦画がヒットする現状に腹が立ちます。久しぶりに邦画らしく、しっかりした映画だったと思いました。「生きるべきか死ぬべきか」などという甘ったれた理屈ではなく「生きていればいいじゃない」というたくましさがハムレットと大阪のイメージギャップとマッチして爽快です。この監督さんすごいですね。 音楽も映像もいいです。 【ことひき】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-28 21:28:41) 2.《ネタバレ》 うーん、家族それぞれの苦悩があまりありがちではなかったような気がした。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-27 02:11:54) 1.《ネタバレ》 原作未読。これは良かった。 三兄弟のほどよく漫画っぽく、ほどよくリアルなキャラクターと、ソフトな空気感が心地よい。子どもが大人になるために、必ず通る悩みを三兄弟のエピソードとして見せてくれるので、誰でも共感のできる物語になっているのではないでしょうか。しかも、それぞれが自分で悩んで自分の力で前に進むのが良い。 家族はお互いの悩みを理解してるわけではないが、存在していることだけで助けになっているってわけですね。続編があったら是非観たいなー。 一つ凄く気になったのは劇中劇の評価を劇中の観客にセリフで言わせてしまったこと。あれは、劇そのものと観客の表情とかだけで見せてくれないと…。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-22 20:22:13)
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