みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 美しい自然やのどかな人々が醸し出すフィンランドの雰囲気と中国テイストとのマッチングが、最後までかみ合っていないように感じました。音楽等でうまく混ぜ合わせようという工夫が、いまひとつ機能しなかった・・・というか、逆効果だったように思えます。 問題を抱えた中国人親子が異国の地で、シルカや地元の人たちに囲まれて徐々に心を開いていく様子がこの映画の基本軸。しかしその軸への肉付け方があまりにも雑。特に、母親を亡くしてこじれてしまった父と子の関係の描き方・掘り下げ方が甘いため、関係が修復していく様子にも感情移入できませんでした。 また、この映画の重要なキーパーツのように登場させたフォントロンも、「えっ、これが答え?」というあっけなさ。思わせぶりな冒頭のフリが全然活かされていませんでしたね。 心地いいフィンランドの空気感や美味しそうな中国料理など、映像や雰囲気はチェンが作る料理レベルなのに、脚本や演出はシルカのマッシュポテト程度といったところ。こういう雰囲気の映画は好きですが、これはちょっと自分には合わなかったようです。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2023-04-12 19:15:41) 4.死ぬまでに一度は訪れたいフィンランド。見惚れる大自然を舞台に悪意有る者が皆無の物語。食が皆の体と心を癒していましたが、本作に心身とも癒されました。沁み入る小品佳作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-12-20 01:37:50) ★3.たいした事件も起きず悪人もいない。フィンランドのきれいな景色をベースにゆっくりと時間が過ぎていく。フィンランドは日本とほぼ同じ面積で人口は約550万人。日本も過疎化が進むとこんな感じになるのでしょうか。 点数を付けるのが難しいけど、のんびりしたい人にはおススメ、8点! 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-10 11:23:06) 2.フィンランド北部、ラップランドの小さな村。 人々の暮らしのすぐそばにトナカイが住む森があり、 釣れたらすぐに店に出せる魚が取れる美しい川や湖がある。 生活圏のすぐ隣にある豊かで美しい森と水とを背景に登場する人物は全て善人。 そんな村にある小さな食堂を舞台に、料理が人々の心と体を癒していく。 そんな徹底的にゆるい世界観の中、大したことは何も起こらない日常を綴っていく。 監督はミカ・カウリスマキ。カウリスマキ兄弟のお兄さんの方。 特に本作は冒頭からほんわかしたハッピーエンドのラストまで、寡黙な弟アキとは異なる空気がある。 この小さな村に現れた中国人の父と幼い息子と、地元の人々の交流が軸となっていきますが、 互いの異なる文化を受け入れ、少しずつ心の距離を埋めていくゆるい描写が心地いい。 たまにこういう静かでゆるい映画が見たくなる。 特に今回は色々あって、いいタイミングでこういう映画を見ることができたことに感謝。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-01 13:13:16) 1.《ネタバレ》 良かったところ。 舞台であるフィンランドの森と湖の美しい風景。シルカが切り盛りする食堂とそこに集う気の良い飲んだくれたち。ご当地、あるいは中華風の多国籍な料理。道路を横切るトナカイの群れ。 こちらは、フィンランド観光気分が味わえました。 悪かったところ。 脚本。一人暮らしの女性が、さっき出会ったばかりの得体の知れない外国人 (親子) を泊めるとか、私の感覚ではちょっと理解し難い。フィンランドの片田舎にある食堂に、タイミングよく「中国人」の団体さんがわさわさと大挙して押し寄せたり、よくよく考えたら現実感のない展開が多いです。 そして、残念な邦題。 「世界で一番しあわせな食堂」って、はああ? って感じ。全くフィンランドらしくない、個性がない、だから客も入らない。 ってことで、私なりに考えてみた。 ①フィンランドを感じさせる。 ②インパクトがある。 ③「かもめ食堂」のファンを集客できそう。(←これ重要) 以上の理由から、題名「トナカイ食堂」あたりでよかったと思うが。 【タケノコ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-19 21:14:37)
【点数情報】
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