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イット・カムズ・アット・ナイト

It Comes at Night
2017年【米】 上映時間:92分
ホラーミステリー
[イットカムズアットナイト]
新規登録(2018-11-26)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【Yuki2Invy】さん
公開開始日(2018-11-23)


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監督トレイ・エドワード・シュルツ
キャストジョエル・エドガートン(男優)ポール
カーメン・イジョゴ(女優)サラ
クリストファー・アボット(男優)ウィル
ケルヴィン・ハリソン・Jr.(男優)トラヴィス
ライリー・キーオ(女優)キム
脚本トレイ・エドワード・シュルツ
製作総指揮ジョエル・エドガートン
美術カレン・マーフィ[美術](プロダクションデザイン)
編集トレイ・エドワード・シュルツ
あらすじ
謎の感染症が蔓延する世界。ポール一家は夜になると現れる正体不明の感染源から逃れるべく、森の中の一軒家で生活していた。そんなある日、見知らぬ男がポールの家に忍び込む。聞けばその男は妻子のために水と食料を捜しているのだと言う。それを確かめるべくその男を連れて出掛けたポールは、話どおり男の妻子とともに帰宅し、そこから2つの家族による共同生活が始まるのだった。しかし、ある晩思いもしない事態が発生し、それを契機に順調だった生活は崩れ始める。そしてついに…。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-10-24)
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【クチコミ・感想】

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8.《ネタバレ》 矢鱈と種まきはするものの回収しないことしきりな作品。と言ってもそれは批判的な意味ではなく、本作はウィルスやゾンビやエイリアンや悪魔といった具体的な原因による恐怖を描いているのではなく、他者(場合によっては自分自身)への猜疑心と生への執着が、いとも簡単に理性を破壊し「家族のために」殺しでも何でもしてしまうという一種の性悪説的本質論を述べているのでしょう。

そう思えば、森の中に居て夜になると室内に入ろうとする者の具体など必要なく、夜中にドアを開けたり愛犬を投げ込んだりしたのが誰であろうと関係ない訳で、何らかの重大な恐怖の対象を心底感じ取ってしまうことが狂気の要因ということなのでしょう。つまり、敵は自らの中にこそ居るということでは?

家族のためにその手を血に染めてまで守り抜いたもの。しかしながら、結局はそこには何も残らず希望は全て潰えてしまったという、どうにも救いようのない物語でした。ラストのテーブル越しの夫婦の姿があまりに痛い。もう生きていけないのかも。家族のみならず自分さえも失ってしまった姿がやり切れない。観終わって鬱の作品でした。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-24 23:34:49)


7.《ネタバレ》 ヤバイ伝染病が蔓延したらしい。そいつに感染し発病したら感染拡大を防ぐために殺して、焼いて、埋めないといけないらしい。
厄介なことにちょっとした接触でも感染するらしく、1日で発症するほど感染力が強いらしいが、簡単な(というより雑な)手洗い、手袋、防護マスクで防げるらしい。むき出しの皮膚、髪の毛、着衣は気にするな!うがいも不要だ!
そんな中途半端ヤロウなウィルスの感染源や正体は不明のままでも構わないが、ミステリー?としては提示した謎はきちんと回収してくれ。結局森にいたのは何だったのか? 犬は誰に殺されたのか? 犬の死体は何故そこにあったのか? 森で襲撃してきた人間は何者なのか? 等々
おまけに感染したら殺すだけなので、ウィルスへの対抗策とか、家族の生き残りをかけたサバイバルとか、はたまた正体不明の何者かとのバトルとかなく、話の広がりも盛り上がりも救いもなかった。
リニアさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-08-15 10:35:40)

6.《ネタバレ》 トラヴィスが結局感染源ってオチなのか?
あの赤い扉が開いてたり、途中二人組みが襲ってきたり、アンドリューが祖父の部屋で寝てたり
犬も”なにか”に対して吠えて追いかけたり、その犬も”なにか”が玄関に置いていったり
色々情報小出しにしたけど結局説明はされないってのが・・・
決してつまらないわけでも面白くないわけでもないんだけれど、なんかモヤモヤする。
結局いるのかいないのか、ただのパンデミックモノなのか、その辺は見るものの想像にお任せしますって言われて終わりちゃんちゃんって映画でした。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-26 15:12:39)

5.《ネタバレ》 パッケージはそそられるけど、おもしろくなかったなー。
違った視点での感染ホラー。実態は無く、人間心理の恐怖を描いている。
妙な家族愛?信頼できるのは血を分けた家族のみ。これが人間の本質かも。
にしても。
最後といい、中身が薄くて盛り上がるところ無し。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-05 23:59:05)

4.《ネタバレ》 「家族」は一番小さな社会で教会で、人が生きていくのにどうしても必要なものだ。

非常時ほど、そうだろう。平和な時は「一人が好き」とか言って勝手気ままに生きている人間も、世の中が非常事態になり自分の生命の不確かさを感じたら、家族に自分の存在の確かさを未来の共有を求めるのではないか。

そして「家族」の中で守るべきは、子ども。弱いから守るのではない。子どもは「未来」だからだ。希望と言ってもいい。
自分たちの未来(子ども)を守るためなら、ほかの社会(家族)を滅ぼし、追放することに迷いはない。それが非常事態なんだろう。そう認めつつ諦めつつ、やはりそれは人間として哀しい。

そして「未来」が、「希望」が、無垢のまま死んでいくラストは、とてつもなくつらかった。
テレワーク中に何気に観ていたのに、まさか涙するとは思わなかった。派手な見せ場も謎解きもなにもない、淡々とした、だが良質な作品だった。つらいけど、たくさんの人にぜひ一度観てほしい。 りりらっちさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-01 19:52:47)

3.《ネタバレ》 『家族のために』は魔法の言葉。おそらく人類史上、最も汎用性が高く、最も魅力的で、最も強力な行動原理となりうる概念と言えましょう。『惚れた弱み』『お国のため』『神のお告げ』なんて目じゃない最強呪文と考えます。当然ながら、免罪符としての効果は覿面です。例えば、空き巣狙い、万引き、病院立て籠り。“家族を守るため”という枕詞がつくだけで、犯罪行為が感動ドラマに早変わりするではないですか!しかしその一方、完璧な正義や、圧倒的な肯定力は、両刃の剣でありました。使い方を間違えると、とんでもないしっぺ返しを喰らう羽目に。坂道を転がるが如く、一直線に最悪の結末へ進む物語に震えました。それは主人公が思考を停止させ、可能性や選択肢を排除していたからに他なりません。我に正義ありと確信のある時ほど、自身の姿を省みる必要があるのかもしれません。予備知識も無かったため『モンスター映画』か『ゾンビもの』と高を括っていたところ、超シリアス鬱ドラマで、大いにへこみました。鑑賞の価値のありの見応えある作品ですが、緊急事態宣言が発出しているこんなご時世にわざわざ観る映画ではなかったと後悔しております。 目隠シストさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-10 19:24:18)

2.《ネタバレ》 社会に蔓延する謎の感染症に怯え、森の奥深くに佇む一軒家にひっそりと隠れ住むとある家族。常にガスマスクや手袋を着用し、夜になると唯一外へと通じる鋼鉄製の赤いドアをしっかりと施錠、ただただ生き延びることだけを目的に暮らすそんな家族の元にある日、行き場のない別の家族がやってくる。最初は警戒し合っていたものの、水と食料という利害が一致した二家族はともに暮らし始めることに。互いに協力して暮らしてゆくうちにどんどんと仲良くなってゆく彼ら。だがある夜、固く閉じられていたはずの赤いドアが何故か開かれていたことをきっかけに、そんな彼らにどんどんと疑心暗鬼が拡がっていき、やがて悲劇が訪れる…というお話。なんかすっげーつまんなかったんですけど、これ。辛気臭い登場人物たちが織りなすまだるっこしいストーリー展開に終始睡魔が…。おっと思うようなショッキング映像が差し挟まれこれでようやくストーリーが動き出すのかと思いきや、実は夢でしたというのが何回か繰り返され、それもけっこうイライラしました。そして迎えるなんだかモヤモヤする胸糞悪いオチに僕の怒りはマックスに。我慢して最後まで観た結果がこれですか。うん、3点! かたゆきさん [DVD(字幕)] 3点(2019-06-19 00:28:20)

1.ホラー映画には演出として色んな怖がらせ方のパターンがあるが、これは見せない演出のパターン。
観客を独自のルールの世界観に放り込み、詳しい状況説明などもないまま、僅かなヒントを頼りに観客をみちびいて行く手法。
とにかくこの手のパターンで大事なのは観客をいかに信じこませ、想像力を刺激するかという点。その点においてはこの映画は多分に成功していると言えるだろう。
登場人物の描写もしっかり描かれていたのでかなり引き込まれた。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-23 18:44:38)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.75点
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3112.50% line
4112.50% line
5225.00% line
600.00% line
7337.50% line
8112.50% line
900.00% line
1000.00% line

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