みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★47.《ネタバレ》 3話オムニバスというより3本立て映画という感じ。 3本の内2本目が、当時の誰かのアニメ作品の影響をあまりを受けていない(意識していないというべきか)オリジナリティを感じました。 ただ、2本目の主人公の鈍感さにはイライラしました。それに、人体以外にも悪影響を与える最臭兵器の彼が乗ってるバイクが真っ先に壊れるのでは? 【リニア】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-11-13 22:40:11) 46.三作品とも飽きずに観られるアニメーションです。ストーリーはそのための後付けという感じも。それで良いんじゃないでしょうか。 【毒林檎】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-08 08:04:54)(良:1票) 45.オムニバス映画で短編が三つある。 (送り手は)順番に悩むだろう。 個人的には「彼女→大砲→最臭」が嬉しい。 楽しい気分で映画館を出たいから。 だが大友通は「大砲」がラストが嬉しいかも? 現実の順番がこれ。 1 彼女の想いで:ビジュアル的にすごいのだろう。でもそれだけ。 2 最臭兵器:大友克洋の絵に一番近いし、何より楽しかった。 3 大砲の街:大友克洋の監督作。ニコラ・ド・クレシーのBDに強い影響を受けたそうだ。 さて、この映画のスタッフは誰に向けて作ったのだろう。 老若男女向けじゃないことは、大友監督もわかってる筈だ。 つまりアニメマニア向けだろう。 もし、ふつうの小中学生たちに見せたら「つまんなーい」だろう。 過半数が眠ってるかも、昼食後の午後2時なら。 最臭兵器だけ、すごく評判が良いかもしれないが。 もう25年も前か。 もちろんデジタル技術はほとんど使われていない。 あなたのハートには何が残りましたか? (木村奈保子のマネ) 私には作画の技術しか残らなかった。 三人の監督は「絵」が前提にある人。 そのタイプは、脚本をおろそかにしてしまうのかも? 森本晃司:アニメーター出身のアニメ監督 岡村天斎:アニメーター出身だが、すぐ演出家に転向したアニメ監督 大友克洋:元漫画家のアニメ監督(この20年で漫画を何ページ発表したのか?) 【追記】2022年1月1日 大友克洋の漫画には常にユーモアがあった。 大友克洋の漫画のラストにはいつも笑いか余韻があった。 でもこの映画には大友克洋らしさがなかった。 脚本が弱いからだろう。 観客は短編にオチを期待する。いい意味で裏切られたい! でもそれがあったのは真ん中の「最臭」だけだった気がするのである。 大友マニアは大友の絵が楽しめれば良くて、だから私はこの映画が好きだ。 でも大友マニアじゃない観客は、この映画に満足できない気がするのである。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-11-15 21:55:33)(良:1票) 44.《ネタバレ》 「彼女の想いで」は何かあるようで何もなかった。何かあるのか期待していたので残念。 「最臭兵器」は終始笑えて個人的には良かった。悪ふざけを作品に昇華させた感じか。 「大砲の街」は世界観は最高(FF9みたいだった)だけど、内容が無さすぎる。主人公の少年がかわいらしかった。 他の方の投稿を読むまで気付かなかったけど、確かにエンドロールの卓球音楽は最高。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-11-15 17:05:51)(良:1票) 43.「AKIRAの監督の作品」を期待しちゃダメ。むしろ監督の短編集「ショートピース」などが好きな人向け。どちらかと言うと、大友ファンにとっては、こちらのテイストの方が本来の大友節な気がするが、いや、いうてもそのテイストは「最臭兵器」ぐらいか。「彼女の想いで」においても、原作では大友節の「白さ」があるのだが、映像の方では、キャッチーな仕上がりになってしまっている。予告編でも使われる代表的なシーンがあるが、それはこの作品の白眉ではない気がするのだよなぁ…。「大砲の街」は終始ワンカット、つまり、映像に切れ目が無く展開するアーティスティックな作品。ヨーロッパの絵本のタッチがそのまま動くような作品にしあがっている。内容はまぁ、大友らしいといえば、らしい感じ。個人的に、最高の見どころは、ラストシーンからのスタッフロールである。大友は石野卓球に「映画館でみんなが踊るような音楽を」と要請したらしいが、期待を裏切らない素晴らしい出来栄えだった。実際、映画館で鑑賞したのだが、最後はここをフロアにしてみんな踊ろうぜ!と熱い思いを抱いた (さすがに立ち上がって一人で踊るようなまねはできなかったが)。 【よこやまゆうき】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-05-26 02:57:23)(良:1票) 42.《ネタバレ》 三話からなる大友克洋監修のオムニバスアニメ 一話目の「彼女の想いで」が一番つまらなかった 宇宙の墓場で獲物を待つ食虫花の様な話か? 今ひとつ狙いが曖昧だ リアルな設定の割に不可解な部分が多い SFならば科学考証が不可解 ファンタジーなら説明的すぎる幻想的な部分が少なすぎる 乗員ともども全滅するならば宇宙の食虫花の様な話にすべきだ 二話目は「老人Z」と同じイメージで新鮮さに欠けると思った 話が落語っぽい 三話目が一番おもしろかったが絵の良さに依る所が多い 何も説明が無い 誰と戦ってるかもわからない ただ大砲を撃つ日常 砲撃手に憧れる子供 しかし実際には砲撃手はただのデブである この話もう少し虚無感と終末感が強いと傑作になった気がする 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 17:20:19) 41.《ネタバレ》 ■「彼女の思い出」⇒ 最初の10分、ミステリー要素の強い導入がかなり良い感じでした。ホラーなのかサスペンスなのか、今からいったい何が起きるのかも分からない状態でストーリーにほうりこまれ、なかなかの緊張感を楽しませてもらえました。ただ終盤はいまいち。よくまとまっていない内容を、曖昧な演出でごまかして、結局どう決着が着いたのかわからないまま終わってしまったのが少し残念。 ■「最臭兵器」⇒ こちらもやはり導入から最初の10分くらいがピークの映画かなと・・・いや、もちろん自衛隊の大部隊の一斉攻撃は迫力ありましたし、映像の美しさなんか言うまでもないほど素晴らしい出来なんですけど、やはりずーと追いかけっこの一本調子では若干間延びしてしまいまして・・・ですがわかりやすく、誰が見ても楽しめるストーリーはきっとこれです。 ■「大砲の町」⇒ 雰囲気は一番好き。とくに日常生活の中に大砲が完全に根付いていて、なんとも言いようのない雰囲気を作り出しています。 「僕はお父さんのような装填手ではなくて、狙撃手になるんだ。」 子供がプロ野球選手に憧れるように、「狙撃手」という職業に憧れる世界。この世界観、素晴らしいです。 とは言え、一番万人受けはしづらい作品かなとも思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-28 02:13:15)(良:1票) 40.うちの弟が大友のファンで借りてきた。本も買っていた。悪書みなワンアイデアの寄せ集めオムニバスという印象。人間の美を描かなくては評価できない。 【承太郎】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-07-15 03:02:09) 39.大友克洋監督作品はこの作品が初めてだったのだが、とても面白かった。観賞後に95年公開と知って驚いた。 良い作品は、何年経ってもよいという例。 「彼女の想いで」は絵柄も美しく、脚本にも惹かれた。 エンドロールで“脚本・設定 今敏”を見て納得。 「最臭兵器」はブラック。主人公の無能ぶりには苛々させられるが、ラストへの伏線だと思うと感心。 「大砲の街」は大友克洋が監督している作品。私は蒸気で発達した街よりも、科学技術が発達した近未来の方が好きなので、あまり惹かれなかった。このように設定には好みが分かれるとは思うが、作り込んでいる作品なのは間違いない。 全体的に、ブラック風味のSF短編集なので『世にも奇妙な物語』などのブラックなファンタジーが好きな方にお勧め。 【Sugarbetter】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-27 17:47:25) 38.3本の短編のバランスが物凄く良いと思います。やっぱり「彼女の想いで」に人気が集中してしまうと想うのだけど、大友らしさが一番強いのは「大砲の街」じゃないかな?どうも、これを見せたい為に、2本の短編の置き方を考えてあるような気がします。物凄く陳腐ではあるけど、それ故の面白さというのが確かにそこにあって、物凄くおおともらしさが見える気がします。 【奥州亭三景】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-05 10:27:06) 37.彼女の想いでは作画の美しさに感心させられるけど、面白いかどうかと言うと普通といった感じでしょうか。 名作ではなくて、名画と言っておきましょうか。 最臭兵器は単純に笑えます。 良い出来でしょう。 大砲の街は味のある作風で、嫌いではない感じですね。 それぞれ気軽に見られる感じなので、見て損はないと思います。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-26 00:08:11) 36.三種三様で観てる分には楽しめました。何よりもパッケージに惹かれます。 【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-12-15 03:59:39) 35.「彼女の想いで」は、『2001年』的舞台で『ソラリス』やってる、って感じ。人間が考える宇宙の果ては、けっきょく人の心に行き着いてしまう。廃墟趣味がいっぱい。宇宙船の中のオペラハウス、そもそも調査艇が下降していく時に「ある晴れた日に」が流れていたのだった。ザザッと乱れの入るホモグラフ、青空に錆びた鉄骨が突き出してきてたり。ぱさぱさになる薔薇の花束。半分融けたようなピアノ、ポンと叩くと世界が変わる。拍手する手だけが見える。おそらくラストの宇宙に漂う飛行士は、故郷の夢を見ているのらしい。薔薇の花びらが浮遊している。こういうイメージの連続だけでいく話は、下手すると空回りになってしまう危険があるけど、これは45分という時間もいいのか、いっきにいけた。と、これが科学の果てに心に辿り着いたとすれば、「最臭兵器」は最も形而下的な“ニオイ”に復讐される話。地方都市の細密な再現。面白いのは花が咲いちゃうとこで、車がひっくり返ってる脇が花園になってたりする。ラストの後で花園になってる東京の場があるはずなんだけど。「大砲の街」は、全体主義社会の日常を淡々と描いていく。ここにあるのは、世界と拮抗するのではなく世界に組み込まれてしまった童夢。ファンタジーかも知れないが、これが現実になっている国もあるわけで、そこが苦い。2-3-1の順にしたほうが座りがいいような気がするけど、ま、好みの問題。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-11-02 12:06:53) 34.《ネタバレ》 ものすごく映像は手が込んでいてキレイですね、大変クオリティは高いと思います。第一話は「?」第二話は面白い(どんだけスゴイ匂いなんだ)第三話は意味深 かな。ただ残念ながら、この独特の世界観はワタシにはイマイチわからない&伝わらないです。 【Kaname】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-02-02 21:08:26) 33.《ネタバレ》 びっくりするほどつまらない。 なんでこんな陳腐なストーリーを90年代にやっちまったのかと。 1はどこかでいただいたアイデアにオチを思いつかなかったんでしょうか? 2は大友克洋に影響を受けた頃の浦沢マンガを盗作して失敗したような話という理解で良いのでしょうか? 3は全く同じような絵柄と話を海外アニメで観たことがあるけれど、それがなんだか思い出せない話という感じでしょうか? コピー元が思い出せないけど劣化コピーです。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-08-30 22:57:14) 32.大砲の街の世界観が好き。 【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-03-24 23:31:10) 31.特に内容のあるものがない。 「彼女の想いで」以外はシチュエーションだけ。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(邦画)] 1点(2007-07-17 08:22:45) 30.大砲の街が好きかな 【アンダルシア】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-05-08 06:19:26) 29.3話構成のオムニバスで、互いのストーリーなり設定に直截的な連関はないのですが、いずれにもレトロなムードが漂って、どこか繋がりを感じさせます。そして、後の物語ほど、時代背景が古くなっていく---らしい---のですが、それでいて実は後の物語の方がどこか終末的---実はこちらの方が時代的には後なんじゃないか?と何となく思わせる雰囲気があります。わたしゃ個人的には、2話目の、あの研究所の雑然とした雰囲気が、ものすごーくリアルで好きですね。もしや、ホントにどっかの研究所を取材したのでは?廊下にダンボールが積み上げてるあたり、なかなか実写映画のロケでは表現できません、多分、研究所側が気をつかって、事前に片付けちゃうからね(それに、消防法違反?)。いずれの作品も、動画の緻密さは実に見事でして、この映画を観、この緻密さに触れていられるひと時というものは、実に贅沢な時間であります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-19 22:39:26) 28.《ネタバレ》 大友克洋が原作と総監督を務めた3話のオムニバスSFアニメ。20年前に初めて見た大友アニメがこの作品だったのだが、久しぶりに再見した。最初の「彼女の想いで」。三本の中でいちばんリアリティーを感じさせるストーリーで、冒頭部分は引き込まれる。しかし、エヴァが登場したあたりからちょっと話についていきづらくなり、結末もよくわからないまま終わってしまった感じなのが残念だった。次の「最臭兵器」は一転してコメディー調で気楽に見られる作品に仕上がっていて純粋に見ていて楽しいし、日本の山梨県が舞台のため、三本の中ではいちばん身近に感じられる。飲み薬を間違えたことで自分の知らぬ間に人間兵器と化した男が巻き起こす騒動を描いているが、彼に対して自衛隊が一斉攻撃を仕掛けるシーンはけっこう迫力もあり、見ごたえもじゅうぶん。桜と向日葵が同時に咲いている画もシュールかつそれでいて画的には美しく印象に残った。始まるや否やテレビから流れる「おはよう♪やまなし♪」という曲や、孫である主人公をテレビで見た祖母が次に登場したときには自衛隊のヘリに乗っているという行動力のすごさも面白かった。結局最後まで騒動の大元が自分であることに気が付かない主人公の無能さが滑稽で、オチもブラックなところが良い。確かに「老人Z」を見た後になってあらためて見ると話や雰囲気に似た部分があり、焼き直しかなとも思えるのだが、そこはあまり気にせずに楽しむことができた。最後の「大砲の街」は大友監督自身が手掛けた作品で、大砲を撃つことが職業のようになっている街を舞台に、そこに住む少年の目を通してその大砲の街の日常が描かれている。20分ほどの全編をワンカットで撮影していることもあり、ドキュメンタリーのような仕上がりで、繰り返し流れるスローガンや女性の職場などどことなく戦意高揚映画のような雰囲気もある独特な作品で説明的な部分も一切ないのだが、この独特の世界観の描写が実に良く、個人的にこの話が三本の中でいちばん気に入ったし好きだ。(ちなみに以前見た時は「最臭兵器」がいちばん気に入った作品だった。やっぱり久しぶりに見ると好みって変わるんだなぁ。)それと、思わず踊りたくなるようなエンドロールの音楽もノリがよく、エンドロールが終わってもしばらくこの曲を聴いていたいという気持ちになった。このあたりに見ている人に映画を最後の最後まで楽しんでもらおうという大友監督の配慮が感じられる。(2018年7月6日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2005-09-11 00:34:44)(良:1票)
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