みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 ゾンビものの中では良作。『新薬の副作用に関するニュース⇒変異の噂⇒避難の呼びかけ』の流れがうまい。ゾンビが町中に溢れ、パニックになっていく様子が最高。前半~中盤までは突き抜けた面白さです。 被験者3万人の中で、唯一症状が出ていない人類希望の星アンジェラ。製薬会社裏の仕事担当コール。アンジェラの彼氏、水上警察のジョー。脱出用のヘリを確保しに行くアンジェラの兄。4つのスタート地点が全員バラバラ。無事に全員合流できるのか。その過程がサスペンスフルで面白い。 後半になると人間ドラマの割合が増え、映画のテンポが悪くなります。もちろん、人物の背景を描いてくれたほうがより感情移入しやすくなるのは事実です。ただ、この映画は後半その割合がちょっと多すぎた、もしくは長すぎたかもしれません。しかもすべて『語り』で済ませちゃう。そこは映像化してくれたほうが良かったと思います。例えば、ジョーが麻薬依存の少年を射殺してしまったことを悔いているのであれば、そのシーンを映してくれるだけでも、彼に対する印象はまた変わったかもしれません。 パニックムービーではトラブルメーカーも必須。ただこの作品のトラブルメーカーはトラブルメーカーすぎてちょっと不自然かもです。正直大分イライラしました。自分勝手な女性が最後コールに足を撃ち抜かれるシーンはスカッとします。 中だるみがもったいないですが、総合的に見ると完成度の高いゾンビムービー。 気合の入ったゾンビ映画としてオススメできます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-11-27 09:24:53)(良:1票) 3.《ネタバレ》 「ゾンビ」+「パルクール」という組み合わせの、一発ネタのような映画かと思いきや、さにあらず。 予想以上に真面目に作られており、驚かされましたね。 とはいえ「パルクールゾンビならではの魅力」という意味では、序盤の「壁蹴り階段降りシーン」くらいでしかそれを感じられなかったし……そういう意味では、期待外れとも言えちゃいそう。 人間ドラマが中心となっており、ゾンビは障害の一つに過ぎないという扱いなんですよね。 ・主人公のコールはウイルスに感染済みであり、薬を使っても十八時間後には発症してしまう。 ・時間切れになる前に、唯一抗体を持ってる可能性があるアンジェラを見つけ出し、無事に保護しなければいけない。 という構造になっており、非常にゲーム的な作りなんです。 この辺りは「安っぽい」「薄っぺらい」と感じる人もいるかも知れませんが、自分としては、分かり易くて好印象でした。 それと、メイン主人公のコールだけでなく、サブ主人公としてアンジェラの元彼であるジョーが用意されている辺りも良かったです。 (ははぁん、コールは死んじゃうからジョーをもう一人の主人公として生存させるって訳か……) とばかり思っていたのに、まさかの両者死亡エンドでしたからね。 これには、本当に吃驚しました。 でも、バッドエンドという訳ではなく、二人とも「無事にアンジェラを逃がす事が出来た」という満足感を抱いて死んでいくので、後味も決して悪くないんですよね。 それぞれ「大手製薬会社に雇われて、汚れ仕事を色々とやってきた始末屋」「麻薬中毒の少年を誤って射殺してしまった元警官」という暗い過去を背負っており「アンジェラを救い、人類を救う事」が「贖罪」であるという風に描かれている。 基本的に主人公が死ぬ映画ってのは好みじゃないのですが、これは冒頭の時点でコールの死が示唆されている事も含め、あまり抵抗を感じず楽しむ事が出来ました。 その他、難点としては、低予算なのが画面から伝わって来てしまう作りな事。 そして、主人公二人は罪悪感を抱いて鬱屈としているし、アンジェラは受け身なお姫様ポジションだし、その他の人物も自分勝手な言動が目立つしで、登場人物に感情移入しきれなかった事が挙げられそうですね。 総合すると、自信を持ってオススメ出来る……という程ではありませんが「意外とイケるよ」という意味で、ゾンビ映画好きには、こっそりと推薦したくなる。 そんな一品でありました。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-06-12 06:49:56)(良:1票) 2.《ネタバレ》 目的がしっかりしていて、手堅い作り。死んだら生きていた時より身体能力が上がり、三角飛びまでするゾンビさん…。そこまでやるならもっとアクロバティックな技をみせてくれても良かったかな。そこそこ面白い。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 15:23:29)(良:1票) ★1.《ネタバレ》 ツタヤの未公開作品レコメンドにつられて鑑賞。予想通りのB級ぶりだった。製薬会社の新薬の被験者が発症し、バイオハザードのミラ・ジョヴォなみの超人的な身体能力をもったリビングデットに変貌し襲いかかる、という発想は悪くないし、発症にいたる過程を黒く浮き出る血管で表現するのもユニークではある。しかし、3万人に1人の免疫保持者を救おうとするストーリーは「28週後」ともろカブりだし、登場人物それぞれに背景を持たせて人間ドラマにしようとしているが、どれもステレオタイプで底が浅い。印象にほとんど残らないB級作品であることを前提に、時間つぶしに観る以外にはお勧めできない。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-01-11 12:14:57)(良:1票)
【点数情報】
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