みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 いやぁ、面白かった! 80分の尺にギッシリ詰まった物語がよそ見出来ないテンポの良さで綴られます。 漂うゴシックホラー感は仕掛け満載忍者屋敷のような城もさることながらチャールズ・ロートンの存在に尽きます。 フランス大貴族らしい自分だけエエもん食べてはち切れんばかりの巨体とアンパンマンの如きお顔。(役作りでなく元からの体型) 全ての台詞まわし。自分(だけ一方的に)愛した女性が自分の兄と結ばれ出産時に亡くなり、兄と姪への歪んだ異常な逆恨みと母親そっくりの姪への哀愁漂う愛憎模様は天下の名優に相応しい。 ナイフで背中を一刺しする時の何とも言えない顔+1点はリプレイタイム。 もう一人のお目当てボリス・カーロフは意外にも大活躍で、水戸黄門の弥七(だったか?)危うしの天井が下がってくるシーンを思い出した左右から迫り来る壁の危機にはベタでも手に汗握りました。 美男美女2人の臆する事無い演技にも拍手。 忘れ難い掘出物の逸品です。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 9点(2025-02-16 16:36:45) ★1.《ネタバレ》 1951年という時代を考えれば、かなりアグレッシブで先鋭的な作品ですね。アクションシーンなどは流石に近年の作品と比べればリアリティ的に物足りなさを感じないこともありませんが、作品全体を覆う不気味で不穏な空気がそんなことを忘れさせてくれます。クライマックスの地下牢の壁が迫り来るシーンは、まさに手に汗握る緊迫感。見入ってしまいました。 ある意味ビックリ箱的と言うか奇をてらいがちな近年のホラー作品も魅力的ではありますが、古のホラーやサスペンスにはある種の芸術性を感じさせてくれる魅力があります。ヒーローとヒロインが恋に落ちるのがあまりにスピーディというあたりが気にはなりますが、尺を考えれば止むなしと言ったところでしょうか? 予備知識もなくたまたま見つけた作品だったのですが、思いがけない佳作との出逢い。大いに満足させていただきました。新作ばかり追いかけず、古の作品、もっと観ないといけないですね。基本的な映画の楽しみ方を思い出させてくれるような気がします。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-24 21:02:52)★《更新》★
【点数情報】
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