みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.事件の真相に向けての展開に手に汗握ったのですが、終盤がワケワカメで余韻の無い結末が残念。若きバート・ランカスター&エヴァ・ガードナーは硬い演技だったものの、ハッとする美しさは後の大スターの片鱗がうかがえるものでした。クレジットは彼等に続いて3番目のエドモンド・オブライエンが実質主役。手堅い演技ながら華に欠ける姿に3番目も止む無しかといったところです。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-21 09:39:39) ★1.車のフロントガラス越しに照らし出される夜の街道。同乗している男二人のシルエットが浮かび上がるファーストショットから、ノワールムード全開である。 その直後のシーンに登場するダイナーの長いカウンターや、広い鏡を配したバーの内装の立体的造型が画面を引き締めている。 侵入から逃走まで、クレーンをダイナミックに使った長廻しによる強盗シーンもまた、奥行き豊かな空間とアクションの流れを作り出している充実したワンショットだ。 同伴のヴァージニア・クリスティーンそっちのけで妖艶なエヴァ・ガードナーに目を奪われるバート・ランカスター。その三人の配置と、スリリングな視線劇の妙味。 そしてファム・ファタルを妖しく照らし出す照明術の冴え。 あるいは、対峙した保険調査員エドマンド・オブライエンの一瞬の隙を衝いて拳銃を蹴り払い、一気に形勢逆転するジャック・ランバートの敏捷な動き。その緩から急への反射的アクションを捉えたワンショットの充実度。 さらには、クライマックスの感情を形づくるアルバート・デッカー邸内部の光と闇の拮抗。 スティーブ・マーティンの『四つ数えろ』でも多くのシーンが引用されているように、全編が見所といっていい。 【ユーカラ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-11-22 22:33:44)
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