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いつでも夢を(1963)

1963年【日】 上映時間:89分
ドラマ青春もの
[イツデモユメヲ]
新規登録(2005-12-26)【バカ王子】さん
タイトル情報更新(2015-11-29)【イニシャルK】さん
公開開始日(1963-01-11)


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監督野村孝
助監督吉田憲二
キャスト橋幸夫(男優)岩下留次
浜田光夫(男優)木村勝利
松原智恵子(女優)松本秋子
吉永小百合(女優)三原ひかる
信欣三(男優)三原泰山
飯田蝶子(女優)岩下花子
内藤武敏(男優)黒木先生
中村是好(男優)玄海
初井言栄(女優)木村あい
織田政雄(男優)木村長太郎
市川好郎(男優)木村和平
野呂圭介(男優)金造
木島一郎(男優)飯田
紀原土耕(男優)別所
亀山靖博(男優)久保
光沢でんすけ(男優)工員
久遠利三(男優)事務員
福田トヨ(女優)母親
雪丘恵介(男優)
脚本田坂啓
下飯坂菊馬
吉田憲二
音楽吉田正
作詞佐伯孝夫「いつでも夢を」「寒い朝」「潮来笠」「おけさ唄えば」「清水の暴れん坊」「若いやつ」
作曲吉田正「いつでも夢を」「寒い朝」「潮来笠」「おけさ唄えば」「清水の暴れん坊」「若いやつ」
主題歌橋幸夫「いつでも夢を」
吉永小百合「いつでも夢を」
挿入曲橋幸夫「潮来笠」「おけさ唄えば」「清水の暴れん坊」「若いやつ」
吉永小百合「寒い朝」
浜田光夫「町の並木路」
撮影横山実
企画児井英生
配給日活
美術木村威夫
編集鈴木晄
照明河野愛三
その他目黒祐司(スチール)
IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 1963年の作品ということで、みんなの思い、葛藤、願いの描き方や演技の仕方が素直だなと思いました。
昔の青春邦画は「すれてない」印象。
こういう、すれてない素直な描き方を思い起こすためにも昔の邦画はたまにでも見るべきだなと思いました。
ストーリー云々よりも、美声がすぎる橋幸夫の神童っぷりと昔の東京の風景が印象的でした。 あろえりーなさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-20 16:38:08)

9.《ネタバレ》 '60年代の夢と希望に溢れた映画。今でも良く流れる流行歌と、笑顔で自転車に乗る吉永小百合が綺麗。
時期の関係もあるけど、地面も植物も建物も灰色、茶色。明灰白色。草木の緑や空の青さより、結構グレー単色なモノに囲まれた時代だったんだなぁ。でも、あの映像に生きる人はみんな元気そうだ。
こち亀で見た“千住のお化け煙突”も健在。映画の翌年解体されたそうだから、煙突が何回も出るこの映画は、煙突マニアにはたまらないかも。

吉永小百合と浜田光夫が出ていて笑っていればそれで満足なんだけど、橋幸夫まで出てきて歌まで歌う。ミュージカルでもないんだけど、“さぁここからは歌のパートですよ”って感じに思いっきり歌う様子を見ると、キューポラのような社会派の映画と比べて、より娯楽性の高い作品に思える。
理不尽な理由で一流商社を落とされる勝利の落ち込みよう。だったら定時制高校に新採募集の案内出すなよなぁ…はぁ。でもそこから、与えられた環境で、工員として前向きに働く勝利。せっかくの才能が勿体無いーとか、今までの努力がーとか、今の目線で思うところは多々ある。ほとんど出番のない松原智恵子(秋子)もそう。頑張って働いて、体壊して諦めて。
『未来の夢を追い掛けるより、明日のために、今日働こう』そんなメッセージに思えた。いつでも夢を。か。
『青空を待っている人は大勢いるんだ、みんなの心一つで青空はきっとやってくる。』そうだよなぁ。自分の考えようなんだよなぁ。(※このシーンの空を見上げる吉永小百合の可愛いこと。)

木村家。戦中生まれの兄勝利と、戦後生まれの弟和平ってのも単純で解りやすいネーミング。
お父さんが和平連れて行った中華屋の、ぬるそうな中華そば美味しそう。留次が勝利を連れて行く居酒屋の煮物うまそう。
この時代の密度、この時代の空気感は今の時代では創れないわ。
みんな笑顔で『いつでも夢を』心に抱えて、今日を一生懸命生きた時代の映画。 K&Kさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-10-08 11:24:44)

8.橋幸夫の代名詞的な代表曲をモチーフにした日活の青春映画で、いかにもそれらしいカラッとした明るさがあり、安心して見ていられるプログラムピクチャーの一本。橋幸夫本人もメインで出演していて「いつでも夢を」のディエットの相手である吉永小百合(どうでもいいが、「あまちゃん」を見た後だとこの曲のディエットの相手と言えば宮本信子を思い浮かべてしまう。)と浜田光夫の日活青春映画黄金コンビに橋幸夫が加わっているというキャスティングだが、違和感は特になく、スッと入っている感じなのが良かったし、演じるトラックの運転手のチャキチャキした江戸っ子なキャラクターもよくハマっていて、強引にねじ込んだ感は0。タイトルの出演者クレジットで橋幸夫が吉永小百合と浜田光夫を差し置いてトップ表記なのも彼が当時いかに人気があったかを物語っている。(出番の少ない松原智恵子が吉永小百合よりも先に名前が出るのは確かに謎だ。)映画の印象としてはやはり平凡だが、リアル三丁目の夕日といった雰囲気があり、あの映画を見るよりは実際に当時作られた映画を見ているほうが有意義な気もする。(あのシリーズ、決して嫌いというわけじゃないけど。)橋幸夫演じるトラックの運転手の母親が田舎から出てくるくだりは、母親を演じているのが飯田蝶子のためか、小津安二郎監督の戦前の名作「一人息子」を思い出した。ひょっとしたら意識してやっているのかもしれない。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2015-11-08 14:29:30)

7.歌謡曲を題材にした映画ですが、内容的には同時期の『キューポラのある街』や『上を向いて歩こう』と同じく、働き学ぶ若者を描いた、社会派的作品。その点ではまったく定石通りなので、面白味は少ないです。橋幸夫演じるトラックの運転手がチャキチャキの江戸っ子気質で、シリアスな浜田光夫らに比べていいアクセントになっていました。あと、松原智恵子がクレジット3番目なのになぜか出番が少なく、それも少々不満でした。まあこの映画でいちばんの見どころは、当時の東京の風景でしょうね。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-06-03 19:30:51)

6.学歴差別で大企業に就職できない若者の苦悩。一方、「気にすんなよ!」と終始カラッとしたトラックの運転手。「おい!定時制!」と茶化した呼び方は寅さん的でもある。
それにしてもなんなんだろう?荒川土手の底辺生活でのこの明るさと眩しさは。高度経済成長時代と右肩下がり時代の違いでしょうか?「三丁目の夕日」なんて見てノスタルジーに浸るよりも、当時の作品を見る方がよっぽど空気感が伝わるし、健全なような。吉永小百合の日活作品はそんなに見てないが、このチャキチャキ感はよいね。18歳でこの完成度だったら、日本中が皆惚れるのも無理はない。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-08 13:56:23)(良:1票)

5.《ネタバレ》 吉永小百合と当時大変人気のあった橋幸夫が共演の青春映画ですね。これが千住のお化け煙突なんですか~(昔こち亀で読んだなぁ)煙モックモックやねー。もう既に東京タワーは完成していて、街中は車だらけ。さすが東京、すでに大都会だったんですね。まぁ内容は当時の世相を反映しているというか、高度成長期の日本が見えるというんですか、まぁそんな雰囲気ですね。とーっても若い吉永小百合(当時18歳?)のかわいさに免じて6点でゴザイマス Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-26 10:28:37)

4.橋幸夫と吉永小百合のデュエット「いつでも夢を」は、私の少年時代に大ヒットした曲である。そのヒットにあやかって翌年製作された映画だが、やはり橋幸夫を出演せざるを得なかったんだろ。歌はうまいが演技はライバルの浜田光夫と比べようもない。
しかし、この点をのぞいてもまずまずの映画だと思う。三角関係になるところを、平等の権利とやらのデモクラシーに立った青春映画となった。それに定時制高校に対する偏見克服についても・・・。
主題歌だから「いつでも夢を」のメロディーが音楽の主になるが、吉永小百合のデビュー曲「寒い朝」も随所に使われていて良かった。
なおこの後吉永小百合はスター家業の忙しい合間を縫って、大学の二部(定時制)に合格し見事に卒業する。文字通りの実践だった。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2012-03-20 12:32:09)

3.度々本筋に無関係に歌い出すシーンが不自然でなんだかこっ恥かしいが、当時はこれが流行りだったんだろうし、アイドル映画だからいいのか。
若くてはつらつとした吉永小百合の淡いラブストーリーはそれなりに楽しめた。 poppoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-17 10:09:59)


2.《ネタバレ》 前から見たかった映画。と言っても劇映画として興味があった訳ではなく、「いつでも夢を」のカラオケ映像に、赤いセーターの小百合ちゃんが上を見上げるカットがあって、それはもう神々しくキレイだったのだ。
問題のシーンは戦災で親を失った不幸な少女の一エピソードだったが、自分の生まれた翌年の映画であるこの時代は、まだまだ戦後を引きずっていたのだろう。丸の内らしい一流会社の佇まいは立派だが、お化け煙突で有名な千住・西新井界隈の貧しさは、大変なものだ。その時代の青春映画は、舞台としては恵まれた学生の話ではなく、定時制高校(夜学ってのは当時「いけない言葉」だったのかね?)だというのが、時代を写しているのだろう。物語は勤労学生や貧しさといった、当時の社会の問題を背景に、それでも雪の下の芽のように強く生きてゆこうとする、若者たちを描いている。ちょっと綺麗事すぎる感じもするし、夜学出身の自分から見ても牧歌的すぎる気もするが、これが時代というものかもしれない。とにかく国自体の将来に希望の持てる、「いつでも夢を」持っていることの出来る時代の若者の青春映画。この時代と比べると、豊かにはなっているが、これほど「夢を持」っていられるだろうか、今の若者は?
こういう時代の映画は評価しづらいので、可もなく不可もない点だけど、小百合ちゃんの可愛さ、美しさに+1点。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-25 23:15:21)

1.タイトルにもなってる橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲「いつでも夢を」は日本レコード大賞受賞作にもなってるらしい。なんか聞いたことがあるようなメロディでちょっとびっくり。あの吉永小百合が主演なのに橋幸夫がクレジットトップってのが当時の橋幸夫の人気ぶりがうかがえる。内容は「キューポラのある街」のような職工の街での青春歌謡映画。吉永・橋・浜田の三角関係が展開される。当時はいいのかもしれないが今見ると恥ずかしくて見れたもんじゃない...って感じの印象。まぁ一種のプロモーション映画なのかもしれないが。収穫は松原智恵子の可愛さ。少ししか出番なかったけどちょっと注目。次は小百合映画じゃないけど助演してる「若い人(62)」観てみます。若い頃の裕次郎・ルリ子見たことないのでちょっと楽しみ。 バカ王子さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-12 00:06:38)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.70点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5330.00% line
6770.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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