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グエムル/漢江の怪物

The Host
(괴물/Gwoemul/怪物)
2006年【韓】 上映時間:120分
ドラマサスペンスパニックものモンスター映画
[グエムルハンガンノカイブツ]
新規登録(2006-07-19)【sayzin】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-09-02)


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監督ポン・ジュノ
キャストソン・ガンホ(男優)パク・ガンドゥ
ピョン・ヒボン(男優)パク・ヒボン
パク・ヘイル(男優)パク・ナミル
ぺ・ドゥナ(女優)パク・ナムジュ
コ・アソン(女優)パク・ヒョンソ
ユン・ジェムン(男優)ホームレスの男:
キム・レハ(男優)黄色い服の男
パク・ノシク(男優)影(私立探偵)
イム・ピルソン(男優)ナミルの同級生
コ・スヒ(女優)太った看護婦
スコット・ウィルソン(男優)ダグラス(駐韓米軍解剖医)
オ・ダルス怪物
山路和弘パク・ガンドゥ(日本語吹き替え版)
佐々木梅治パク・ヒボン(日本語吹き替え版)
小森創介パク・ナミル(日本語吹き替え版)
原作ポン・ジュノ(オリジナルストーリー)
脚本ポン・ジュノ
音楽イ・ビョンウ
撮影キム・ヒョング
製作総指揮チョ・ヨンベ
キム・ウテク
配給角川ヘラルド・ピクチャーズ
ハピネット・ピクチャーズ
特撮ケヴィン・ラファティ[特撮](VFXスーパーバイザー)
ウェタ・デジタル社(模型制作)
美術リュ・ソンヒ
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
観光名所にもなっているにぎやかな漢江の川辺で、売店を営む怠け者のカンドゥ(ソン・ガンホ)がいつものように仕事をサボっていると、橋にぶらさがっている生き物が人々の注目を集めていた。その生き物は静かに川を泳ぎ、人々が集まる岸辺に近寄ってくる。そして突然人を襲い始めた。パニックになった群衆は逃げだす。カンドゥは娘(コ・アソン)を連れて逃げ出そうとするが・・。

花守湖】さん(2007-03-21)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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55.《ネタバレ》 ストーリー展開が微妙。あんな街中に怪物が出現して人的被害もどっさり出てるのに、警察や軍がウィルス関係(それもガセネタ)の対応以外ほとんど何もしないっていうのは変すぎます。怪物も特に超常的な強さを持ってるわけじゃないから、軍が退治するつもりなら数時間で終わってたでしょ。一家族にのみ対抗させたかったからというのなら、無理やりにでもそれなりの理屈をつけなくっちゃ。他にもシリアスにしたいのかコメディを狙ってるのか、そのあたりの針が大きくぶれる演出も疑問です。シリアスならところどころのおチャラケが邪魔だし、コメディなら父親はまだしも娘は殺しちゃいかんでしょ。全体的に見て、致命的な欠陥は無いけど小骨のように引っかかる小さな違和感や疑問点が多いという印象でした。そういうのはとりあえずいいや、と思わせてくれる爽快感も無いし。 KYPAさん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-15 14:21:09)(良:1票)

54.《ネタバレ》 ド……ドナルドォオォォ!!いやァー!やめて戻ってドナルドォー!! こういうアジア舞台のパニック映画で白人さんを見るとなんとなく安心するのは、やはり普段こういう映画といえばアメリカ製だからなのでしょうか。それはともかく、あの女子学生の女の子と金髪の男って親子だったのか!!私はてっきり女の子の父親はその上のおっさん(実際は祖父だった)だとばかり思ってました…女子学生も金髪もティーンだとばかり。いやぁムダにびっくりした。で本編ですが、やっぱり序盤のアレがいいですね。こういう「青空の下にバケモノ」というシチュエーションにとっても弱いです。群集が相手のほうが俄然盛り上がりますね!バスから見下ろした時のカット最高です。その後の展開は、いろいろとツッコミ所が多いですがアクションシーンは面白かった。とりあえずグエムルのフォルムが可愛い… えむぁっ。さん [DVD(吹替)] 8点(2007-04-15 05:48:48)

53.《ネタバレ》 序盤はとても面白いです。開始10分くらいでいきなり怪物が全貌を現し街を暴れまわるシーンは一気に惹き込まれました。けどそれからはなんとなくダルさがあるというか、笑いにしてもシリアスにしても中途半端で観ていて珍しくイライラしてしまいました。中盤をスッキリさせてラストに繋げたら非常に濃厚になって良かったのに、と思います。女の子が脱出しようとする場面はとてもスリルがあったし、自分も怖いだろうに少年を守ろうとするところに思わず「ガンバレ!」と力が入って面白かったです。 クリスタルさん [DVD(吹替)] 5点(2007-04-13 17:07:00)

52.《ネタバレ》 パク家族対怪物という図式を通して、儒教や徴兵制など韓国文化が垣間見えるところはよかった。一方で、反米や反政府色に社会派監督の色気がばっちり見えてうんざり。

2020/8 
『パラサイト』きっかけでまた観る。これはすでにここで指摘されていることでなるほどと思い、
観終わった後の面白いんだけど消化不良気味のTHE6点感の理由は、非現実的B級パニックホラーと
ときどき笑える家族の対怪物というバトルと生々しい米軍の介入とか政府の無能感という社会派スタンスと
結局娘を死なせてしまうバッドエンド感の取り合わせのまずさにある。
監督の意図は、怪物はあくまで社会の負の象徴としての副産物で、娘を死なせることは
現実は残酷だというメッセージなのかも知れない。しかし、薬品の大量投棄で産まれた突然変異の怪物という
世界観で始まる物語にそのリアリティは場違いだろう。 michellさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-07 12:18:24)

51.率直に、面白いのか面白くないのか、良いのか悪いのか、見始めるとアッというまに時間が過ぎてしまうが、見終わった後に「・・・」と頭の中に何も残らない。そんな感じでした。 きままな狐さん [DVD(字幕)] 4点(2007-04-03 20:57:05)

50.《ネタバレ》 モンスター系パニック映画の常道を覆し、のっけからその姿を露にするグエムル。この登場シーンが秀逸です。橋桁にぶら下がる謎の物体。姿を見せることと正体を現すことは別。「何だアレ?」という疑問と同時に、生き物としての勘が自分に訴えかけます。何かヤバイものだ!序盤からのハイスパートでつかみはOK。娘の遺影を前にして泣き叫ぶ家族。涙を誘うシーンなのに笑えてしまう。シリアスにならざるを得ないお話なのに、あくまでも“娯楽作品”。クライマックスの決闘はもちろん、グエムルの巣から脱出を図るヒョンソなど、力が入る見せ場は多いです。それに多少強引な展開でも納得させられます。何故なら娯楽作品だから。でもラストには驚きました。本作の流れを考えれば、ヒョンソは助かって然るべき。だのに、こんなに悲しい結末にするなんて…。彼女の死は無駄ではなかった。それがせめてもの救いなのでしょう。でもやっぱり子供が死ぬのは切な過ぎる。こんなときに奇跡が起きなくてどうするの!それがフィクションの特権なのに!いや、後日談でナムジュが食卓にいないのは、長期入院しているヒョンソの付き添いをしているから、と考えることにしよう。物語の解釈は観客それぞれに委ねられている。それは観客に与えられた特権です。 目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-01 07:21:46)(良:2票)

49.《ネタバレ》 観終わった率直な感想としては「生理的に受け付けない、二度と観たくない」である。怪物が気持ち悪いのはまあ良いとして、問題はあらゆる場面で暗い韓国社会が垣間見えるのだ。怪物騒動の中、警察・軍隊は守ってくれず、市民はデモをしているような国には絶対に住みたくない。いきなり怪物登場で、今までに無いパターンで期待したのだが、ソン・ガンホの人間像からおかしくなった。怪物退治が完全にぼやけてしまっている、重火器で応戦しないとは夢にも思わなかった。日本版ならパトレイバーが出動していたぞ。CGの急速な進歩は認める。 まさサイトーさん [DVD(字幕)] 3点(2007-03-30 23:56:59)(良:1票)

48.《ネタバレ》 日本人が武器を持って個人的に戦いだしたら、ウソくせーーって思うけど、韓国には徴兵制があるせいか、なんとなく展開に説得力があるような?
グエムルの鰻に足の生えたような見た目、数々のつっこみどころなども意外と楽しめました。 parabenさん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-25 13:20:13)

47.《ネタバレ》 韓国映画食わず嫌い脱の為の一作目がこれ。かなりいいじゃないですか、おもしろかったよ。主役のお魚のバケモノが程よいでかさというかチビくさいのがまずリアルでいいんだな。あのぬめぬめした動きも好み。
駄作加減て冒頭で大体分かるものだけど、あのロングショットの無機質なオープニングにかなり期待。画面の色も演出のセンスもいい。で、アホ家族いい味出してる出してる!いいね、やっぱり映画はキャラだね。この家族の一人ひとりのアツさと間抜けっぷりが、怪物に最愛の娘をさらわれるという絶望的な悲劇にいいさじ加減で混じってるとこが絶妙。アーチェリーの叔母もいいところで画面さらうし!日本のパニック物にありがちな、やたら顔に力入った演技するうっとおしい家族がいなかったのがよかった。映画と同等家族もB級のずっこけをさりげなく内包してるんだよね、そこがすばらしい。子役もいい、キャアキャア言うだけの足手まといじゃなくてちゃんと自分の立場の中で最善を尽くす潔さ。このお子は生かしてほしかったじゃないですか~。しかしてラストの、彼女が命がけで守った少年とオトンのラスト、これもいい具合だ!韓国B級映画で韓国映画のよさをまず知らしめてもらうとは。どうも半島系のお方は派手に泣いたり叫んだりという印象があるのでさぞけたたましい映画と思っていたら、意外や意外、演出とか演技とかいろんな面で抑制のセンスも効いていた。これに続いていい作品にめぐり合いたいものです。でも大傑作というわけでもないので7点献上。 あにさきすRさん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-24 17:15:46)

46.《ネタバレ》 たとえばリドリー・スコット「エイリアン」は宇宙の彼方で勝手に発生していたところにたまたま人間様が迷い込んだために、リプリーは生き延びるために闘わざるを得なかった。
「プレデター」は、はるか昔に宇宙の彼方からやってきて、地球に住み着いていたのだが活動時期が稀であったためにあまり人に知られておらず、シュワちゃんたちは、たまたまそこを訪れたために対決せざるを得なかった。
「怪物」、その発生の原因(または原因不明なこと)こそが何よりも重要な意味を持ち、産地によって異なる背景を持つ、もののようである…などとグエムルを見て考えた。
グエムルは意図的に生み出されたのではなく、白人科学者の気まぐれによる偶発的なものとされている。そこには、「韓国の河など、汚れたってかまうものか」という差別と無神経が存在した。
この映画では、リアリティはほとんど無視されているし、監督の意図はリアリティ以外のところにある。それはたぶん、「誰もが弱い者を守ろうとし、最も弱い者でさえ、自分より弱い者を守ろうとする。」人間の姿、とか、「漢江に象徴される韓国人魂は、白人のまやかしに無抵抗で屈することはない」という反骨心であろう。グエムル発生の原因からしても、パク一家が貧乏階級であることからしても、「白人に汚された韓国が、不屈の雑草魂で立ち向かう」話、というふうに私は思う。
「米軍」を「イラクにお手伝いに行っている日本の自衛隊」、「漢国」を「イラク」というふうに置き換えて、イラク人の監督が「グエムルイラクバージョン」を作ったとしたら、どうだろう。日本で上映できるだろうか。ボン・ジュノのメッセージの衝撃度が想像できるだろう。
「反骨」ボン・ジュノの意図はいいとして、作品としては、?をつけざるを得ない。
冒頭の果てしなくたらっとした日常から突如として非日常、のところはよかったし、子供の描き方は一級品と思うが、内容にしては長すぎ、全体としては各シーンを3分の2くらいずつに縮めたらよかった。「まんま」にすぎるというか、「つなぎ」がヘタ、というか、残念な編集と思う。グエムルの動きも、自然な場合と不自然極まりない場合が混在する。
特筆すべきはヒョンソ役の子である。ラスト近く、グエムルへ立ち向かうシーンは鬼気せまる。 パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-23 23:56:32)(良:2票)

45.《ネタバレ》 パニックホラー系を期待していたら、全然違うものだった・・・。
でも、この家族好きですよ~。なんかね、私の中の「珍☆韓流」というか、
おば様うっとり路線の「ぺ☆韓流」路線より、こっちの「珍☆韓流」の方がずっといいわ。天然すぎて危険な長男、中学ジャージでアーチェリーの美人妹、大学出てるけどフリーターの弟、そして、おとん・・!!(惚)そうよ♪これよ、私が求めている韓流は!と思える、なんか、ダサいを通り越してハイファッションな家族たち。
怪物とそれにさらわれた末の娘っこについては、あまりよく覚えていません。
そのことより、家族みんなで「怪物退治」に出ている場面とか、その休憩中の
カップラーメン姿とか、おとんの死とかのシーンが面白すぎて・・・。
突っ込み所満載なんだけど、でもあんまり気にならずにラストまで、見れました。
こういうなんか濃ゆい韓国映画は好き。 やわらか戦車さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-15 20:40:51)


44.《ネタバレ》 この映画は尖端恐怖症の映画でした。イカの足に始まり、アーチェリーの矢、砕いた道路標識、便利屋の脅し道具、頭に穴を空ける医療機器、そして注射針。尖った物を自分に向けられた時に恐怖を感じるのはもちろん、先が自分に向けられて居ない場合にも恐怖を感じるという病気だそうです。そういう小道具の使い方で、地味に恐怖を煽っていて非常に面白い。この映画、グエムルという異形の怪物はもとより、それが誕生した経緯、混乱する社会生活、色んな分野で恐怖が渦巻いている映画でした。しかしテーマは恐怖に立ち向かう家族愛であり、韓国人に独特の、食事を共にし家族の結束を第一とする点、怒りっぽく泣きっぽい感情の起伏や、お金に細かく、融通が利かない韓国人文化をとっても面白おかしく綴っていたと思う。序盤の葬式のシーン、叔父・叔母が姪のためにあんなに泣けるなんて、日本ではないことだと思う。あれなら死にがいがあるっていうか(笑)。あの怪物に立ち向かう家族が、どこにでもある韓国人の家庭像を分かりやすく伝えてくれていると思います。とりあえず、カニサハムニダをカニハサムニダと言い間違えないように気をつけます。 どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(吹替)] 8点(2007-03-07 21:31:59)

43.《ネタバレ》 面白かったですね~。CGはよく出来てるし、撮り方もうまいし、結構笑える。素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がってます。先の読めない展開に釘付けになってました。それに皆さんとてもいい演技してますね。ただちょっと、あの家族以外の全ての人たちがあまりに非協力的なのと、米軍のおっさんが猛毒を川に流せと命令するシーンがどうも無理があるように思えてしまった。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-04 21:53:15)

42.《ネタバレ》 この映画は何の映画なのでしょう? 怪獣?家族愛?環境問題?米軍批判?色々なメッセージを中途半端に詰め込んだだけの映画に思えました。これが監督の狙いだとしても私には理解不能です。 ポテトさん [DVD(字幕)] 3点(2007-02-25 14:50:45)

41.「殺人の追憶」の時も、普通のみんなが想像する、こーであってほしい猟奇殺人ものってゆう展開から途中逸脱し、警察の馬鹿さ野蛮さをこれでもかとアピールし、笑っていーもんかちょっと戸惑うシーンなんかも入れて、期待してたものと全然違う要素へ寄り道ばかりしたおかげで、観てる方を混乱させた一癖ある監督さんでした。今回も一筋縄ではいかずにかなり寄り道の多い映画でした。モンスターモノですが、娘が襲われ家族が協力してやっつける、ここまでは、多分途中でみんなが期待する方向、しかし、それをまたまた逸脱し、変なこれまた笑っていーもんか戸惑うシーンをしっかり盛り込み、主役の家族もみんなどっかおかしい奴らに描き、色々グダグダして方向はそれて、なかなか、みんなが期待するモンスターストーリーに帰ってこないとゆう前作に似た感じです。娘が死んでグダグダ泣くとこなんて、なんか俺も泣きそーになってたのに、ひつこいくらいにグダグダやってて流石にちょっと笑ってしまいました。なんなんですかね~、この監督さん。でも、やっぱり盛り上げ方はうまくて、しめるとこはちゃんとしめてる感じします。妹がメールを受け取るシーンなんて、かっちょよくてゾクゾクしまたし、兄弟がまた揃うとこも、よいんですわ。この監督、緊迫感やスリルあるシーンはほんと見せてくれます。普通にそれだけの映画にしたらもっと万人うけするのに、やらない。でもこの普通とは違った角度からの表現にハマる人ははまると思います。ある意味三池監督みたいです。 俺は見所が多いし、最近の映像ではあまり観た事ない変わった雰囲気のしかも本格的な日常モンスターものとして十分楽しめましたので。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2007-02-24 23:34:13)(良:1票)

40.《ネタバレ》 ま~~、ツッコミどころ満載の映画ですね。すごくシリアスな場面で、ふざけてみたり、主人公たち必殺の毒でも死ななかったり、設定を無視してみたり・・・一人で真剣に見たりすると、たぶん後悔することになるので、見る時は友達と一緒にあーだこーだ言いながら見ると楽しめると思います。 ひとつだけ(?)不満だったのは、さらわれた女の子が死んじゃうと、なんか物語が成り立たなくなって、最後締まらないと思いました。 SAKURAさん [映画館(吹替)] 5点(2007-02-20 16:14:41)

39.《ネタバレ》  大掛かりなモンスタームービーとして、かなり力の入った作品で、家族をテーマに、娘を取り戻そうとするストーリーも、なかなか良いと感じました。
 しかし、全体の作りとして、いささかまとまりが悪いと思います。多くの方が指摘されているように、ウイルスや米軍の介入などは、必要な要素とは思えず、その分家族間のドラマを描いて欲しかった気がします。冒頭から怪物が暴れまくり、街がパニックになりますが、その危機感が持続しているとは言いづらいのも、マイナス点ではないでしょうか。
 オーソドックスな展開として、1.夜中に怪物に襲われて、父親の前で娘がさらわれる 2.父親の言うことを誰も信じてくれない 3.娘から電話があり、家族が団結して助けに向かう 4.警察などと反目しながら、下水の怪物を探し当てる 5.怪物は人々の前に姿を現わし、パニックに陥る というものがまず考えられるが、家族の結びつきや、ラストの怪物退治のカタルシスは、こちらの流れの方がより高まると思います。
 気になったのは、随所に見られるコミカルな演出です。病院からの脱出は、コメディ調にして誤魔化しているとしか思えないし、残弾の数え違いが原因で祖父が殺されるシーンは、笑えもしないし、悲しめもしないという、理解に苦しむものでした。
塚原新さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-18 23:08:27)(良:1票)

38.オレはいつソン・ガンホがグエムルに変身するのかドキドキしながら待ってた訳だが…。 デヘデヘさん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-14 13:30:12)(笑:1票)

37.《ネタバレ》 普通の人達がローテクで怪物と戦い、パニックを描きながらユーモラス、怪獣と戦う人間達の絆にポイントを置く、という等身大モンスター映画の設定は、怪獣の口の開き方といいトレマーズの影響を感じる。結局ハイテク武器を使うと簡単に退治できてしまうので、いかにハイテク武器を出さないで、ローテクで戦かわせるかという設定に説得力を持たせることが、脚本の工夫のメインになると思うが、この映画はその点を役に立たない政府と駐韓米軍という安易な設定で逃げていると思う。それを社会派監督の批判精神のせいにするのは違うのではないかという気がする。一事が万事で、意味のわからない脳手術、一家にだけ全然効かないウィルス駆除剤、怪獣に何人も殺された危険な川原で平気でデモするデモ隊など、ご都合主義ばかりなんだから、女の子も助けてもっと娯楽に徹すればトレマーズくらいに後味の爽やかな、傑作モンスター映画になったかもしれない。冒頭の襲撃シーンと少女が健気に脱出しようとするシーンにプラス1点。中盤のグタグタにマイナス1点。 マンフロントさん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-12 22:00:06)(良:1票)

36.《ネタバレ》 ひとつの映画に多数の要素が織り込まれ、それぞれが上手につながっている。環境破壊、在韓米軍、家族愛、目上を敬う道徳観、怪物のリアルさ、行政による個の無視、悲劇。怪物の出来もリアルで良かったが、映像もスピード感があってシックで綺麗なトーンが洗練されていた。普段、米国映画ばかりなのでそれに慣らされてきていたが、儒教を文化背景とする韓国映画のパニックものを見て、あらためて、「キャーキャー」とヒステリックに騒ぐだけの米国映画より「馴染める」気がした。 小鮒さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 20:39:23)

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【点数情報】

Review人数 135人
平均点数 5.99点
000.00% line
121.48% line
210.74% line
396.67% line
41511.11% line
52317.04% line
63525.93% line
72115.56% line
82014.81% line
953.70% line
1042.96% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review8人
2 ストーリー評価 5.25点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review10人
4 音楽評価 5.33点 Review6人
5 感泣評価 6.00点 Review5人

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