みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.よく見る役者がゴロゴロ出ていますが、ひたすら紋切り型で安っぽい。日本映画によくあるこの幼稚性は、なんとかならんのだろうか。 と言いつつ、竹内力が出てくるシーンだけはワクワクしました。あの非日常・非現実な存在感のファンなので。惜しむらくは、次郎長の脳天を撃ち抜くぐらい大暴れして日本映画の旧態依然を叩き壊してほしかった。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2022-01-10 03:08:15) 7.《ネタバレ》 マキノ雅弘監督のライフワーク的代表作である「次郎長三国志」を、東映版シリーズにも出演した甥の津川雅彦がマキノ雅彦名義で自ら監督を手掛けた平成のリメイク版。思ったより悪くはなく、津川雅彦のおじの思いを受け継ぐという思いも伝わってくるし、東宝版や東映版にはなかったシーンもとくに不満はなかった。子分役の俳優陣の平均年齢が高めなのが見る前は不安だったのだが、みんないい味を出している。特に法印役の笹野高史がどことなく田中春男演じる法印を思わせている。しかし、温水洋一の石松に関しては前半、森繁久彌や長門裕之の石松に対してドモリを強調しすぎていてかなりの違和感を感じる。それに尺の都合上、追分と石松とお仲さんの道中記の部分や仲間との出会いが大幅に省略されているのは仕方がないとはいえ、東宝版や東映版ではここが面白かった部分でもあるのではっきり言って残念。お牒さんが死ぬシーンは本作でもジーンとさせられるのだが、ちょっと長かったかな。ただ、これまでの映画よりも次郎長とお牒さんの愛を強調したつくりで、東宝版や東映版にはない簪を重要なアイテムとして使った演出がそれを感じさせていて良かった。子分の人数も東宝版、東映版に比べて少なくなっているのだが、監督である津川雅彦が東映版で3作目まで演じていた増川仙衛門が本作では登場していないのが印象的で、ひょっとしたら途中で降板したのが嫌だったのかなと憶測してしまう。東宝版、東映版双方に出演している長門裕之が本作にもちゃんと出演しているのはなんだか嬉しいものがあった。しかし、次郎長(中井貴一)とお牒さん(鈴木京香)の結婚から、お牒さんの死までを2時間ほどで描いているため、全体的に急ぎすぎている感があり、とくに先週まで東映版シリーズを見ていたせいか、まるで総集編を見ているような感覚が最後まで抜けなかったのも事実で、この物語はやはり単発よりも連作シリーズとしてじっくり見た方が面白いと本作を見てあらためて思ってしまった。最初に書いたように決して悪い映画ではないと思うのだけど。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-11-18 21:12:31) 6.オヤジさんの方は高倉健しか見た事ないので、次郎長作品としての単純比較はできないのだが、思った以上に軽くて、チャラクて、安っぽくて、それでいて仰々しくて、古臭くて、いろいろとポイント外してリメイクしたなあと。中井貴一はそれなり頑張ってはいたけれど。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-01-10 10:55:54) 5.ん~ 適度にコテコテで、適度にクサくて、適度に面白い、のですが..後半の展開と、蛭子さんの大根っぷりが、、頂けない.. ちょ~豪華メンバーなのには驚いたけどね..って、マキノ雅彦 = 津川雅彦 なの... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-31 12:49:38) ★4.しみじみいいねぇ~と思える作品。 日本人に生まれたからにゃあ、義理と人情に涙するのもおつなもの。 無理せずゆったり観ていられるのも、娯楽作品の良いところ。 マキノ雅弘監督の心意気、マキノ雅彦監督がついで下さったことに感謝、感謝でござんす。 続編がもしあったら、また泣きたいねぇ。 【たんぽぽ】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-12 21:53:42) 3.《ネタバレ》 久しぶりに新作の映画2本も映画館で観ちゃった。「次郎長三国志」はやはり観なけりゃいかん!と。で、面白かったし、泣けた! マキノ雅弘監督9部作のうち、3部の途中あたりから6部まで、特に6話の部分を取り上げています。どうしても尺の問題があるので「子分との出会い」が入らないのはしょうがない。それでも楽しめた。 この物語はRPGのような個性ある仲間が加わっていく楽しさもあるが、一番はやはり「次郎長一家の連帯」にあると思う。堅気の世界からはみ出したどうしようも人間たち。そんな彼らが「義理と人情」に、惚れて恋して必死に生きる姿。そこに、観るものは泣いたり笑ったりする。それは、50年以上経っても色褪せない「普遍的なもの」であるんだなと私は観て実感しました。 キャスティングも好感です。一人一人かくと凄く長くなるので省略しますが、マキノ版で個人的に弱いと思っていた<次郎長&お蝶の弱さ>を中井貴一と鈴木京香になって、良かった。二人がベタベタかなとも思えるが、鈴木京香美しいねえ。 子分達はみな○、女性陣は 久慈あさみのお仲が高岡早紀、越路吹雪のお園が木村佳乃と豪華になっているが、貢献が少なかったのが残念。「投げ節お仲」は「森の石松」と並んでファンが多いと思うので・・・ でも、やはり時間が限られているからしょうがない。 この作品については、映画内での演技も勿論そうですが、キャスト間の結束が大事なのではないかと思う。それも、結束しているなあと感じさせた。お蝶の最後のシーンが素晴らしく、中井貴一が櫛を口で抜くのと同時にカメラを回して全員の表情を撮っているんですが、「次郎長一家の連帯」をしっかりと演出していた。 個々の登場時間が限られている以上、この連帯はポイントなんだと思う。 マキノ節も引き継がれている。中井貴一が口でお蝶の櫛を抜く仕草はあの独特の色気が出ており拍手。不安な点は、50年版の各エピソードを短縮して繋いでいる内容なので、少し物語が飛び飛びに感じるかもしれない。 久々に庶民的で笑って泣ける娯楽作品に出会ったのかも知れません。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:27:33) 2.《ネタバレ》 豪華な特注幕の内弁当みたいな映画ですね、これは。有名な役者たちがほんの脇役でちょこちょこっと顔を出し、それぞれ自分の個性を短い出場でもちゃんとひらめかせて退場していく・・・。同郷出身ながらお恥ずかしい話、私は今まで清水の次郎長や森の石松とか名前を聞いた事があるのみで、一体どんな事を生業にしていた人なのか殆ど知りませんでした。あ、森の石松はあの『石松そば』で。(←「ちびまる子ちゃん」参照)そもそもチャンバラ映画自体にも疎い為「へえ~、次郎長さんってこんなヤクザまがいの稼業してたんだ~」と終始感心する事しきり(汗)マキノ監督の演出のタッチも軽いので、大傑作とかいう話にはなりませんが肩の凝らない娯楽作に仕上がってます。中井貴一には親分肌的な風格が出てきましたね。ただラストのチャンバラの相手がVシネテイスト炸裂の拙演、竹内力っていうのはどうなんだ??ここは甲州一の大親分佐藤浩市との決闘を持ってこなければ、バランス的に釣り合いが取れなかったのでは??木村佳乃、温水洋一、笹野高史、北村一輝あたりが監督お気に入りの役者なのかな?マキノ一家製作の旧作も機会があったら是非観てみたい。 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(邦画)] 6点(2008-08-31 13:35:50) 1.《ネタバレ》 妻・お蝶を置いて渡世修行に出かけた駆け出し博徒・次郎長とその子分たち。途中、森の石松を引き入れ帰ってきて、お蝶を口説く大野の鶴吉も引き入れ、保下田の久六も助けて相撲興行をやってみるが、売上金を持って逃げられて・・という話。 監督は、マキノ一族のマキノ雅彦(津川雅彦)。配役は中井貴一を次郎長に据え、豪華布陣を揃えています。ドラマや他映画の歴代の配役との比較は皆それぞれご意見あるでしょうけど^^; 時代劇や歌舞伎でも常連演目の清水の次郎長。そして有名な森の石松・・。幕末から明治に亘る維新時代に実在の人物ですが、こういった波乱万丈な人生を送った人というのは、魅力たっぷりなのでしょうね。源義経や、織田信長なんかもそうですもの^^ 維新時代といえば、新撰組も超有名ですが、次郎長と近藤勇、森の石松と沖田総司・・ちょっと似てるところもあるようなないようなw 清水の薪炭屋の次男坊として生まれ、米屋に養子に出され、賭場でのいざこざで人を殺めて追われる身となったと思い込み、妻を離縁し、親を捨て、渡世人となるという人生。まー簡単に言えば、はぐれもの、博徒、やくざ、○力団の組長ですね^^ 本作では久六(何故に蛭子能収を・・)、三馬政を討って清水へ帰るまでを描いてますが、史実はもっと先があり、名士・政治家みたいな後世を送っています。 清水市では歴史的な偉人として取り上げられ、観光コンテンツや教科題材にもいいように使われています(○口組系の継承問題も勃発していますが><)。 まーこれからも歴史的・演芸素材としては、永く取り上げられていくんでしょうね^^ 【尻軽娘♪】さん [試写会(邦画)] 6点(2008-08-31 02:36:33)
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