みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 コレも藤純子さん主演の任侠もののシリーズですが、女侠と言いつつこのシリーズは(コンセプトとしても)藤純子さん自身は基本的に「堅気」というコトになっている様なのですね。んで、だからとゆーかそれに加えて、まずは物語の舞台(地方)も比較的バリエーションに富んでいるかと思います(北海道から沖縄まで)。あと、主人公が堅気だから(+5作中2作では芸者だから)また賭場と修羅場以外の見せ場として、日本舞踊のシーンが多く含まれて来たりもします。諸々、普通の任侠ものとは少し雰囲気の違う部分を感じ取れると思うのですね(そりゃ流石に毎回同じコトやるワケにもいかんだろーし…)。 今作は、舞台は九州ながら(先に述べた様に)藤純子さんはごく気の強い・気風の好い芸者さんで、でもまァ後は大体いつも通り…てな感じすね。日本舞踊のシーンも最初と最後を含めて数回入って来ますが、お終いのヤツは歌舞伎舞踊で言うトコロの『鏡獅子』てヤツですかね…メイクなんかも大分凝ってましたね。一点、若山富三郎が陸軍大臣なんて大袈裟な役で出て来るのですが、イマイチ(キャラとして)ナニがしたいのかが好く分からないボンヤリした風になってしまってて、ソコはちょっと残念・期待外れだったですかね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 5点(2023-06-20 23:50:58) 2.《ネタバレ》 藤純子演じる芸者さん、威勢よく啖呵を切って見せたりもするけれど、さすがに「侠客」ってなことはなくって、それはどちらかというと健さんの役どころ。侠客&芸者、です。 無論、芸者さんなので、男性客をもてなしてナンボ、のところはあるのですが、一方で理不尽にははっきりノーと言い、それも常人離れした格闘能力がある訳でもなく、皆で力を合わせて相手の横暴に立ち向かう。かつてのウーマンリブ運動を見るようでもあります。 その一方、健さんはというと、こちらは弱小企業が悪徳大企業に押しつぶされようとするのに必死で立ち向かう、その先頭に立っていて。 いやがらせの数々を何とか耐え忍ぶも、ついに一線を越えて犠牲者が出たことから、健さんの怒りが爆発。このテの映画の定番、殴り込みとなる訳ですが、ここでもやっぱり、死地に赴くのは男であって、女の姿はそこには無い。男は気前よく死んでみせ、女はただ、芸者の身のままで悲しみに耐えるしかない、という、今見りゃ、ちょっと古風過ぎるオハナシで、フェミニストの皆さんからはブーブー言われそうな内容なんですけれども、でもラストで、悲しみに耐えつつも強く生きていこうとする、いや強く生きていかねばならないからこそ悲しい、そんな表情を湛えた藤純子が、イイんですねえ。鮮烈な印象を残します。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-25 21:46:53) ★1.藤純子主演の任侠もの、しかも監督は山下耕作監督である。そりゃあ、もう、期待するなってのが無理なわけでして、まあ、それなりに楽しめたし、藤純子は相変わらず美しくてかっこ良かったけど、緋牡丹シリーズと比べてしまうと、どうしても物足りない。藤純子を引き立てる脇を固める俳優陣に関しては悪くはないし、良かったと思うが、それでも何か足りない。もう一度、見れば印象変わるかもしれないけど、一度見れば良いかなあ! 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-11-20 22:27:54)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS