みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.「網走」に「南国」というミスマッチ感覚、これは要するに「行け!!南国アイスホッケー部」みたいなもんですかね。違うか。 今回の舞台は南国も南国、沖縄。北から南までを股にかけ、世間は狭いというか何というか。 だいぶギャング映画のテイストが入ってますが、日本刀振り回す任侠映画テイストもあり、さらには少年との交流、母子愛。これがまたエエ話なんです。 つまり、何でもアリのごった煮の世界。一種の治外法権。当時の沖縄が置かれた状況。とは何の関係もないと思うけど。 とにかくエエ話なんだから仕方がない。結構、シンミリさせられます。 と思ったら、終盤近く、例によってあのレジェンドが登場して爆笑を誘い(マジで笑った)、気持ちよくすべてをブチ壊しにしてくれます。素晴らしい。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-09 00:12:36) 4.《ネタバレ》 シリーズ第6作。高倉健といえば北国、雪というイメージが強く、このシリーズもタイトルどおり舞台は北海道なイメージだが、今回は「南国の対決」というサブタイトルで「網走番外地」シリーズなのに沖縄が舞台、というところに突っ込まずにはおれないが、当時返還前だった沖縄でロケをしているという点でシリーズでは初めての海外ロケということになるのかな。まあそれはおいておいて。今回は橘真一(高倉健)が組長の不審な死がきっかけで沖縄に真相を探りに行くといういかにもな任侠映画定番の筋立て。先週見た「荒野の対決」が任侠映画という感じがあまりしなかったのと比べると対照的だ。健さんと沖縄というのが見る前はミスマッチな感じがしていたのだが、実際見てみるとそれがむしろ新鮮な感じがした。真一と子供の友情を絡めているのもこのシリーズらしく、今回は船の中で出会った少年の母親探しというエピソードがサイドストーリーとしてあり、少年と母親との再会というのがハイライトになっているが、見つけた母親(三原葉子)のけばい姿を見て逃げてしまい、(気持ちは分かる。)真一が母親を説得するのだが、真一が真顔でさりげなくギャグを言い放つもんだから本当はしんみりしないといけないシーンなのに思わず笑えてしまった。それに谷隼人と大原麗子が敵に捕まって大ピンチというときにどこからともなく現れる鬼寅(嵐寛寿郎)。パターンではあるが、今回鬼寅の出番が前半になかっただけに思わずお前どっから現れたんだと笑いながら突っ込んでしまった。それでも演じるアラカンの殺陣は老いていても素直にかっこいいと思えるところがすごい。健さんももちろんかっこいいのだが、今回はクライマックスの対決シーンがえらくあっさりとしているのが物足りないといえば物足りない。でも、少年の父親である悪の親玉(河津清三郎)が少年に真実を告げぬまま死んでいくシーンはありがちなお涙頂戴シーンではあるが、やはり少しほろっとさせられる。でも、この映画、やはり沖縄が舞台のせいか見ていて途中から「網走番外地」シリーズの一篇であることを忘れそうになる部分もあった。さっき書いたように健さんと沖縄という組み合わせは新鮮だったんだけど。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-01-20 18:27:24) 3.《ネタバレ》 返還前の沖縄の、異国情緒溢れる光景が非常に印象的でした。内容的には、非常にオーソドックスなヤクザ映画に人情劇を散りばめた感じでした。 【TM】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-09-06 00:35:37) 2.《ネタバレ》 山田組での吉岡秀隆を見ると、いつもある種の不愉快を感じていた。映画という仕事の中で育てて貰っちゃってる「特別扱い」感だ。しかし、今回このシリーズで、しかもたった半年の間に(特に胸が)成長した大原麗子を見て、考えを少しだけ改めた。そういう成長を見るのも、楽しいものなのかもしれない。美少女は得だ。 さて、返還よりも6年も前の沖縄。事実上、アメリカだ。そんなところで大暴れしちゃうと、網走どころではない、トンでもない所へ収監されちゃうんじゃないかと心配になる。でも、日本の刑務所よりも、マシな暮らしができるかもしれない。 今作の始まりでの健さんは、普通のヤクザっぽくて、ちょっと引く。世話になった(であろう)組長の、不審な死の事より、組が自分を裏切っていることに憤っているように見えるのだ。そのからくりは当然、想像通りある訳だが、ちょと橘真一のキャラが揺らいだような不安感があった。 ま、最初だけだけど。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-03-10 10:10:19) ★1.《ネタバレ》 凄いタイトルだ!タイトルに網走とあるのに、なんで南国?このタイトルが一番、可笑しい。タイトルで笑わせて中身は意外としんみりしている。一人の少年と母親の再会というロードムービー的要素を絡めたり、その再会シーンでの健さん、真面目な顔して笑える台詞を放つ。三原葉子のあのけばい母に対し、逃げる息子、流石イチローだけあって足は速い。そして、健さん、逃げられたまま何も出来ないでいる母に対して、「でももストライキもねえよ」だっけ?あまりにも真面目な顔して言うもんだから笑ってしまう。作品全体の作りとしてはもう、滅茶苦茶で、結局のところ、最後まで網走なんて回想シーンに出てくるきりでほとんど出てこないし、対決シーンもあまりにもあっけなく勝負が済んでしまって物足りないし、まあ、そんな中、高倉健というこの俳優のかっこ良さ、やっぱり健さんにはピストルなんて似合いません。健さんが敵に乗り込む時の姿などどこか「昭和残侠伝」シリーズの花田秀次郎みたいでかっこ良く、他の男達がみんな、弱くて情けなく感じてしまう。(健さん以外で唯一かっこ良かったのがアラカンこと嵐寛寿郎)そうそう、この作品でも大原麗子、可愛いし、なんですか?あの胸をやたらと強調した服装は?思わず眼がそっちに行ってしまいました。ごめんさない。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-16 20:05:54)
【点数情報】
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