みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★62.この作品が好きな知り合いが見ろ!見てくださいてあまりにもしつこいから仕方なく見てやることにした。日本で1番客の入った映画らしいけど大ヒット=傑作とはならないというのが私の評価であり、おそらく世間的にもそこまで評価はされてないはずです。テレビアニメの 1話から感じていた様に心情を全て台詞で説明、語る。それも馬鹿みたいに大声で説明するのが嫌い。小学生でも解る様に作られた(鬼滅信者)による大ヒットである事が間違いない訳で、そんな信者達が凄いと言うのを聞いて、普段あまり映画、アニメを見ない大人までもが釣られて見に行った結果の1位である訳で、本当に良い映画、アニメを沢山見てる人からしたら、これが1番ヒットした作品?てなる筈です。作画凄い?だから?バトルが凄い?だから何?て言いたい。そんな映画、他にも沢山あります。この映画で1番嫌いなのは、とにかくうるさい。戦ってる時ですら叫んだり、喚いたりと、うるさくて嫌になる。少しは黙ってろ!いつから日本男子はこんなお喋りになったんだ?近くにいたら口に何か入れて黙らせてやりたいぐらいとにかくうるさい。面白いつまらない以前に大嫌い。こんな説明的で誰でも解るレベルの作品が日本一のアニメ映画だなんて、海外の人には思われたくない。映画としても、全く面白くもないし、とにかく鬼滅信者て奴が私は大嫌いだ。何から何まで全てが嫌いと言う意味で0点以外付けたくないので、誰が何と言おうと0点です。 【青観】さん [インターネット(邦画)] 0点(2024-01-18 21:11:30)(良:1票) (笑:1票) 61.《ネタバレ》 2019年の頃には、良く行くスーパー銭湯で「無限列車編」までのコミックスを読んでいた。 アニメが始まると聞き、録画セットして、土曜日のお昼に鑑賞。 「なかなかいいアニメが出たもんだね」と、その程度の感覚だったのだが、 このアニメのファンはそんなことでは済まなくなってきていたのがこの映画。 映画館で見たのは2020年11月頃 もう2年半前にもなるが、記憶はまだあるので書いておく。 原作も先が出て、既に最終話近くまで読んでいたので、「あ、あの鬼が」「あ、彼が」とかになる 追い追い現象になっているんで、文字通り「原作の映画化」と言う形での鑑賞になるね。 鬼殺隊員の竈門炭治郎・我妻善逸・嘴平伊之助 プラス 禰󠄀豆子のデコボコ四人組が 物語の主軸。 そこに、心優しい柱である煉獄杏寿郎と共に、不明者が多く出ている列車に乗り込み鬼退治をするという内容。 これだけで初見の人には、ワケワカメ要素500%だろうね が、見て行けば判るよ煉獄さんの人の良さはね ※柱たちは800%いけ好かない&変人だらけの集団 そのなかで心優しくまっすぐな人物は少ないのです。 「主人公は普通の人物で、周囲に異常性のある人物を置く」ま、それが少年誌の好みですから。 この人が20歳なんですから、大正時代は大人びてますな(ソいう設定!) この人生にまっすぐな人 その人の物語がこのアニメだと 猪や黄色い人や耳飾りやチクワを咥えた人は、本作の主人公ですがこの映画の主役ではないので、お間違えなく 敵(猗窩座)さえも魅了する人物、煉獄さん。原作を読まなくてもそれだけ覚えて居ればこの映画の語り部に参加できますよ。 でも本当のラスボスは鬼舞辻󠄀無惨なので、最終話まであと何年かかる事やら 大阪万博は終るころでもまだ作ってないかも。 この漫画をこの映画だけ見て終わるのは、人生損します(と大げさに言う) 配信動画、サブスクなどで、「立志編」「遊郭編」現在放映されている刀鍛冶の里編を見ることをお勧めします。 「日本の漫画動画(アニメ)も、ようやく ここまで来たのよぅ、オッホッホ」と偉そうに言えること間違いないくらい、 特に戦闘シーンの、作画映像は、物凄い事になっていますので、それだけでも見てやってくださいな。 【亜輪蔵】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-04-17 15:11:55) 60.《ネタバレ》 わたしは原作ファンで、TVアニメは観ていません。日本中が沸騰した感のある本作を、鬼滅アニメ作品として初めて鑑賞しました。 良くも悪くも原作通りの印象です。声優さんの好き嫌いは個人で違いますからスルーするとしても、コミカルなシーンまで漫画のコマそのものをはめ込んでしまうとやっぱりテレビ感が出てしまうので、映画作品としての評価はちょっと下がってしまうかな。 でも、無限列車エピソードは煉獄杏寿郎の物語。本作の制作陣もそこのところを良く心得ていて、物語の佳境であるラスト20分猗窩座との死闘シーンは原作のページ数の制限を十二分に補ってくれるものでした。 炭治郎が「目で追えない」と言った炎柱の太刀筋、紅く煌めく炎刀、翻る白い羽織、とアニメーションならではの動きと色彩が最大限の演出をもたらします。音楽も良かった。猗窩座あ、アンタもすでに煉獄ファンじゃん。ネットでいじられまくりなのが可笑しい。 つくづく吾峠氏は卓越したキャラクターを作り上げたものだなあと思います。煉獄杏寿郎、歴代炎柱を輩出してきた名門の出でノブレス・オブリージュの信条に生きた強き人。後輩に見せた優しさ、心の広さは我々に滂沱の涙を流させて止みません。 煉獄さんを失った喪失感をどうやって埋めれば良いのでしょう。心の虚脱感未だに深刻な読者がここにいます。 【tottoko】さん [地上波(邦画)] 7点(2023-02-16 23:18:27) 59.《ネタバレ》 原作はパラパラと読んで知っており、良い歳した大人が金払ってみるべきじゃないと敬遠していた本作。 神回と呼ばれる話が二時間に伸びたような印象。 さすがに戦闘シーンの充実さや、煉獄さんのカッコ良さなど話題になっただけのことはあると納得。 煉獄さんが主人公かと思いきや、あくまで竈門丹次郎たち三人(ネズコを入れれば四人)が主役なのね。 どこまで原作に沿っているのか分からないけれど、あまり知らない人でも楽しめるようにうまく工夫して作っていると思う。 でもうようよグロい電車内での描写はあまり好きじゃないし、ラストも泣かせようという魂胆が見え見えなのよね(感動したけど)。 結果的に家で字幕解説つきでじっくり見れたのは良かったのかも。 【mhiro】さん [地上波(字幕)] 7点(2022-12-15 22:18:48) 58.悪い事ぁ言わねぇ、今からならテレビシリーズを1話から観ればいいよ。 一緒だから。なんだったらあっちの方が追加シーンも有るっちゃあるよ。 私ゃこのアニメ大好きですが、この作品は「映画」では有りません。 「続きは劇場で!」のよくないタイプの劇場版です。 良い点はひとつ、映画館で観る機会があるならテレビより迫力はあるかと思います。 この作品はこのアニメのテレビ版の続きを待ちきれない人達や流行りに乗ってしまう人らを 見越して、悪い大人達が劇場版とした、しかもこれまた完全に途中までの話なんです。 私もね、待ちきれず乗りましたよ、えぇえぇ、無限列車に乗りましたよ。 しかし現在はその先までアニメ化されてますから、未見の人はテレビシリーズでどうぞ。 漫画も面白いですが、映像がとても綺麗なアニメです。ギャグ?シーン以外はオススメします。 煉獄さんの真の笑顔には漫画でもアニメでも何回でも泣かされちゃうんですよね、私。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-01 03:10:53) 57.《ネタバレ》 原作の無限列車編をアニメ映画化。日本国内歴代興行収入1位作品。今作の主演は誰よりも、「まいうー」連発にして直情の正義漢・レンゴクさん。前半は「NARUTO」の無限月読みたいなんにハマってダラダラ…。見せ場はジョーゲンの鬼が出てきてから。レンゴクさん、命を懸けた死闘。その漢気と大迫力のバトル演出に心揺さぶられた。潔い散り様。テーマ曲「炎」が表すその生き様。終盤に味が出る良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-03-06 05:54:12) 56.TVシリーズに登場した鬼たちにはそれぞれ事情があって、鬼になった理由が描かれているので、単純な鬼退治ではない切なさがある。 禰豆子や珠世さんのように鬼でありながら人を襲わない鬼も存在するので、鬼との共存の可能性すら感じさせてくれる。 本作に登場する鬼たちはその辺りのバックボーンの描写が弱いので、物語として薄っぺらくなっているのかも知れない。 一方で、鬼殺隊側では煉獄さんの人となりが幼少期から描かれているので、魅力的に感じられる。 柱合会議では斬首を主張してたけど、ほんとは良い人という印象になっている。 後半は禰豆子がほとんど登場しなくなって残念だったけど、前半の活躍は相変わらず可愛くて癒されました。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-12-01 15:50:07) 55.鬼滅が大人気ということは、劇場版公開後に知りました。TVシリーズが前提となるという評価も聞いたので、劇場鑑賞は見送りました。TVシリーズの再放送が必ずあるだろうと待っていると、映画版のTV放映に合わせた(再編?)放映を見ることが出来ました。 まあ、そこそこの出来だが、そんなに受けるほどの物かなあ、と。 本作への評価も同様なものとなります。 当然ながらTV版にも共通することですが、まず善悪の単純な対立があり、その前提が揺らがない(本作では契機があるように感じましたが十分掘り下げられなかったのが残念)というひねりのなさに物足りなさを覚えます。キャラの造形も表面的な極端さで、深みのなさを感じました。 要は、大人も楽しめる子供向け作品の域を出ていないと思います。 但し、ネタばれになるので具体的には書きませんが、自分の覚悟・信念・確信といったものが押し出されたシーンが白眉でした。 しかし、さすが「みんなのシネマレビュー」!。これだけのヒット作がたった7.02ポイントだなんて!。ますます信頼性が高まります。 【傲霜】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-10-10 12:08:41)(良:1票) 54.原作未読。 テレビアニメシリーズにはとても感動しました。 本作にもアニメシリーズの質を期待しましたが、その点では今一つ。 しかし、煉獄さんの魅力たっぷり、心意気は私のハートもぐいっとつかまれました。 かっこよかった。 煉獄さん中心に掘り下げて欲しかったです。 でも、コロナ禍において明るい話題を提供してくれた、本作の功労は大きいと思う。 【たんぽぽ】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-10-09 21:13:24) 53.《ネタバレ》 鬼滅の刃の一編としては楽しめましたが、映画としてはあまり評価できません。何の伏線もない上弦の鬼の襲撃からの煉獄さんの本気とか見せられても、ハマれません。唐突だし、乗客を守ってる感も薄いし。せめて、夢の鬼戦の煉獄さんの活躍をもっと描写してほしかったです。5両守るとか、脱線時に技を出して車両を守ったとか、口で言うだけじゃ伝わりません。ま、キャラは存分に楽しめたからいいんですけどね。 【クレイバード】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-10-03 16:22:11)(良:1票) 52.★コロナで丁度去年の2月から映画館へ行くのを止めてしまった。今でもいってないが、テレビで放映されたので見た。 ★全体的な感想は、舞台を大正日本にダークな雰囲気といわくありげな感動エピソードを加えたドラゴンボール。 ★ジャンプの雑誌そのままのノリのギャグをダークな色調のアニメにも突っ込んで来るのはどうにも付いていけなかった。 ★登場人物やその背景や舞台設定などほとんど説明なく原作やTVアニメを見てない人は何が何やら。まあお話自体は別に複雑でもなんでもないが。 ★あの竹輪みたいなのを咥えた妹以外、主人公も脇役も果ては敵キャラまでくどくどうだうだぶつぶつとしゃべり過ぎ。特に黄色いのと猪は最初から最後まで超ヤカマしい。切った鬼の首を口に突っ込んでやりたくなる。クライマックスの煉獄さん感動的に殉職なのに、陳腐なセリフでしか盛り上げられないのか。 ★絵はまあきれいだし感動シーンはあるし煉獄さんのバトルはかっこいいんで、つまらなかったとまでは言わないが、まあTVで十分。 【wagasi】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-10-03 01:45:37)(良:1票) 51.まどか☆マギカや千と千尋みたいな世界観に比べるとちょっと物足りさを感じてしまいますが、このストレートすぎる感情表現にハマってしまうんでしょうか… コロナ禍の特殊な環境下とはいえ国内でのブームや世界的なヒットにはビックリですが、もっとシリアスな分野でこういう現象が起きたらちょっと…という気にさせられる映画でした。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-10-01 00:18:37) 50.《ネタバレ》 アニメの丁寧な仕事が、口コミで広がって社会現象にまでなって、ついには劇場版で興行収入歴代ナンバーワンとは! このコロナ禍で、しかも。 作品の内容については、そこまでではないにせよ、このムーブメントでは仕方ないですね。 こーゆー盛り上がりかたでないと興行記録なんて塗り替えられないんじゃないかな。 とにもかくにもレンゴクさん。 彼のキャラクターに尽きます。 アニメでのレギュラーメンバーのお戯れなどありつつ、先輩としての矜持をみせつけられる内容にカタルシスだくだくで目一杯泣けます。 柱なら誰でもしたことをしたまでだ。と言いきるかっこよさ。 心を燃やせ!はしばらく頭から離れなそう。 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-09-28 12:52:50) 49.《ネタバレ》 やはりTV版を最初からみてないとだめな映画ですが普通に泣けます。 エヴァンゲリオンはなにがなんだかわからなかったが、こっちはわかりやすく、泣きやすく、エキサイティング。 BGMがちょっと臭いものもありましたが、優秀だと思いました。 あえていうと私的にはテンポがほんのちょっと遅い。 なので邪道でしょうが、録画機で倍速機能があれば1.3倍で見ることをおすすめします。 ああ・・・鬼との戦いってこうなんだなというスピード感ある活劇が楽しめるでしょう。 【うさぎ】さん [地上波(邦画)] 9点(2021-09-27 23:02:53) 48.よもやよもや…この作品があの千と千尋を興行的に超えたとは… そりゃまあおもしろかったですよ。泣きましたよ。(わたくしどらえもんやしんちゃんでも泣きますので) でもね、一本の映画の作品としてはどうでしょう。 熱心なファンの方には申し訳ないが、かなり厳しくないですかね? なぜ人気があるか分かる部分は多々あります。 この作品を褒めちぎろうと思えば褒めたいところもいっぱいあります。 感動して泣いたわけですからそれでいいだろうという見方もあります。 しかしですよ、しかしですよ、映画ってこういうことじゃないでしょう? なんだかうまく伝える方法が見つかりませんが。 ひとつはコメディの部分とシリアスな部分のバランスですかね。 そこ慣れていないとまず気持ちがついていきません。(マンガだからと言われちゃえばしょうがないが) あとおそらくですが、端折っていいところといけないところの客観性が失われちゃっているんじゃないかな という気がします。 でも、おもしろかったし泣いたし。 だからこそ、一本の作品としての完成度を期待しちゃうわけです。 【jetter3】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-09-27 21:00:29) 47.《ネタバレ》 「煉獄さんに感動しました」と超絶ネタバレだろうなぁって状態で鑑賞しました。 テレビシリーズは見てますが、原作は読んでない状態です。 まぁ、率直にはいろんなものが唐突だったかなぁ。 列車の一連の事件もそうですが ラスボス的な登場もフリなくいきなりでしたし 煉獄さんと炭治郎との関係性もさほどない状態での クライマックスだったので 全体的にせわしいって感じですし、いろんな事項が唐突って印象でした。 伏線やらフリとかをきっちり張ってほしかった感があります。 それもあって煉獄さんには感動しませんでした。 というか、炭治郎との初対面は「よし、こいつら殺そう」って笑いながらいうやべぇ奴でしたし。 作画面では動きの作画は全体的に高レベルで非常に良かったのですが 3DCGが多用されていることもあり 連続アニメ版のほうが個人的に好みです。 ってことで、話的には6点で作画(阿部望さんパート)を加点して7点かなぁ 【シネマレビュー管理人】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-09-27 20:50:10)(良:2票) 46.《ネタバレ》 僕の中では面白い少年漫画のひとつという認識です。過熱ぶりは未だに理解不能だけどもそれは事実なんですよね、コロナも要因なのかな?TVの続きがなんで映画やねんと思ったし、過熱ぶりに天邪鬼発動したのもあるけど、ロングランだったのでガラガラになったら観ようかなと思いつつ結局劇場では鑑賞しませんでした。。。ブームに乗った勢いで感動しながら観るのが正しい気がします。 点数通りで面白かった。単独映画だけで観る人は居ないと思うけど置いてけぼりだと思います。全体的にキャラの雰囲気がTV版と少し違うように感じた(あの3人組ってこんなに仲良しだっけ?、猪頭結構まともな事喋ってるとか) 【追記】評価の分布を見るのが好きなんです。天邪鬼な人が居るものですが全然居ない、7点を頂点としつつ満点にも山があるのが面白いですね。心に刺さりまくった人が多かったんですね。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-09-27 17:30:36) 45.《ネタバレ》 TVシリーズ未見ですが、普通に楽しめました。上弦の鬼以降の戦闘シーンは特に迫力がありました(前半のコメディ要素多めはどちらかと言うと苦手)。日本興行成績ダントツNo.1にはクエスチョンマークがつきますが、その点を気にせず見れば、面白いアニメ映画だったっともいます、及第点以上かと思います。個人的には、最近のアニメでは多いのかもしれませんが、コメディ要素をちょくちょく入れてくる描写が、どうしても苦手です。集中力を削がれるというか、白けるというか…。<精神の核>の見せ方も、「えぇ、安易な見せ方だなぁ」と思ってしまいました、ただ、アニメ未見の人でも楽しめる構成なのが良かったと思います。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-09-27 08:57:30) 44.《ネタバレ》 テレビシリーズにくらべてだいぶ出来が悪い。テレビアニメの演出は、シリアス部分とコミカル部分のメリハリが効いていて飽きないのですが、この映画版の演出では、シリアス部分とコミカル部分が入り混じって邪魔し合い、かえって感情移入の妨げになってしまってる。絵のクオリティも低くて、とくに炭治郎の涙が粘液質で汚らしいのは不快でした。 脚本の出来も相当に悪い。多くのことが説明不足で、消化不良のままに話が進んでいます。とくに乗客たちの状況については、炭治郎らが乗り込むまでどう過ごしていたのかも分からないし、平静を保っているのか正気を失っているのかも分からない。最後の産屋敷のセリフによれば「乗客たちは全員が助かった」ということですが、脱線して横転した車両内でどんな状況になったのかも不明です。炭治郎が、普通の人間に刺されたことで大きなダメージを負ったのも不可解でした。本当にあの人たちは人間だったのでしょうか? テーマの掘り下げも弱く、結果として杏寿郎の死にざま以外に描くべきものが無かったように感じます。本来なら「甘い夢を断ち切って現実に立ち向かうこと」の苦しみや葛藤をこそ描き切るべきですが、禰豆子が縄を燃やして血気術を絶ち、炭治郎が夢から覚醒する術を会得する過程が描かれただけで、杏寿郎や伊之助や善逸らがどのようにして「精神の核」を守り、どのようにして「甘い夢」を断ち切ったのかは十分に描かれていません。 乗客たちも「甘い夢」を見たがっていましたが、大正時代の鉄道に乗って夢の世界へ逃れようとする人々の姿には、宮沢賢治へのオマージュ(もしくは批判)も感じられます。しかし、彼らの姿から何を汲み取るべきかも分からないし、そこに最終的な救いがあるのかどうかも分かりません。 おそらく本作は、煉獄杏寿郎の死までを描くのが既定方針だったのでしょう。しかし、下弦を倒した後の上弦との戦いは付け足し・蛇足の感をぬぐえず、猗窩座のヴィジュアルや能力に新奇性がないのも肩透かしでした。彼らが鬼になった背景がまったく描かれないのも物足りないし、全般的に善逸の活躍が少ないのも不満でした。 テレビ版のほうは一貫して奇跡的なクオリティを保っていますが、映画化した途端にクオリティが落ちるというのは、製作の体制そのものに大きな欠陥があるせいではないでしょうか? 遊郭編に期待します。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-09-26 01:42:19) 43.<原作未読、アニメ1期は鑑賞済み>列車での(との)戦いはそこそこだったが、上弦の鬼が現れてからというもの、一段ギアが上がってなんとも凄かった。主人公そっちのけだけど、柱のかっこよさで400億円。心を燃やせ、か。ありがとう煉獄さん。2期も楽しみに待ってます。 【リーム555】さん [地上波(邦画)] 8点(2021-09-26 00:00:36)
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