みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
61.子供向け特撮映画の中では、一番好きだったシリーズ。 幼い頃、冬休みや春休みになると必ず放映していて、喰い入るように観ていた記憶がある。 ストーリーは時代劇の勧善懲悪物だが、大魔神は主人公たちが危機に陥らないと出てこない。 当然ストーリーのほうに時間が割かれており、思わず突っ込みたくなるような粗も少なかった。 少女の涙で、埴輪の顔から魔神の顔という演出が唯一クスッと笑えたくらい。 特撮も中々良く出来ていて、同じ大映の「ガメラ」シリーズより全然いい。 ヒロインの高田美和が若くてかわいく、大人になった今でも思っていた以上に楽しめた。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-07-31 03:56:15) 60.《ネタバレ》 魔人の頭に鉄杭を打つと(なんちゅうバチ当たりな!)血がタラタラと出てくるところが結構トラウマです。小さい頃この映画に触発されて「埴輪」に興味を持ったことが懐かしい思い出です。 【ちゃっぷまん】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-16 17:24:18) 59.《ネタバレ》 トータル84分の映画なのに魔神が出てくるまで1時間くらいかかります。待たされたからか、魔神が初めて動いた時は興奮した。ギロッと睨みつける魔神の恐ろしさは凄まじい、大勢いる中でも殿(諸悪の根源)を見逃さず、最後はでっかい杭を心臓に突き刺す。こわぁ~。苦労して作った感が見応えに繋がっているので、CGを使ってリメイクしても意味がないのは間違いない。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-30 22:41:56) 58.怒れる大魔神が登場するまでが長すぎる。それまでの話も特に面白くはないし。ブルーレイで見て、それなりに画像がきれいだったのが、せめてもの救いです。 【doctor T】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2010-11-28 00:46:00) 57.《ネタバレ》 久しぶりに観たけど、これは凄い。大映の特撮ものとしては、昭和ガメラシリーズよりよほど出来が良い。城の普請場などは大掛かりなセットが組まれていて、大映の気合いを感じる。あれはアラカツマという神らしい。日本古来の土着の神様ですな。この神様の設定が本作の全てです。さんざんに悪行を尽くす大名がいるのだが、自分に被害が及ばない限りは知らぬ振り。乙女の涙にほだされて、初めて本腰を入れる。暴れ始めると形相が変り、手が付けられない乱暴者になる。重量感のある人型怪獣が暴れているみたいで、あまり神様という雰囲気がない。「正義」というよりは「祟り」です。そう、「八百万の神」って半分は妖怪みたいなもので、人智を超越しているだけで善き者とは限らない。この魔神はかなり禍々しく、善人も悪者と一緒に踏み潰されかねない恐怖をまとっている。磔代を投げ捨てた時はドキッとしました。キリスト教の神は悪魔に対抗する存在だけど、こちらには神と魔の両方が入っている。「魔神」とはそんな意味なんだと勝手に納得した次第。乙女の涙以外にコミュニケーションが取れない恐ろしい味方。それが作品全体に異様な緊張感を与えていました。スター性は別にして、造詣が深いという意味ならゴジラ以上でしょう。伊福部昭氏は勝手に東宝専属と思い込んでいたけど、大映でも音楽を付けてたんですね。彼の音楽で魔神を鎮める舞踊なんてやらせると、武者像の足元でモスラが孵化しそうでした。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-08-25 22:41:30) 56.《ネタバレ》 特撮映画の傑作。怖がらせることにかけては随一の作品。前半の魔人封じの祭は迫力があった。老巫女の演技も良い。中だるみがあるが、後半25分は圧巻で怒濤の展開。大魔神は雷や雲を操り、火玉となり飛ぶことができ、火を一瞬にして消す念力も持つ。まさに神である。応戦する側も、鉄砲、くさり、投石、火攻めと工夫があり、退屈しない。特撮がよく出来ていて、構図がビシビシ決まる。音楽も素晴らしい、ほとんど神の領域。ただいくつか気になるところがあった。①謀反のとき若君と姫が一緒に寝ていたが、あれはありえない。武士なら子供でも男女が一緒に寝ることはない。②若君と小源太の活躍が少ないのが欠点。10年経っても花房の残党達と連絡もとってないとはどういうことか?城に向かった小源太はすぐに捕まり。それを助ける若君も工夫なく罠にはまる。このような二人で城を取り戻し、お家再興がなるわけがない。花房の残党も無能揃いだ。③悪ボス左馬之助の悪逆非道ぶりがゆるい。低予算のためか、彼の京都に登ろうという武将としての活躍ぶりは省略。結局殺すのは小源太を逃がした男と、巫女の二人だけ。農民を使役する場面はそこそこ描かれている。④巫女の話を聞くために城の中にまで上げているが、これはありえない。⑤竹坊の母が死ぬが、その場面がない。冒頭シーンで顔を出しているのに。これを出すことで話に厚みがでるのだが。⑥磔の二人の綱がゆるゆる。⑦大魔神は阿羅羯磨である。過去に暴れだして悪さをしたようだ。それを封じる守り神が、武人像。だから神(武人像)と大魔神は本来別のもの。しかし両者一体となっているのはどういうことか?⑧大魔神は光玉となって飛んできた。だが去るときは光が飛んでいって、武人像が残った。ここにも矛盾がある。光玉は神なのか、大魔神なのか?⑨神が怒ったのは、眉間に鏨(たがね)を打ちこまれたから。参加した者は全員雷や地割れで死んだ。大魔神が動いたのは、乙女の祈りと涙と捨て身の心による。大魔神が去ったのも同じ。乙女の願いは、兄と小源太を助けてくれということで、悪ボスを成敗してくれとは言っていない。大魔神は、自らの復讐ために城に向かったのだろうか。兄と小源太を助けたのは結果論? 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-05-31 17:51:32)(良:1票) 55.《ネタバレ》 日本特撮映画史上のオーパーツとも言うべき傑作です。監督は『眠狂四郎』や『座頭市』シリーズを手掛けた安田公義で、どうりで本編の時代劇パートが良く出来ているわけです。音楽はなんと伊福部昭! 本作は大映京都で製作されたそうですが、『ガメラ』シリーズは大映東京が製作していて、同じ大映なのに特撮の技術レベルがこれほど違うとは驚くばかりです。『ガメラ対バルゴン』と二本立てで封切されたそうですが、いやはやなんとも豪華なプログラムですね。そして本作を含む『大魔神』シリーズ3作は、なんと1966年4月・8月・12月に公開されているということも驚きです。つまりこれ以降とうとう大魔神は撮られることがなかったわけで、それがオーパーツたる所以です。この素晴らしい特撮技術は、わずか5年後の大映倒産と共に消えてしまったのでした。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-04 22:28:22) 54.ズシンズシン歩き進むだけで敵をなぎ倒してゆく 曙太郎的戦法だ。 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-04-10 23:07:45) 53.佐々木投手が大魔神とは、よく言ったもんですね。難問を解決するのには、魔神様に頼めば一発で解決!実にスカッとした痛快大映特撮娯楽映画です。 【白い男】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-06 00:37:35) 52.大魔神が現れるまでは時代劇として面白いし、 大魔神が現れてからの迫力は圧倒的ですね。 時代劇の世界を大怪物が破壊する異色作。 工事現場のシーンがよい。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-04-04 23:32:49) 51.《ネタバレ》 頭に杭を打たれた大魔神が、鎖の束を引きずり暴れまわる姿はインパクト大!壁に埋め込まれるシーンとか独特で非常に良かった!おどろおどろしい音楽も効果的だし、魔人の為の魔人による映画だった。ただ、魔人登場までのドラマが薄く、あそこまで魔人登場を引っ張るなら、小源太の活躍とか若の慕われるシーンとか入れて、魅力ある人物を描いて欲しかった。捕まって捕まって殺されてという流れに、あまり魅力を感じなかったので点数は低め。 ストーリーを追う事に必死で人の魅力を描こうとしていなかった感がする。 【六爺】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-01-24 10:53:40) 50.時代を感じました。今だったら、謀反を起こした殿様の様に、誰も信じないだろうな… 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-15 22:16:01) 49.いやあ、素晴らしい! こん身の力を込めた傑作だと思いました。 製作者の心意気を感じられる作品は大好きです(うっとり) 温和な時の大魔神のお顔が、その当時を感じさせ、とても良いですね。 伊福部さんの音楽が「ゴジラ」と同じようで、安心して観ていられます。 思いっきり壊されちゃうお城やお寺が楽しいですね~。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-11-30 21:38:25) 48.初代ゴジラに匹敵する傑作。ストーリーは単純明解、何のひねりもないが、映像の凄さは圧倒的。現在のCGとは質感がまるで違う。特にセットの素晴らしさは特筆物。大魔神のサイズがゴジラやガメラと違って、5メートルくらいの設定なので、セットも大きく作られ、より緻密になっているようだ。また人間と相対したときのサイズが妙に生生しくて、恐さを増していたように思う。実際、原寸大の大魔神も作られたようだ。そして、伊福部昭の音楽が絶対的。他にはありえない。それにしても、こんな恐い映画、当蒔子供に見せちゃいけなかった。高田美和の、あまりの可愛さも子供にはもったいない。 【ブタノケ2】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-06-26 23:29:38) 47.40年以上も前に、これだけのクオリティの特撮が出来ているのは驚きでした。ストーリーにはそれ程 期待しない方がいいかも。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-10 23:13:51) 46.40年以上前、『悪いことばっかしてると大魔に踏みつぶされちゃうよ』と言って子供をたしなめていた親がたくさんいたであろう時代劇特撮ムービー。 今見ると合成や、特撮には流石にちゃちさは感じるものの、製作者の本気度はビンビン伝わり、こっちも熱心に見てしまいます。大魔神登場までの引っ張り方も、ただの怪獣ものには収まらない脚本や、役者の演技も密度が濃くて楽しめます。 キングコングも神様も美人には弱いんだな。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-25 18:34:52) 45.《ネタバレ》 大魔神!このタイトルだけで高得点です! 「崇り」って怖いね。 巨大な土偶みたいな石像にはとても迫力があった。 その石像に杭を打ち込む場面ではとても恐怖感を覚えた。 (愚かなその人たちが、踏み越えちゃいけない領域にズカズカと平気で足を踏み入れる愚かさも恐ろしい) 大魔神の怒りが炸裂したところでテンションが最大にあがった。 大魔神の怒りに満ちた表情! 重い音楽がその怒りの大きさを物語っているようだ(何にそんな怒ってんの?)(その激しい怒りの表情には農民の憎しみが込められているかもしれない)。 その大魔神の巨大感、建物を壊すその破壊力、、、「怒り」の大きさが伝わってくるようだ。とても迫力があり、大魔神の脅威を感じた。 「怒り」が静まった大魔神の表情には「戸惑い」というか「悲しみ」「虚しさ」みたいなものが感じられたのは僕だけだろうか。 大魔神がちょっと可哀想だったかな? 逃げる殿様を見ていて、腹が立ってしょうがなかった。 殿様はあんなのじゃ全然懲りていないでしょう! 、、、この作品でお歯黒を生まれて始めて見ました。 重みのある作品ですね。 慣れない邦画のためにこの点数ですが、8点つけても全然OKです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 03:21:20) ★44.《ネタバレ》 怖い。本当に怖いです。まずは冒頭の大魔神のギョロっとした眼、更にドドンドドン!と足音だけを聞かせて姿を見せない大魔神、このオープニングでこの映画の恐ろしさを物語っている。そして、前半は時代劇としてこれまた流石は「座頭市」シリーズを何本も撮ってる監督と大映だけのことはある殺陣のシーンのスピード感に加え、なかなか姿を表さない大魔神、あのはにわの姿をした大魔人の頭から血の流れる場面の恐ろしいこと。恐ろしいこと。悪人達の仕業で遂に大魔人としての姿を見せた大魔人が暴れる時に流れるあの音楽もこれまた不気味。CGなんかではないセットと模型とで作られた映像と音楽の力による迫りくる迫力、最後に怒りが収まりきらなくなるほどの暴れぷりを見せる大魔神が子供と可愛い女の見せる美しき涙の前に怒りを静め、己れの身体を溶かして崩れ消える場面など、どんなに大魔神と言われようが人間の心を持ち合わせてる姿につい泣きそうになってしまった。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-14 20:48:32)(良:1票) 43.《ネタバレ》 おどろおどろしさ満点。 大魔神が暴れだすまでが長いが演出のつたなさか悔しさ怒りの集約が少々足りないような物足りなさを感じた。 それにしても大魔神。 守り神なのか悪霊なのか。 魔神を封じ込めるための守り神の埴輪像が怒りだすのだからあれは大魔神じゃないんじゃないか。 いったん切れたら止まらない大魔神。 磔にされた城主の遺児を助けるかと思いきや投げ飛ばす。 さらに怒りにまかせて無関係の百姓まで殺そうとしたのには驚いた。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-17 16:00:15) 42.子供の頃から、やたら大好きだった『大魔神』。武神像が暴れるクライマックスはともかく、そこに至るまでの時代劇は、子供が観ててオモロイはずが無いようにも思うのですが、テレビで放送されるたびに、我慢して観ていたらしい、当時の私。えらいぞ(笑)。でまあ、なぜそんなに『大魔神』が気に入っていたのか、分析してみるに・・・・・・(1)大魔神のサイズの手頃さ。ガメラ等の怪獣モノ、あるいはテレビのウルトラマン等、確かに好きだったけど、いかんせんデカすぎる。ドラマ部分と特撮ミニチュア部分が、どうしても別世界になってしまっていて、身近に感じるという意味でのリアリティが希薄。しかし大魔神は、まさに実感できるレベルでの大きさ、なんだね。これがユニークで、怖さもあった。大魔神は、身近なヒーロー(笑)なのだ。 (2)物まねしやすさ。子供の頃は「ごっこ遊び」がつきもの。人間に似た体型で、ノシノシ歩くだけの大魔神。憤怒の形相もモノマネにはもってこい。しかも、「変身キャラ」であるという、子供が大喜びのツボも押さえているのだ! (3)印象的なギミック。ドラマ部分が子供には面白かろうハズが無い、と上で書いておきながら、実は、当時メチャメチャ強い印象を残したのは、杭を打たれた武神像が流血するシーン!だったりするわけで。しかもこの杭が後で重要な役割を果たすというのが、まさに絶妙な伏線、二重のギミック。さすがに神だって、あんなもん打ち込まれたら、痛いのだ。怒るのだ。ああ恐ろしい。 ・・・・・・そんなわけで本作、個人的には「屈指の一本」なのであります。いつになったらハリウッドでリメイクされるのだろうか? 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-04-28 18:04:55)(良:2票) (笑:1票)
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