みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 そうか~、これは『キューポラのある街』の原点のような作品ですね。貧しい家族の物語であるだけでなく、きょうだいの絆を描いていることも共通しています。一応長男の長門裕之が主演ですが、実質的に下の2人が主人公ですね。厳しい現実ながらも子供らしく遊ぶ場面があり、要所要所にユーモラスなシーンも挟まれていて、題材ほど暗さを感じさせないのがよかったです。最後に楽天的とも思えるほど未来に希望をもっているところは、やはり時代を感じさせます。当時は東京の情報などほとんど入ってこないでしょうから、未知なる世界へのあこがれはかなり大きかったと思います。それと、子供だからということも大きいのでしょう。今の子供はこれほど将来に希望を持てるのかと、思わず考えさせられました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-28 20:03:39) 7.《ネタバレ》 私が小学校から中学校へと進んだ昭和30年代、黒いダイヤと言われていた石炭は石油へと変遷し、九州その他の炭坑町では不況、炭鉱事故、閉山と暗いニュースが続いていた。好景気時に雇われた在日朝鮮人らは酷使され、真っ先に首を切られていった。 そういう時代と地域を背景に、事故で親を亡くした朝鮮人4人の子供らが、あちこちの家庭に分かれて世話を受けながらもたくましく強く生きていく物語だ。映画では誰を、何を批判するものではないが、私たちはじっくりと見て考える必要がある。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-02-23 16:24:55) 6.登場人物がみなすがすがしく活気がありここちよい。貧乏でも一生懸命で前向きなのがよかった。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-11-13 09:28:00) 5.松尾嘉代が・・・若い・・・!!(当時16!!!)ほかの感想もすべて吹き飛ぶほどこのインパクトは強烈!! 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-13 00:29:33) 4.《ネタバレ》 今村昌平作品にしては、性描写が全くない。 これにまず驚き。 しかし、今村監督ならではの“泥くさい描写”は健在である。 田舎町の泥臭さをストレートに映像に焼き付けている。 「にあんちゃん」が貧しくて厳しい環境ながら、未来に希望をもって敢然と山を登るラストシーン。 これは北野武監督作品『キッズ・リターン』のラストシーンを思わせる素晴らしいシーンである。 どんな苦しい環境においても、「希望」を持ってさえいれば、人生が「終わった」ということにはならない。 苦境に立たされても、熱い「希望」を決して捨ててはならない。 「希望」を持つことこそが、生きる上で非常に大切であり、生きる喜びの源泉となり得ることを、本作は雄弁に物語っている。 力をもらえる、心に残る良作であった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-03-08 19:32:49) ★3.「黒い雨」以降の今村昌平作品には興味も感じなければ惹かれるものがないのたが、この頃の今村昌平作品はどれも良い。これなんか、えっ?今村昌平作品なの?て疑いたくなるほど心温まる作品になっている。この監督独特のしつこさ、ねちっこさが苦手な人にもこれは安心して奨められる。ある炭鉱の話の中で見せる兄弟達の演技に、更には周りの人たちのなんと良い人たち、見終わってああ、明日も頑張ろう!なんかそういう励ましの感じられる作品です。それにしてもやっぱりこの頃の若い長門裕之は桑田圭佑にそっくりだ! 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-11-28 21:40:38) 2.《ネタバレ》 観終わった後、「俺も頑張らないといけないな」と思いましたね。本当に、どんなに環境が辛くても苦しくても前を向いて生きていこうとする若い兄弟の姿には心を打たれますね・・・・。 貧しい炭鉱町の描写の生々しさはまるでドキュメンタリーを観ているかのようでした。 しかしまあ、北林谷栄の存在感は本当にすごいですね。 【TM】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-19 22:23:51) 1.こ、これも今村昌平作品か~!涙がジワジワ・・・。貧しい炭鉱をロケーションにキャスティングされた垢抜けない末娘はとりわけ溶け込み、何度も離れ離れになってしまう兄弟姉妹が別れる場ごとに手を振る、けっして大仰にではないその手の振リ方に滲む寂寥感は音楽も控えめでしみじみ。冒頭シーンで北林谷栄ががめつくお金を懐に入れながら、出てきた棺に「アイゴ~」と何度もつぶやく在日朝鮮人の姿、そこへ労働争議の結果がスピーカーから流れることでリードインされた炭鉱町の表情は、その後も労働現場の雑踏や祭の喧騒に彩られ、ラストの手を繋ぎ炭鉱山を登る幼い兄妹の力強い足取りによりリードアウトされるまでピチピチしておりますね~。貧しさの中をけなげに明るく・・・といういかにもな作品を敬遠したくなるのも事実ですが、見ることでちょっぴり元気をもらうこともまた事実なのであります。 【彦馬】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-04-08 12:05:04)
【点数情報】
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