みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
156.じつにゆったりと、淡々と進んでいくんですが、それだけにリラックスして観れました。実話を基にしている、というのが驚き。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-24 16:46:45) 155.本作とはまったく趣が違うけど、デヴィッド・リンチって『ロスト・ハイウェイ』といい『マルホランド・ドライブ』といい、「道」を中心に据えている。それらの二作が難解と言われるのは、主人公が辛い人生から逃避して自らの記憶を書き換えているがために、現実と非現実の境界が不明瞭になっていくからだ。 しかし本作はまったくその正反対で、主人公の老人は今まで放置してきた家族の断裂を修正し、人生で失ってきたものを取り返すために行動する。『ロスト・ハイウェイ』や『マルホランド・ドライブ』で印象的だったのは、深夜の真っ暗なハイウェイをヘッドライトがかすかに切り開く映像だ。暗闇を探りながら疾走する真新しい自動車。だけどアルヴィンはたとえ時間をかけてでも、昼間の明るい青空の下を、着実に、穏やかに進んでいく。乗っているのは時速30kmのおんぼろトラクターだ。 最初はリンチが異色作を撮ったのだろうかと思っていたのだが、きっと根にある主題は同じだ。人生の不幸に、どうやって向き合うか。その答えは「最後まで自分でやり遂げたい」という老人の言葉に現れている。優しく時間をかけて傷を癒していく老人のやり方はじれったいように見えて、実はいちばん真っ当な方法なのだろう。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-10 08:04:16)(良:1票) ★154.ハートウォーミングないい作品でした。人って年をとるにつれて、生きるスピードはどんどん遅くなって感受性とかも鈍っていくんだけど、逆に経験は積み重なって人間的に魅力が出てくるものなんだろうな。今の自分はアルヴィンの何倍も速く生きているんだろうけど、それでいいんだと思う。ゆくゆくは彼のようになっていくのだろうから。でも、身体的には丈夫な老人になって、経験を生かして老後を楽しみたいなあ。でも、彼のように人を諭す好々爺もいいかもしれない。人生について考えさせられる作品ですね。まったり映画を見たい人におすすめです。 【スペクター】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-06 03:12:31) 153.素直に感動しました。テーマソングのビヨーンってのが耳に残ります 【サイレン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-01 00:01:41) 152.リンチの作品なのに、異形の者も混沌とした時間軸の交差もない。 静かな、ただ静かなロードムービー。 老いるというこは、悲しくも有り、逆に柔和にもなれるということを教えてくれる なんだか、ほわっとさせられる1本。こんな、リンチも悪くない。 【としこふ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 21:36:07) 151.開始10分後から涙が止まらなかった俺は変だと思うけど、名作です。 【mason】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-31 18:00:46) 150.《ネタバレ》 こうねー、なんかねー…。 何て言えばいいかなぁー… すごくね、とってもね、ゆったりしててさぁー 何て言えばいいかなぁー…… ふぅ。 あれ、何だっけ……あぁそう、映画ね。この映画の感想ね…… 何て言うかな、とにかくゆったりしてて、何て言うかなー うん、なんかね、こう、本当に長い距離をね、本当に長い時間をかけてねぇ。 ちょっとずつちょっとずつね、進んでいくんですよ。 なんかこう、もどかしいくらいにね、ゆっくりゆっくり行くワケでさぁー…… ちょっとずつね。 うん。 んで、感想なんだけど……うーん…何て言うのかなー… んー…… まぁ…よくわかんないけど… なんかとってもね……ゆったりしてて……温かいっつーのかな… 何なのかなぁ………… うん、つまりね、まぁ…そういう感じの映画だったんです。 【コバ香具師】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-25 01:08:29)(良:1票) (笑:2票) 149.フラっと入った劇場で見たのが6年前。2回連続、4時間ぶっ通しで、スクリーンに引き込まれたっけな。いまだに忘れられない作品です。 【まぐ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-11 21:10:41) 148.《ネタバレ》 感動作なのですがあまりに穏やかすぎて合いませんでした・・ いけませんねぇ・・SW3、宇宙戦争と派手なSFを観たので、 テレビ観賞で静かなロードムービーについていけなくなっている・・かも!? という点を除いてもこれは私にはおとなしすぎでした。 デビッド・リンチといえば偏執的なキモイ映像美を見せる、 カルトな映画を撮る監督さんなのですが・・(ちぎれた耳とか、 あまりに想像させるキモさにホラーより怖くて観るのをやめた) そのどちらかといえばホラーよりの描写が得意な監督がこの地味な映画を撮ったことに、 フタを開けてみればなんて良質ないい映画なんだと絶賛されました。 が・・題名そのまま筋がわかっているのでサスペンス的な面白さはなく、 出会う人のほとんどがいい人なのはいいんですが、 主役の爺さんがあまり私は好きになれなかったのです。 トラクターで行き着くということにこだわりを見せるんですが、 間に合わなかったらどうするんだ?とは思いつつ、 まあ実話みたいなものだし車で行ったら映画にならないだろうと・・ 自分の力でそこに行くことに自分を試すことと兄に勇気を与えること、 色々解釈できますが老人にとってはまさに冒険物語であり、 自分探しの旅なのでしょう。 あまりに長い旅とは裏腹に再開シーンの短いこと・・ この終わり方はヨーロッパ映画のようでもありますが、 「リストランテの夜」のほうが好きで感動しました。 やはり兄弟の回想シーンとかほしかったなぁ・・ シシー・スペイシクの演技がうまいのはわかるのですが、 喋り方がこういううまい役者がやるとちょっと・・ 本編ではたいくつでたまらなかったのですが、 予告特典を見るとなかなか感動できるのは・・いったい?? 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-07-24 12:45:49) 147.雄大な風景とジジイの表情だけでコレほどまでに愛すべき映画が作れるとは、まさに一種の「映画作りに関する裏ワザ」と申せましょう。特に橋を渡るシーンの表情が何とも言えませんナ。ワタシもいつかあんな表情が自然とこぼれるような体験をしたいもんです。この映画、いかにも正攻法な描写に、「ちょっとご愛嬌」と加えられたヒネリと遊びがうまく噛み合い、ひと味違った作品になっています。リンチ監督は、自分はキワモノ映画ばかり撮っていても、実は、古きよき時代のクラシック作品への絶大な愛情と信頼を持っているのかなあ、と思いました。本作も軸となっている手法は、いわばオーソドックスなもの(象徴的に「見せ付けられる」鹿の角なんて、ちょっと懐かしい雰囲気の小道具)、でまあ、現在の映画においては、オーソドックスな手法というのが逆に新鮮だったりするわけなんだけども、おそらくこの映画ではそんな「時流に逆らう効果」なんていう場当たり的なものは狙っていない(そんな効果は結局は一時的なもの)。「昔のモノがいかに優れていようと、いまさら昔と同じことはできない」、これこそが真っ当なクリエイターの信念でありましょう。だもんで、本作は、「キチンと見せる心地よさ」を示しつつも、ちょっと照れたような「リンチ風味」を加えており(素材の味をホンの少しジャマするくらいがよいのです)、で結局は、気が付いたら何だかホロリとさせられてしまっている。ちょっとそぐわない言葉のようだけど、あえて、「痛快作」と呼ばせていただきましょう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-04-02 14:39:50) 146.良いですね。すっごく面白いっていうのではなく、心に暖かいモノがだんだん広がっていく感じ。仲たがいをした兄弟が倒れたからといって会いに行くっていう設定も暖かい。 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-01 10:32:18) 145.5週間発言で「そんなに!?」ってつい言ってしまいました。終幕した時は自分も長い旅が終わったような気分です。・・・あの後じいさんまた帰るんだよなぁ・・・ 【やいのやいの】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-01 03:36:36) 144.《ネタバレ》 愛すべき頑固で偏屈ものの爺さんが、ひたすらゆっくりとゆっくりと進んでゆく。10年も兄と仲違いをすることになった喧嘩の原因も、ついに語られる事はない。長い道のりの中で出会う人々と時には助け時には助けられ、恩着せがましいことも恩に甘んじることもなくひたすら目的のために旅を淡々と続けるだけ。70数年の人生に比べれば、数週間そこらの時間や距離なんて、老人には大して問題ではなかったに違いない。若者には決して、やろうと思っても出来ない豊かな旅。愛や友情や親切など、人間同士の関係の理想的なものが、この旅に凝縮されているように思う。そしてそれは主人公の言ったところの「足も目も弱ったが経験は積んだ」老人だからこそ可能であることなのだろう。私も年をとったら、こんな愛すべき偏屈者になりたいものだ。弟の顔をみた兄は、間を分つことになった確執をどう考えたろうか。再会した後の会話も無いが、オンボロのトラクターがあっただけで十分だった。子供の頃のように夜空を眺めて、楽しげに語り合う兄弟の様子が瞼に浮かぶようなエンディング。じつにゆっくり、ゆっくりとした、美しく、大らかな映画だった。 【six-coin】さん 8点(2005-02-13 03:01:02)(良:1票) 143. トラクターの速度と同じく映画全体のストーリー展開もゆっくりと進み皆さんもレビューされていますが「ほのぼの」という言葉がまさにぴったりの作品でした。しかしゆっくりとした展開の中にもアルヴィンのこれまで歩んできた人生や彼自身の考えや意思がしっかりと伝わってきました。これが実話なんて驚きですね。 【MINI1000】さん 7点(2005-02-02 23:16:48) 142.結論から言いますと、本作は退屈でした。主人公アルヴィン(リチャード・ファーンズワース)が、6週間の旅において、いろんな人に会うという、単純な話です。巧妙な伏線も、クライマックスもありません。それを2時間近く観ているのはさすがに苦しいものでした。しかし、だからといって「もっと面白くしろ」とは素直に言えない面があります。本作の肝は「老人が350マイルの距離を、時速30キロのトラクターで出かける」というアイデアです。これを活かすには、作品の時間は長い方がいいし、物語の流れもゆったりしているのが望ましい。本作はカットしようと思ったらいくらでも出来ます。会う人を減らしていけば物語はぐんと短くなるでしょう。トラブルをもっと多くしたら話は盛り上がるでしょう。しかし、ハラハラドキドキの旅は、本作のテーマと全くそぐわないし、「味」を殺してしまいます。従って『ストレイト・ストーリー』がこんなふうに作られているのは正しい。そう理屈では納得できますが、自分が退屈に感じてしまった事実は何を意味するのか。まだまだ動的な映画の好きな年頃なのか。人生の機敏を感じ取る感性が未熟なのか。あるいは単に、本作が自分にとって、ハズレだったに過ぎないのか。いずれが正しいのかは、これからじっくり考えたいと思います。 【円盤人】さん 5点(2004-12-12 02:23:36) 141.暖かい映画。 【kasumi】さん 6点(2004-11-27 01:26:47) 140.ゆったりした風景と暖かい人々、コトコトと走るトラクター。ほのぼのとしていて、一見幸せな気持ちになれそうだけど、長い人生で色々なものを背負って来て、人生も黄昏を迎えたアルビンの目を通して見る風景はどんな色に見えたのだろうか。アルビンの深く刻まれた皺や瞳の奥から彼の人生がみえてくるような映画だった。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-11-16 23:14:16) 139.アルヴィンがトラクターで進んだ350マイルの道のりが彼の今までの人生そのもののように思えた。長い人生だからこそたまにはゆっくり進んでも良いじゃないかと思わせてくれる心温まる作品だった。 【ゆきむら】さん 8点(2004-09-29 10:10:01) 138.すっごくほのぼのでした。兄弟に会いに行くのにとてもがんばる弟。小さい子供の話かと思いきや老いた親父なお話。すごく心癒される作品、快作っす。。 【アンリ】さん 8点(2004-09-14 22:46:13) 137.う~ん、良い作品ですね。毎日が忙しくて疲れてる時に観たい一本。でも濃いレビューを書くにはもっともっと年齢と経験を重ねなくてはなりません(汗)。 【オビワンケノンコ】さん 8点(2004-07-26 21:15:19)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS