みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
68.日本ではなかなか考えられないような、アメリカ社会独特の物語展開の連続に圧倒されました。。ほんの些細な歪みや、感情の行き違いで爆発してしまう人間の心情に、これまた複雑に「人種差別」や「社会差別」が絡んでいて本当に深く考えさせられます。これだけ複雑に物語が絡んでいると普通は混乱しやすいのだが、計算されつくした見事な構成で脚本が作られているせいか、途中で飽きる事無く最後までじっくり鑑賞できました。かなりお奨めな作品です。 【はむじん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-27 00:51:26) 67.人種差別のフルコース.日本人としての教訓:日本人以外には近づくな! 【マー君】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-20 15:24:17) 66.《ネタバレ》 観終ってからの余韻が何とも言えない。ハリウッドというかアメリカならではの映画、日本では絶対にこういう切り口の映画を創ることは出来ないであろう。社会の矛盾・闇が実に興味深く描かれているのだが、説教臭く無くなくそれぞれ個人に考えて貰うという、あくまで自然な手法が素晴らしい。一気に釘付けとなったのはやはり車火災のシーン、演出・役者の演技には脱帽である。刑事、車窃盗犯のコンビのそれぞれの運命の対比など感慨深い。人種問題については、実際ロス暴動があったし、またテロのため緊張状態にあると思う。それに加えて銃社会で生きるという緊迫感、正直考えるだけでゾッとする。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-20 04:54:52) 65.完璧な人なんて、この世にはいなくて、人には誰にでも、いいところもあれば悪いところもあるわけで‥。だから、クラッシュには極悪人は出ていません。けれど、ほかの映画で極悪人として描かれている人も、みんな極悪人なんかではないのかも‥。。誰が悪いんじゃなくて、世界が悪いんだと思った映画でした。さすが作品賞。良かったデス。 【小星】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-20 01:34:14)(良:2票) (笑:1票) 64.人種差別を知らない我々にとってもこの作品は理解できるものがある。流石に作品賞を獲るだけあってスパイスが効いた仕上がりだった。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-16 03:33:41) 63.《ネタバレ》 もしかすると自分は酷く心が冷たくて、ひねくれた考えの持ち主なのかもしれませんが、実はあの女の子が実際に撃たれて命を落としたほうがむしろ自然で良かったのではないかと思ったのです。なぜかというと自分にはこの作品は「アメリカ社会の実情」であると同時に、「世界情勢の縮図」にも映ったのですが、だからこそ本当に大切なものを理不尽に失う悲しみを(例え残酷であっても)まざまざと見せ付けられたほうが、現実に世界中に蔓延する全ての悲しみを(苦しみを、困難を、貧困を、差別を、)心の底から嘆き悲しみ、そしてまたその全てが消え去る事を心の底から願えるのではないかと思ったからなのです。実際にはあの女の子は命を落とす事はなかったわけですが、もし違う結末であったのならあの女の子はペルシャ人の商店主にとってだけでなく、自分にとっての天使にもなりえたのかも知れません。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-16 00:26:23) 62.すばらしい。アカデミー賞を取るだけはあります。一貫して人種差別というテーマを描いているし、そういったテーマのアメリカ映画の中では、今までにないくらい脚本はすばらしい。しかし、なぜか後引かないんだよな。その後、この映画について思い出さない。 【にゃ~】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-15 23:14:01) 61.《ネタバレ》 救いと希望を感じました・・。修理屋の黒人の娘が射殺されそうになったときや黒人の妻が事故死しそうになったときは本当にもう駄目かと思って息がつまりそうになりました。なぜなら、ああいう場面では「差別は残酷なんだ」と伝えがたいために、彼らを不幸にして死なせてしまう映画が非常に多いからです。そしてそれがリアルなんだ、と製作者サイドはうそぶくわけです。だから黒人の娘が救われたときなどは、子供のように素直に嬉しかった。 差別というのは、ただ単にコミニケーション不足が偏見を生み、そして憎悪へと変化していくだけのことかもしれません。 とくに差別主義者の白人ライアン巡査がひどい差別をした黒人女性のことを、命をかけて救った場面にはあるメッセージが込められていたと考えます。 人を殺した人間には殺したかった理由があるはずですが、人を救った人間には救うための理由なんてありません・・・それは本能なのですね。 肌の色や国籍が違っていても、死にそうな人間を見かければ、とっさに人間は人間を救う・・よく人間の心の奥には誰もが差別を持っていると言われます。しかしもっと奥をのぞけば、同類である人間同士の共感が見えてきます。この映画の根本的なメッセージは差別問題ではないと思う。私には人間賛歌の物語にさえ感じました。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-13 18:01:07)(良:1票) ★60.《ネタバレ》 今あるアメリカの問題点を何人のかの人々で簡潔にそして薄っぺらくなく見事に表現できて良かったです 【月読】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-12 15:54:19) 59.《ネタバレ》 ほとんどの登場人物が善人とも悪人ともいえない人物に設定されているのがいいと思う。悪党に見えた人間が他人を救い、逆に善人に見えた人間が罪を犯してしまう。真に邪悪な人間はいないのに、いつのまにかいがみ合い、憎み合っている。完璧な者は一人もおらず、それぞれが欠点を負っている。積極的な人種差別というよりは、誰もが抱えている不幸の数々がやり場を失って、差別という形で発露している。小さな悪意が交叉し、誤解と偏見が連鎖し、やりきれない出来事を積み重ねていく。どんな人種でも、そういう意味ではみんな平等に人間らしく、不幸だ。 ところがこの映画では、そんな暗い世界をささやかな奇跡の数々が切り開く。なぜなら人間は欠点を持つのと同じように長所も持ち合わせていて、ちょっとした偶然から善意が交叉するときだってあるし、ときには理解し合うことだってできるからだ。救いがたい悲劇に転ぶことがある一方で、良い方向に転ぶことだってある。そういう意味でもみんな平等に人間らしく、幸福になれるチャンスを持っている。 この映画が提示する希望はとても控えめではあるが、それだけに力強い存在感を持っているように思える。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-09 15:56:18)(良:1票) 58.((δ´・ω・`)ヴーン・・・ 群像劇といえば、ロバート・アルトマンのが どうしても 思い浮かぶので、 それ以上のを 見せられないと、なんだか 満足しなかったなぁ・・・・ それに、最初から 最後まで、人種差別の極端な例を 見せられているようで、 後味の悪い思いだけが 残りました。 【ぐぼ子】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-08-08 22:37:23) 57.《ネタバレ》 登場人物1人1人の役柄が実に深い。そして、俳優陣の演技が素晴らしい。個人的にはマット・ディロンよりドン・チールが印象強かった。お父さんを守りに行く娘や、マット・ディロンがダンディ・ニュートンを助けるシーンのように、BGMのみのスローちっくな再生にすごく惹きつけられた。 【アンナ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-02 08:14:23) 56.現代アメリカ社会(特に都市部)で差別を味わった、見た、感じることはない、我々日本人には体感できないドラマだと思います。確かに、様々な人々の群像劇で印象的なシーンも多く、脚本もしっかりした良質な映画だとは思いましたが。 【★ピカリン★】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-01 12:34:16) 55.人種差別がテーマでしたが、やはり日本人には本質的にわからないところがありますね。映画や小説でわかった気になってるところはありますが。 様々な登場人物が交錯し、またところどころに複線が張り巡らされていて、集中してみないとだめな映画ですね。工夫の凝らされた感心する脚本でしたが、今時のよくある問題作でもあり、それほど印象に残る映画ではありませんでした。 アカデミー賞はやはりスパイダーマンとかああいったアクション映画もちゃんと評価して、ノミネートすべきかもと思いました。 【りょう】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-30 23:29:10) 54.少し迷った末に10点。 最近鑑賞した他の2本(スパングリッシュ/ディックアンドジェーン(復讐は最高))にも共通するけれどこれらの映画に共通するベースノートは西海岸アメリカ的神経症(とでもいうのだろうか?)物質世界と精神世界のせめぎ合いに折り合いを付けられずに崩れていく自我を自虐的に、でも快活に笑い飛ばすウイットだと思う。 「これ」を皮膚感覚的に受け入れて、これらの映画を楽しめる為には彼の地で、そこに根っ子を張って数年以上生活している人達にしか出来ないと思う。 人種差別が前面に出ているように見えるかも知れないが、それは東京の「今」を描写する為には殺人的ラッシュ時の電車車内風景をモチーフにしていることと変わらず、彼岸から見れば「ひどく非人間的な光景」も、それはそこに住まう人々にとっては「今、そこにある事実」なだけで、必ずしも唯一無二的に問題視している訳ではない。それよりも、いつも自分の心の中にある不安やせめぎ合いを色々な「自分の心にある以外の理由」に転嫁して生きようとしている自らを、少し笑って、少し反省して、でも何となくながされている日常として描き出し、自分だけではないんだ…すこしホッとする、そんな映画だ。 ちなみにペルシャ人(イラン人と言うことか?}の雑貨屋店主が娘に、自分の天使を見たから救われた、と話したときの笑顔はこの映画でもっとも秀逸な演技。 【crushersyu】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-27 01:55:29) 53.《ネタバレ》 差別の認識が薄い一方で肉親への愛情は人一倍厚い警官も、ドラッグに溺れ自らを見失う母親も、感情的行動に走ったおじさんも、犯罪に手を染めた黒人の青年も、、、「それでも毎日を生きている」。人間の弱さと強さと醜さと美しさと・・・あらゆる面が一作に凝縮されていて、何だか、たまらない気持ちになりました。下手な大作ではなく、このような心に刺さる作品に、これからもオスカーを受賞してほしい。 【wood】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-23 12:19:11) 52.狙いすぎて誇張が過ぎる気がする。 全ての人種の方の差別姿勢が強調されていてご覧になってむっとされるかも。 【hiroyuji】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-23 10:58:52) 51.うん~ 秀作ですね~ 題材がイイ、脚本もイイ.. 人種のるつぼと化したアメリカならではの作品ではないでしょうか..奥の深いテーマでした~..色々と考えさせられます... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-21 12:31:02) 50.脚本が見事 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-21 04:01:13) 49.《ネタバレ》 良かった。元々群像劇は好きだけど、これは久々に見応えあり。どの人もハッピーとは言えずに色々な問題を抱えていて、このまま悲劇のオンパレードのラストになるのかと思いきや、決してそうではない。単純に「良い人」「悪い人」の区別がつかない点も人間の本質を描いていると思う。事故車からの救出シーン、少女が撃たれるシーンでは手に汗を握って心底「助かって!」と思ってしまった。かなりのめり込んで観てしまいました。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-18 22:13:36)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS