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血煙高田の馬場(1937)

(決闘高田の馬場)
1937年【日】 上映時間:57分
時代劇モノクロ映画
[チケムリタカダノババ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-05-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(1937-12-31)


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監督マキノ正博
稲垣浩
キャスト阪東妻三郎(男優)中山安兵衛
市川百々之助(男優)大工の熊公
伊庭駿三郎(男優)八卦屋の天眼
志村喬(男優)講釈師の貞山
香川良介(男優)萱野六郎左衛門
市川正二郎(男優)若党 武助
藤川三之祐(男優)堀部弥兵衛
久米譲(男優)小野寺十内
瀬川路三郎(男優)中津川祐範
尾上華丈(男優)村上庄左衛門
阪東国太郎(男優)舎弟 次郎太
片岡松燕(男優)松平右京太夫
団徳麿(男優)川瀬源次郎
島田照夫(男優)羽賀甚介
磯川勝彦(男優)伊勢屋の主人
仁札功太郎(男優)松川佐十郎
葉山富之輔(男優)河童の勘右衛門
湊武男(男優)乾兒八五郎
若松文男(男優)鐘鬼の庄太郎
瀬戸一司(男優)乾兒 清吉
石川秀道(男優)仲間 甲
志茂山剛(男優)仝  乙
加藤弘郎(男優)弥八
大倉多一郎(男優)酒屋の亭主
大倉千代子(女優)弥兵衛の娘 お妙
小松みどり(1891年生まれ)(女優)乳母 お勝
滝沢静子(女優)お勘婆さん
原駒子(女優)熊公女房 お才
原作牧陶三
脚本牧陶三
音楽高橋半〔音楽〕
撮影三井六三郎
石本秀雄
製作日活(京都撮影所)
配給日活
録音海原幸夫
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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16.ここでの評価がとても高いので観てみました。およそ一世紀前の映画ですので映像や音声の粗さには目を瞑るにしても、うーん?
主人公が(殺陣の時だけ)カッコいいのが見所になるのでしょうか。途中で歌舞伎の見栄のようなポーズが入るのは面白かったです。
時代劇通の方が見れば、本作の良さがもっと分かるのかも知れません。 alianさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-08 21:48:26)

15.《ネタバレ》 忠臣蔵といえば堀部安兵衛。
堀部安兵衛と言えば高田馬場の決闘!

坂東妻三郎主演「血煙高田の馬場(決闘高田馬場)」。

正月番組の一言で片すには惜しい密度を誇る、傑作娯楽時代劇だ。

40数分の短縮版とはいえ、テンポ良く歯切れの良いストーリーと4回もスピーディーな斬り合いを楽しめる。
ほとんど鍔迫り合わずに、しかも音もなく敵を切り倒していくその速さは息を呑む。

しゃがれ声のバンツマの切れ味、女相棒の原駒子に名優・志村喬の手堅いメンツ。

バンツマが「叔父さん」のモノマネを長々とする場面はクスッと笑ってしまう。

ファースト・シーンからお祭り騒ぎ、度肝を抜かれるシーンだったぜ。
喧嘩の仲裁どころか「俺様も混ぜやがれ」という三度の飯より喧嘩好き。
弱いものを虐げる野郎は許さねえ、この義侠心。

斬り倒した男たちを「星」にしてしまう洒落も粋だ。

ラスト6分間のダイナミックな展開は圧巻だが、幕切れは少し唐突に感じた。

だが、とにかく時間を忘れて楽しめる快作!

以前見た伊藤大輔の「決闘高田の馬場」の断片とは微妙に違うんだよな。
伊藤大輔版は大河内傳次郎主演。真上から撮影された人の群れを突き破るように猛烈に走り去る場面、決闘場面もクローズアップとロングショットを交互に組み合わせた場面だった。いずれも凄い迫力だ。

マキノ版のバンツマを真横から捉えたフルスピード、ロングショットで捉えられたラストバトルも迫力満点だったぜ。


「鴛鴦歌合戦」や「弥次喜多道中記」もDVD化したんだから、この作品も早くDVD化してくれないだろうか。 すかあふえいすさん [ビデオ(邦画)] 9点(2014-08-31 02:32:44)

14.《ネタバレ》 バンツマの映画は初めて見ました。表情豊かで人情があり、ユーモアのある演技ができる。大スターだったことは当然でしょうね。
この映画で特筆すべきことは、クライマックスの躍動感。叔父からの手紙を読み、集落から韋駄天走りで高田馬場へ向かうシークエンスも躍動感たっぷりで素晴らしかったです。韋駄天走りを重ねに重ねる演出には途中で笑ってしまいましたが、とても印象に残りますね。安兵衛と隣人たちとでカメラの追い方が異なることが安兵衛の全力疾走ぶりを上手く表現していると思います。安兵衛と隣人が戦場高田馬場に到着してからは、安兵衛の戦いっぷりよりも隣人たちを含めた観客の沸き立つ様子に心を奪われました。なんと躍動感のある演出でしょう。ローアングルで騒ぐ民衆を撮影した映像は何度も見ていますが、この映画ほどの躍動感はありませんでした。短い映画ですから、何度も見て研究したいです。 カニばさみさん [ビデオ(邦画)] 7点(2014-06-19 01:22:18)

13.《ネタバレ》 時代劇が好きでそこそこな数観てきた若年寄ですが、80年以上も前の時代劇に宿ったパワーにここまで圧されるとは思いもよりませんでした。しかもチャンバラシーンが検閲によってカットされてる部分があるため完全版での視聴ではないにも関わらずです。これってかなり異常なレベルだと思いますね。特に引っ張って引っ張ってのラストの大立ち回りシーンの感動がいまだに脳裏に焼き付いて離れません。この時代の日本映画にもっと興味を抱いた一本です。 キリンさん [インターネット(字幕)] 9点(2012-12-02 05:49:29)


12.《ネタバレ》 特に手紙を読む辺りから最後に至るまでが圧巻で、〝馳せ参じる〟ということが、いかにダイナミックでいかに感動的であるかを、この映画は教えてくれます。安兵衛が走るカットの連続(斬新だ!)の間に挿入される長屋の人々の「わっしょい!わっしょい!」が興奮を起こすミソで、間に合わぬと承知の上で「安さん、急げ急げ~」と思わされてしまいます。私の映画史上(極めて脆弱で未見の傑作も数多存在するが)、最高の〝走り〟はこれです。 ミスター・グレイさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2012-04-17 18:48:24)(良:2票)

11.なんという疾走感!
バンツマの眼の動き、立ち回り、言葉の発し方、全てがカッコいい!
ラストシーンの音楽も素晴らしい。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-09-23 22:17:10)

10.《ネタバレ》 マキノ正博監督の映画を見るのは初めてだったのだが、ものすごく面白かった。特にラストのバンツマが高田馬場まで走りぬけるシーンから決闘にいたるまでのくだりの盛り上がり方が尋常ではないすごさ。まさにこれがマキノ正博かという感じでこのシーンには本当に圧倒されてしまった。後の堀部安兵衛である中山安兵衛を演じるバンツマが飲兵衛だが、やる時はやるという威勢のいいキャラクターを魅力たっぷりに演じていてとてもかっこいいし、先ほど書いた高田馬場へと走りぬけるシーンをはじめ、やはりサイレント時代からのスターだけあって動きがとくに素晴らしい。志村喬も黒澤映画などで見せる重厚な演技とは全く違うコミカルな演技を見せており、新鮮なおかつ楽しい。全体的に見ても明るくこれぞ娯楽映画と呼ぶに相応しい作品で、戦前の日本映画はあまり見ていないのだが、こんなに楽しい作品があったとは驚き。また、これは間違いなく日本の娯楽映画の最高傑作の一本に入る映画ではと思う。やっぱり10点以外ないだろう。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2008-08-28 13:44:11)(良:3票)

9.すげえ~~ぞう!何なんだこの映画!完璧!何もかも完璧!パーフェクトという言葉しか浮かびません。阪妻こと、阪東妻三郎のかっこ良さ、動き、眼の動きから殺陣といい、何もかもが完璧な素晴らしさ、かっこ良さ、サイレント映画のような言葉なんて必要のない眼で観て解る動き、それも自然な流れで観ていて圧倒させられた。一人、斬って、一番星消えた!また一人、斬って、二番星消えた!斬って斬って斬りまくる。何と言うスピード感!走る。走る。また走る。走って斬って、とにかく何もかもがこれぞ映画だ!映画=活動写真の正に典型的なお手本のような作品!大傑作間違いなしのとにかく完璧!マキノ正博監督、ワッショイ!阪東妻三郎、ワッショイ!それにしてもこれ程の大傑作が何故、ビデオでしか出てない?早くDVDとして発売してほしい。
マキノ正博作品も川島雄三監督作品、若尾文子主演作品同様、全作品のDVD化を願う。 青観さん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-07-16 19:40:38)(良:2票)

8.《ネタバレ》 時代劇、チャンバラ映画の中でオールタイム・マイベストムービー。初めて観た時は、こんな映画があるんだ、こんなことやってもいいんだ!と笑顔になってしまいました。
普段は呑んだくれてケンカばかりしている安兵衛。叔父に延々と説教され、情けない面もある。けれど、その叔父の言葉を泥酔しながらも一字一句胸に刻み込んでしっかり覚えて暗唱する場面が大好きです。千鳥足で複数の敵と斬り合うシーンも、最近のチャンバラでは殆ど見られないカッコよさを放っています。
短い上映時間ではありますが、じっくり前半のドラマパートを経て、クライマックスでついに興奮が爆発!映画の中の観衆と一緒に応援したくなる娯楽活劇でした。少々苦いラストも印象に残ります。
ひとつ残念なのは、DVDが発売されてないので気軽に見られない事(VHSは出てますが・・・)。名画座などでこの作品が掛かっていたら、迷わず観にいくべし! ゆうろうさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-18 08:06:15)(良:2票)

7.終盤の盛り上がり方がグリフィスの映画みたいだった。阪妻が駆け抜けていくシーンはかっこよすぎ。同じカットのモンタージュが阪妻の突っ走る姿とマキノ正博の映画製作時間をめちゃくちゃ速いものとしている(笑) マイアミバイスさん 8点(2005-02-11 14:01:47)

6.私が映画でウルッとくる唯一の作品。本物の武士道映画。 Waffeさん 10点(2004-06-03 15:23:09)

5.タイトルに「血煙」なんてついてるもんだから、さぞや血生臭い映画なのだろうと思ったら、アニハカランヤ、何ともエネルギッシュなカツドウ!バンツマ演じるコミカルな呑んべ浪人の魅力に、群衆の伸び伸び、生き生きとした力強さが組み合わさって実にグルーヴィーな躍動感に溢れています。韋駄天走り(このシーン、少し前に何かのCMに使われていたような気がするけど、勘違いかしら?)から十八人斬りになだれこむシーンは圧巻!志村喬の珍しい(?)ボケ役も楽しめますね。 ぐるぐるさん 8点(2004-01-26 21:48:16)(良:1票)

4.これほどまでにスピード感溢れる映画が他にあるだろうか、と思うぐらいの韋駄天走り。風だ 紅蓮天国さん 6点(2003-11-20 13:01:42)

3.日本が世界に誇るカツドウ屋マキノ正博監督による映画史上空前絶後至高最高のお祭り映画(おバカ映画とも言うんだ)。  この映画を挙げてくれたバカ王子さん、あんたはエライ!!!  ところで、伝説となったクライマックスの阪妻の走りっぷりは、『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』でもしっかりと受け継がれておりましたなあ。 なるせたろうさん 10点(2003-05-12 14:49:31)(良:2票)

2.バンツマの身体能力のすごさは、セガールの比ではない(たぶん)。 鱗歌さん 9点(2003-05-11 00:45:55)

1.これすごい。音楽もいいしかっこよすぎで最高でした。斬りまくってるとこかも最高です。 バカ王子さん 10点(2003-01-31 11:45:51)

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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 8.62点
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300.00% line
400.00% line
516.25% line
616.25% line
7212.50% line
8212.50% line
9318.75% line
10743.75% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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