みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 途中から骨髄バンクの宣伝映画みたいになってしまいました。(観終わった後すぐに骨髄バンクのHPをチェックしてしまいましたから、宣伝映画としては成功だと思います)。息子の葬式の日にも窯を焼く陶芸家の恐ろしい業というようなものは、田中裕子をもってしても描ききれなかった気がします。助手の女性をあんな変な人にする必要があったんでしょうか。 【ピチクン】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-04-03 17:58:43) 8.お母さんは特殊なキャラかな?仕事を持って女一人で子供2人を育てるってこんなモンだと思うけど。予備知識なしで見たので、ちょっと話が思わぬ方向に行ってしまって、難病系の話に比重がかかってしまったのが惜しいけど、一人の女の生き様を田中裕子はリアルに演じていたと思う。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-16 04:26:50) 7.最後は涙モノなのですが、この涙は母親の特殊なキャラとはほぼ無関係の「白血病モノ」としての涙なのでそこまで高い点はつけられません。私が男だからかも知れませんが、ああいったキャラは、やっぱり男の老人にマッチしているような気がしてしまうんですよね。 【マー君】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-20 14:29:06) ★6.信楽のがばいかあちゃん。 にしても田中裕子は鉄板。 【魚】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-20 02:53:41) 5.HPも見たけど実話に近い設定のようですね。やはり芸術家は異端というか変人というか、どーもこの人のこと好きになれないです。映画の中でも娘さんが「私の結婚式にもこないし、孫のお祝いもない。」すると、母親はノートを持ってきて「お前にかけたお金、きっちり返してからそういうことを言え」この人は金で動いているのか?息子が死んだ時も、葬式の日も釜の火は消さなかったでしょ。多くの人が彼女、息子へ対して無償の援助をしています。でもそれに対して、あなた自身はきっちり応えてきたのですか?と逆に問いたい気分です。金を工面したければ自分が寝食を惜しんで作った作品を売って金にすればいい。自分が先頭に立って行動すればいいじゃないですか。別れた旦那さんや、旦那の新しい妻、息子の彼女の描き方も気になります。自分と息子以外の「身内」の人間の描き方があまりにも冷たい。なんだろうな、すっきりしないんですよ。謙虚な姿勢が見えてこない。きっとこの人のこと私は絶対に好きになれないと思う。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-11-09 12:34:51) 4.この映画を見て骨髄の提供者が増えればいいな。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-15 22:21:07) 3.《ネタバレ》 求道者の激しさを表現したいのか、清貧の美徳を説く物語なのか、いやもしかしたら、骨髄バンクの紐付き映画かもしれないぞと、一瞬戸惑うところもあったが、それでも終わりまで淀み無く見せ切ってしまうのは、ひとえに田中裕子の演技力の賜である。「女性版ハードボイルドが作りたかった。」高橋伴明はそう言っている。この映画、確かにハードボイルドの真髄である「覚悟」を描いている。田中裕子という女優は「覚悟」を表現するのが上手で、その反面、時に冷酷さを感じさせる所のある人だが、高橋伴明の丁寧な演出がそれを救っている。例えば、結婚式に欠席したこと、孫の誕生に祝福の態度ひとつ見せない母親に対して、娘が苦言を呈した後の切り返しのシーン。清子は「この金をきれいにしてからものを言え!」と、これまでに娘にかけた全経費が記されたノートを眼の前に叩きつけて啖呵を切る。このシーン、これで終わっては、田中裕子のキツさだけが残るところだが、監督は次のような場面を繋ぐ。夕焼けの庭を、子守唄を謳いながら孫を負ぶって歩く清子の遠景。その姿を、軒下で寝そべりながら団扇を仰ぎ、ちょっと恨めしそうな目つきに見ている娘のカット。台詞はないが、全てをフォローしているのである。思わず巧いと唸ってしまった。 【ヒロポン】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-24 12:49:54)(良:1票) 2.高橋伴明監督に直接質問することが出来た。「タイトルの火火というのは、どういう理由があったんですか?」すると判明監督は「田中さんが付けたんだよ。火と火でよろしくって」そんな単純な会話にも満たない言葉だったが交わすことができた。実際に監督直々に映画の説明をしていた。白血病のリアルな映写の時、窪塚君は直々にリアルな演技を進んでしたとか、本当に様々な裏話から、特に感じ取って欲しい部分だとか、丁寧に語られた。親子の深い絆、信頼、愛情。どこにでもありそうだけど、どこにもない、本物の親子。どこまでやれるか、どこまで尽くせるか。胸が痛くて仕方なかった。残そうと思えば永遠に残すことが出来る焼き物の美しさとは違い、人間はいつか必ず灰になる。でもそのとき、誰にどういう形で愛され、また愛し、そのときを迎えるか。どんなに辛くともそこに温もりがあるのなら幸せなのかも知れない。この映画から伝わってくる最も大きく、美しいメッセージは、「ありがとう」だと思う。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-19 00:45:12)(良:1票) 1.信楽焼で有名な滋賀県は信楽を舞台に、実在の陶芸家神山清子とその息子とを中心に描いた、感動のヒューマンドラマ。映画は焦点の絞込みという意味で、前半と後半とでは作劇がまったく違った形で描かれている。言わば構成の妙で見せる作品である。夫に去られた彼女が極貧の中、孤軍奮闘で二人の子供を育てながら、女性陶芸家として名を成すまでの凄烈な生きざまをみせる前半と、陶芸家を目指しながら志半ばで白血病に倒れた息子と、病魔との闘いを共に歩むというのが後半である。そして全編を通して言えるのは、本作は明らかに「闘いの物語」であるということだろう。生活の為。あるいは陶芸家として成功する為。そして命を守る為。それぞれの場面で執念のように命の炎を滾らせる神山清子という女性を、田中裕子が緩急自在の演技で魅せきる。生きていくことに厳しく陶芸家として自他共に妥協を許さないという、シリアスで清冽な姿を見せる一方で、心の底では優しさ溢れる肝っ玉母さん的な人情家といった面を、コミカルに演じ分けてしまう。才能とはいえ、永年培ってきた彼女の芸の幅の広さと奥の深さ所以だろうが、改めて上手い女優さんだと感じるし、演技もその姿形も、そして雰囲気さえも、いつまでも若々しい人である。骨髄バンク運動が展開される中、壮絶な闘病生活を強いられる後半の主役でもある息子・賢一。彼を演ずる窪塚俊介も意外なほどの好演(兄貴よりも上)で、将来が楽しみな若手ホープである。ややもすると嫌味になりそうなテーマを内包した本作だが、演出・構成・演技それぞれが絶妙のバランスを保ちながら光彩を放っている秀作である。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-04-08 01:10:38)(良:2票)
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