みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.《ネタバレ》 そこそこ楽しめるんだけど、終わらせ方があまりにお粗末。 同時に男女が死ぬなんてこと有り得ない。 リアリティを欠く、都合が良いだけのエンディング。 それに、青春時代の持つ負のエネルギー感が、いまいち不足しているように感じた。 本当に残酷なら、川津祐介がもっと悪に徹してほしかった。 若いからこその、恐れを知らない残酷ぶりを発揮してほしかった。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-01-11 00:22:04) ★9.《ネタバレ》 台詞が良い。ただ何となく日々を過ごす学生カップル、そんな2人をやきもきしながら見守る姉、時代の流れを容認して教育する父親、人の売買で生活をたてるチンピラ、それを取り仕切るボスっぽい人。このボスっぽい人はなかなか説得力のあること言って、ボスらしい風格あり。 お父さんの戦後直後と復興からの教育論も、今の時代からするとけっこう貴重な意見かも。 しかしダラダラ生活者がここまで“何となく”な気持ちを表現できたのなら、ニートなんて言葉は生まれなかっただろうな。 何十年前の作品だから見た目なんかの古さはあるとして、内容は、文明は変わっても人間の本質は変わってないということを感じて悲しくなった。安保もね。 それこそ地方なんか情報の移行が少ないから、まだまだいるよこういう若者に大人。 好き勝手な言動で周りを巻き込んでいく学生カップル。どうにもコントロールできない感情を抱えてさまようような行動は、あーあったね、こういう時期。なんて思えるんだもん。 何となく借りたら、けっこうしっかり観てしまった。大島監督、ただのうるさいオッサンじゃなかったんだね。 【晴朗雪月花】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-11 01:23:31) 8.《ネタバレ》 映画館でしっかり見ました。荒い部分がたくさんあるのですが、衝撃的で、面白いです。川津祐介がインパクトのあるたいへんに素晴らしい演技をしています。今見ると時代的背景に古さを感じざるを得ないでしょうが、若者の危険な無軌道さは普遍的なテーマだと思います。「美人局」と書いて「ツツモタセ」と読むことを本作で初めて知りました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-28 13:27:52) 7.ゴダールをして「本当のヌーヴェルバーグは自分やトリュフォーよりも先に作られた大島の『青春残酷物語』だ」と言わしめた傑作。見事に時代を映し出し、姉と妹両者の青春の傷を浮かび上がらせる。これまで「きれいごと」しか描かれなかった青春像をひっくり返し、あり余る力のはけ口を求め暴力とセックスを繰り返し、強さと弱さをさらけ出した若者像。あやふやで危なっかしい本能が溢れんばかりに画面を覆う。映画自体がものすごいパワーで何かに反発しているかのような作品。もちろんその根底には大島自身の体制への反発があり、それをストレートに映画にしたことだけでも松竹ヌーヴェルバーグの名に相応するかもしれないが、それ以上にその体制への反発と自業自得の男女の成り行きとの絡ませ具合がまた繊細にして絶妙なのである。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-09-04 16:18:10)(良:2票) 6.《ネタバレ》 ストーリーは学生が自分の彼女を出汁に美人局をしてお金を巻き上げる無軌道青春もの。時代は変わってもこういうアウトローな地元じゃ負け知らず的な青春ものはもてはやされますね。青春映画というのがめっさ苦手ですが久我美子と渡辺文雄のサブストーリーが好きだったので5点。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-09 08:06:44) 5.《ネタバレ》 松竹映画とは思えぬ展開が新鮮だった。ラストシーンがいちど見たら忘れられないくらい衝撃的。でも、さすがに今の時代に見るとちょっと古めかしく感じてしまうのも事実。個人的に名作映画にはいつまでも語り継がれるような不朽の名作と呼ばれるものと公開当時の世の中の状況を知らないとあまり感動することができないものの2種類に分かれると思うのだが、これは明らかに後者に属する映画だと思う。でも、思っていたよりは面白かったし、完成度も高い映画だと思う。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-01-31 03:25:52) 4.この時代の日本を見ていると、みんな原始人みたいに見えてくるわけですが(笑)。ま、そういう、「上り調子なんだけどどこに上っていっているのか判らない」、という、いわば戦後日本の青春時代、ですかね(今の日本は、良し悪しは別にして、もう老年期でしょう)。さて、その一見、原始時代(?)にも、時代ならではの、人々の断絶がある。戦争を知る大人の世代を別にしても、「自由」のために逆に学生運動に自らを束縛した世代、そして、あらゆる束縛を拒絶して「自由」を求める世代。襖越しの2組の男女の会話がそれを象徴します。しかし「自由」って何でしょうね?普通に言われる「自由」なんて、結局は束縛からの自由、いわば相対的な自由に過ぎない。人はナゼ自由を求めるのか、それはもしかしたら、「自由を求める行為」に自分を「束縛」する行為、かもしれないのに(恋愛ですら、一種「束縛」の面があることも事実でしょう)。逮捕された二人が釈放されたそのとき、二人は自由を手にしたのではなく、いよいよ拠り所を失ったのでしょう・・・映画には、「残酷」なシーンはありませんが、その視線はどこまでも冷徹で残酷であります。迷走する現代社会も、実はこういった数々の、自由の屍の上、に成り立っているのだなあ、というわけで、やっぱり本作で描かれた時代、これは、現在とは無関係の原始時代、などでは、ないのであります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-13 12:05:41) 3.映画としての出来は悪くないかもしれませんが、兎に角暗い!かといって、教訓にできるような内容でもないですし、いったい観客にどう見てもらいたいのか、、、。もう見たいと思いませんし、人にはめったなことがなければ勧めません。見るんじゃなかった。 【コーラL】さん 4点(2003-11-20 13:49:39) 2.なかなか大島渚らしい良い映画ですよ 【chanki】さん 6点(2003-11-04 23:02:33) 1.この映画は渚氏の作品の中で「良い」と言われてみたけど、このあと「少年」とか「愛のコリーダ」とかもっと良い映画を撮っているので、納得いかずに0点。女の子かわいくないし… 【セクシー】さん 0点(2003-10-31 03:37:51)
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