みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.発想は悪くないし、一つ一つの料理から家族の過去が見えてくるという構成も魅力的。また、最初の目玉焼きをはじめとして、各料理についても丁寧に撮られていると思う。問題は、それぞれのエピソードが結局はうっすらと流れてしまって、パンチに欠けるということ。また、それぞれがあまり有機的につながっていないこと。それと、場所は九州という設定なのでしょうか。それにしてはみんなの九州弁がえらく下手というか、中途半端なのですが。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-11-29 02:04:35) 5.《ネタバレ》 「謎解き」をさんざん引っ張ておいて、たいしたオチでもないことに拍子抜け。最後は無理やり家族愛?の「美談」に持っていって不倫を正当化した印象。現実の斉藤由貴が不倫女であることも鑑賞の邪魔になる。子役(子供時代)は皆よかった。特に小学生から女子高生まで演じきった森七菜の演技は引き込まれる。それが大人になると戸田恵梨香ってのは違和感あるが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-11-12 10:00:30) 4.《ネタバレ》 演者のみなさん、達者でしたね。 食べ物にまつわる過去エピソードを交えながら紐解いていく展開。 確かに別々の家族の兄弟が心の絆をもっていく、またそれぞれの継母継父と交流を深めていくというのはいいけど。 劇中、長女が言ってた、勝手に壊して勝手に作って!だって認めてもらわないことには。。。 不倫容認の世の中に突入したようですが、それなら野良人間として、結婚とかしなきゃいいのにね。 丁寧に描かれた話なので、言わんとしていることはわからんではないけど、まあ甘っちょろいとしか言えません。 いいよねえ、人に依存できる人って。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-15 22:15:50) 3.長々と最後まで引っ張った割りに、あまり深い話じゃなかったなぁ。 過程のエピソードも雑然としててまとまりがなく感じる。 いまひとつのめり込んで観れなかったです。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-10-23 21:02:31) ★2.《ネタバレ》 父の葬儀で親戚一堂が集まり、どんなご馳走が出るのかと楽しみにしている皆の前に出されたのは目玉焼きだった。唖然としている皆をよそに、そこから目玉焼きに纏わる父と子の思い出が語られて行くという展開で、グイグイ引き込まれた。 父親が連れて来た新しい家族。突然母と兄が出来た事に戸惑う姉と弟。 最初はギクシャクして気まずかった一家の光景がやがて笑顔の絶えない明るい光景に変わって行く、そこにはいつも料理があった。 味噌汁を巡って喧嘩した時の母の折衷案。 焼きいもをきっかけに深める兄弟の絆。 誰しもが思い出に深く刻まれた料理ってあると思う。そんな記憶を呼び覚ましてくれるような優しい物語……だったのだが、中盤に思いもよらぬ爆弾を投げ込んで来た事で、急にシリアスで重い展開になっちゃって、そこからはもうその事しか考えられなくなって、あ~そういう狙いの映画だったのね?と理解。真実を知ってしまった後の兄の心境はいくばくだったのか?その辺はしっかり描いて欲しかったけど、想像するだけで辛くなった。 本作は役者陣がとても良い。 染谷将太と戸田恵梨香の姉弟役がとてもハマっていて良かった。 さらに、子供があれだけ大きくなってるのに全く老けていない母親役の斉藤由貴。波紋使いに違いねぃ。 そして、満を持して登場した兄役の窪塚洋介。彼が出てきただけで空気が変わった。凄いオーラ! 永瀬正敏は安定の素晴らしさ。 子供時代の森七菜の演技もとても良かった。 最後に!すき焼きに食べるラー油を入れるとか邪道過ぎない?(笑) しかもそれを病人に食わせるとは冒険し過ぎ…。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-04-21 20:33:47) 1.《ネタバレ》 永瀬正敏と斉藤由貴が出演していることもあり、相米慎二の作品(『台風クラブ』や『あ、春』)を意識しながら鑑賞しましたが、個人的にはちょっと当てが外れました。 『台風クラブ』と同じように、物語中盤で台風が通過します。屋外では暴風が吹いていますが、屋内に不穏な空気感はないし、子供たちにも高揚感や不安感は見られないし、いまひとつ台風の臨場感に乏しいです。過去にも台風が来て倒木が父に直撃したようなのですが、その記憶が何を物語っていたのかも分からない。失踪していた兄は、台風が過ぎ去った後にフラリと戻ってくるのですが、暴風のなかを移動してきたわりに何事もなかったような涼しい顔をしている。結局のところ、台風を通過させることの劇的効果とは何だったのか、よく分かりませんでした。 この映画の主題は《家族の秘密》ですので、その点では相米の『あ、春』に似ているのですが、内容はいっそう分かりにくくなっています。斉藤由貴の前夫の死の謎を断片的な情報から考察させるところは、むしろ是枝裕和の『三度目の殺人』に似ています。是枝のサスペンス映画も、私には見せかけの思わせぶりに感じられたのですが、本作の場合も、必要以上に謎めかせた叙述をしていて、やはり思わせぶりだと感じます。 以下、ネタバレになります。 不倫の果ての再婚によって前夫を自殺に追いやってしまった事実を、父と継母は主人公の姉弟に隠し続けていました。唯一、連れ子の兄(窪塚洋介)だけがその真実を知って姿を消し、ようやく長い年月を経て、父の死に際になって戻ってきます。 血の繋がらない父と息子は、かつて登山をつうじて深めた絆をふたたび確かめ合ったかにも見えますが、それは同時に、彼の実父を死なせた仇である男への壮絶な憎しみと赦しを経た結果でもあったはずです。しかし、そのことがあまり明示的に描かれていません。 一方、主人公の姉弟(戸田恵梨香と染谷将太)は、父の死後になって真実を継母から聞かされます。「家族は煩わしいものだけれど、後悔はしていない」という継母の台詞は、この映画の重要な結論になっており、その言葉が姉弟の抱える家族不信を溶かしていくことになります。しかし、それだけでは説得力が弱いと感じました。やはり長年の苦しみのすえに憎しみから赦しへ至った連れ子の兄の思いを、もっと直接的な形で映像化すべきです。彼の憎しみは、血の繋がらない父だけでなく、彼の実母へも向いていたかもしれないのだから。 映画のラストは、父の好物が「おはぎ」であることを会社の同僚だけが知っていたという喜劇的なオチになっています。しかし、これを結末にすることで、ちょっと焦点がぼやけてしまっている。「たがいに理解しあえないのが家族だ」という結論ではなく、それを承知のうえでも「家族を信頼して築いていくべきだ」という結論に至らなければならないのですから、そのためには、やはり継母の言葉だけでなく、腹違いの兄がもたらす何らかのメッセージが必要だったと思います。 ひとつひとつの断片は丹念に描かれていますが、全体の物語の叙述が上手くいっていない。あるいは、描くべきものを必要以上に隠し過ぎている。ちなみに是枝の『三度目の殺人』のほうはレビューしていませんが、採点するとしたら同じ理由で6点です。 【まいか】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-01-22 12:28:57)
【点数情報】
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