みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
26.《ネタバレ》 映像、綺麗で良かったと思います。原作も...所々順番が入れ替わっている気もするけど、端的にまとまっていると思います。が、原作とは切り離してみたほうが良いですね。原作からラブストーリーだけ抽出した感じ。書生の飯沼出てこないので...豊穣の海では結構なキーパーソンですが。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 6点(2020-04-20 13:37:42) 25.三島由紀夫原作の映画の主役が妻夫木聡と竹内結子(テレビ初放送時の「タイタニック」吹き替えコンビ)ってちょっとどうなんと思いながら全く期待せずに見たが、映像が美しく、いかにも大正時代の貴族社会という雰囲気がよく出ていたと思う。岩代太郎の音楽も良い。主演の妻夫木聡は「ウォーターボーイズ」とかで爽やかな印象が強いのだが、なかなか頑張っていて予想よりはよかったと思う。が、一方の竹内結子は頑張ってはいるのだが、なんか違うような気がして似合わない感じがする。映像の美しさは先ほど書いたとおりなのだが、ストーリーにあまり深みがなく、主人公二人に感情移入が出来ないのが難で、原作(未読)が4部作の1編ということもあってかただ出てきただけというような人物がいたり、輪廻転生について話すシーンなどの伏線が投げっぱなしの印象なのもちょっとなあ。それにこういう高尚な映画の主題歌が宇多田ヒカルというのも違和感がある。(普通にインストゥルメンタルが良かった。)それでも、大楠道代(安田道代)、岸田今日子、そして若尾文子という増村保造監督の映画で印象に残る演技を見せた三人が出ている(これは企画に藤井浩明が名を連ねているせいもあるかも。)のが自分にとって最大の見どころ(若尾文子、大楠道代(安田道代)に加えて山本圭も出ているので山本薩夫監督の「氷点」も思い出される。)で、中でもこれが久々の映画出演となった若尾文子はやっぱり年をとっていても品があって美しく、独特のオーラを放っていて存在感があり、いい年の取り方をしているなと感じさせてくれたのが嬉しい。ところで晩年の市川雷蔵が清顕を演じたがっていたそうだが、もしも、雷蔵と若尾文子のコンビで映画化されていたらどんな感じの映画になっただろうか。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-30 14:18:41) 24.まず三島由紀夫を敬愛してやまない私にとって、このキャスティングにがっかりしたものだ。でもそこは三島ファンとしてみずにはおれない性・・・。 観終わっての感想は『ツマブキ君、予想外によかったやん!』というものだった。 彼は声がいいですね、顔はお目目ぱっちりのアイドル顔そのものなのですが 声が低めで渋い。そこでかなり救われたと思います。 惜しむらくは高岡君の’本多’です。『豊饒の海』全4篇の傍観者として 存在感をもっと出さないと。 ここでの本多は、飽くまで<主人公の親友>の域を出ていません。 監督の指示だとすれば、監督は『豊穣の海・全篇』を撮る気はないと見た。 清顕・聡子ともに、そんなに好きなら素直にくっつけばええやんか・・・というわけに行かないのが三島作品の三島作品たる所以であり、この辺の機微は原作も読んで鑑賞した方がわかりやすいと思う。 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-05-06 17:02:13) 23.自業自得で同情の余地がない。 もう勝手に死んでくれとしか言い様がない。 映像的にはよく出来ているだけに本当に残念な作品になってしまっている。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-09-10 05:36:53) 22.《ネタバレ》 映画としては、充分及第点をつけられる作品だったと思う。監督の力量に安定感を感じる。 決定的な不満は残ったが…橋本治の三島由紀夫論によると、この話の白眉は第四部のラストにあるという。 数十年後、出家して門跡となった聡子を訪ねる本多が、「松枝など知らぬ」と言われることで、無常感極まるのだという。「豊饒の海」である。月のクレーター。不毛の地。 「春の雪」だけを映画にされてしまうと、一見「純愛」のように幕を閉じてしまう。やっぱり不満だ。 で、なにはともかく大正ロマンを満喫できる。大正ロマンとは何か。私は「富の錯覚」と評したい。 もともと日本は貧乏な国なのであり、今もそうで、日本史を振り返って見たところで、天皇になったって、将軍になったって、大した贅沢ができたわけでもなく、日本人は贅沢に慣れてないどころか本当の贅沢の意味も知らぬ。大正元年当時の日本人だってそうで、おそらく松枝侯爵のやっていることなど西洋の貴族から見たら「貧乏人のままごと」でしかないに違いない。プチ松枝侯爵がうようよ発生した時代、それが大正ロマンの時代と思う。 「春の雪」それは、男対女の純愛…などではない。なんたってあの三島由紀夫が考えた話だもの。 S男とM子が見事にめぐりあい、これ以上ないという絶好のシチュエーションで、〝プレー〟を楽しんでいる…そして、S男の脇には「友達」ではなく〝ホ〟で始まる美男子もセットされている…なんと三島好みの構成。それが「春の雪」だ。 映画「春の雪」を見ながら、行定監督の手腕よりも、原作者三島の意地悪さのほうに、「うーん、やるな」と唸ってしまう。 キャストについては、まず竹内結子に「首の短さ」という救いがたい難がある(そして意外に太い)。 なおかつ、聡子を演じるにあたって、おそらくは美智子皇后や紀子妃の立ち振る舞いを真似たと思われるのだが、これがいけなかった。常に前傾姿勢でいることによって、首の短さが強調され、着物も洋服も似合わない。…竹内には可哀想だが、私としては若い頃の鷲尾いさ子にやらせたかった(でも鷲尾はSの系統だ…)。 妻夫木はなかなか驚かせてくれた。人をアゴでこき使う性格の悪いお坊ちゃんを、よくここまで再現できたと思う。今は亡き岸田今日子はやはりすばらしい。宇多田のエンディング曲も良い。 最後に…及川光博はやはり決定的に軍服が似合わない。お願いだからもうやめて。 【パブロン中毒】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-06-12 18:09:59) 21.三島らしい皮肉にあふれた作品ですが、初めから好きなら好きでくっつきゃいいじゃん!それをめんどうなことしとるだけやんけ!竹内はやっぱこういう作品なら「脱がなきゃ!」延々と中途半端な濡れ場を垂れ流すだけなら時間の無駄です。こういう作品にはヌードは必然で脱げなきゃ出演しないほうがマシです。しっかし2時間50分は長いですね。あと1時間は短縮できたと思う。映像はきれいでそれなりに盛り上がる場面もあったけど登場人物に感情移入できないので評価低いです。 【たかちゃん】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-06-02 08:44:39) 20.《ネタバレ》 維持やプライドのために大変そうだ。せっかく破談にしたんだから会えばいいじゃん。でも結婚したらお互いすぐに飽きそうね。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-03 09:08:46) 19.ヤクザ・マフィア映画に並んで余り好みではないジャンルに「貴族社会の厭世感を描いたもの」がある。私的にはこれもその一つ。妻夫木聡演じる清顕は愛だの恋だのと言う以前に、何不自由無い自分の暮らしに、既に若い身空で興味を失ってる。だからその範疇に含まれる聡子にも当然興味が湧かない。しかし彼は、いらない玩具を他人にあげた途端、それが宝物の様に惜しくなってしまう子供でもある、どこにでもいるニヒリストを気取ったナルシシスト(これこそ三島由紀夫自身の投影か)。確かに行定勲らしくない美しい映像でしたけど、「春の惑い」程度に落ち着いてくれればもっと良かったと思う。あと、三島文学に馴染みの無い私は、同じ様な厭世貴族映画の「オネーギンの恋文」を思い出しました。ということで、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-04 00:03:58)(良:1票) 18.梨園で離縁は有リエン、のは昔々のことなのでしょう。 =現在まだもめてる獅童氏本妻:竹内結子さま。 撮影時の体調、というか’胎’調が悪いのか、少々お肌が荒れ気味ですが、 終盤、生気のない感じを出すのには好都合だったと思います。 妻夫木君はもうちょっと顔がやつれてるほうがよかったかなァ。 脇のべテラン陣は今更言わなくても、の安定感揃い。困った時の大楠頼み(笑)。 そしてこれ以上適役ないやろうの宮様ミッチーにもびっくり。 田口トモロヲもよかったです。黙々と日々の務めを果たし、 最後にバシッと決める主への忠誠とも言える機転の輝き(ちょとオーバー)。 いい~仕事振りや=これぞ「地上の星、プロジェクトX」。 彼のおかげで、以下のように私は泣く喜びを得ました(笑)。 ウチの子どもが「ぶっきー聡が『聡子ぉー!』やて」 と横から言おうがかまわず駅シーンに没入。全然OK泣き準備OK(笑)。 ♪瀬に早みぃー で早くもウルル、 ♪岩にせかるる 滝川のー ここでまた子どもが「クリステル~」と横槍を 必ず(←ここ何回観てんのよ。笑)入れるのですが、それでも あの滝川のごとく涙があふれ出てくるのでありました。 テーマは転生輪廻でしょうか。 でも今度生まれてくる時、聡子姫、そして竹内結子ちゃんは本多君のような人と結ばれて下さいね(笑)。 映像については私はあまり好きではありません。 人→柱(とか窓枠等)→人という順で李氏がビンビン、というよりタラリーんと舐め這わすようにうごめく画面(やらしい?)は美しいのですが、そのぼやけ加減が雪をCG化したことをかばっているような気がして私は残念でした。。 タイトルが’雪’なのになぜCGなのでしょ? ロケが無理ならば、自然雪景色をを撮ってきて 合成できなかったのかなァ。(専門的なこと知りません。) それから音楽のほうは♪マーラーで悲しく盛り上げて♪岩代氏のBGM(たとえ嫁さん松本志のぶちゃんの飛びきりド明るい顔がよぎっても)お泣かせ旋律♪最高でしたのに 締めが宇多田ヒカル、、これは合ってなかったです、ガクリ。。 P.S.↓レスリー∩コンリー製なら9点です(笑。観られへんのにゲンキンな・・) 。 【かーすけ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-05 20:18:15) 17.原作を読んでみたくなりました。映像も素晴らしく、レスリーとコン・リーが演じていたらどんなだったろうと、いろいろ考えてしうまうことで8点の高得点です。 【にゅうたいぷ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-24 12:40:39) 16.三島由紀夫を敬愛する者として「映画化なんて」と、まったく期待しないで観たのですが、善戦していたと言えるでしょう。とくに松枝家のお庭やお花見のシーンの映像化などは、見事だったと思います。榎木さんの侯爵っぷりもハマりでした。ただやはり、清顕の「苦悩」に対する説明がどうしても足りない。冒頭の本多との会話だけでは、(本作を映画でしか観ていない人にとっては)その「苦悩」を到底理解できないでしょう。竹内結子さんは、全体で見たらまあ綺麗だけど、横顔がちょっと・・・ですね。それとタイの王子達、『春の雪』で完結させるのであれば、思いっきり存在を無視された「飯沼」のように、わざわざ出さなくても良かったんじゃないかと思います。 【ロウル】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-08-31 22:49:32) 15.ダメダメですね… 竹内結子さんが出る恋愛ものだから期待して見たのですが… 妻夫木さんのダメっぷりにイライラさせられるばかりでした。いまさら後悔されてもですねー… 【mako】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-09 13:49:27) ★14.竹内結子がとても綺麗でした。しかし妻夫木君は…、爽やかなイメージが強すぎるのか、渦巻く情念があまり感じられず。とりあえず、原作ではこの登場人物の複雑な心境がどのように描かれているのか興味があるので読んでみようと思っています 【サイレン】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-06-02 07:33:42) 13.原作は未読ですが、清顕のひねくれっぷりが女として不可解でした。 子役の時と顔が違うし。妻夫木君の気取ったエリート学生という役どころは ハマってたと思いますが。聡子は大人しそうで芯は強い、という所がよく わかりましたし、行動も一貫していて、主人公としては彼女の方が好きだと 思いました。この二人はドラマ「ランチの女王」でも共演していますが、 全然向き合う雰囲気が違うのはさすがですね。竹内さんもお嬢様ぶりが素敵。 で、聡子が脱がなかったのに失望という件ですが、 あれは当時の女性の奥ゆかしさを表現したのかも・・と取りました。 裾の中を他人に見せるくらいなら自害していたであろう時代の話ですから。 本命の前でもコトが終わったらさっさと着ていたんだろうと。(苦しいですか?) しかし松枝父子はそろって何ちゅう親子や、と思いました。 DVD購入の人だけが見られる「未公開シーン」もなかなかえがったですよ。 【ひろほりとも】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-13 16:36:11) 12.三島文学はやっぱ読むに限るね。ゴメンだけど役者が喋ってる台詞を聞くと何だか笑えてくるし。活字で読むから三島由紀夫の言葉の美しさを理解できるんだと改めて認識させられた。輪廻転生が題材だけど、やっぱりいいねぇ~結ばれない恋というものは。 【TRUST NO ONE】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-09 04:26:31)(良:1票) 11.《ネタバレ》 とにかく色彩が美しいです。 一枚絵のようです。 日本の自然の色は、こんなにも彩り鮮やかで美しかったのか、と思いました。 そういった美しい絵を繋げていったら映画になりました、みたいな感じで淡々と進んでいきます。 三島由紀夫作品だからか主人公が苦悩する場面が多いのですが、妻夫木くんはこういう役似合いませんね…。 彼には爽やかな青春映画のイメージがあるからか、どうも松枝清顕役がピンと来ませんでした。 竹内結子はまだしっとりとした上品な色気があってよかったんですけども。 絵が非常に美しいので、目の保養という点ではいいのですが、映画となると微妙でした・・・。 純文学は読むに限る、と思ってしまいました。 【みさえ】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-05-08 23:02:22) 10.三島由紀夫の死生観と恋愛感、行定監督らしい光と影のコントラストの効いた映像、幼い清い恋心からプラトニックな恋愛~刹那的な大人の恋愛へ、その時々のお互いの心情に三島らしい死生観が伺え面白いのですが、私にはこの動きまくるカメラがどうにも合わずイチイチ文句を付けたくなってしまった。若尾文子は嬉しかったが、妻夫木くんでは三島の屈折感や毒っぽさがまるで出て居らずミスキャストじゃないでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-29 20:21:46) 9.三島由紀夫の原作も読まずにここでいろいろと書くのはおこがましいのですが・・・。私は竹内結子が不憫でなりませんでした。妻夫木聡の演技力で主人公の心情は痛いほど伝わってきたのですが、女の立場としてはどうしてもゆるせない。つまり、このストーリーにいまいち共感できずに終わってしまいました。ちなみに、先日この映画のロケ地(香川の栗林公園)に行ってきましたが、とても素敵な所でした。 【ひなた】さん [映画館(吹替)] 4点(2006-01-08 21:36:50) 8.三島由紀夫の『春の雪』は恋愛小説である。と同時に欲望と精神の総合小説とも言うべき『豊饒の海』の第一部を構成する。『春の雪』は、独立した作品としても十分に読め、ここには三島由紀夫の恋愛観が見事に顕現している。その骨子は、恋愛が自意識の劇であり、鏡であること、そしてその究極には不可能性という可能性への期待があり、それが刹那に超越され、持続しないことにある。『春の雪』はそういった恋愛の本質をよく捉えた小説であると共に、自意識が恋愛という観念に結実した美しくも悲しい、と同時に奇跡的に幸福な小説なのである。 僕は以前より映画化を期待する小説として、この『春の雪』を挙げていたが、理由はこの小説の様々なシーン、その背景がとても映像的であると常々感じていたからである。そして、今回、この映画化作品を劇場で観て、我が意を得たりとでも言おうか、その映像美にはとても魅せられたし、主演の2人もイメージ通りで、この映画が目指す映像世界にとてもフィットしていたと思う。 三島由紀夫の小説世界を美しく映像化し得た、この映画の監督の手腕を僕は褒めたい。幌車での雪見のシーン、旅館での逢瀬のシーン、どれも期待以上の出来であった。それを認めた上で僕は敢えて言いたい。 やはり、『春の雪』は小説を読むべきだと。 映画『春の雪』を一個の作品として認めるが、それが言説として完結してしまうほど、『春の雪』という作品の本質は多様ではなく、そして深い。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 16:31:47) 7.《ネタバレ》 妊娠するところまではまぁ面白かった。けど、そっからがつまらない。てか、あの二人には年齢的に無理があると思う! 【おれおれ41】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-11-16 08:44:01)
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