みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
419.《ネタバレ》 話自体は小説も読んだので知っていたのですが、思っていたよりも重苦しく、緊迫感もあり、いろんな意味ですごい映画だと思いました。序盤からユダヤ人の迫害が全面に出てて、苦しい仕打ちを受けたことが良くわかりました。後半、主人公が場所を移しながら、戦場から逃げていく様はとてもリアルでした。エイドリアンブロディもはまり役で、軍曹の前でピアノを演奏するシーンやエンディングのラジオでの演奏シーンも心打たれました。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-01 22:23:07) 418.リアル過ぎて観ていられなかったけど、ギュッと目を開いて最後まで観させて貰った。もし自分がそこに存在したなら、どう行動しただろうか?自分は家族を助けようとするだろう。もし自分だけ逃げようとしても”♪だけど僕にはピアノがない♪”から、無理だね。きっと。こういう映画苦手です。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-04 00:48:48) 417.私はピアノ調律師で、オーディオおたくだけあって”ピアノ映画”はいろいろ観ている。そんなわけで”戦場”ってどこ?”オオーツ!ひさびさポランスキーね、どーれ!ってな調子で何も知らんで観始めたわけですよ。そしたらなんと!なにこれ?ホロコースト!ひょっとして超大作?おおすげえ。ジョンフランケンハイマーじゃない? ってな具合で、引き込まれっぱなし。圧倒されっぱなし。きわめてリアル。重厚で、うーん、考えさせられるなあ。主人公がバラード弾くグランドピアノ調律狂ってねーなあとか。しかし暗いまんまで、ごくごく平凡に終わると思ったら、なんとびっくり。私にとって映画史上1,2を争う素晴らしいラストが待っていました。それは”音楽”です。ラストクレジットに入り、(っていうのか知らんがエンドロールっていうのか)”映画史上初”のきちんとした、きわめて良質で高度な”音”音声”音質"演奏”ピアニストの手の演奏の映像”が、”映画”という媒体の中できちんと最後まで表現されました。これは感動的でした。断言しますが、いまだかつてクラッシック音楽の演奏中の状態の音を、画像を、風景を、これほどまでにきちんと”映画”という媒体のなかで表現した作品はありません。(あってあたりまえだとずーっと思ってきたが、なぜかいま現在までまったくなかった)今後は、すこしずつでてくるでしょうが。そして、これによりこの作品は”芸術”として開花しました。言い換えると”コンサート”を観にいったのに値するぐらい。もっともわたしは、よほどすばらしい作品、気に入った作品以外はラストクレジットは全く興味がありませんが。この作品は、エンドロールが完全に”作品の一部”になっていた。人類の暗部である、”戦争という行為”を、人類の脈々と続く、大いなる遺産である、ショパンの芸術作品を現代の演奏家達が”演奏表現”して、フッ飛ばし!ている。すばらしい!! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-07-03 02:35:20) ★416.力作だが、ありきたりな部分もあり、ちょっと退屈でした。それでも、いい作品だとは思いますが・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-25 22:08:42) 415.そこそこおもしろい話です。。しかしストーリにヒネリがなく、舞台がありきたりすぎる。だから新鮮味がないです。もう一息。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-05 20:18:17) 414.ある者は生き延び、ある者は死んでいく。その境界に理由は無い。そして、そんな絶望的で悲惨な状況がただ淡々と描かれる。鑑賞中、思わず見ていられなくなり、思わず目を覆ってしまった。多分これが戦争の現実なんだろうと思う。陰鬱な気持ちだけが残った。この映画に関してはただ平伏すのみ。 【狼さん。】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-06-04 04:30:25) 413.周りに散々迷惑をかけつつまんまと自分だけ生き延びる主人公に、有罪判決を受けながらちゃっかり逃げおおせたどこかの映画監督の姿がダブって見えました。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-07 03:53:42)(笑:1票) 412.主人公が役にハマりすぎてました。笑 震えながらパンにかじりつく姿に同情します。 【STEVE-O】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-17 07:52:19) 411.《ネタバレ》 いろいろな意味で凄い映画でした。感動モノなのかと思って見始めたのですが、前半部分のユダヤ人にたいする余りに酷い差別の状況や後半部分の主人公の生に対する執着心の凄さ、ワルシャワという一つの都市が廃墟になる様等々圧倒され続けました。見終わった後は、もう感動とかそんなものではなく放心状態になるほどでした・・・・・。(マスコミは上映時に感動の作品みたいに言ってたけど、そんな甘い作品じゃないですよ、これは。)主人公を助けたドイツ軍将校(他にもユダヤ人の命を救ったそうです。)が最後に捕虜となり、主人公の知人に助けを求めるシーンは、いわばホロコーストを国の命令のもと実行せざるを得なかったドイツ軍兵士もまた戦争の犠牲者であったんたんだなと思い非常に考えさせられました。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-16 22:29:27)(良:1票) 410.《ネタバレ》 映画自体の出来(映像の良さ&役者の演技)は凄く良いのに、話そのものが面白くもなんともなく、主人公が非力で逃げまわる&隠れるのみで、おまけに感動の涙を誘うような泣かせる場面がほとんど無いという、ちょっと変わった作品です。ただ、「ピアノを弾くことしか取り柄がなく、それ以外においては全て凡人以下である」ということを自覚している主人公にとって、彼の行動はごく自然なものだと思います。彼(シュピルマン)にとって戦争は台風や地震と同じで、決して自分が望んだわけでもないし、自分の力ではどうしようもないものだから、とにかく我慢して、いつの日か過ぎ去ってくれるのを待つしかない、そして過ぎ去った暁には思いっきりピアノを弾こう、と思うに至ったのでしょう。これについては凄く共感できるし、自分も同じ立場(妻も子もいない独身)だったなら同じように考えたかもしれません。実際、当時こういう形で生き延びようとした人って(結果として生き延びたか死んだかは別として)結構いたんじゃないでしょうか。戦争映画というと、とかく「戦争を招き起こした凶人」と「命がけで戦い抜いた人々」にばかりスポットが当たりがちですが、こういう人物を描いたことには価値があると思います。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-14 02:09:56)(良:1票) 409.《ネタバレ》 「シンドラーのリスト」とついつい比べてしまいます。ピアニストがシンドラーと違って透明なのは、物語として捉えると問題だけど、その時代を見るフィルターとするなら充分だと思う。印象的だったのは、理不尽に行われる虐殺や殺人をすごく遠巻きのカメラでとらえていたこと。「シンドラーのリスト」では、将校に気まぐれに撃ち殺された人がくたっと倒れる様がすごくリアルで恐ろしかった。ですがこの映画の視線だとはっきり分からない様な死に方。主人公がそのことに後半はもはや全然動揺していないところ。それは「殺人が行われた」ということが、その時いかに日常茶飯事で麻痺していたか、と凄く怖かった。ただ残念だったのは、将校の登場が遅すぎて彼とのエピソードの印象が希薄になってしまったこと。もうちょっと丁寧に描かれていたら最後もっと感慨深かったと思う。私はピアニストのお父さんが一番悲しかった。腕章を付けろと言われれば受け入れ、文句を言わず従い、酷い作業所に入れられたら「一緒に居られる」と笑う。善良で根気良く生きようとしてたお父さん・・・!! 全てをとりあげられ列車に押し込まれたときの悲しげな目が忘れられない。 【kiryu】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-09 00:01:26) 408.「神は細部に宿る」ではないが、全体を通じて細部まで行き届いた素晴らしい出来映えだった。音が鳴ってピアノを弾いたのかと思いきや、手は鍵盤の上を泳いでいるシーンが印象的。戦争の悲惨さ、理不尽さをまざまざと見せつけてくれた。しかし、点数をつけるとすると6点止まり。もっと心温まる、明るい映画を見たい。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-01 22:36:39) 407.《ネタバレ》 こういうヘタレ役は根本的には合いません。 これが事実を元にしているにせよ合わない。 時代に翻弄されるというよりも仲間の犠牲に生かされている設定。 「ロード・オブ・ザ・リング」のフロドとか、 「キングダム・ヘブン」のオーリーの役は苦手。 事実だから仕方ないにしても・・ 逢引できた彼女は?それを仲介した仲間が罪をおわれることは? 家族は?目の前で殺されてゆく仲間たちは? それらを景色のように描いてゆくので、 主人公がただ運がよくヘタレだということしか伝わらない。 心の葛藤があまり感じられない。 生き残っていることが罪ということでもなく、 生かされている自分に感謝をしている様子が感じられない。 ラストの延々と続く演奏シーンは、 「シャイン」を思い出しましたがシャインのほうがいい。 「シンドラーのリスト」の方がいいと思うのは、 金持ちドイツ人がユダヤ人を救うことが偽善であることと、 その時代にその偽善が全く結果的には正義であったということ。 その金持ちドイツ人も完璧な人間でもなかったこと。 ユダヤ人が生き残る方法を与えたシンドラーと、 生かされる権利を得た彼らが日本の戦時時代のように、 工場などで働くさまは彼らの器用さやアタマのよさが生きのる糧であったこと。 そしてドイツ軍人の個性がよく描けていた(レイフ・ファインズ) 敗れたドイツの敗者の美学と生き残った権利を得たユダヤ人の弱者の美学。 なぜ彼らは生かされたのか? 運と何かができるという糧があったから。 シンドラーのリストは糧が器用だとか頭がいいとかの理由で日本人にも理解できる。 運はシンドラーというドイツ人の最初は私欲から始まった偽善から。 ピアニストは糧はピアノがあの場面で弾けたこと。 運とはその場面まで生かされたこと・・ その違いなのです。 だから比べられるであろうこのふたつの作品は違います。 どちらかというと、 「戦場のピアニスト」は「太陽の帝国」なのです。 逃げ回る姿を客観的に描き、 周りの犠牲と自分の運で生かされ、 戦争が終わることで何も終わったわけではない・・ 少年とピアニスト、ユダヤ人とイギリス人と全く違いますが、 なぜか共通点を感じたのでした。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 08:45:29) 406.《ネタバレ》 実話なのかぁ。。。 でも何故だろう、あんまり心に突き刺さってこない。 もちろんスクリーンに映し出される光景は凄惨だ。 けれど、響かない。 あまりにも淡々と進みすぎるからなのか、ナチスの理不尽極まりない振る舞いを見る主人公の視点が「外側から」だからなのか。。。 「逃げて逃げて逃げまくって、最後は幸せに暮らしました」ってだけの印象に終わってしまった。 何故だろう。。。 【とっすぃ】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-02-06 21:31:37) 405.これは実話に基づいているとの事なので、命からがら生き延びる後半の奇跡の連発も「んなアホな」と言わせない映像の説得力を感じる。もう他の映画でエイドリアン・ブロディを観てもシュピルマンにしか見えない(笑)トーマス・クレッチマンも存在感があり上手かった。目を背けたくなる映像も、現実ではもっと酷かったのだろうなと思うと、ドキュメンタリーに感じてきて怒りと恐怖が湧いてきた。シュピルマンが爛れた街を絶望のまま歩く引きのシーンは作品のジャケットにもなっているが、映画のスケールの大きさが、あの1枚の画からだけでも伝わってくる。ポランスキーってやっぱり凄い監督なんだなと再認識した戦争映画の名作だと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-03 16:58:37) 404.映画を超越している作品を観た気がする。ほとんどドキュメントに近い完成度の高さだと感じた。こんな映画は今までに見たことないという衝撃を受けた。 「悲惨さ」や「酷さ」が伝わると同時に、やはり一人のピアニストの生き様が激しく描かれていたと思う。何もないときでも常に指を動かしている様子、弾けるはずもないのに隠れ家のピアノを前にしたときの喜び、そして久しぶりにピアノを弾く際のなんとも言いようもない激しさ。 あの時のピアノの音に何を思うのかは観た人によって異なるだろう。 殺されるかもしれないという恐怖(もはやそんなことも感じられなくなっていたかもしれないが)を感じつつも、まず何かを噛み締めるように音を確かめていき、自分がピアニストだったことを徐々に思い出していく。そして、苦しみ、悲しみを音に乗せていき、内に秘めた怒りを徐々にあらわしていき、それがどんどんと大きくなっていく。また、怒りを爆発させると同時に、ピアノを存分に弾ける喜び、かつ、これが最後になるかもしれないから悔いの残らないようにという思いや名残惜しさも感じられる。そんな演奏だったように思われた。 ある意味、監督自身もシュピルマン同様に逃亡者であり、シュピルマンが満足にピアノを弾けないのと同じく、ポランスキー監督も満足に映画作成はできなかったのではないか。しかし、この映画で存分に満足のいくまでの映画作りができたポランスキー監督の姿とぼろぼろになりながらも満足のいく演奏をしたシュピルマン(ブロディ)の姿がだぶって見える気がした。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-03 06:54:31) 403.ドイツ人将校、良い人なんだけどちょっとラストは見苦しかったかな。映画の出来は良かったと思います。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 00:15:51) 402.《ネタバレ》 「シンドラーのリスト」より先にこっちを見たので「シンドラーのリスト」を見たとき「そっくりすぎーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」とかなり驚いた記憶が・・・・まぁそれだけナチスが同じような事をやったっていう証拠だと思いますけど。色がついてる分こっちの方が随分生々しい光景の連続でしたが、主人公以外の動きは結構忠実で伝わってくる物がありました。 たださー、逃げすぎだよ主人公。実際のことだからしょうがないのかもしれないけどどうしても映画としてみちゃうから主人公が納得いかなかった。最後も助けてもらったんだからもっと早くくれば良いのに(実話だから助けにいけなかったのが真実だったとしても)と「映画」だから思ってしまうのです。最後が納得いかない。ていうか終盤がだらだらすぎてそれがリアルでもあり退屈でもあったって感じです。後重い映画は1回見れば充分だなと思いました。そうそう忘れられるものではないので。 【ハリ。】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-12-04 13:26:20) 401.《ネタバレ》 これと「ライフ・イズ・ビューティフル」によって、ナチスが許せなくなりました。なぜこんなことを。おかしを小さく切って家族で分け合う貧しさ、家族との別れ、孤独感。そんな中弾くピアノは美しくも儚いものだった。幸運なことにナチス軍にも心やさしき人がいて救われた。当時もこのような人がたくさんいたことを祈ります。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-28 17:36:21) 400.実際に戦争に巻き込まれたら自分もこの主人公のように逃げ回るだろう 【ニコレット】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-09 01:36:50)
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