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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
★2.《ネタバレ》 国民の意思統制という点において「国威掲揚・愛国教育」がどれほど効果的なものであるかを若い頃の駐在経験で何となく認識してる自分でも、このドキュメンタリーで描かれている現在の日本政治と教育/宗教の結びつきを告発してるこの内容にはちょっと驚いてしまった。①度が過ぎるほどの愛国心教育は視野の狭窄化を招き、他国民への偏見を生み出す土壌となりかねない。それを情操教育時に組み込む時点でどうかしてる。(お花畑、と言われるかもしれないが私は「国民あっての国家」を信じたい)②人間の営みが積み重なったものが歴史上の出来事なので、関わる人一人一人に言い分やそれぞれの観方があるはず。なので「歴史教科書に書かれている出来事は100%真実ではない、一つの事象には多面性/多様性があるのだ」という授業・教材こそが歴史教育に絶対必要と思ってる。ところがこの国の教科書検定に携わる方々はそういった多様性/多面性を遮断するような方針に力を注いでいるどころか、「目にすると不快だから」みたいな感覚で戦争の惨禍や他国への侵略の歴史といった出来事を矮小化した記載で済ませてしまってる。そんな出来事すら記載しない、「薄っぺらい」教科書ってなんなのだろうか。③最大の問題は思想と政治が結びつく危険性を全く認識しないまま「得票数と政治資金」の為に喜々としてそういった団体に協力している日本の政治風土・風習、と合わせてそんな彼らに投票してる我々国民なんだろうな。あの事件があった後、報道各社はあら探しに邁進してるけどどうせのど元過ぎれば、であんな事があったよねで終わってしまうんだろう。 その前に皆様、心の防災ベルがぬるま湯につかったまま動かないなんてならない様、良し悪しはともかく鑑賞ください。長文失礼いたしました。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 8点(2022-09-04 18:48:14)(良:1票)
1.《ネタバレ》 斉加監督は、めちゃめちゃ怒っている。本作も、最近はやりの喜劇風ドキュメンタリーに仕上げようと思えば、そんな演出もあったはず。インタビュイーが素に戻った瞬間まで、油断するまでの尺を素材として使ったり。「歴史から学ぶものはない」とおっしゃった東大の歴史学者なんて、さわり方次第でどんな面白反応の引き出せたろうと思うが、そんなことはしない。混ぜっ返してアイマイにするのがイヤだから。また、冒頭の「正しいあいさつ」の問題も、なぜその答えが正解なのかという当局(?)の見解を示せば、映画の観客には親切だったと思うが、そんなことはしない。観客が自分で考えたり、解説を探すべきだから。硬派なドキュメンタリーでしたよ。現在進行中の、いわゆる「宗教と政治」問題で登場する政治家が、バンバン出てきます。どんな問題も、根っこは同じじゃないか。■最後に、平井美津子先生は本当にすばらしい。先生の教え子は幸せです。【追記】あいさつ問題。語先後礼、というそうです。理由を知ってみれば、確かにそっちの方が美しいかも。うーん。 【なたね】さん [映画館(邦画)] 8点(2022-08-24 15:44:54)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
8.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 2 | 100.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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