みんなのシネマレビュー

魔術師

The Face
(Ansiktet)
1958年【スウェーデン】 上映時間:100分
ドラマコメディファンタジーモノクロ映画
[マジュツシ]
新規登録(2003-10-19)【_】さん
タイトル情報更新(2008-08-11)【にじばぶ】さん


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監督イングマール・ベルイマン
キャストマックス・フォン・シドー(男優)
グンナール・ビョルンストランド(男優)
ビビ・アンデショーン(女優)
イングリッド・チューリン(女優)
脚本イングマール・ベルイマン
撮影グンナール・フィッシェル
製作アラン・エーケルンド
美術P・A・ラングレン
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 そもそも「魔術」なるものを見世物としてやってる時点で極めて胡散臭く、しかもその魔術師というヤツが、私は魔術師ですといわんばかりの格好をしてるもんだから、もうほぼウソ確定。ただ、本人が口がきけないらしい、という点に、辛うじて神秘性の片鱗を漂わせている状況。
その彼を周囲は疑うのだけど、その周囲の人物の方が実は何ともウソ臭く胡散臭い、そういう人間模様が描かれていきます。
いっそ、この口のきけない魔術師だけが真実なんじゃないか、とすら思えてくるけれど、そうは問屋が卸さず、変装を解いて実際には口もきける彼の本当の姿を映画は我々に突きつけてくる。
そしてついには、魔術とやらのインチキぶりも暴露され、すべてがオシマイ。
と思ったところから、映画は意外な様相を見せ始める、ってのがこの映画のスゴいところ。完全にホラー映画の語法に突入します。
さらにそこから、またまた事態を一変させるラストへと。もはや我々は何も信用できない。ということがこの世で唯一信用できることなのかもしれない。
「意外な真相」みたいなものをよく、ドンデン返しとか言うけれど、本当のドンデン返しって、この映画のようなもののコトなんじゃなかろうか。 鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-06-26 13:03:26)

6.《ネタバレ》 軽い一幕コントのような作品。苦悩もない、オチもない。映像も凝っていない。 にけさん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-30 22:32:10)

5.《ネタバレ》 何が起こるのか興味を持って、観ていたが、結局、不明?
ばあさんは何をしたのか、何が、なぜできるのか、ただ不明のまま
また、なぜ馬車を降りたのか、意図がわからなかった。
当時の神を信じるキリスト教圏では、興味深い映画だったのだろう。
何を評価すればいいのか、よく分らない映画 cogitoさん [DVD(字幕)] 4点(2016-06-02 23:52:26)

4.《ネタバレ》 主人公の魔術師の人物造形が素晴らしい。聾唖の彼にセリフは無いのでほとんど表情だけの演技だが、宇宙人に身体を乗っ取られているんじゃないか?とでも思わせるミステリアスさ。彼が仲間に「死とは何か」を教えてもらうエピソードの迫力といったら!それに対し上流階級の嫌な奴らが、分かり易くバカっぽくカリカチュアライズされていて、主人公のシュールな佇まいとの落差が面白いような落ち着かないような。切実で難解ないつものベルイマン調と、嫌な奴らの脳天気さとが上手く混ざり合わないまま物語は進む。そのせいかどこに着地するのかさっぱり予測がつかないまま観ていたら、最後で三文オペラ張りのどんでん返しが待っていた!二つの世界は脳天気方向で強引に統合ときた!!ああびっくりした 皮マンさん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-29 10:40:49)

3.《ネタバレ》 ベルイマン作品としては異色作。
まずベルイマン作品に共通するテーマである「苦悩」というものが描かれていない。
しかも、最後はハッピーエンド。
なんか拍子抜けだし、なんだか物足りない。
やはりベルイマン作品には“陰なる刺激”を期待してしまう。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-08-09 10:44:47)

2.《ネタバレ》 うん。軽く楽しめるベルイマンだ。でもホント言うと、最後の最後に救われないような展開ならもっとよかったなって思ってしまった。ブラックユーモアで終わってほしかった。 いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-10-01 23:47:45)


1.《ネタバレ》 「ファニーとアレクサンデル」は別格として、面白いベルイマン映画としてはこれを推す。催眠術を売り物としているさえない魔術団がある町に滞在する羽目になり、魔術の存在を信じない町の人々から(知事・医師など)蔑視されてしまう。ここでももちろんベルイマンの「神様への疑問」という視点は健在で、神の「奇跡」で表される行為・言葉が人々の現実的な物の考え方や科学的な根拠にとって見れば意味をなさない、という事を「魔術」を通して表しているのだ。最後シオシオになってしまった劇団に王族からの招きが来て元気百倍、意気揚々と出発するオチはある意味宗教が「流行に流されがちな、軽い存在として」扱われてしまっている皮肉を映し出しているようで厳しい。コメディとしても楽しく特に家に帰れば疲れた中年、団長シドウやその妻で男装の麗人チューリン。「ベルイマンわからん」という人にはぜひ。 Nbu2さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-29 10:15:38)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.86点
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4114.29% line
5114.29% line
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7114.29% line
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1000.00% line

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